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第198回 萩原健太のotonanoラジオ#80

2021/04/13 公開

土岐麻子さんをゲストに迎えて(その2)

今週のオンエア曲

土岐麻子さんをゲストに迎えて(その2)

1.

土岐麻子

Rendez-vous in '58 (sings with バカリズム)

『HOME TOWN~Cover Songs』2021年2月17日発売

土岐麻子さんをゲストに迎えて(その2)

2.

土岐麻子

夏夜のマジック

『HOME TOWN~Cover Songs』2021年2月17日発売

土岐麻子さんをゲストに迎えて(その2)

3.

土岐麻子

VITAMINE E・P・O

『HOME TOWN~Cover Songs』2021年2月17日発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#80

『Let’s Put Our Hearts Together~古今ステキな男女デュエット集<洋楽篇>]』

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各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. ME! / テイラー・スウィフト&ブレンドン・ユーリー

土岐さんとバカリさんの素敵なデュエットからインスピレーションを得て、今回のプレイリストは古今の素敵な男女デュエット集。と言っても、名作の多い部門。きりがないので今回はあえて洋楽のみ、ということでセレクトしました。それでもとても12曲じゃ選びきれませんが…(笑)。何はともあれ、わりと最近の名デュエットから。2019年、われらがテイラーがパニック!アット・ザ・ディスコのブレンドン・ユーリーをデュエット・パートナーに迎えたごきげんなバブルガム・ポップです。
2. メロウなふたり / スージー・クアトロ&クリス・ノーマン

女の子ロッカーの草分け的存在、スージー・クアトロと、スモーキーというロック・バンドのヴォーカル、クリス・ノーマンがタッグを組んで1978年に放ったデュオ・ヒット。両者とも、当時超売れっ子だったマイク・チャップマン&ニッキー・チンがプロデュースを手がけていたことで実現した夢の共演だった。
3. アイ・キャント・ヘルプ・イット / アンディ・ギブ&オリビア・ニュートン・ジョン

ビージーズのバリー・ギブが作った名曲のひとつ。ギブ兄弟の末っ子、アンディが同じオーストラリア人脈のオリヴィア・ニュートン・ジョンをデュエット・パートナーに迎えて1980年に大ヒットさせた。
4. 涙のデュエット / ジョニー・マティス&デニース・ウィリアムス

1950年代からヒットチャート上で数々の記録を打ち立てながら鉄壁の人気を博してきたジョニー・マティス。とはいえ、1970年代も後半に入ってくると少しスランプ状態に。それを打ち破るため企画されたのが、当時R&Bシーンで成功を収めつつあった若き歌姫、デニース・ウィリアムス。この目論見は大当たり。1978年に二人が甘くデュエットした本曲は見事全米1位に輝いた。
5. ユー・キャン・ディペンド・オン・ミー / トニー・ベネット&k.d.ラング

これまた新旧世代がタッグを組んだ男女デュオ。超ベテラン・ジャズ・シンガーのトニー・ベネットとカナダを代表するシンガー・ソングライター、k.d.ラングとが、かつてルイ・アームストロングがレパートリーにしていた名曲群をカヴァーした2002年のデュエット・アルバム『この素晴らしき世界』から。
6. 胸ときめいて / エミルー・ハリス&ロイ・オービソン

続いてこれも超ベテランの男性シンガーと後続世代の女性シンガーの共演曲。1980年、ミート・ローフ主演の映画『ローディー』のサウンドトラックに提供されたナンバーだ。1950年代から活躍するロイ・オービソンが自ら作った名曲を、当時カントリー界の若き歌姫だったエミルー・ハリスとデュエットして大ヒットを記録した。
7. アイ・ネヴァー・トーク・トゥ・ストレンジャーズ / トム・ウェイツ&ベット・ミドラー

酔いどれシンガー・ソングライター、トム・ウェイツが1977年にリリースした名作アルバム『異国の出来事』に収められていたベット・ミドラーとのジャジーなデュエット・ナンバー。
8. ドント・ノウ・マッチ / リンダ・ロンシュタット&アーロン・ネヴィル

1950年代から無数のヒット曲を生み出してきたソングライター、バリー・マンが1980年、カサブランカ・レコードからリリースした自身4作目のソロ・アルバム『バリー・マン』で発表した必殺の名曲。それを1989年、リンダ・ロンシュタットがアーロン・ネヴィルとのデュエットでカヴァー。世界中で大ヒットした。
9. 恋のデュエット / エルトン・ジョン&キキ・ディー

