アース・ウィンド&ファイアー

結成50周年記念!
70~80年代最強のソウル・グループによるカラフルなポップ・ファンク絵巻。
EW&Fのソウル/ディスコ・クラシックの全てがここに。
CBS在籍時に日本でリリースされた全シングル曲と全ミュージック・ビデオを網羅した
3枚組(2CD+DVD)の最新ベスト盤が登場!!
=EW&F 「セプテンバーの日」記念日に認定!!!
、発売!!!!

アース・ウインド&ファイアー
ジャパニーズ・シングル・コレクション
─グレイテスト・ヒッツ─
Japanese Singles Collection
-GREATEST HITS-

  • 発売
    3枚組〈2CD+DVD〉 SICP31381-3 特別価格¥3,600+税

  • ●高品質Blu-spec CD2仕様
    ●2020年デジタル・リマスター(全40曲)
    ●幻の「ブラジルの余韻」フル・ヴァージョンも日本初CD化で追加収録

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アース・ウインド&ファイアー ジャパニーズ・シングル・コレクション ─グレイテスト・ヒッツ─

収録曲の当時の日本盤全シングル・ジャケット(ドーナツ盤/8cmCD盤)を、
それぞれ12㎝CDジャケット・サイズで復刻再現してブックレットに掲載した、
究極のコレクション!

結成50周年を記念して、CBS在籍時に日本でリリースされた全シングル曲とMUSIC VIDEOを網羅した最新・最強ベスト盤が登場!! DISC1とDISC2には、1974年~1990年に日本で発売された全シングル曲を、発売順にUS7インチ・シングル・ヴァージョンに準じて最新リマスター音源で収録(幻の「ブラジルの余韻」フル・ヴァージョンもボーナス収録)。DISC3のDVDには、EW&FがCBS在籍時に発表した全てのミュージック・ビデオを収録(全20曲。うち4曲が世界初DVD化)。ブックレットには日本盤全シングル・ジャケット(ドーナツ盤/一部8㎝CD盤)を12㎝CDジャケット・サイズに復刻再現して掲載した、ファン垂涎の決定盤ベスト。

■高品質Blu-S-pecCD2仕様(DISC1 & DISC2) 「ブラジルの余韻」フルVer.が日本初CD化
■全曲2020年デジタル・リマスター(DISC1 & DISC2)
■CBS期に発表した全ミュージック・ビデオを収録(DISC3) 全20曲(うち4曲が世界初DVD化)
(M1-M16はリニアPCMステレオ音声に加え、ドルビー・デジタル5.1chサラウンド音声も収録)
■豪華カラー44Pブックレット
■日本盤全シングル・ジャケット(ドーナツ盤/8cmCD盤)を12cmCDジャケット・サイズで再現して掲載
■モノクロ68Pブックレット(歌詞・対訳|解説:林 剛)

  • Disc 1

    CD: Blu-specCD2仕様
    全21曲:2020年デジタル・リマスター

    1. 宇宙よりの使者
    2. カリンバ・ストーリー(カリンバの歓喜誘惑)
    3. シャイニング・スター
    4. 暗黒への挑戦
    5. シング・ア・ソング
    6. キャント・ハイド・ラヴ
    7. ゲッタウェイ
    8. サタデイ・ナイト
    9. オン・ユア・フェイス(心模様)
    10. 太陽の戦士
    11. 宇宙のファンタジー
    12. ジュピター(銀河の覇者)
    13. ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
    14. マジック・マインド
    15. セプテンバー
    16. ブギー・ワンダーランド with エモーションズ
    17. スター
    18. アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン
    19. 石の刻印
    20. 旋風の使者
    21. ブラジルの余韻(エクステンデッド・ヴァージョン)[日本初CD化]
  • Disc 2

