粋凛アーカイブス

ソニーミュージックは、1970年代を中心に和楽器の新たな可能性を切り拓いたパイオニアたち――山本邦山、沢井忠夫をはじめとする最高峰の演奏家による名演奏の数々や、日本の伝統楽器による貴重な演奏・うたごえを収録したレコードを数多く発売してきました。

このたび、そうした貴重な音源の数々を音楽配信でよみがえらせる新企画『粋凛(すいりん)アーカイブス』をスタートいたします。

和の真髄が息づく珠玉の音源を、どうぞご堪能ください。

2026年6月18日配信

生きざまを津軽三味線で語る――
高橋竹山の魂を共鳴させる至芸の結集!!

時代に敏感な若者が集まり、多くの著名なアーティストたちが出演した聖地、小劇場「ジァン・ジァン」で、1973年以降毎月ライブを行い、民謡になじみのなかった多くの若者たちの心を捕らえ、全国に竹山の三味線ブームをわき起こしました。この「ジァン・ジァン」での初ライブから1981年までの、ソニーミュージックにあるすべての貴重な音源をお届けします。


  • 『津軽三味線 高橋竹山』

    『津軽三味線 高橋竹山』

    演奏生活50周年を記念するレコード・シリーズとしてCBS・ソニーから発売されたアルバム第1弾。竹山が1973年12月に東京渋谷の小劇場「ジァン・ジァン」で初めて行ったライブを録音したもの。

    1. 口説節 (鈴木主水)

    2. じょんから口説 (鈴木主水)~語り

    3. 三味線じょんから (旧節)

    4. 三味線じょんから (中節)

    5. 三味線じょんから (新節)〜語り

    6. 津軽おはら節 (旧節)

    7. 津軽おはら節 (新節)

    8. 三味線よされ (旧節)~語り

    9. 三味線よされ (新節)~語り

    10. 津軽あいや節

    11. 津軽音頭

    12. 津軽三下り

    津軽三味線・語り:高橋竹山
  • 『津軽三味線 高橋竹山 その2』

    『津軽三味線 高橋竹山 その2』

    竹山が「津軽総合曲」と名づけて演奏した曲に手を加え発展させた「即興曲《岩木》」、そして津軽の代表的な民謡や成田雲竹が作った「リンゴ節」を、竹山が三味線で演奏したものを収録。

    1. 津軽三味線即興曲《岩木》

    2. 津軽甚句(どだればち)

    3. 津軽塩釜甚句

    4. 鰺ヶ沢甚句

    5. 弥三郎節

    6. リンゴ節

    7. 十三の砂山

    津軽三味線:高橋竹山
  • 『津軽三味線 高橋竹山 その3』

    『津軽三味線 高橋竹山 その3』

    組曲として作られたアルバムで、青森県十三村の野外、小湊にあった竹山の自宅で、そして青森市で開かれた50周年記念リサイタルの最後に演奏した即興曲「岩木Ⅱ」を収録。竹山音楽の中の津軽風土とその匂いを感じさせる作品。

    津軽三味線組曲<十三潟>
    1. その一 秋の笛

    2. その二 阿婆

    3. その三 雨

    4. その四 竹(尺八)

    5. その五 廃船

    6. その六 砂山

    7. その七 十三潟 (語り)

    8. その八 岩木Ⅱ

      (1974年 ライブ録音)
    津軽三味線・語り:高橋竹山
  • 『津軽三味線 高橋竹山 その4-竹山 民謡の心を語る-』

    『津軽三味線 高橋竹山 その4 ――竹山 民謡の心を語る――

    竹山が「民謡の心」を三味線と須藤雲栄の唄を交えて語り、そして雲栄の唄、竹山の弟子で高橋竹与(二代目 高橋竹山)の〆太鼓、竹山の三味線で津軽民謡を収録した、聴きごたえある作品。

    1. 竹山、民謡の心を語る ~三味線と語り(1)~

    2. 竹山、民謡の心を語る ~三味線と語り(2)~

    3. 津軽よされ節

    4. 塩釜甚句

    5. 津軽おはら節

    6. 田名部お島こ節

    7. 鰺ヶ沢甚句

    8. 津軽甚句 (どだればち)

    9. 津軽あいや節

    10. 十三の砂山

    11. 津軽じょんから節

    12. 津軽音頭

    13. 伊勢音頭 願人がんにん節)