泣く子も黙るロイヤル・スーパースター、エルトン・ジョンと、彼が1973年に設立したロケット・レコードに所属しつつ数曲のヒット・シングルを放っていた女性シンガー、キキ・ディーによるごきげんなデュエット曲。1976年に見事英米で1位に輝いた。アメリカではこれがエルトンにとって6曲目のナンバーワン・シングルだったが、驚いたことに本国イギリスではこれが初の1位曲だった。
10. ザ・クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー / ルーサー・ヴァンドロス&ビヨンセ

ルーサーとビヨンセが、R&Bシーンの大先輩にあたる男女デュオ、ロバータ・フラック&ダニー・ハザウェイのレパートリーを敬意を込めてカヴァーしたもの。2004年にルーサーとビヨンセ、それぞれのアルバムに収録された。
11. わが恋はここに / ルイ・アームストロング&エラ・フィッツジェラルド

数ある男女デュオの中でも最高峰のひとつと言われるのが、1956〜57年に実現したこのジャズ・ヴォーカルの元祖的な二人、サッチモことルイ・アームストロングとエラ・フィッツジェラルド。リラックスしたムードの中、二人が持ち前の豊かな歌心を存分に発揮しながら、歌とは何か、その原点を教えてくれる。
12. レッツ・プット・アワー・ハーツ・トゥゲザー / ブライアン&マリリン・ウィルソン(ビーチ・ボーイズ)

ビーチ・ボーイズというバンド名義で1977年にリリースされたアルバム『ラヴ・ユー』から、中心メンバーだったブライアン・ウィルソンが当時の奥様、マリリン・ウィルソンと素朴で感動的なデュエットを聞かせるこの曲で今回のプレイリストは幕。

解説:萩原健太

土岐麻子さんをゲストに迎えて(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第197回 萩原健太のotonanoラジオ#79

2021/04/06 公開

土岐麻子さんをゲストに迎えて(その1)

今週のオンエア曲

土岐麻子さんをゲストに迎えて(その1)

1.

土岐麻子

ソラニン

『HOME TOWN~Cover Songs』2021年2月17日発売

土岐麻子さんをゲストに迎えて(その1)

2.

土岐麻子

私の恋と東京

『HEARTBREAKIN'』2013年

土岐麻子さんをゲストに迎えて(その1)

3.

土岐麻子

『HOME TOWN~Cover Songs』2021年2月17日発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#79

『COVERS~土岐麻子“ジャズじゃない”曲集〜』

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各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. September / 土岐麻子

カヴァー上手なことにかけては右に出る者なしの土岐麻子さん。土岐さんのカヴァーものというと、やはりジャズ系というか、グレイト・アメリカン・ソングブック系のスタンダード作品の印象が強かったりもするのですが。今回リリースされた『HOME TOWN』のような日本のポップ・ミュージックのカヴァー集があったり、本当に多彩な曲に挑戦していらっしゃいます。ということで、今回は土岐さんがカヴァーした“ジャズじゃない”曲集、みたいな(笑)。まあ、そんな感じのプレイリストをわりとゆるめに作ってみました。まずは2004年のEP『STANDARDS〜土岐麻子ジャズを歌う〜』より、アース・ウィンド&ファイア、1979年のヒット曲に挑んだこのヴァージョンから。
2. Everybody Wants to Rule the World / 土岐麻子

これもEP『STANDARDS〜土岐麻子ジャズを歌う〜』に収められていたティアーズ・フォー・フィアーズ、1985年の特大ヒット曲。
3. Another Star / 土岐麻子

同じく2004年に出たアルバム『STANDARDS on the sofa〜土岐麻子ジャズを歌う〜』から。これはスティーヴィー・ワンダーが1976年にリリースしたエキゾチックなナンバー。
4. (I Can't Get No) Satisfaction / 土岐麻子

『STANDARDS on the sofa〜土岐麻子ジャズを歌う〜』はかなり意欲的な選曲がなされた1枚だったけれど、特に印象的だったのがこれ。なんとローリング・ストーンズが1965年にリリースした初期代表曲をストリング・クァルテットのアンサンブルで聞かせるというごきげんなカヴァーです。
5. Norwegian Woods(This Bird Has Flown) / 土岐麻子