    CD: Blu-specCD2仕様
    全19曲:2020年デジタル・リマスター

    1. 明日への賛歌
    2. 自由のスパークル
    3. レッツ・グルーヴ
    4. 果てしなき挑戦
    5. ザ・チェンジング・タイムズ
    6. フォール・イン・ラヴ
    7. スピード・オブ・ラヴ
    8. マグネティック
    9. スピリット・オブ・ア・ニュー・ワールド
    10. サバイバル
    11. イーヴィル・ロイ(悪漢ロイ)
    12. ターン・オン(ザ・ビート・ボックス)
    13. ヘリテッジ feat. ザ・ボーイズ
    14. テイキン・チャンシズ
    15. ウォナ・ビー・ザ・マン feat. M.C.ハマー
    16. マイ・プロミス*
    17. 太陽の女神〈ラムゼイ・ルイス feat. EW&F〉*
    18. イージー・ラヴァー〈フィリップ・ベイリー&フィル・コリンズ〉*
    19. アイ・ニード・ユー〈モーリス・ホワイト〉*

    *ボーナス・トラック

  • Disc 3

    DVD: MUSIC VIDEOS
    全20曲:M1-M16は5.1chサラウンド音声も収録

    1. リーズンズ(ライヴ)
    2. シング・ア・ソング(ライヴ)
    3. 太陽の戦士
    4. 宇宙のファンタジー(ライヴ)
    5. セプテンバー
    6. ブギー・ワンダーランド
    7. アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン(ライヴ)
    8. 明日への賛歌
    9. レッツ・グルーヴ
    10. 果てしなき挑戦(ライヴ)
    11. フォール・イン・ラヴ
    12. マグネティック
    13. サバイバル
    14. 君を想って
    15. イーヴィル・ロイ(悪漢ロイ)
    16. ヘリテッジ
    17. ウォナ・ビー・ザ・マン [世界初DVD化]
    18. マイ・プロミス[世界初DVD化]
    19. イージー・ラヴァー〈フィリップ・ベイリー&フィル・コリンズ〉 [世界初DVD化]
    20. アイ・ニード・ユー〈モーリス・ホワイト〉 [世界初DVD化]

アース・ウインド&ファイアー
『ジャパニーズ・シングル・コレクション─グレイテスト・ヒッツ─』
収録曲解説

アース・ウインド&ファイアー『ジャパニーズ・シングル・コレクション ─グレイテスト・ヒッツ─』ライナーノーツ全曲解説(文・林剛)よりテキスト抜粋。フル・ヴァージョンは実際の商品でお楽しみください。

