信じ続けてきた事をここに記そう。

走り続けて半世紀、再びのEストリート・バンドと音楽の力そして明日への希望を私たちに綴る待望のロック・アルバム! 走り続けて半世紀、再びのEストリート・バンドと音楽の力そして明日への希望を私たちに綴る待望のロック・アルバム!

BRUCE SPRINGSTEEN
LETTER TO YOU

ブルース・スプリングスティーン
『レター・トゥ・ユー』

20201023発売

SICP-6359 ¥2400+税

▲BRUCE SPRINGSTEEN 「Ghosts」(2020)

「ゴースト」ロックンロールの「最後の生き残り」だからこそ、ブルースはEストリートのダニー・フェデリーシとクラレンス・クレモンスを筆頭に、先に逝ってしまった多くの仲間たちを見送ってきた。ここでは彼らを思い出し、今も彼らの演奏が聞こえる、今も一緒にやっていた曲を演奏すると心が高揚すると歌う。つまり、音楽のなかには彼らはまだ生きているのだ。また、友情の歌だけに、最も古い親友スティーヴ・ヴァン・ザントのハーモニーが目立つようにミックスされているのがうれしい。[ライナーノーツ全曲解説(文・五十嵐正)より抜粋]

<収録曲>

  1. One Minute You’re Here /
    ワン・ミニット・ユア・ヒア
  2. Letter To You /
    レター・トゥ・ユー
  3. Burnin’ Train /
    バーニン・トレイン
  4. Janey Needs A Shooter /
    ジェイニー・ニーズ・ア・シューター *
  5. Last Man Standing /
    ラスト・マン・スタンディング
  6. The Power Of Prayer /
    ザ・パワー・オブ・プレイヤー
  7. House Of A Thousand Guitars /
    ハウス・オブ・ア・サウザンド・ギターズ
  8. Rainmaker /
    レインメイカー
  9. If I Was The Priest /
    イフ・アイ・ワズ・ザ・プリースト *
  10. Ghosts /
    ゴースト
  11. Song For Orphans /
    ソング・フォー・オーファンズ *
  12. I’ll See You In My Dreams /
    アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームズ

*1970年代の伝説的未発表曲をニュー・レコーディング

ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンド:
ブルース・スプリングスティーン(ギター、ハーモニカ、ヴォーカル)、
ロイ・ビタン(ピアノ)、ニルス・ロフグレン(ギター)、パティ・スキャルファ(ヴォーカル)、
ゲアリー・タレント(ベース)、スティーヴ・ヴァン・ザント(ギター)、マックス・ワインバーグ(ドラムズ)、
チャーリー・ジョルダーノ(オルガン)、ジェイク・クレモンズ(サックス)

プロデュース:ブルース・スプリングスティーン、ロン・アニエロ
ミキシング:ボブ・クリアマウンテン
マスタリング:ボブ・ラドウィック

All songs written by Bruce Springsteen

★BRUCE SPRINGSTEEN featuring THE E STREET BAND★

走り続けて半世紀、今もなお音楽の力を、仲間たちと共に音楽を奏で、
聴衆と共有することで生まれる力を信じて、ブルースは歌い続ける。
音楽が奏でられるあらゆる場所、音楽が作り出すコミュニティ、
音楽が僕らの魂を癒し、心を高揚させ、力を与えてくれることを、
どんな状況下でも音楽への信頼を絶やさないことで共有できる「大切なもの」があることを教えてくれる。
そして、若き日のバンド活動を振り返りながら、先に逝ってしまった仲間たちを思い出し、
今も彼らの演奏が聞こえると、音楽の中には彼らはまだ生きていると歌う。
常にブルースの作品の根本にある音楽の力への「FAITH(信仰、信念)」がアルバム全体を貫く、
2020年という困難な年に僕らがずっと待っていた、心に響くボスからの「手紙」。
さあ、手を差し出して受け取ってほしい!

