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バービーボーイズ「暗闇日砲デジタル」WEB

BARBEE BOYS 40周年版 第6号

  • 令和7年3月8日土曜日

  • 令和7年

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  • (土)

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「暗闇日砲」からの緊急謝罪

お知らせ

4/8「暗闇日砲」第7号休刊 次号は5/8公開予定

今月の注目記事

バービーボーイズ40周年を迎えて再始動した「暗闇日砲」。9月から約半年が経過、日々編集部ではあれやこれや試行錯誤してきたものの、大きな壁にブチ当たっている。具体的には、<ネタ切れとアイデアの枯渇>という現実に直面して、編集作業が停滞する日々を迎え、編集スタッフのみならず、このシワ寄せは確実に普段優秀なキレッキレのWEBデザイナーなどネットワークまわりのスタッフにも伝播して疲労困憊にさせている現状だ。

当初からある程度予想される事態ではあったものの、その深刻さは予想を遥かに超え、編集部内の空気を重く澱んでいる。ただ、こういった時期にこそ、我々には徹底的な自己総括と自己批判の機会が必要と捉え、<ひとりぼっち>な緊急ネットラジオ特番「RADIO-K」(ラジオ・暗闇日砲デジタルWEB批評>を放送することを決め、その会見の模様は記者などの取材陣を一切排除、秘密裏にコソコソと隠れてオンエアする卑怯なやり口でオンエアされることとなった。その卑劣極まりない会見模様を「暗闇日砲デジタルWEB」では徹底的な自己総括と自己批判の機会として紙上再録、会見の模様については全文書き起こしではなく、都合の良い編集を施してのご報告として、最新号の特集と代えさせていただくこととした。

<東京都港区某所・2月某日夕刻>
暗闇日砲編集部司会者K「えー、本日は突如、このような会見の機会を設けさせていただきました。唐突な会見につき取材は一切入りませんが、自己総括、自己批判の機会として勝手ながら始めさせていただきます。つきましては、本日の会見は誰もいないことから一問一答ではなく、こちらからの一方的な声明をラジオ番組として秘密裡に放送することといたします。それでは編集長KK、マイクを渡します」

編集長KK「平素より『暗闇日砲デジタルWEB』をご覧いただき、誠にありがとうございます。『暗闇日砲デジタル』が発刊されて約半年。バービーボーイズ新旧のファンの皆さまより熱い叱咤激励をいただきながらここまでやってまいりました。我々編集スタッフもファンの一員として、ファンの目線でこのデジタル版の編集に邁進して参りました。ここで一度、これまでを総括し、次に進むためにもリセットの場を設けたく、このネットラジオ会見を開くに至りました」

「デジタル版へは多くの感想をいただいております。喜んでくださっている方もいらっしゃいますが、昔からの筋金入りのファンの皆さまからは、
『悪ふざけにも程がある』
『フェイクニュースを鵜呑みにしてしまう俺の身にもなってくれ』
『メンバーの気持ちを考えたことあるの?』
『我々のバービーボーイズを軽く扱うな』
『真剣に向き合っているとは思えない!』
など愛ゆえの手厳しいご批判の声も多数頂戴しております。一方で、愛情の裏返しと取っていただいているファンの方もいらっしゃいますが、その声に甘んじることなく、我々はそのひとつひとつの声は真摯に謙虚に受け止めたいと思っております。とはいいつつも、我々もメディアとして一番重要なことのひとつである<ウラトリ>につきましては、今日現在いまだメンバーとの直接取材の機会を得ることもただただ力不足ゆえ実現に至っておらず、これまであることないことが玉石混淆の極みというべき、まさに書き散らかされた、編集記事の数々で構成されてきているのが残念ながら現実でございます。我々の記事が、メンバー全員が傷ついたり、気分を害すること、名誉を毀損することなど、当然ながら望んでいることではありません。つきましては、ここで今一度原点に立ち返り、我々の報道のあり方を見つめ直す所存でございます」

「ファンの皆さまからは、もっとメンバーからの声を聞きたいとか、直接メンバーと会えるファンの集い的な企画を行って欲しいという声も多く寄せられております。いずれにしても、今の段階ではメンバーの登場はまったく予定されておりません。申し訳ございません。しかしながら我々も鋭意努力し、メンバーを気持ちよく紙面に迎えられる環境を整えたいと考えております。そのことについては、現在第三者委員会を立ち上げ、我々の考えうる関係各所の率直なご意見に耳を傾けながら、あと半年残された周年期間に実現すべく進めて参りますので、もう少々お時間をくださいませ」