  • DISC 1 [CD: JAPANESE SINGLES]
      • 1.Mighty Mighty|宇宙よりの使者
      • 1.Mighty Mighty|宇宙よりの使者
        ロッキー山脈の麓にあるカリブー・ランチで録音した’74年作『太陽の化身』の第一弾シングルで、コロンビア時代の日本盤シングルとして初めて発売された。モーリスのリード・ヴォーカルにフィリップ・ベイリーのファルセットを含めたコーラスが絡んで勢いよく進んでいく。当時最高位となるR&Bチャート4位/ポップ・チャート29位を記録。
      • 2.Kalimba Story|カリンバ・ストーリー(カリンバの歓喜誘惑)
      • 2.Kalimba Story|カリンバ・ストーリー(カリンバの歓喜誘惑)
        『太陽の化身』からの第2弾シングル。タイトルが示すようにモーリスの愛器であるカリンバ(親指ピアノ)を、未来の扉を開く神聖な楽器として称えている。‘74年にR&Bチャート6位/ポップ・チャート55位をマーク。本曲を含むアルバムでモーリスとメイン・プロデュースを手掛けるのは、ワーナー時代からの付き合いとなるジョー・ウィザート。
      • 3.Shining Star|シャイニング・スター
      • 3.Shining Star|シャイニング・スター
        サウンドトラックとして制作された『暗黒への挑戦』からの第一弾シングル。’75年、初めてR&B/ポップ両チャート1位を記録した曲で、アルバムともども全米No.1となったのは、当時、黒人アーティストとしては初めてとなる快挙だった。第18回グラミー賞にて〈最優秀R&Bヴォーカル・パフォーマンス・デュオ/グループorコーラス〉を獲得。
      • 4.That's The Way Of The World|暗黒への挑戦
      • 4.That's The Way Of The World|暗黒への挑戦
        サウンドトラック・アルバムのタイトル曲で、’75年にR&Bチャート5位/ポップ・チャート12位を記録。EW&Fも“グループ”という名義で出演したシグ・ショア監督の同名映画は、欺瞞に満ちた音楽業界の内幕を描いた内容で、タイトルには「これが世の中の仕組み…」というある種の諦観が込められているようだ。
      • 5.Sing A Song|シング・ア・ソング
      • 5.Sing A Song|シング・ア・ソング
        スタジオ新録曲を含む初のライヴ盤『灼熱の狂宴』(‘75年)からの第一弾シングルとして発売された新曲。「気分が晴れない時は“歌を歌おう”」と繰り返す軽快なファンク・チューンで、75年にR&Bチャート1位/ポップ・チャート5位をマークした。モーリス・ホワイトとアル・マッケイの共作で、後の「セプテンバー」に通じるディスコ感覚もある。
      • 6.Can't Hide Love |キャント・ハイド・ラヴ
      • 6.Can't Hide Love |キャント・ハイド・ラヴ
        『灼熱の狂宴』から、こちらもスタジオ新録曲としてシングル発売された名曲。もともとはスキップ・スカボロウがLAのソウル・グループ、クリエイティヴ・ソースのために書いた作品(‘73年にサセックスから発売)で、これを人気急上昇中のEW&Fが取り上げたことで広く知られるようになった。
      • 7. Getaway|ゲッタウェイ
      • 7. Getaway|ゲッタウェイ
        アレンジなどを手掛けていたチャールズ・ステップニーの急逝という悲劇を乗り越えて完成させた『魂/スピリット』(76年)からの第一弾シングル。リズムとブラスが一体となり、16ビートで突き進むダンサブルなアップで、これまでのファンクより音が整理され、さらに洗練度を増した。’76年にR&Bチャート1位/ポップ・チャート12位をマーク。
      • 8.Saturday Nite|サタデイ・ナイト
      • 8.Saturday Nite|サタデイ・ナイト
        『魂/スピリット』からのシングル第2弾。モーリス・ホワイト、アル・マッケイ、フィリップ・ベイリーの共作で、歌や演奏にも三者の個性が反映されている。アレンジはチャールズ・ステップニー。フェニックス・ホーンズのブラスで幕を開けるポップなミディアム・ファンク。′76年にR&Bチャート4位/ポップ・チャート21位を記録。
      • 9.On Your Face|オン・ユア・フェイス(心模様)
      • 9.On Your Face|オン・ユア・フェイス(心模様)
        「しかめっ面ばかりしてると魂まで腐っちまうぜ…気分がすぐれない時は僕についておいで」とポジティヴなメッセージを放つナンバーも『魂/スピリット』からのシングル・カット。モーリス・ホワイト、フィリップ・ベイリー、チャールズ・ステップニーの共作。ポップ・チャートでは振るわなかったが、R&Bチャートで26位を記録。
      • 10.Serpentine Fire|太陽の戦士
      • 10.Serpentine Fire|太陽の戦士
        ‘77年作『太陽神』からの第一弾シングル。日本盤のジャケットにはアルバムと同じ長岡秀星のイラストを使用している。アルバム冒頭を飾ったエネルギッシュなファンキー・チューンで、力強いビートにシャープなホーン、一段と粘りを増したモーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのヴォーカルは邦題のように勇ましい。‘77年にR&Bチャート1位/ポップ・チャート13位を記録。
      • 11.Fantasy|宇宙のファンタジー
      • 11.Fantasy|宇宙のファンタジー
