●「進むこととは遠くへ行くこと、遠くへ行くこととは戻ること」という中国の思想家、老子の言葉をモチーフに“輪廻の概念”をテーマに作られた壮大なコンセプト・アルバム。ヴァンゲリスのトレードマークとなるポリフォニック・シンセの導入により音色的な温かみが増した美の極致的作品。●人間の道徳について説いた「老子道徳経」から原点回帰にまつわるテーマを引用した作品で、新たにヤマハのCS-80ポリフォニック・シンセサイザーを導入し、シンセ・ミュージックの新境地を見せている。●「見知らぬ男」「托鉢僧Dアルファ」「3+3」のシングル・エディット・ヴァージョン、アルバム収録の「見知らぬ男」とはヴァージョンの異なる「見知らぬ男 (2)」をボーナス・トラックとして収録。1977年作品。