    14. 弥三郎節

    津軽三味線・語り:高橋竹山 唄:須藤雲栄 〆太鼓:高橋竹与
  • 『津軽三味線 高橋竹山 -出合い-』

    『津軽三味線 高橋竹山 -出合い-』

    二十絃・二十五絃の開発とその演奏者として、また古典だけでなく現代箏曲の分野でも活躍し、国内外で人気と話題を集めた箏演奏家の野坂恵子(二代目 野坂操壽)の二十絃箏と、竹山の津軽三味線の「出合い」による二重奏2曲を収録。また「津軽三味線と二人で」と題して、竹山のひとり語りと、シングルレコードでしか発売されていない「津軽三味線即興曲《津軽》」を収録。

    1. あいや節の主題による津軽三味線と二十絃箏の二重奏

    2. じょんから節の主題による津軽三味線と二十絃箏の二重奏

    3. 津軽三味線と二人で (竹山ひとり語り)

    4. 津軽三味線即興曲《津軽》

    津軽三味線・語り:高橋竹山 二十絃箏:野坂恵子
  • 『津軽三味線 高橋竹山 1978』

    『津軽三味線 高橋竹山 1978』

    津軽の代表的な民謡「じょんから節」「よされ節」「あいや節」を、それぞれの曲調をもとに竹山と弟子の高橋竹与(二代目 高橋竹山)の二人で、ほぼ即興で音を重ね作り出した二重奏と、竹山の独奏曲「即興曲《岩木》」の1978年バージョンを収録した、竹山の並々ならぬ創作力をうかがせる作品。

    1. 新じょんから二重奏

    2. あいや二重奏

    3. よされ二重奏

    4. 即興曲《岩木》’78

    津軽三味線:高橋竹山(1~4)高橋竹与(1~3)
  • 『津軽三味線 高橋竹山 1981』

    『津軽三味線 高橋竹山 1981』

    竹山がCBS・ソニーで最後に発売したアルバム。これまでの到達点に安住せず、たえず新しいものにつくり直したいという意欲にあふれ勢いを感じる、竹山が72才のときに録音した音源。あらゆる技法を駆使した勇壮華麗な独奏曲「即興曲《岩木》」の1981年バージョンを収録。

    1. 三味線よされ

    2. あいや節

    3. 三味線じょんから(旧節)

    4. 三味線じょんから(中節)

    5. 三味線じょんから(新節)

    6. 津軽三下り

    7. 津軽音頭

    8. 即興曲《岩木》’81

    津軽三味線:高橋竹山
2025年12月10日配信
  • 津軽三味線奏者 澤田勝秋による独奏・大合奏の名演!

    『ダイナミック 津軽三味線』

    『ダイナミック 津軽三味線』

    津軽三味線・民謡の重鎮、澤田勝秋が1980年に発売した音源。独奏から30丁による大合奏まで、様々な編成で収録した、ダイナミックな澤田勝秋社中の演奏を体感する作品。

    1. 津軽じょんから節 ~津軽三味線30棹による合奏~

      津軽三味線 : 澤田勝秋社中

    2. 津軽よされ節曲弾き ~津軽三味線独奏~

      津軽三味線 : 澤田勝秋

    3. 津軽塩釜甚句 ~津軽三味線三重奏~

      津軽三味線 : 澤田勝秋澤田勝仁澤田勝司

    4. 十三の砂山 ~津軽三味線6棹による合奏~

      津軽三味線 : 澤田勝秋澤田勝仁澤田勝司澤田勝之澤田勝月澤田勝水

    5. 津軽じょんから節曲弾き ~津軽三味線独奏~

      津軽三味線 : 澤田勝秋

    6. 津軽あいや節 ~津軽三味線独奏と20棹による協奏~

      津軽三味線 : 澤田勝秋社中

    7. 津軽三下り ~津軽三味線二重奏~

      津軽三味線 : 澤田勝秋澤田勝仁

    8. 津軽おはら節 ~津軽三味線三重奏~

      津軽三味線 : 澤田勝秋澤田勝仁澤田勝司

    9. 鯵ヶ沢甚句 ~津軽三味線6棹による合奏~

    10. リンゴ節、津軽甚句メドレー ~津軽三味線30棹による合奏~

      津軽三味線 : 澤田勝秋社中

2025年9月24日配信
  • 箏とストリングスで綴る懐かしい日本の抒情曲の数々!