        日本におけるEW&F人気を決定づけた曲。『太陽神』からのシングルで、本国では’78年にR&Bチャート12位/ポップ・チャート32位と、当時の彼らにしてはあまり芳しくない成績だったが、日本ではバイオグラフィーでも触れた“ファンタジー・ダンス”がディスコで流行り、キャンディーズがライヴでカヴァーするなどして話題を集めた。
      • 12.Jupiter|ジュピター(銀河の覇者)
      • 12.Jupiter|ジュピター(銀河の覇者)
        こちらも日本での人気曲。『太陽神』に収録され、本国ではシングル化されていないが、宇宙的イメージを纏った当時のEW&Fらしいナンバーとして日本や英国などでシングルが出された(UKシングル・チャート41位)。76年の「ゲッタウェイ」に通じる、ホーンが駆け回るスピード感溢れるファンク。
      • 13.Got To Get You Into My Life|ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
      • 13.Got To Get You Into My Life|ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
        EW&Fは、ビートルズの楽曲に基づいた‘78年公開のミュージカル映画『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に、主役だったビー・ジーズやピーター・フランプトンとともに出演。その時に演奏したのが、ビートルズの’66年作『リボルバー』収録の本曲だった。R&Bチャート1位/ポップ・チャート9位を記録している。
      • 14.Magic Mind|マジック・マインド
      • 14.Magic Mind|マジック・マインド
        『太陽神』収録曲で、「ジュピター(銀河の覇者)」と同じく本国ではシングル・カットされず、日本と英国でリリースされた(UKシングル・チャート54位)。モーリス、ヴァーディン、フレッドのホワイト3兄弟と、ラリー・ダン、フィリップ・ベイリー、アル・マッケイの中心メンバー6名が共作したグルーヴ感溢れるアップ・チューン。
      • 15.September|セプテンバー
      • 15.September|セプテンバー
        日本では「宇宙のファンタジー」と人気を二分するダンス・クラシック。‘78年にR&Bチャート1位/ポップ・チャート8位を記録し、アルバムには同年発売の『ベスト・オブ・EW&F Vol.1』に初収録された。12月に「9月21日の夜を覚えているかい?」と愛する人に問いかけた歌で、2014年の『ホリデイ』では本曲を基にした替え歌「ディセンバー」も披露。
      • 16.Boogie Wonderland|ブギー・ワンダーランド
      • 16.Boogie Wonderland|ブギー・ワンダーランド
        ‘79年作『黙示録』の先行シングルで、初めて戦略的にディスコを意識して作られた曲。フィリップ・ベイリーは「アンチ・ディスコ・ソングだった」と語っていたが、ディスコで人気となり、日本では一般商品として初めて12インチ・シングルが発売されたことでも知られる。′79年にR&Bチャート2位/ポップ・チャート6位を記録。
      • 17. Star|スター
      • 17. Star|スター
        本国では『黙示録』からの第4弾シングルだが、日本では第2弾シングルとして「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」とのカップリングでA面曲として発売された。ヴォーカルはフィリップ・ベイリー。フェニックス・ホーンズのラームリー・マイケル・デイヴィスによるトランペット・ソロにも心が弾む。本国では79年末にR&Bチャート47位/ポップ・チャート64位を記録。
      • 18. After The Love Has Gone|アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン
      • 18. After The Love Has Gone|アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン
        EW&Fを代表する名バラード。当時新進気鋭のデヴィッド・フォスターがモータウン創立者ベリー・ゴーディJr.のオフィスでメロディを思いつき、仲間のジェイ・グレイドンとビル・チャンプリンの力を借りて仕上げたとされるAORマナーの優美な曲で、弦アレンジもフォスターが手掛けている。’79年にR&B/ポップ両チャートで2位を記録。
      • 19. In The Stone|石の刻印
      • 19. In The Stone|石の刻印
        『黙示録』のオープニング曲で、同作からの第3弾シングルとして’79年にリリース。作者はモーリス・ホワイト、デヴィッド・フォスター、アリー・ウィリスの3人で、「ヨハネの黙示録」にインスパイアされて書かれ、アルバムの邦題はここから名付けられた。
      • 20.Can't Let Go|旋風かぜの使者
      • 20.Can't Let Go|旋風かぜの使者
        『黙示録』に収録されたシャープでスピード感のあるアップ・チューン。アルバムでは、「石の刻印」に続き、カリンバの間奏に導かれて登場する曲としてお馴染みだろう。本国ではシングル・カットされていないが、日本や英国でシングル発売され、UKシングル・チャートで46位を記録している。
      • 21.Brazilian Rhyme (Extended Mix)|ブラジルの余韻(エクステンデッド・ヴァージョン)