「初代編集長Aの教えである『楽しくなければ新聞じゃない』。この崇高な精神をもう一度思い出し、かつコンプライアンスを重視し、更に充実した内容で、引き続き進めて参る所存でございます」

「以上となります。暗闇日砲編集部司会者Kと編集長のこのわたくしKによる、<ひとりぼっち>改め<ふたりぼっち>な緊急ネットラジオ特番「RADIO-K」はこの声明を以て最後とさせていただきます。再度の会見は一切ございません。反響があろうがなかろうが予定にも入っておりませんので、悪しからずご了承くださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。ここまでご清聴ありがとうございました。それではマイクを司会者Kに戻します」

暗闇日砲編集部司会者K「ここまでお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。緊急ネットラジオ特番「RADIO-K」を終了いたします。なお本会見はオンデマンド配信、YouTube等の配信、後日のコンテンツ化等は一切ございません。また、この模様についての報道写真やイラスト等の画像も一切ご提供いたしかねます。あらかじめご了承くださいませ」

<緊急ネットラジオ特番「RADIO-K」:会見開始から終了まで23分49秒>

RADIO-K『JUST TWO OF US』5/21リリース決定!
今回復刻のアナログLPレーベル面には"ワルダクミ"あり!コレ、KONTAの仕業?悪戯??

「“RADIO-K”!? “JUST TWO OF US”!? 制作担当によれば「本作のリイシューにあたり社内向けの資料を提出した際、関連する他部門の若いスタッフに説明した内容」とのことだ。旧知のファン各位には周知かと思われるが、今回のリイシュー・シリーズからBARBEEに興味をもった方も多いと聞くので、『暗闇日砲』でも改めて記載しておきたい、とのこと。
『JUST TWO OF US』は“RADIO-K, BARBEE BOYS”と、アーティスト名併記による、今回のリイシュー・シリーズの中では<異色の立ち位置>となる。1988年に公開されたノンストップ・ラブ・ストーリー映画「・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・」(主演KENJI役と音楽監督を近藤敦がつとめた)のサントラ盤としてリリースされたアルバムでは、近藤敦、いまみちともたかに加え、BARBEE以前に組んでいたバンドメンバー、能勢寛の3人によるユニット“RADIO-K”名義の楽曲(ヴォーカル曲&インスト)とBARBEE名義の楽曲が収録されている。
CDは過去にリイシューされているが(Blu-specCD2 *1によるリイシューは初!)、アナログ盤 *2は今回初のリイシュー。アナログ盤でのコンプリートには絶好の機会となっている、ということで「暗闇日砲」ではさらに!初復刻アナログ盤ならではの隠れた<仕掛け>を特別にご紹介しておこう。
ご存知かつお気づきのファンもいらっしゃるとは思うが、その隠れた<仕掛け>というのは、今回のBARBEE BOYS 40th記念アナログLPでのリイシュー盤ではレーベル面のデザインが一新されている。発端はオリジナル盤からBARBEE BOYSのジャケットデザインを手がけているデザイナー・植田敬治氏のちょっとした遊び心からだった。
(アートワーク、ビジュアル面のキーパーソン、アフター・アワーズ・スタジオ 植田敬治氏については、「暗闇日砲」第三号掲載のYouTube動画「暗闇砲弾」#5#6にご登場いただいている改めてチェックしていただきたい)

