GORGE MICHAEL『オールダー』は、僕にとって最良の瞬間Greatest Momentなんだ。

GEORGE MICHAEL ジョージ・マイケル

GEORGE MICHAELOLDER COLLECTOR’S EDITIONジョージ・マイケルオールダー リミテッド・コレクターズ・エディション

極限の喪失と悲しみを”究極の癒し”に昇華した、<再出発>作品にしてジョージのキャリア最高傑作が、最新リマスター+レア音源満載のCD2枚組、日本独自形態の豪華仕様で9月16日登場! 今夏、映画 『ジョージ・マイケル:フリーダム<アンカット完全版>』 が全国8都市で一夜限りの特別上映!!

あのアルバム(『オールダー』)では、僕が今までの人生で書いた中でも最高の、最も癒しになる曲を書けたと自負している。あれだけの痛みを経験することは、それを”究極の癒し”という音楽に転化させるため、僕に運命付けられていたのだと思う。1音足りとも音楽が浮かんでこなかった2年間の喪失と悲しみの経験、そして次に書くのは悲しみと再起についてのアルバムだとはっきり確信した時・・・『オールダー』は僕にとって最良の瞬間(My Greatest Moment)なんだ。_____ジョージ・マイケル(『THE STORY OF OLDER』より抜粋)

1996年当時、ヴァージン・レコーズよりオリジナル盤がリリースされた『オールダー』からは、極限の喪失と悲しみを昇華し、“愛というすべてに勝る救済の力”によって新しい音楽を探求したジョージの姿が見えてくる。ジョージはその辛い人生経験のすべてを、自身の作品のなかでも最もパーソナルで胸を打つアルバムへと変えたのだ。評論家たちにも“偉業”と絶賛された本作は、2曲の全英No.1シングルを生み、全世界で1500万枚以上のセールスを記録。前作『リッスン・ウィズアウト・プレジュディス Vol.1』(’90年)を上回る大ヒット作品となった。

1996年の名作 『オールダー』 の限定記念盤は、日本独自形態の 『オールダー<リミテッド・コレクターズ・エディション>』 (2CD) として9月16日に発売される。日本独自形態となる 『オールダー<リミテッド・コレクターズ・エディション>』は、DISC1が 『オールダー』 オリジナル・アルバム、DISC2がこのたび公式初CD化となる10曲を含む全15曲という構成のCD2枚組で、日本盤限定ジャケット×高品質Blu-spec CD2仕様となっている。

ジョージ・マイケル『オールダー リミテッド・コレクターズ・エディション』ジョージ・マイケルオールダー リミテッド・コレクターズ・エディション
2022年9月16日発売/CD2枚組/SICP31544-5/¥3,960(税込)

日本独自形態
■高品質Blu-Spec CD2仕様 ■日本盤限定ジャケット
■2022年デジタル・リマスター ■カラー12Pブックレット
■モノクロ64Pブックレット
●新規ライナーノーツ(新谷洋子)●初回発売時ライナーノーツ(矢口清治)
●『THE STORY OF OLDER』全翻訳 ●歌詞/対訳付
  • DISC1|OLDER:オリジナル・アルバム【全11曲:2022年デジタル・リマスター】
  • 01. Jesus to a Childジーザス・トゥ・ア・チャイルド
  • 02. Fastloveファストラヴ
  • 03. Olderオールダー
  • 04. Spinning the Wheelスピニング・ザ・ホイール
  • 05. It Doesn't Really Matterイット・ダズント・リアリー・マター
  • 06. The Strangest Thingザ・ストレンジスト・シング
  • 07. To Be Forgivenトゥ・ビー・フォギヴン
  • 08. Move Onムーヴ・オン
  • 09. Star Peopleスター・ピープル
  • 10. You Have Been Lovedユー・ハヴ・ビーン・ラヴド
  • 11. Freeフリー
  • DISC2|RARE TRACK &REMIXES【全15曲:10曲が公式初CD化】
  • 01. Star People ‘97 (Radio Edit)スター・ピープル'97(ラジオ・エディット)
  • 02. Star People (Forthright Radio Edit)スター・ピープル(フォースライト・ラジオ・エディット)
  • 03. Jesus To A Child (Special Radio Edit)ジーザス・トゥ・ア・チャイルド(スペシャル・ラジオ・エデイット)
  • 04. Jesus to a Child (Radio Edit)ジーザス・トゥ・ア・チャイルド(ラジオ・エディット)
  • 05. Fastlove (Forthright Dub Remix)ファストラヴ(フォースライト・ダブ・リミックス)
  • 06. Fastlove (Forthright Remix 7”Version)ファストラヴ(フォースライト・リミックス7インチ・ヴァージョン)
  • 07. Fastlove (Promo Edit)ファストラヴ(プロモ・エディット)
  • 08. Spinning The Wheel(Forthright Extended 12" Club Mix)スピニング・ザ・ホイール(フォースライト・エクステンデッド12インチ・クラブ・ミックス)
  • 09. Spinning The Wheel (Forthright Dub Mix)スピニング・ザ・ホイール(フォースライト・ダブ・ミックス)
  • 10. Spinning The Wheel (The Jon Douglas Remix)スピニング・ザ・ホイール(ザ・ジョン・ダグラス・リミックス)
  • 11. You Know That I Want Toユー・ノウ・ザット・アイ・ウォント・トゥ
  • 12. The Strangest Thing ’97 (Radio Version)ザ・ストレンジスト・シング'97(ラジオ・ヴァージョン)
  • 13. I'm Your Man (The Jon Douglas Remix)アイム・ユア・マン(ザ・ジョン・ダグラス・リミックス)
  • 14. Desafinado with Astrud Gilbertoデサフィナードwith アストラッド・ジルベルト
  • 15. Safeセイフ
  • ★M1-M10:公式初CD化