★★2014年『ハイ・ホープス』以来約6年振りに
盟友Eストリート・バンドと再びタッグを組んだ待望のロック・アルバム!★★

 ロック界のBOSS、ブルース・スプリングスティーンが2014年『ハイ・ホープス』以来約6年振りとなる、盟友Eストリート・バンドとのオリジナル・ニュー・アルバムを緊急発売することが決定した。

 誰もが待っていた、これぞボス&Eストリート・バンド的アメリカン・ロックの王道サウンドが炸裂。彼らならではの「心臓が止まりそうなほど刺激的で、会場を大いに盛り上げる」サウンドに煽られた12曲を収録した待望のロック・アルバム『レター・トゥ・ユー』は、スプリングスティーンにとってオリジナル・アルバムとしては2019年『ウエスタン・スターズ』に続く、通算20作目のスタジオ・アルバムとなる。

 スプリグスティーンと共に『レター・トゥ・ユー』を作り上げたのは、デビュー以来の絆、友情、信頼――盟友THE E STREET BAND。参加しているのはロイ・ビタン(Key)、ニルス・ロフグレン(G)、パティ・スキャルファ(Vo,G)、ゲアリー・タレント(B)、スティーヴ・ヴァン・ザント(G)、マックス・ワインバーグ(Drs)、チャーリー・ジョルダーノ(Organ)、ジェイク・クレモンズ(Sax)。プロデュースはロン・アニエッロがブルース・スプリングスティーンと共に手掛け、ミキシングはボブ・クリアマウンテン、マスタリングはボブ・ラドウィックが担当というスプリングスティーン・サウンドを支え続ける黄金のスタッフ。スプリングスティーンがEストリート・バンドと演奏を共にしたのは、ビルボードとポルスターの両誌に2016年に世界で最も成功したツアーと認定された<ザ・リバー2016>ツアー以来のことである。

 新作はニュージャージーの自宅スタジオで録音され、そのレコーディングの模様をスプリングスティーンはこう語っている。

「『レター・トゥ・ユー』のエモーショナルな特性が大好きだ。
Eストリート・バンドがスタジオ内で完全にライヴで演奏したサウンドが大好きだ。
僕らがこれまで一度もやったことがなかったやり方で、オーヴァーダブもまったくしてない。
僕らはわずか5日間でアルバムを作ってしまった。
僕にとってこれまでで最高のレコーディング体験のひとつとなったよ」
(ブルース・スプリングスティーン)

 本作は彼らにとって初めて、スタジオ・ライヴで作ったアルバムとなったわけである。ライヴ一発録りはアルバム全体のサウンドに明らかに影響ありで、「レター・トゥ・ユー」「バーニン・トレイン」「ゴースト」などは、Eストリート・バンド・サウンド全開で、特に「ゴースト」はライヴでスティーヴ・ヴァン・ザントと一本のマイクを二人で分け合う姿が想像できるような、まさに「これを待っていたんだよ!」というファン歓喜のロック・ナンバーといえるだろう。

 先行シングルとして公開されたタイトル・トラックの「レター・トゥ・ユー」は信頼と励ましの歌。「厳しい時代と良い時代を経験して知った」「困難なこと」「真実だと知ったこと」「幸せのすべて」「痛みのすべて」を聴き手に伝えようとする。「自分の魂を深く掘り下げ」「インクと血」でしたためたこの手紙は自分のアーティストとしての決意、姿勢を歌った曲ともいえる。

 『レター・トゥ・ユー』にはスプリングスティーンの書き下ろし新曲9曲と共に、1970年代からの伝説的だが、今まで未発表だった「ジェイニー・ニーズ・ア・シューター」、「イフ・アイ・ワズ・ザ・プリースト」、「ソング・フォー・オーファンズ」の3曲が全く新たな解釈で披露されている。いずれもデビュー前の70年代初めという彼のキャリアのごく初期に書かれた曲で、ライヴでは極まれにアコースティック・ソロで演奏されたことはあるが、今回Eストリート・バンドとの新録音で、全く生まれ変わり、初公式お披露目となった。完全なバンド・サウンドに仕上がっており、「ジェイニー・ニーズ・ア・シューター」は『闇に吠える街』の頃を彷彿させ、中でも一番驚きなのは「ソング・フォー・オーファンズ」で、誰もが60年代中期のボブ・ディランからの影響を感じる名曲といえる。