今復刻でも『1st OPTION』のB面は当初文字のみのデザインだったところに、ハチ君のバックショットの写真の存在があきらかとなりB面で初採用された。その後も植田氏のアイデアにより、各アルバムのモチーフや写真の一部を使用しての新たなレーベル面デザインが採用され、実はこっそりとシリーズ化されていたようだ。
そして、今回発表の『JUST TWO OF US』のレーベル面では、植田氏のアイデアをベースに、新たにKONTAのアイデアも注入され、シンプルかつ映画のサントラ盤を想起するデザインとなっている。結果的には本作の<隠れた>アピールポイントにもなった。
今後も続く(かもしれない?)リイシュー・シリーズ。復刻LPのレーベル面も楽しみの一つとして注目してほしい。
最後に、本号では別欄にて<『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』じゃないんだぜ---その後のバンドに刺激を与えたRADIO-K>として、この作品と映画を取り上げさせていただいたのでご一読いただきつつ、映画「・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・」は、Amazon Prime Video、U-NEXTで配信もされているので、是非この機会に『JUST TWO OF US』とセットで楽しんでほしい。
ご予約はこちら *1 ソニー・ミュージックエンタテインメントがBlu-ray Disc®の素材と製造技術を応用して開発した高品質CD。普通のCDプレーヤーで再生可能 *2 通常約140gのレコード盤を180gにすることにより回転が安定し、音の再現性が上がるため、音が良いとされている

「暗闇日砲WEB」デジタルpresents
プレイリストシリーズ企画第3弾!

第3回目の今回、これまでの過去2回を振り返ると俎板に乗るネタは新鮮なものの、処方箋楽曲に先生もお困りのよう、、、結構偏ってしまい、楽曲もかなり重複してしまいそうな、、。そんな台所事情はさておき、ここは開き直ろう。実際の臨床医療の世界だって、心療内科の治療も同じようなもの、、、ではないか、、、。

〈闇を抱える投稿者Aさん〉 先生、蜂に刺されました!
と言いますか、自業自得、因果応報の如しなのですが、本当に本当に申し訳ありません。
えええ、、、オンラインカジノに手を出してしまいました、、、
普段からニュースなども見ることのない自分、常識もリテラシーも欠如につき、違法という認識など全くなく、友人からの誘いに乗って数年前に始め、一年間ほどですが、のめり込んでしまい我を忘れて楽しんでしまいました。最初は本当に軽い気持ちで始めたのです。海外では合法な国があるようですが、日本から参加すれば違法となることなんて全く認識しておりませんでした。今振り返れば、覆水盆に返らずと申しますか、不可逆の極みですが、己の脇が甘すぎたことをとても後悔しています。コンプライアンス研修をしっかり受けていたにも関わらずこんなことになるなんて、、、自分が本当に情けないです。今は充分猛省し、自らを律する機会とするため、暫くは活動を自粛させていただきます。コレ以外は本当に充実した毎日で、ここまで全て順調にいっていたのに。自分に腹が立ちます。悔しい!先生、こんな私ですがどうしたらいいのでしょうか?

〈医療’砲’人 暗闇クリニック 黒井ジャック医院長〉 「いやいや大変な目に遭いましたね。お気の毒です」とは残念ながら今回は言えないですね、、、おっしゃる通り、日本国内からオンラインカジノで賭博を行うことは犯罪です。自分だけでなく、家族や知人が「犯罪と知らずにやってしまった」といった事態やオンラインカジノによる多額の借金を負うことがないように、正しい知識や情報を共有し合うことが大切です。賭博罪の時効は3年間なので今回は立件されず、罪になることはありませんが、法の裁きを受けなければオールオッケーではなく、克己心を強く養い、人々の模範となる人生を歩んでください。ただあなたの才能と、今回のことは全く別です。罪の意識をしっかり持って、一生贖罪してください。
この失敗を乗り越えての、あなたの早い復帰を待っています。

こんなあなたに寄り添える曲かどうか分かりませんが、、、、、と言っているところに、神様は見ているんですね、<泣きっ面に蜂>とはよく言ったものですが、身から出た錆ですかね、不倫の報道が飛び込んできました。コンプライアンス研修をしっかり受けていた、と仰ってましたが、なんだったんでしょうか。誰も見てないから、と人生舐めてては駄目です。生き辛い世の中と言ってしまえばそれまでですが、毎度謝って自粛するこのパターン。もう、本当にコレでやめにしましょう!どうか正々堂々、陽のあたる道を歩んでほしいと思います。『もォやだ!』かこの曲で迷いましたが、とりあえずこの曲をあなたに送ります。
効くも効かぬもあなた次第ではありますがね。 バービーボーイズ で「ごめんなさい」

早く治したい、そしてしっかり直したい、できることなら生まれ変わりたい、、、
そんな切実なお悩みに寄り添うべく、症状に的確かつ効果的に働くと思われる飲み合わせ薬として、次の曲も入れておきますね。
今回は決して全部鵜呑みになんかせず、<反面教師>として客観的に当事者意識を持って<自分ごと>としてしっかり噛み締めて、そして受け止めてください。