最新リマスター+レア音源満載のCD2枚組、日本独自形態の豪華仕様

(中略)リリースから四半世紀、かつジョージの突然の死から6年が経過した今、『オールダー〈リミテッド・コレクターズ・エディション〉』としてリイシューされる。まずはその概要を説明しておこう。海外では、アナログ2枚組、もしくはアナログ3枚+CD5枚で構成されたデラックス・リミテッド・エディション・ボックスセットのふたつのヴァージョンで発売されるが、日本盤は、ジャケットを含めて独自仕様のCD2枚組となる。

CD1にはアルバム本編11曲を、CD2にはボックスセットのCD2(’97年にリリースされた『オールダー』再発盤のボーナスCD『Upper』)及びCD3~5(レア音源集)から、15曲を厳選して収録。CDシングルやカセット・シングルに収められていたこれら15曲のうち、①~⑩と⑫(①②③④⑦⑫はラジオOAやプロモーションのために用意されたシングル曲の短縮ヴァージョン、⑤⑥⑧⑨⑩はリミックス)は長らく流通していなかった貴重な音源だ。②はラジオ・エディットと題されているものの事実上のリミックスで、ザ・ギャップ・バンドの「Burn Rubber on Me(Why You Wanna Hurt Me)」をサンプリングした①と⑫は念のために補足しておくと、「Star People」と「The Strangest Thing」をシングル・カットするにあたってそれぞれ再録されたヴァージョンをベースにしている。

ちなみに、5曲にクレジットされているリミキサーのフォースライトとは、ほかにも様々な名義を持つプロデューサー/キーボーディスト/DJのピーター・グリードールのこと。『オールダー』でプログラミングを担当した彼はほかにも多数のアーティストの作品に参加しており、ペット・ショップ・ボーイズの準メンバー的な存在でもある。 他方の⑪と⑮は、『Upper』やベスト盤『Twenty Five』(06年)にも収められていた「Spinning the Wheel」のB面曲で、⑬はワム!の‘85年発表のヒット曲を、本作で活躍した共作者/共同プロデューサーのジョン・ダグラスがファンキーにアップデートした新装版だ。過去を振り返りたがらなかったジョージだが、解散10周年を迎えたことが契機になったのだろうか? 『オールダー』のモードとは異なるサウンドがここではいい意味でコントラストを成しており、最終的にはワム!の『ザ・ベスト』(’97年)にも収められた。そして⑭の「Desafinado」は、エイズ関連の様々な支援を行なうために企画されたチャリティ・コンピレーション・シリーズ『Red Hot』の第9弾にして、ブラジル音楽にフォーカスした『Ret Hot+Rio』(’96年)に彼が提供したボサノヴァの古典のカヴァー。作曲者はジョビン、ニュートン・メンドーサが作詞したポルトガル語の歌詞を、アストラッド・ジルベルトとのデュエットで歌っている……。

▲ジョージ・マイケル『オールダー リミテッド・コレクターズ・エディション』(SICP31544-5)ライナーノーツ(新谷洋子)より抜粋。完全版は商品をお求めのうえお楽しみください。


映画 『ジョージ・マイケル:フリーダム<アンカット完全版>』 が、全国8都市で7/8(金)一夜限りの特別上映決定!