        ボーナス・トラック。『太陽神』には「ブラジルの余韻」と題したふたつの間奏曲(92年のCDボックス『エターナル・ダンス』にて、それぞれ「ベイジョ」「ポンタ・ジ・アレイア」と表記された)があり、特に〈パラッパッパ〉というフィリップ・ベイリーの美声スキャットでお馴染みの「ベイジョ」は、後年DJやリミキサーによるリエディット版なども出回ったが、実は完奏版があった……。
  • DISC 2 [CD: JAPANESE SINGLES]
      • 1.Let Me Talk|明日への賛歌
      • 1.Let Me Talk|明日への賛歌
        LP2枚組の大作『フェイセス』(’80年)の先行シングル。アルバムのレコーディングで訪れたカリブ海のモンセラット島の人々が話す言葉をヒントにして、歌詞をモーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーが担当した。作曲はモーリス&ヴァーディンのホワイト兄弟、ラリー・ダン、アル・マッケイ、ラルフ・ジョンソンの5人。
      • 2.Sparkle|自由のスパークル
      • 2.Sparkle|自由のスパークル
        『フェイセス』収録曲だが、本国を含め海外でのリリースはなく、‘80年に日本独自でシングル発売された。モーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーに加えて、「宇宙のファンタジー」でもペンを交えたカルデラのエディ・デル・バリオがソングライティングを担当した開放感のあるポップ・チューン。
      • 3.Let's Groove|レッツ・グルーヴ
      • 3.Let's Groove|レッツ・グルーヴ
        ‘81年作『天空の女神』からの第一弾シングル。日本ではディスコで評判となり、本国でも8週間R&Bチャート1位(ポップ・チャートでは5週間3位)となるなど、EW&F屈指の人気を誇るダンス・チューンだ。モーリス・ホワイトとウェイン・ヴォーン(エモーションズのメンバー、ワンダの夫)の共作。
      • 4. I've Had Enough|果てしなき挑戦
      • 4. I've Had Enough|果てしなき挑戦
        『天空の女神』収録曲だが、本国ではシングル・リリースされず、日本やヨーロッパなどで発売された(UKシングル・チャート29位)。コ・プロデュースを担当したフィリップ・ベイリーが、女性シンガー/ソングライターのブレンダ・ラッセル、当時クインシー・ジョーンズ一派だった鍵盤奏者のグレッグ・フィリンゲインズと共作したスマートなダンサー。
      • 5. The Changing Times|ザ・チェンジング・タイムズ
      • 5. The Changing Times|ザ・チェンジング・タイムズ
        『天空の女神』のクロージング・ナンバーで、日本でのみシングル・リリース。中近東風のエスニックなイントロで始まるこれは「ゲッタウェイ」(76年)の共作者だったビロイド・テイラーのペンによるエッジーなアップ・チューンで、日本盤シングルのジャケットには“ストロング・エキサイティング・ナンバー”と書かれていた。
      • 6. Fall in Love With Me|フォール・イン・ラヴ
      • 6. Fall in Love With Me|フォール・イン・ラヴ
        ‘83年作『創世記』のリード・シングル。「レッツ・グルーヴ」の続編的なダンス・チューンで、作者はモーリス・ホワイトとウェイン&ワンダのヴォーン夫妻。シンセのエレクトロニックな音も目立つが、生楽器による人力演奏感がグルーヴを生んでおり、後半では『天空の女神』でグループに復帰したローランド・バウティスタのギター・ソロも炸裂する。
      • 7.The Speed Of Love|スピード・オブ・ラヴ
      • 7.The Speed Of Love|スピード・オブ・ラヴ
        『創世記』からのシングルとしては「サイド・バイ・サイド」「スプレッド・ユア・ラヴ」が本国でリリースされているが、日本ではこれがシングル発売された。「フォール・イン・ラヴ」を書いた3人と作詞家のトニー・ヘインズ(EW&Fとの仕事を機にソウル/R&B、日本の歌謡曲などの作品で活躍)がペンを交えたスタイリッシュなミディアム・ダンサー。
      • 8.Magnetic|マグネティック
      • 8.Magnetic|マグネティック
        英国のシンセ・ポップ・ユニット、Qフィールのマーティン・ペイジとブライアン・フェアウェザーをブレーンに迎えた’83年作『エレクトリック・ユニヴァース』の先行シングル。フェニックス・ホーンズと訣別し、新しいEW&F像を伝えるべくシンセやドラム・マシーンを駆使してエレ・ポップ的な方向に振り切ったアグレッシヴなダンス・ナンバーだ。
      • 9. Spirit Of A New World|スピリット・オブ・ア・ニュー・ワールド
      • 9. Spirit Of A New World|スピリット・オブ・ア・ニュー・ワールド
        『エレクトリック・ユニヴァース』から、‘83年に日本のみでリリースされたシングル。作者にはモーリス・ホワイトとデヴィッド・フォスターに加えて、マーティン・ペイジとブライアン・フェアウェザーが名を連ね、「マグネティック」同様、打ち込みによるサウンドで新しいEW&Fのスタイルを打ち出している
      • 10. System Of Survival|サバイバル
      • 10. System Of Survival|サバイバル