  1. ごめんなさい(4th『LISTEN! BARBEE BOYS 4』)

  2. ショート寸前(3rd『3rd. BREAK』)

  3. わぁい わぁい わい(4th『LISTEN! BARBEE BOYS 4』)

  4. ト・キ・メ・キ(5th『√5』)

  5. 目を閉じておいでよ(5th『√5』)

  6. 負けるもんか(2nd『Freebee』)

  7. はやまったらイヤだぜ(3rd『3rd. BREAK』)

  8. 打ち上げ花火(3rd『3rd. BREAK』)

  9. 離れろよ(3rd『3rd. BREAK』)

  10. Y〜ゆがむ〜(5th『√5』)

  11. もォやだ!(Original Mix)(1st『1st OPTION』)

暗闇クリニックでは、今後も誰もが陥ってしまうような人々の悩みや苦しみに寄り添い、たとえ犯罪であっても一生闇を抱えて暗黒の人生を歩まぬよう、一人でも多くの方のお力になりたいと思っております。暗闇ジャック医院長まで、どんなことでも構いませんので、これからもご相談を承れればと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

『BLACK LIST』続報!
「BLACK LIST」特典ビジュアルも公開!

復刻第5弾『BLACK LIST』。引き続き各法人別特典&応援店特典の実施が決定!
漆黒をベース・カラーに5人の“お尋ね者たち”が眼光鋭く居並ぶ、最高にBLACKなグッズをGETせよ!

  • ■TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く)

    BARBEE BOYS特製
    ポストカード
  • ■セブンネットショッピング

    BARBEE BOYS特製
    トートエコバッグ
  • ■Amazon.co.jp

    BARBEE BOYS
    メガジャケ
  • ■バービーボーイズ応援店

    アルバムジャケット
    スクエア缶バッジ

『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』じゃないんだぜ---その後のバンドに刺激を与えたRADIO-K

映画『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』は古村比呂、そして我らがKONTA主演映画として1988年に公開された。お見合いで出会った正直者の元バンドマンと、正直になれない性格のキャリア志望の美人OL…いずれも不器用な同士が素直になれるまでのたった一日を描いた青春映画。二人が花壇や壁を隔てて会話したり、二人別々の線路上で先を見つめているシーン…今見返すとオマージュに気づけるけれど、当時の中高校生にはなんか煮えきれない内容だった。歩き煙草、公衆電話、VHSテープ、避妊具の自動販売機…これは探せば今もあるのだろうけれども、バブル景気の80年代後半の空気感を空虚に描いている。そういえば終盤のラブシーンで同級生のKONTAファンがキャーキャー言っていたのを思い出したが、当時のミュージシャン主演映画にしては大胆な描写だったのはたしか。
エンドロールで面白いのは“音楽 近藤敦”に続いて、“サウンドプロデューサー いまみちともたか”の名前が流れてくる点。バービーボーイズ「使い放題tenderness」を主題歌として、KONTAのサックスをフィーチャーしたインスト「part of silence」を起用したほか、RADIO-Kというユニットが登場することとなった。ユニット名は映画を象徴する台詞“Ready,OK?”とのダブルミーニング。このRADIO-Kプロジェクト、『JUST TWO OF US』のジャケットにはKONTA、いまみち御両人しか写ってないが、「one way love」「sayonara」のソングライティング、そしてボーカルも務める能勢寛というキーパーソン含めてのトリオである。この三人、バービーボーイズの前にマンブル・マーフィーというバンドで活動していた。その唯一のシングル「ファイアーストリート / 芸能クラブ」のAB面をそれぞれ書き分けた名パートナーであり、いまみちともたかとツインギター・アンサンブルを奏でていたのが能勢寛。クリーントーン主体、変拍子リフも織り交ぜたツインギターでKONTAが歌っていて、前史を知った驚きはありつつも、目指すスタイルは当時から明白だった気がして、さすが!と興奮した。このときのツインギター・アンサンブルを一本に落とし込んだのが、初期バービーにおけるいまみちのギタースタイルだったのである。 映画『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』を英訳した『JUST TWO OF US』…でも実は二人ぼっちじゃないんだぜって暗喩がアルバムタイトルには込められていた。こうした遊び心を映画とともにサウンドトラックにも込められているあたりがバービーボーイズ・ワークス。監督を務めた榎戸耕史にとって『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』は初監督作品だったが、彼は1985年作の『台風クラブ』では助監督だった。『台風クラブ』はデビュー直後のバービーボーイズの楽曲を起用していることでバービーファンにはおなじみ。
ジャケットのいまみちのポージングは、エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズによる初期の名盤『This Year’s Model』のオマージュ。裏ジャケットではいまみち、KONTAそれぞれのポラロイドと、LAでの能勢のスナップが裏ジャケットに使われているのが楽しい。そもそもいまみちと能勢でまた何かやりたいって構想があったときに、ちょうど映画『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』のサウンドトラックの話がまとまったことで、RADIO-Kのレコーディングは能勢が在住していたNYで行なわれることになった。多忙な中での渡米ではあったが、同年作の『BLACK LIST』におけるNYリミックスで手応えを感じたこともあり、大ヒット作『√5』(1989年)でも海外エンジニアを起用したりと、このときの経験値はバンドに大きな影響と刺激を与えることとなった。 文・写真: 北村和孝

『暗闇砲弾』、2ヶ月ぶりの更新!
遅れまして<ごめんなさい>!

2ヶ月ぶりとなります『暗闇砲弾』、こちらは今回は2本立て。#9はバービーボーイズのファンにはきっとおなじみのはず、「PATi・PATi (パチパチ)」を中心に、バービーボーイズとともに時代を駆け抜けてきたライターの森田恭子氏、#10はこちらもバービーのデビューから関わりのあった集英社「週刊セブンティーン」編集部の西一雄氏と、今月は出版業界でご活躍されてきたお二人をお招きして、フィールドは違えども両人気雑誌の編集者目線から、当時を振り返っていただき、バービーボーイズについて愛情たっぷりのお話をいただきました。今回も見逃せません!

  • 森田恭子さんは諸事情につき、音声のみとなります。あらかじめご了承ください。

杏子出演!3/9オンエアBS-TBS「X年後の関係者たち
あのムーブメントの舞台裏」2時間特別編…バンドブームスペシャル!
暗闇諜報員潜入レポート!

BS-TBS「X年後の関係者たち あのムーブメントの舞台裏」2時間特別編…バンドブームスペシャル!80~90年代のブームを牽引したバンドから豪華メンバーが集結! 『X年後の関係者たち』はBS-TBSで放送中で、カズレーザーが司会のトークバラエティ番組。かつてブームを巻き起こした商品や社会現象となったプロジェクトを取り上げ、それらに深く携わった関係者を招き当時を振り返りつつ、その「ムーブメント」が起こった際に関係者が何を考え行動していたか、今だからこそ話せる「舞台裏」をゲストを交えて振り返る。また、当回のムーブメントが起きた時代をよく知る人物が「立会人」として参加することもある、らしい。
今回、杏子にお声がかかった、ということで、当然ながら「なかなかないぞ、こんな機会」ということで、暗闇スタッフは番組収録が行われる都内スタジオへ向かった。
今回のテーマは80年代の『バンドブーム』。
ゲストには杏子以外も豪華。サンプラザ中野くん(爆風スランプ)、パッパラー河合(爆風スランプ)、富田京子(プリンセス プリンセス)、大槻ケンヂ(筋肉少女帯)、森若香織(GO-BANG'S)、JILL(PERSONZ)など当時の音楽シーンを彩ったアーティストが集結。立会人として当時学生だった千秋が参加した。
円卓を囲む形でトークはスタート。何人かのメンバーは当時のコスチューム、髪型で登場したが、濃ゆいメンバーに囲まれても、カズレーザーは何の違和感もなくその場に溶け込み、進行役を務める姿に静かに心動かされるものがあった。
さて、普段からトークはお手の物な<関係者>達。スタートからエンジン全開で、年は重ねても当時の記憶力は抜群で、コンプライアンス無視のエピソードが次々と語られていく。とはいえ多分ファンにとって一番聞きたいヤバい部分は放送ではカットされるであろうが、正直<ヤバい>話のオンパレードでこちらが心配することではまったくないのだが、番組の2時間尺を確保するのは果たして大丈夫なのだろうか???と、立ち会う我々のザワザワとする心配をよそに、<関係者>たちの澱みなく続くトークは終わってみたら3時間に及んでいた、、、
放送前なので番組側に怒られるかもしれない上、結果的にオンエアで使用されるかもわからないが、「ソニーのミュージシャンはキラキラしていた」などメジャー/インディの差異について熱く語られる際に印象的だったのは、すでに社会人経験のあった杏子は他のミュージシャンたちと比べて雇用面では優遇されていたようだ。とはいえ、当初はいわゆる業界における音楽用語がわからず杏子なりに苦労していたという。杏子お馴染みのロングスカートを持ってのくるくるまわるステージングも、歌っていないシーンにおいての存在感を示すためのパフォーマンスとして苦し紛れに考え出されたものだったなんて話も。「BARBEE BOYSのメンバーってみんなストイックだから、その頃は楽屋に戻っても<怒られませんように!>って、後から入った感がずっと抜けなかった」なんてエピソードも語られて、他のミュージシャンたちとはまた違った緊張感の中でサヴァイヴしてきた今だからの胸中も語られた。そして「レコーディングで凹んでも、ライブが楽しいからバンドをやってこれた」とも...。「一年通して毎日ほぼ一緒にいたせいで、お互いの電話番号を知る必要もなかった」ことや、再結成時の合宿レコーディングでは「作業が終わっても誰も帰りたがらなかった」というエピソードなど、バービーボーイズ5人の今に続く関係性が垣間見える証言を聞くことができた。他の出演者たちとはちょっと違ったバンド模様を語ってくれた杏子のお宝話、さて放送ではどこまで生かされどんなふうにまとめられるのか!?、、、楽しみだ。
潜入した我々の胸の内は、終わったあとだから正直に書いてしまうが<杏子目当て>だったものの、立ち会ってみると、バブル真っ只中の音楽シーンがどんなものだったのかが<関係者>たちから直接聞くことができたのはとても有意義な機会だったし、貴重で濃密な時間を堪能させてもらった。読者よ、言っておきたい。この特番、絶対に必見だ!!