ストーンズをカヴァーするならビートルズも。ということで、前曲のオリジナル・ヴァージョンと同じ1965年にリリースされたビートルズ・ナンバー。2005年のアルバム『STANDARDS gift〜土岐麻子ジャズを歌う〜』の収録曲だ。
6. 土曜日の恋人 / 土岐麻子

日本のポップ・ミュージックのカヴァーのみで構成された2006年のアルバム『WEEKEND SHUFFLE』より。山下達郎が1985年、フジテレビ系『オレたちひょうきん族』のエンディング・テーマ曲としてリリースしたナンバーだ。
7. 青空のかけら / 土岐麻子

2007年のアルバム『TALKIN’』より。自ら作詞を手がけ、音楽仲間たちが作曲したオリジナル中心の1枚だったが、この曲のみカヴァー。1986年に斉藤由貴が放ったナンバーワン・ヒットだ。
8. サマーヌード / 土岐麻子

カヴァー、オリジナル、交えてリリースされた2008年のミニアルバム『Summerin’』より2曲いきます。まずは1995年に真心ブラザーズがリリースしたシングル・チューンのカヴァー。
9. 小麦色のマーメイド / 土岐麻子

続いて、同じ『Summerin’』から、1982年に松田聖子がヒットさせたナンバーのカヴァーだ。
10. ALL YOU NEED IS LOVE / 土岐麻子

ビートルズをもう1曲。2010年のアルバム『乱反射ガール』より、当時、携帯電話のCMソングにも起用された1967年のビートルズ・ナンバーのカヴァーです。
11. シーズン・イン・ザ・サン / 土岐麻子

土岐麻子にとって初の全曲日本のポップス・カヴァー・アルバム、2012年の『CASSETTEFUL DAYS ~Japanese Pops Covers~ 』より。1986年の夏を大いに賑わしたTUBEのヒット曲。
12. Californication / 土岐麻子

ラストは、2014年のソロ・デビュー10周年記念盤『STANDARDS in a sentimental mood ~土岐麻子ジャズを歌う~ 』より。以前の“ジャズを歌う”シリーズ同様、ジャズを歌うと言っているわりに、全然ジャズじゃない曲も取り上げるところが土岐麻子流。この曲は1999年、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが放ったオルタナ・ロック・チューンだ。

解説:萩原健太

土岐麻子さんをゲストに迎えて(その1)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

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第196回 萩原健太のotonanoラジオ#78

2021/03/30 公開

永積崇さん(ハナレグミ)をゲストに迎えて(その2)

今週のオンエア曲

永積崇さん(ハナレグミ)をゲストに迎えて(その2)

1.

ハナレグミ

賑やかな日々

『発光帯』 2021年3月31日発売

永積崇さん(ハナレグミ)をゲストに迎えて(その2)

2.

ハナレグミ

笑う月 ~ムーンライト~

『発光帯』 2021年3月31日発売

永積崇さん(ハナレグミ)をゲストに迎えて(その2)

3.

ハナレグミ

Quiet Light

『発光帯』 2021年3月31日発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#78

『コラボ達人! 永積崇(ハナレグミ)共演音楽集』

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1. 太陽と心臓 (vocal:ハナレグミ) / 東京スカパラダイスオーケストラ

ハナレグミの永積くんはコラボ上手というか。ソロでのパフォーマンスの他に、多彩なアーティストのアルバムにゲスト参加したり、仲間とデュエットしたり、さまざまな形でファンを楽しませてくれている。ということで、今回のプレイリストはそういう共演音源集。まずは2012年、東京スカパラダイスオーケストラのアルバム『欲望』にゲスト・ヴォーカリストとして参加して歌ったこの曲から。
2. 寺子屋FUNK feat. シャカッチ / レキシ

永積くんは、かつてスーパー・バター・ドッグ在籍時からの相棒、“池ちゃん”こと池田貴史のソロ・ユニット、レキシのアルバムにもたびたび客演。リード・ヴォーカルを聞かせている。そのときの名前はハナレグミではなく“シャカッチ”。ということで、2016年にレキシがリリースしたアルバム『Vキシ』より、7拍子でグルーヴするファンク・チューンを。
3. 眠りの森 / 冨田ラボ & ハナレグミ