        活動休止から約4年、メンバーのソロ活動を経て復帰を謳った『タッチ・ザ・ワールド』(’87年)からの第一弾シングル。イントロのラジオ・チューニング音からニュース・キャスターの喋りが漏れ聞こえるが、これはレーガン政権時代に起こったイラン・コントラ事件に触発されて書かれたメッセージ・ソングだが……。
      • 11.Evil Roy|イーヴィル・ロイ(悪漢ロイ)
      • 11.Evil Roy|イーヴィル・ロイ(悪漢ロイ)
        「サバイバル」に続く『タッチ・ザ・ワールド』からのシングルは、本国では「君を想って」だったが、日本ではこちらが’88年に短冊形のケースに入った8㎝CDで発売された(本国では第3弾シングルとしてカット)。R&Bチャート22位をマークした。ドラッグ問題などを仄めかしたMVにはアニメーションも取り込んでいる。
      • 12.Turn On (The Beat Box)|ターン・オン(ザ・ビート・ボックス)
      • 12.Turn On (The Beat Box)|ターン・オン(ザ・ビート・ボックス)
        コロンビア時代のベスト・アルバム第2弾『ベスト・オブ・EW & F VOL.2』(‘88年)からのファースト・シングルを謳った新曲で、88年公開の映画『キャディーシャックII』のサウンドトラックにも収録。日本では8cm CDでリリースされた。ホイットニー・ヒューストンが歌い出しそうな開放感もある。R&Bチャート26位を記録した。
      • 13. Heritage feat. The Boys|ヘリテッジ feat. ザ・ボーイズ
      • 13. Heritage feat. The Boys|ヘリテッジ feat. ザ・ボーイズ
        コロンビア最終作『ヘリテッジ』(’90年)の第一弾シングル(8cmCD)。LA&ベイビーフェイスが手掛けた「ダイアル・マイ・ハート」(’88年)でモータウンから登場したザ・ボーイズを迎え、当時全盛を誇っていたニュー・ジャック・スウィングに対応したアップ・ナンバーだ。R&Bチャート5位を記録。
      • 14.Takin’ Chances|テイキン・チャンシズ
      • 14.Takin’ Chances|テイキン・チャンシズ
        『ヘリテッジ』収録曲で、‘90年に日本のみで発売されたシングル(8cmCD)。これもニュー・ジャック・スウィング全盛期のムードを反映した曲で、70年代ファンクのアップデート版とでも言うべき仕上がりだ。コ・プロデュースやアレンジ、シンセなどを担当したレス・ピアースと一緒に曲を書いたフランキー・ブルーがファンキーなギターを披露。
      • 15. Wanna Be The Man feat. MC. Hammer|ウォナ・ビー・ザ・マン feat. MC.ハマー
      • 15. Wanna Be The Man feat. MC. Hammer|ウォナ・ビー・ザ・マン feat. MC.ハマー
        『ヘリテッジ』では、当時ユニークなダンスで人気急上昇中だったラッパーのMC・ハマーと2曲共演している。「フォー・ザ・ラヴ・オブ・ユー」、そしてモーリス&ヴァーディンのホワイト兄弟がシェルダン・レイノルズらと共作したこの曲で、本国でもアルバムからの第3弾シングルとして’90年にリリース(日本盤は8cmCD)。
      • 16.My Promise|マイ・プロミス
      • 16.My Promise|マイ・プロミス
        ここからはDISC2のボーナス編。時代は飛んで、2013年にレガシー、日本では古巣ソニーが発売した『フォーエヴァー』から、「ガイディング・ライツ」に続くアルバム先行曲として登場したシングルだ。原点回帰を謳ったアルバムを象徴する一曲だろう。複数のアダルト系チャートで30位内にランクインした。
      • 17.Sun Goddess|太陽の女神 <ラムゼイ・ルイス feat. EW&F>
      • 17.Sun Goddess|太陽の女神 <ラムゼイ・ルイス feat. EW&F>
        シカゴ出身のソウル・ジャズ・ピアニストを、彼が率いたトリオの元ドラマーだったモーリス・ホワイトが師匠への恩返しとして手掛けた曲(ジョン・リンドとの共作)。 ‘75年にR&Bチャート20位/ポップ・チャート44位を記(この曲はラムゼイ・ルイス名義でリリースされたシングル『スパイダーマン』にカップリング収録)。
      • 18. Easy Lover イージー・ラヴァー<フィリップ・ベイリー&フィル・コリンズ>
      • 18. Easy Lover イージー・ラヴァー<フィリップ・ベイリー&フィル・コリンズ>
        '83年作『アナザ・フェイス』でソロ・デビューしたフィリップ・ベイリー。続いて当時ジェネシスとしても絶好調だったフィル・コリンズと組み、世俗でのソロ2作目『チャイニーズ・ウォール』(84年)を発表、日本での第一弾シングルに選ばれたのが、キレキレの裏声でフィルとデュエットした本曲だった。全米チャートR&B3位/ポップ2位を記録。
      • 19. I Need You|アイ・ニード・ユー<モーリス・ホワイト>
      • 19. I Need You|アイ・ニード・ユー<モーリス・ホワイト>
        モーリス・ホワイトが’85年に放った唯一のソロ・アルバム『スタンド・バイ・ミー』は、EW&F『エレクトリック・ユニヴァース』(‘83年)で起用したマーティン・ペイジとブライアン・フェアウェザーをアソシエイト・プロデューサーとして起用。表題曲(ベン・E.キングのカヴァー)に続く第2弾シングルとしてR&Bチャート30位/ポップ・チャート95位をマーク。
  • DISC 3 [DVD: MUSIC VIDEOS]