「X年後の関係者たち あのムーブメントの舞台裏」2時間特別編…バンドブームスペシャル!

80~90年代のブームを牽引したバンドから豪華メンバーが集結!

    • ■放送日時 2025/03/09(日) 21:00-22:54

  • 【MC】カズレーザー(メイプル超合金)

  • 【関係者】サンプラザ中野くん(爆風スランプ)、パッパラー河合(爆風スランプ)、富田京子(プリンセス プリンセス)、杏子(BARBEE BOYS)、大槻ケンヂ(筋肉少女帯)、森若香織(GO-BANG'S)、JILL(PERSONZ)

  • 【立会人】千秋

https://bs.tbs.co.jp/entertainment/xnenngobandsp/
最新話を放送翌日ひる12時~、TVer・TBSFREEで配信中です。
配信では、権利の関係で映像を一部加工している場合があります。

なんだったんだ???40年って

BARBEE BOYS PROFILE

メンバーは、KONTA(Vo.&Sax)、杏子(Vo.)、いまみちともたか(Gt.)、エンリケ(Ba.)、小沼俊明(Dr.)による5人組バンド。1984年9月21日男女のツインボーカル、ギタートリオにサックスを乗せたバンドサウンドで、シングル「暗闇でDANCE」でレコードデビュー。1992年1月ファイナルライヴを最後に解散。約8年ほどの活動期間中に、シングル16枚、オリジナルアルバム6枚を発表。解散から11年後の2003年2月「LIVE EPIC 25」への出演依頼を受け再結集。2008年4月、テレビ番組への出演をきっかけに再々結集。この流れに乗り、2009年、翌2010年にツアーを行い千秋楽の日本武道館ではすでにデビューから25年が経っていた。2018年10月、またもテレビ番組出演をきっかけに三度結集。2019年4月よりバンド活動を再開。同年12月にインディーズレーベルより29年ぶりの新譜「PlanBee」を発表。翌2020年1月に、代々木第一体育館、LINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライヴを行ったのは、たまたまデビューから35年だった。2024年9月21日、デビュー40年を迎えた。

何度も買わせて
ごめんなさい…
JUST TWO OF US
RADIO-K
「JUST TWO OF US」

2025年5月21日
CD・LP同時発売

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