番組にもゲスト出演してくださったことがあるサウンド・プロデューサー、富田恵一のソロ・プロジェクト”富田ラボ”が2003年にリリースした初アルバム『Shipbuilding』からのシングル・カット・チューン。
4. I KNOW〜愛のド レ ミ レ ド〜 feat. TONY ALLEN, ハナレグミ / キングダム☆アフロックス

アフロビートを軸にジャズ、ラテン、ファンクなどを融合した躍動的なサウンドを聞かせるキングダム☆アフロックスが2013年にリリースしたアルバム『Radioidiot』の収録曲。フェラ・クティとともに“アフロビート”を編み出した偉大なドラマー、トニー・アレンとともにハナレグミもヴォーカルでゲスト参加!
5. 宇宙ハワイ / Alpha feat. ハナレグミ

ヒップホップ・ユニット、アルファが2001年の「サンオイル」に続いて再びハナレグミをヴォーカルに迎えたシングル・ナンバーだ。2007年の作品。
6. カな (feat. Hanaregumi) / ASA-CHANG & 巡礼

ASA-CHANGのユニットとのコラボ・シングル。ASA-CHANGならではのハイパーでエキゾチックな空気感と、ハナレグミならではのアーシーなフォーク・ブルース味とが絶妙に絡み合う1曲だ。鋭い言語感覚にも思わずたじろぐ2004年作品。
7. RAIN DROPS KEEP FALLING ON MY HEAD feat.ハナレグミ / キュビズモ・グラフィコ・ファイブ

松田岳二率いるキュビズモ・グラフィコ・ファイブが、ハナレグミのヴォーカルをフィーチャーした2008年のシングル曲。ご存じ、バート・バカラック作の名曲「雨にぬれても」の軽快なカヴァーだ。
8. 俺の小宇宙 / U-zhaan x ハナレグミ

タブラ奏者、ユザーンがASA-CHANG & 巡礼を脱退後、2014年にリリースしたソロ・アルバム『Tabla Rock Mountain』より。コーネリアス、坂本龍一ら幅広い顔ぶれ9組を各々1曲ずつゲストに迎えた1枚だった。その中からハナレグミが客演したこのしみる1曲を。
9. 真冬物語 / 堀込泰行, 畠山美由紀 & ハナレグミ

作詞・松本隆、作曲・松任谷由実、プロデュースおよびアレンジ・冨田恵一という豪華な顔ぶれによる2003年のシングル。歌っているのもキリンジの堀込泰行、畠山美由紀、そしてハナレグミという夢のラインアップ。
10. 楽園をふたりで / ハナレグミ & コトリンゴ

2020年に制作されたアニメ映画『さよなら、ティラノ』のエンディング曲。プロデュースは坂本龍一。どちらも一風変わったソロ・プロジェクト名を持つハナレグミとコトリンゴのデュエット・チューンだ。
11. うんだらか うだすぽん / ハナレグミ と うんだらか楽団

これは共演作品というよりも、別ユニット名作品という感じ。2017年にNHKみんなのうたで放送されて人気を博した曲。
12. サヨナラCOLOR (feat. 忌野清志郎) / ハナレグミ

最後は逆に、永積くんのほうが敬愛する忌野清志郎をゲストに迎え、スーパー・バター・ドッグ時代の名曲をハナレグミとして再演したヴァージョンを。永積くん自身も出演した同名映画(竹中直人監督)のサウンドトラックより。

解説:萩原健太

永積崇さん(ハナレグミ)をゲストに迎えて(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第195回 萩原健太のotonanoラジオ#77

2021/03/23 公開

永積崇さん(ハナレグミ)をゲストに迎えて(その1)

今週のオンエア曲

永積崇さん(ハナレグミ)をゲストに迎えて(その1)

1.

ハナレグミ

独自のLIFE

『発光帯』 2021年3月31日発売

永積崇さん(ハナレグミ)をゲストに迎えて(その1)

2.

ハナレグミ

発光帯

『発光帯』 2021年3月31日発売

永積崇さん(ハナレグミ)をゲストに迎えて(その1)

3.

ハナレグミ

僕のBUDDY!!