    『琴 日本の詩情』

    『琴 日本の詩情』

    1969年にRCAレコードで発売された箏とオーケストラによる抒情歌集。前田憲男のアレンジによる沢井忠夫・沢井一恵の鮮やかな箏とオーケストラのハーモニーをお楽しみください。

    1. さくらさくら

      日本古謡

    2. 出船

      作曲 : 杉山長谷夫

    3. 波浮の港

      作曲 : 中山晋平

    4. 早春賦

      作曲 : 中田章

    5. 鎌倉

      文部省唱歌

    6. お江戸日本橋

      日本民謡

    7. 砂山

      作曲 : 山田耕筰

    8. さくら貝の歌

      作曲 : 八洲秀章

    9. 通りゃんせ

      わらべうた

    10. この道

      作曲 : 山田耕筰

    11. 花嫁人形

      作曲 : 杉山長谷夫

    12. 叱られて

      作曲 : 弘田龍太郎

    13. 宵待草

      作曲 : 多忠亮

    14. 城ケ島の雨

      作曲 : 梁田貞

    箏 : 沢井忠夫沢井一恵ジャパン・レディース・オーケストラ (1・2・4・5・7・8・10・12・13)
    箏 : 沢井忠夫沢井一恵 (3・6・9・11・14)
    編曲:前田憲男
  • 懐かしくよみがえる箏とオーケストラによる日本の抒情曲第二弾!

    『琴 日本の詩情2』

    『琴 日本の詩情2』

    1971年にRCAレコードで発売された箏とオーケストラによる抒情歌第二弾。小谷充によるアレンジで、心の奥にある原風景へといざなう箏とオーケストラの演奏をぜひお聴きください。

    1. 作曲 : 瀧廉太郎

    2. 荒城の月

      作曲 : 瀧廉太郎

    3. 浜千鳥

      作曲 : 弘田龍太郎

    4. 浜辺の歌

      作曲 : 成田為三

    5. 夕焼小焼

      作曲 : 草川信

    6. 五木の子守唄

      熊本県民謡

    7. 七つの子

      作曲 : 本居長世

    8. 故郷

      作曲 : 岡野貞一

    9. 平城山

      作曲 : 平井康三郎

    10. 朧月夜

      作曲 : 岡野貞一

    箏 : 沢井忠夫沢井一恵沢井忠夫オーケストラ
2025年7月23日配信
  • 箏・尺八による、至高の名演奏の復刻盤!

    『春の海 琴名曲集』

    『春の海 琴名曲集』

    お正月に必ず耳にする宮城道雄作曲の「春の海」や箏曲で最も有名な「六段」などの名曲を、沢井忠夫・沢井一恵の箏、山本邦山(人間国宝)の尺八で収録された、今では生で聴くことができない必聴の名盤です。

    1. 春の海

      作曲 : 宮城道雄 箏 : 沢井忠夫 尺八 : 山本邦山

    2. みだれ

      作曲 : 八橋検校 箏 : 沢井忠夫(本手)沢井一恵(替手) 尺八 : 山本邦山

    3. 箏と尺八二重奏曲“壱越”

      作曲 : 山本邦山 箏 : 沢井忠夫 尺八 : 山本邦山

    4. 瀬音

      作曲 : 宮城道雄 箏 : 沢井忠夫 十七弦 : 沢井一恵

    5. 六段

      作曲 : 八橋検校 箏 : 沢井忠夫

    6. 風の歌

      作曲 : 沢井忠夫 箏 : 沢井忠夫 尺八 : 山本邦山

  • 名演奏による垂涎の音源が今、ここに生還!

    『琴 名曲選』

    『琴 名曲選』

    沢井忠夫が編曲した楽曲や、吉沢検校作曲の古今組「春の曲」「千鳥の曲」など、沢井忠夫・沢井一恵の箏、山本邦山(人間国宝)の尺八、宮本幸子の十七弦による、貴重なレガシーを収録した名盤です。

