Wham!(ワム!)
1981年、学生バンド仲間だったジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーのデュオとして活動を開始。‘82年にシングル「ワム・ラップ!」でデビュー。本国イギリスで「ヤング・ガンズ」(3位)、「ワム・ラップ!」(8位/再チャートイン)、「バッド・ボーイズ」(2位)、「クラブ・トロピカーナ」(4位)とヒットチャートを驀進し、アルバム『ファンタスティック』はイギリスでは史上4組目となるデビュー作初登場1位を記録。2ndアルバム『メイク・イット・ビッグ』からのリードシングル「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」(’84年1位)で全米ブレイクし、「ケアレス・ウィスパー」(’85年2月1位)、「恋のかけひき」(’85年5月1位)、「フリーダム」(’85年9月3位)の連続特大ヒット、アルバムチャートも全米初制覇し600万枚のセールスを突破。『メイク・イット・ビッグ』は、ウキウキなバブルガム・ポップ、造詣の深いモータウンソウル、綿密に積み上げられたウォール・オブ・サウンド、コマーシャルヒットなグラム、ディスコ、ヒップホップと英国ポップスの全てがジョージ・マイケルの天才的なメロディで昇華され、追随を許さない究極のポップ・アルバムとして時代を飾った。日本でも『メイク・イット・ビッグ』は、’84年12月にオリコン総合アルバムチャートで堂々1位を獲得、『メイク・イット・ビッグ』ワールドツアーを翌‘85年1月から日本でスタートし、全公演完売のワム!旋風を巻き起こした。4月には欧米アーティストとして初の中国公演を敢行、7月にLIVE AID英国ステージで圧倒的な存在感を見せつけた。飛ぶ鳥を落とす勢いをみせたワム!だったが、’86年にイギリスではラスト・アルバムとなる『ザ・ファイナル』、アメリカでは『エッジ・オブ・ヘヴン』を発表。人気絶頂のなか、’86年6月、ウェンブリー・スタジアムでワム!解散コンサートを行った。