 アルバムの中で多数でてくるのが「ギター」という単語。その中でも核となる曲は、「ハウス・オブ・ア・サウザンド・ギターズ」。「千本の(無数の)ギターの家」という曲名、フレーズは音楽が奏でられる場所、音楽が作り出すコミュニティを指している。トランプ批判を想像させる曲でもある(「罪を犯している道化師が王座を盗んでしまった。彼は自分が決して所有できないものを盗む」)。そして、こう歌われる。「すべての小さな町のバー一軒一軒から真実が鳴り響きますように。そして僕らは千本のギターの家を明るく照らそう」と。

 「ラスト・マン・スタンディング」では、若き日のバンド活動を振り返りながら(ジャケットには10代の頃のバンド、キャスティールズの写真も入っている)、自分が最後の生き残りだと歌う一方で、「ゴースト」で先に逝ってしまった仲間たちを思い出し、今も彼らの演奏が聞こえる、今も一緒にやっていた曲を演奏すると心が高まる、つまり、音楽のなかには彼らはまだ生きていると歌っている。こういった曲があるからこそ、70年代の3曲を含めたことが意味を成してくる。

 すべての人々に捧ぐ「信頼と励まし」の歌の数々。世界がこんな状況の中、ボスの歌とEストリート・バンドのサウンドが僕らに明日への夢と希望を与えてくれる。2020年最重要アルバムとなること間違いなし!常にブルースの作品の根本にある音楽の力への「FAITH(信仰、信念)」がアルバム全体を貫く、2020年という困難な年に僕らがずっと待っていた、心に響くボスからの「手紙」。さあ、手を差し出して受け取ってほしい。

▲BRUCE SPRINGSTEEN 「Letter To You」(2020)

「レター・トゥ・ユー」アルバム発表の告知と共に発表された先行シングル。これぞEストリート・バンドと歓喜の声を上げたファンも多かったはず。「君に手紙を送る」という歌の内容は、もちろん恋人へのラヴ・ソングとして受け止められるが、この「手紙」はブルースの曲・音楽のメタファーでもあろう。「厳しい時代と良い時代を経験して知った」「困難なこと」「真実だと知ったこと」「幸せのすべて」「痛みのすべて」を聴き手に伝えようとするアーティストとしての決意、姿勢を歌った曲としても聞くことができる。[ライナーノーツ全曲解説(文・五十嵐正)より抜粋]

★★★アルバム・ジャケットはダコタ・ハウスの前で撮影された!★★★

 アルバム『レター・トゥ・ユー』の表1の写真。これはニューヨークのジョン・レノンとヨーコ・オノの自宅であり、ジョンが射殺された場所、ダコタ・ハウスだった。「Springsteen On Broadway」を上演していた頃、合間をぬってタクシーに乗ってここへ向かい、セントラル・パーク側からダコタ・ハウスを背景にして、フォトグラファーのダニー・クリンチによって撮影されたもの。ジョンが亡くなった翌日の‘80年12月9日、<ザ・リバー>ツアー、フィラデルフィアのスペクトラムのコンサートでブルースはジョンを追悼し「Twist & Shout」を熱唱した。あれから今年で40年・・・ボスは今何を思うだろう?


BRUCE SPRINGSTEEN(ブルース・スプリングスティーン)

40年以上に及ぶブルース・スプリングスティーンのレコーディング・キャリアは、1973年の『アズベリー・パークからの挨拶』から始まった。彼はグラミー賞を20回、アカデミー賞とトニー賞を1回ずつ獲得しており、ロックンロールの殿堂入りを果たし、ケネディ・センター名誉賞を受賞し、ミュージケアーズの2013年度パーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。回顧録『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝 (Born to Run)』(サイモン&シュスター社刊、日本は早川書房)とそれに伴うアルバム『チャプター・アンド・ヴァース』は2016年9月にリリースされた。また、同年11月には大統領自由勲章を受章している。歴史に残る236回の公演となった『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』は2017年10月から2018年12月にかけてジュジャムシン劇場会社のウォルター・カー劇場で上演され、サウンドトラック・アルバムとNetflixの特番の特番も作られた。2019年には5年ぶりのスタジオ・アルバム『ウエスタン・スターズ』をリリース。また、長年のコラボレート相手トム・ジムニーと共同で監督した長編映画『ウエスタン・スターズ』がワーナー・ブラザース配給により公開された。

●ブルース・スプリングスティーン 日本公式ページ www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen