Featuring The Music of
GEORGE MICHAEL
& WHAM!

Last Christmas

THE ORIGINAL MOTION
PICTURE SOUNDTRACK

Last Christmas THE ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK

❄クリスマスに奇跡が起きる❄

ワム!とジョージ・マイケルの名曲の数々が全編を彩る、
『ラブ・アクチュアリー』以来のとびきりロマンティックで切ないラブ・ストーリー。

映画『ラスト・クリスマス』

オリジナル・サウンドトラック
feat.ジョージ・マイケル&ワム!

日本盤ボーナス・トラック

「ラスト・クリスマス(プディング・ミックス)」 収録

20191120日発売

歌詞・対訳付|解説:西寺郷太(NONA REEVES)|SICP6212:¥2,400+税

『ラスト・クリスマス』
2019年12月6日(金)

TOHOシネマズ シャンテほか全国公開!

「ラスト・クリスマス」

収録曲

  1. ラスト・クリスマス|ワム!(全英2位)
    from the SINGLE「LAST CHRISTMAS /EVERYTHING SHE WANTS」 (1984)
  2. トゥー・ファンキー|ジョージ・マイケル(全英4位)
    from the COMPILATION ALBUM『RED HOT+DANCE』(1992)
  3. ファンタジー|ジョージ・マイケル
    from B-SIDE of the SINGLE「WAITING FOR THAT DAY」(1990)
  4. プレイング・フォー・タイム|ジョージ・マイケル(全米1位)
    from the ALBUM『LISTEN WITHOUT PREJUDICE VOL.1』(1990)
  5. フェイス|ジョージ・マイケル(全米1位)
    from the ALBUM 『FAITH』(1987)
  6. ウェイティング・フォー・ザット・デイ|ジョージ・マイケル
    from the ALBUM『LISTEN WITHOUT PREJUDICE VOL.1』(1990)
  7. ヒール・ザ・ペイン|ジョージ・マイケル
    from the ALBUM『LISTEN WITHOUT PREJUDICE VOL.1』(1990)
  8. ワン・モア・トライ|ジョージ・マイケル(全米1位)
    from the ALBUM 『FAITH』(1987)
  1. ファストラヴ, Pt.1|ジョージ・マイケル(全英1位)
    from the ALBUM 『OLDER』 (1996)
  2. 恋のかけひき|ワム!(全米1位)
    from the ALBUM『MAKE IT BIG』(1984)
  3. ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ|ワム!(全米1位)
    from the ALBUM『MAKE IT BIG』(1984)
  4. ムーヴ・オン|ジョージ・マイケル
    from the ALBUM『OLDER』 (1996)
  5. フリーダム 90|ジョージ・マイケル(全米8位)
    from the ALBUM『LISTEN WITHOUT PREJUDICE VOL.1』(1990)
  6. プレイング・フォー・タイム(MTVアンプラグド・ヴァージョン)|ジョージ・マイケル
    from the ALBUM『LISTEN WITHOUT PREJUDICE+ MTV UNPLUGGED』(2017)
  7. ディス・イズ・ハウ(ウィ・ウォント・ユー・トゥ・ゲット・ハイ)|ジョージ・マイケル
    未発表新曲 PREVIOUSLY UNRELEASED:RECORDED 2013-2015
  8. ラスト・クリスマス(プディング・ミックス)|ワム! 日本盤ボーナス・トラック
All tracks written, arranged and produced
by George Michael

Wham!「Last Christmas」1984(Official 4K Video)