    1. 越天楽変奏曲

      編曲 : 沢井忠夫 箏 : 沢井忠夫沢井一恵 尺八 : 山本邦山 十七弦 : 宮本幸子

    2. さくらさくら変奏曲

      編曲 : 沢井忠夫 箏 : 沢井忠夫

    3. 数え唄変奏曲

      編曲 : 沢井忠夫 箏 : 沢井忠夫沢井一恵 尺八 : 山本邦山 尺八 : 山本邦山

    4. 君が代変奏曲

      編曲 : 沢井忠夫 箏 : 沢井忠夫沢井一恵 尺八 : 山本邦山 十七弦 : 宮本幸子

    5. 千鳥の曲

      編曲 : 吉沢検校 箏 : 沢井忠夫沢井一恵 尺八 : 山本邦山

    6. 八段

      編曲 : 八橋検校 箏 : 沢井忠夫

    7. 春の曲

      編曲 : 吉沢検校 箏 : 沢井忠夫沢井一恵 尺八 : 山本邦山

演奏者プロフィール

  • 高橋竹山
  • 高橋竹山 Chikuzan Takahashi

    明治43年6月18日、青森県東津軽郡中平内村字小湊(現・平内町小湊)で生まれた。2歳のころ、麻疹(はしか)をこじらせて半失明。小学校も3、4日だけで行かなくなった。14歳のとき、門付けのボサマ(盲目の芸人)の住込み弟子となり三味線と唄を習い、師匠夫婦とともに各地を門付けして歩いた。16歳で独立。三味線を背負って独り、北海道、樺太、東北地方などを門付けして生計をたてた。尺八もひとりで覚え、浪花節の曲師、また民謡の座敷打ち一座に加わり活動をしていたが、戦争でいよいよ三味線が弾けなくなり、34歳で八戸の県立盲唖学校に入学。6年かけて点字を学び、鍼灸・マッサージを習得した。戦争が終わり昭和25年に、成田雲竹の伴奏者として、以後行動を共にする。昭和39年に独立。鑑賞団体の行う音楽会にも積極的に参加し、若い新しい聴き手と出会う中で、津軽民謡の伴奏にとどまっていた津軽三味線に、複雑な技巧と工夫を加えて独自の奏法をつくりあげ、独奏楽器としてひろく音楽の世界につれだした。1973年12月に東京「ジァン・ジァン」で演奏。以後定期的に出演する。ソビエト・韓国・アメリカ・フランスで海外演奏を行う。1998年2月5日、87歳で逝去。

  • 沢井忠夫
  • 沢井忠夫 Tadao Sawai

    1937年愛知県生まれ。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業、同専攻科(大学院)を修了と同時に、古典・現代邦楽の旗手となる。1979年「沢井箏曲院」設立。

    一方、クラシック、ジャズ、ポピュラーなどへの幅広い興味から、数々のレコード、CDを制作。

    1985年ネスカフェ「ゴールドブレンド」“違いのわかる男” のCMにも出演するなど、名実ともに現代邦楽を代表する演奏家、作曲家として活躍。代表作 “鳥のように” “讃歌” など100曲にのぼる作品を残して、1997年4月1日逝去。享年59。

  • 山本邦山
  • 山本邦山 Hozan Yamamoto

    1937年滋賀県生まれ。幼少より父から尺八の手ほどきを受ける。1946年、中西蝶山に師事。

    20歳で師範試験登第、都山流尺八の竹号「山本邦山」を名のる。

    1958年京都外国語大学英文科卒業後、パリ・ユネスコ本部主催世界民族音楽祭に日本代表として参加。尺八演奏家、作曲家として邦楽界で活躍するのみならず、トニー・スコットと共演した「MUSIC FOR ZEN MEDITATION」が話題となり、以降、ヘレン・メリルや原信夫らジャズミュージシャンとも積極的に共演する。

    2005年まで東京藝術大学で教鞭をとる。2002年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。

    2014年2月10日逝去。享年76。

  • 沢井一恵
  • 沢井一恵 Kazue Sawai

    8歳より箏曲を宮城道雄に師事。1963年、東京藝術大学音楽学部卒業。1979年沢井忠夫と共に沢井箏曲院を設立。

    国内外の様々なジャンルのアーティスト達と実験的コンサートを積極的に行い、邦楽とは無縁だったたくさんの人々に箏の魅力を伝えている。

    ジョン・ケージとの出会い、ロシア人作曲家、ソフィア・グバイドゥーリナとの共同作業、即興演奏を経て、箏コンチェルトへと発展、2010年佐渡裕指揮による、坂本龍一作「曲箏協奏曲(箏とオーケストラのための協奏曲)」を世界初演など、古典と現代邦楽の第一線で多彩な活動を展開している。

  • 澤田勝秋
  • 澤田勝秋 Katsuaki Sawada

    津軽三味線 澤田流家元 1944年11月1日青森県弘前市生まれ。

    【津軽三味線界の生きる伝説】
    民謡ブームの火付け役となったNHK番組「民謡をあなたに」に初代レギュラー奏者として抜擢され長きにわたり出演。テレビや舞台を中心に活躍する演奏家。

    現役最年長の津軽三味線奏者で、津軽三味線界での最高位である「名人位」を受賞。80歳を超えた今でも日本全国を飛び回り、日々音色を磨いている。

    門下には演歌歌手の長山洋子(澤田勝姫)がいることで有名。

    2021年には青森県知事より「青森県文化賞」を受賞。地元青森への恩返しを胸に今もなお三味線を弾き続けている。

粋凜