『ジョージ・マイケル:フリーダム <アンカット完全版>』劇場予告編

2016年12月25日に、53歳という若さでこの世を去ったジョージ・マイケルが生前最後に取り組んでいたドキュメンタリー映画 『ジョージ・マイケル:フリーダム<アンカット完全版>』 が、全国8都市11劇場にて、7月8日(金)の一夜限定で特別上映されることが明らかになった。2017年の第30回東京国際映画祭にて同じく一夜限定で上映された幻の作品が、5年の時を経て<アンカット完全版>として遂に再びファンのもとに届けられるというわけだ。

『ジョージ・マイケル:フリーダム<アンカット完全版>』 はジョージのキャリア全般を網羅しつつも、激動の時期に焦点を当てている。ポップ・スターとして未曾有の世界的成功を収めたソロ・デビュー・アルバム 『FAITH』(’87年)の熱狂後、シンガーソングライターであることに特化した 『リッスン・ウィズアウト・プレジュディス Vol.1』(’90年)を制作するまでの期間と、のちに続く、最高裁まで争った所属レコード会社との有名な確執を描く一方で、恋人のアンセルモ・フェレッパの死に対する心の内を語っている様子も伺える。ジョージ本人がナレーションを担当する本作では、彼の人生におけるこの波乱に満ちた時期について本人の口から語られる。彼がどのようにして、それまで常識とされていたレコード契約のあり方に立ち向かい、個人及びアーティストとしての自由を獲得する為に孤独に闘ったのか、そして彼がいかに音楽業界のルールを書き換えることに貢献し、のちの音楽史に最も影響を与えたアーティストの一人となったのかがわかる。同時に彼がなぜ表舞台から退き、名声に背を向けたのかも語っている。

この長編ドキュメンタリー作品には、アカデミー賞候補にもなったデヴィッド・フィンチャー監督が手がけた「Freedom! '90」 に登場した5人の元祖スーパーモデル達、ナオミ・キャンベル、クリスティー・ターリングトン、シンディ・クロフォード、タチアナ・パティッツ、リンダ・エヴァンジェリスタが登場し、あの歴史的ミュージック・ビデオの撮影秘話について初めて語っている。本作にはまた、スティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョン、ナイル・ロジャース、マーク・ロンソン、リアム・ギャラガー、トニー・ベネット、メアリーJ・ブライジ、俳優のリッキー・ジャーヴェイス、同じく俳優/司会者のジェームズ・コーデン、芸術家のトレイシー・エミン、モデルのケイト・モス、ファッション・デザイナーのジャン=ポール・ゴルチェといった、多くの各界の著名なレジェンド達がジョージの友人として登場する。本作の監督を務めたのは、ジョージ・マイケルとデヴィッド・オースティン。


GEORGE MICHAEL ジョージ・マイケル

個人として、アーティストとしての自由を獲得するために孤独に闘い、
音楽業界に革命を起こした天才ジョージの遺作ドキュメンタリー。映画『ジョージ・マイケル:フリーダム<アンカット完全版>』TOHOシネマズ新宿ほか全国8都市で7月8日(金)限定上映

劇場情報はコチラ⇒https://www.culture-ville.jp/georgemichael


GEORGE MICHAEL ジョージ・マイケル

George Michael ジョージ・マイケル(1963年6月25日 - 2016年12月25日)

●イギリス出身のシンガーソングライター。父親はギリシャ系キプロス人で、本名ヨルゴス・キリアコス・パナイオトゥ。
1975年に出会ったアンドリュー・リッジリーと’81年に結成したポップ・デュオ<ワム!>での活動で「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」「ケアレス・ウィスパー」「ラスト・クリスマス」などの世界的ヒットを連発し、’86年のワム!解散後にはソロシンガーとしても比類なき成功をおさめた。アイドルからの脱皮をはかったソロ・デビュー・アルバム 『FAITH』 は、4曲の全米ナンバーワン・シングル(「フェイス」「ファザー・フィギュア」「ワン・モア・トライ」「モンキー」)を生んだだけでなく、アルバムとタイトル曲「FAITH」がそれぞれ、’88年度ビルボード年間チャートでアルバム、シングルともに首位を獲得。第31回グラミー賞においては、最高の栄誉とされる「アルバム・オブ・ザ・イヤー」も受賞。ソロ・アーティストが、自身による単独プロデュース作で「アルバム・オブ・ザ・イヤー」を手にしたのは、70年代のスティーヴィー・ワンダー以来となった。’90年には“先入観なしで聴いてほしい”とのメッセージを込め、シンガーソングライターに徹した 『リッスン・ウィズアウト・プレジュディス Vol.1』 を、そして1996年には極限の喪失を癒しに昇華した 『オールダー』 をリリース。自分なりのソウル・ミュージックの解釈を提示し、ソウル・ミュージック自体の幅を拡充し続けたことは、ポップ史上におけるジョージの最大の功績と言える。ジョージの輝かしいキャリアは40年にもわたり、累計1億2000万枚のアルバム・セールスを記録している。なお、今年2022年はワム!デビュー40周年にもあたる。

ジョージ・マイケル日本公式サイト