❄〈ラスト・クリスマス〉が流れる12月25日にジョージ・マイケルはこの世を去った❄

 3年前の、2016年12月25日。
 まさに彼が生み出し、歌った〈ラスト・クリスマス〉が世界中の街角を染めたその日に、ジョージ・マイケルは静かにこの世を去った。53歳の若さで……。
 あまりの衝撃と現実味のなさに、いまだ心の奥からその辛い事実を信じることが出来ていない状況が続いている。
 正直に告白すると、ジョージに愛とリスペクトを込めた映画『ラスト・クリスマス』が公開されると初めて知った時、「嬉しさ」とともに「不安な想い」もあった。しかし、映画が始まるとすぐに、僕の不安は杞憂に終わる。ポール・フェイグ監督の指揮のもと、チーム全体に浸透していたであろうジョージのキャリアに対する敬愛と、入念なリサーチ。ジョージが遺した言葉とメロディ、サウンドのイメージとストーリーを巧みにリンクさせつつ、意外性にも満ちた脚本の秀逸さ。手がけたのは主人公の母親役で出演もする女優、脚本家エマ・トンプソンとブライオニー・キミングス。エマは、2013年春、ジョージのロンドンの自宅を訪れ、〈ラスト・クリスマス〉にインスパイアされた映画のアイディアを直談判。ジョージ自身が賛同したことで本企画は実現された。
 「移民と格差社会」「LGBT」「親からの愛と抑圧」「医療の進歩の先にある幸せと抱える矛盾」「衰退する国家」。スマートフォンが支配する2010年代後半。若き女性主人公の思い通りにいかないロンドンでの日常を描きながらも、ジョージ・マイケルの歌声と音楽に映画館ごと狂おしく抱きしめられたような、幸せな1時間43分が、そこにあった。
 フレディ・マーキュリーが主人公で、(虚実入り乱れながらも)基本的にバンドのキャリアを追いかけたクイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』、そして本人が監修した完全なるエルトン・ジョンの自伝映画『ロケットマン』とはまったく違うアプローチ。『ラスト・クリスマス』というタイトルから、純粋に「ジョージ・マイケル」の「ワム!」の、伝記映画のようなものを想像すると、拍子抜けする方もいるかもしれない。ただし『ラスト・クリスマス』が、単にジョージの音楽を使用しているだけの映画か、というとそれは全く違う。
 例えば、エミリア・クラーク演じる映画の主人公ケイトは、ユーゴスラビアからの移民二世であり、本名はカタリナ。しかし、彼女は英国風に「ケイト」と名乗り、両親が「カタリナ」と呼ぶことをかたくなに嫌う。ジョージも、キプロス系ギリシャ移民二世。本名はギリシャ風の「ジョルジオス」で、「ジョージ・マイケル」という「架空の人物名」を作り上げ、スターダムを駆け上った。そのほか、親族が性的少数者であった時に生まれる家庭内の軋轢も映画では描かれる。
 あまりにも知られたフレーズ、「去年のクリスマス、僕は君に『心』を捧げた(Last Christmas, I gave you my heart)」という一節をじっくり味わったあとに、映画化によって新たに生まれたドラマに驚く〈ラスト・クリスマス〉。聴き慣れたこの曲に対して、オープニングとエンディングでまったく違う解釈を得る自分に驚くことだろう。そして、主人公ケイトが他者を思いやり、社会的弱者に寄り添っていく姿を象徴し、劇中で「あともう少しだけ時間をくださいと祈るしかない」と感情が高まる場面にも使われる〈プレイング・フォー・タイム〉は、本サウンドトラック盤で唯一、オリジナルとライヴ・ヴァージョンが重ねて収録されている。そのことからも、制作陣の伝えたい「ジョージ・マイケル・ミュージック」の焦点がどこにあるかがよくわかる。
 映画のテーマとダイレクトにつながるので、未見の方のためにディティールに触れることは避けるが、ワム!とジョージのヒット曲が満載、ライトタッチで楽しめる軽快なラヴ・コメディとしての側面も持ちつつも、単に「80年代回顧」のノスタジルジアに浸ったり、チャートの結果のみにり並べたというわけではなく、あくまでも「現在」の視点、特に歌詞世界から再検証した音楽家ジョージ・マイケルの本質にフォーカスした選曲が嬉しい。

2019年10月 西寺郷太 (NONA REEVES)
『ラスト・クリスマス』オリジナル・サウンドトラックLINER NOTESより

「ラスト・クリスマス」

❄「ラスト・クリスマス」は
日本最大の洋楽クリスマス・ヒット曲❄

 「ラスト・クリスマス」は、人気絶頂ワム!(ジョージ・マイケル&アンドリュー・リッジリー)が1984年12月にリリースしたクリスマスソング。ワム!名義で発表されているが、実際にはジョージ・マイケルがひとりで多重録音している(打ち込み演奏でギターが入っていない珍しい曲)。通常の7インチ・シングル・ヴァージョン(ドーナツ盤)のほかに当時流行していた12インチ・シングル・ロング・バージョンが発表された。本国イギリスでは、ワム!も参加したチャリティ・シングル「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」(BAND AID)が首位だったため最高2位に甘んじたが、当時としては珍しいミリオンセラーに輝いた。日本ではオリコン’84年12月30日付のオリコン総合シングルチャートで最高12位を記録。以降もクリスマスの定番ナンバーとして人気を博し、オリコン洋楽シングルチャートでは’88年12月19日に初の1位を獲得、通算で30週以上も1位を獲得。’92年にはオリコン洋楽シングルチャートの堂々年間チャ1位を記録。累計セールスは100万枚を突破し国内最大の洋楽クリスマス・ヒット曲として愛され続けている。

「ラスト・クリスマス」日本発売軌跡

①1984年12月15日発売7インチシングル

②1984年12月15日発売12インチシングル

③1988年12月9日発売8㎝CDシングル

④1993年11月21日発売8㎝ CDシングル再発(ジャケ変更無し)

⑤2001年11月21日発売12㎝CDシングル

⑥2004年11月17日発売12cm CDシングル再発(ジャケ変更)


Last Christmas

Last Christmas
③④
Last Christmas

Last Christmas

Last Christmas
「ラスト・クリスマス」

映画『ラスト・クリスマス』

❄2019年最高のクリスマス映画
『ラスト・クリスマス』❄

 ロンドンのクリスマスショップで働くケイト(エミリア・クラーク)の前に突然現れた青年トム(ヘンリー・ゴールディング)。次第にケイトは彼に惹かれるが、ふたりの距離が近づけば近づくほど、なぜか手が届かない。実は、トムには驚くべき秘密があった……クリスマスに起きる奇跡をモチーフに、イギリスの“今”を切り取り、切なくも心温まる脚本を執筆したのは『いつか晴れた日に』でアカデミー賞®の脚色賞を受賞したエマ・トンプソン。主演は、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のキーラ役に大抜擢され、「ゲーム・オブ・スローンズ」でも注目を浴びるエミリア・クラークと、『クレイジー・リッチ!』の御曹司役で世界中の女性のハートをつかんだヘンリー・ゴールディング。音楽は、「ラスト・クリスマス」をはじめ、ワム!と、解散後にソロで活躍したジョージ・マイケルの曲がふんだんにちりばめられている。

映画『ラスト・クリスマス』(2019年/イギリス/103分)
監督:ポール・フェイグ 脚本:エマ・トンプソン&ブライオニー・キミングス
主演:エミリア・クラーク、ヘンリー・ゴールディング
配給:パルコ ユニバーサル映画 ⓒUniversal Pictures

『ラスト・クリスマス』
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GEORGE MICHAEL 1963-2016

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