    (DISC1、DISC2収録曲に関しては、そちらの解説をご参照ください)

      • 1.Reasons(Live)|リーズンズ(ライヴ)
        本セットではDVDのみの収録となったラヴ・バラード。’75年作『暗黒への挑戦』で初披露した名曲のライヴ・ヴァージョンで、‘82年のステージ映像が採用されている。作者はモーリス・ホワイト、フィリップ・ベイリー、チャールズ・ステップニー。
      • 15.Thinking Of You|君を想って
        本国では『タッチ・ザ・ワールド』(’87年)の第2弾シングルとしてカットされた曲だが、日本での発売はなく、本セットにはMVのみが収録された。’88年にR&Bチャート3位/ポップ・チャート67位を記録。中国を意識したと思しきオリエンタリズム溢れるMVでは、メンバーが珍しくスーツ姿で登場する。
  • アース・ウインド&ファイアー

    アース・ウインド&ファイアー日本公式サイト
    https://www.sonymusic.co.jp/artist/EarthWindandFire/

  • Earth,Wind&Fire(アース・ウインド&ファイアー)

    1969年シカゴで、モーリス・ホワイト(vo)がEW&Fの前身となるグループ「ソルティ・ペッパーズ」を結成。その後、グループ名を「アース・ウインド&ファイアー」に改め、1970年にワーナー・ブラザーズからレコード・デビュー。1972年に、モーリス&ヴァーディン・ホワイト(b)兄弟に、新たにフィリップ・ベイリー(vo)らを加えて再出発。レコード会社もコロンビアに移籍する。キャッチーなメロディーと、モーリス・ホワイトと美しいファルセットのフィリップ・ベイリーによるヴォーカルの掛け合い、ホーン・セクションをフィーチャーした華やかなディスコ・サウンドで世界的な人気を獲得した。現在も人気の高い「シャイニング・スター」「宇宙のファンタジー」「セプテンバー」といった70年代のヒット曲や、80年代を代表するダンス・チューン「レッツ・グルーヴ」などヒット曲多数。これまでに、6度グラミー賞を受賞、全世界で約9千万枚のセールスを記録している。2016年2月3日、長年の闘病の末、リーダーのモーリス・ホワイトが逝去。世界中のファン、著名人から追悼のコメントが寄せられた。訃報の直後に行われたグラミー賞では特別功労賞を受賞した。現在もバンドはフィリップ・ベイリーを中心に精力的にライヴ活動を続けており、新たなファンを獲得している。


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