『発光帯』 2021年3月31日発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#77

『Let It Be Me~優れたシンガー・ソングライター達が歌う<他のソングライター>作品集』

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1. ティーチ・ミー・トゥナイト/ジェイムス・テイラー

今週のゲスト、ハナレグミこと永積タカシくんといえば、自らも素晴らしい詞曲を書くシンガー・ソングライターですが。番組でも話題になった通り、自作曲にこだわることなく、様々なソングライターの曲に“シンガー”としてアプローチすることも多く、しかもその歌がまた素晴らしい。優れたソングライターは優れたシンガーでありストーリーテラーでもある、と。そんな事実を思い知させてくれる存在です。ということで、今週のプレイリストは、基本的には自分で書いた曲を歌うシンガー・ソングライターでありつつも、他のソングライターの作品も分け隔てなく取り上げ、見事自分の物語へと仕立て上げてしまう、そんなアーティストの歌声を集めてお届けします。まずはシンガー・ソングライターと言えばこの人、ジェイムス・テイラーが1950年代に作られたスタンダード・ナンバーを2020年にカヴァーした曲から。
2. 風は激しく/ニール・ヤング

続いてはニール・ヤング。同じカナダ出身のフォーク・デュオ、イアン&シルヴィアの持ち歌をカヴァーしたヴァージョンを。原題は“Four Strong Winds”。季節ごとの4つの強風に吹かれながら、働き、恋に落ち、悩み、移動し…。そんな季節雇いの労働者の姿を通して自然に対する人間という存在の小ささと、でも、そんな中にも輝く希望を描いた1曲です。1978年のアルバム『カムズ・ア・タイム』より。
3. ケンとメリー〜愛と風のように/山崎まさよし

そんなニール・ヤングの名曲「週末に」を下敷きにしたようなアレンジで、日本のポップ・デュオ“BUZZ”が1972年に歌った名曲が「ケンとメリー〜愛と風のように」。車のCMに起用されて当時大いに話題になった1曲です。それを山崎まさよしが2007年にカヴァーしたヴァージョンがこれ。
4. ベイビー・アイ・ドント・ケア/ジョニ・ミッチェル

個人的には20世紀に活躍した女性シンガー・ソングライターの中で最高峰に輝く一人だと確信しているジョニ・ミッチェル。彼女の場合、「青春の光と影」や「サークル・ゲーム」など、彼女が作った名曲を他の多くのシンガーがカヴァーしているという、そういう立場のアーティストですが。時折、意外な曲をカヴァーしてファンを喜ばせてくれました。この曲は1982年のアルバム『恋を駆ける女』の収録曲。エルヴィス・プレスリーが1957年の主演映画『監獄ロック』の中で披露したロックンロールのカヴァーです。
5. レット・イット・ビー・ミー/竹内まりや&山下達郎

このご夫妻、普段はそれぞれソロで活動していて。達郎さんはもちろん、まりやさんも近年は自作曲がレパートリーの大半を占めているわけですが。たまーに豪華な夫婦デュオを聞かせてくれることがあって。そういうとき取り上げるのはだいたいアメリカン・オールディーズ・ナンバー。ということで、この曲もそのひとつ。ジルベール・ベコーが1955年にヒットさせたシャンソン「神の思いのままに」に英語詞を付けたものです。エヴァリー・ブラザーズやベティ・エヴェレット&ジェリー・バトラーでおなじみのヒットのカヴァー。
6. サリー/ポール・マッカートニー

ポール・マッカートニーはビートルズ時代にリトル・リチャードの「のっぽのサリー」をカヴァーしたり、ウイングス時代に「サリー・G」という曲を書いたり、なにやら“サリー”に縁が深いのだけれど。1990年のライヴ・アルバム『トリッピング・ザ・ライヴ・ファンタスティック』では、ずばりこの「サリー」という曲をカヴァーしていました。英国の国民的歌姫、グレイシー・フィールズが1931年に世に広めた名曲です。
7. ア・ラヴァーズ・コンチェルト/桑田佳祐

桑田佳祐も時折、ソロ・シングルのカップリング曲などで興味深いカヴァー曲を披露したりする。この曲もそのひとつ。1994年のシングル「月」のカップリング。1965年にザ・トイズがヒットさせたのを皮切りに、サラ・ヴォーンをはじめ多くのシンガーが取り上げて日本でも人気の高いヒットのカヴァーです。
8. アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー/ブライアン・ウィルソン

ブライアン・ウィルソンはかねてから、20世紀の米国を代表する偉大な作曲家のひとり、ジョージ・ガーシュウィンへの深い敬意を表明していて。それだけに、2010年、ガーシュウィンの遺族公認という形で、彼の作品ばかりを取り上げたアルバム『ブライアン・ウィルソン・リイマジンズ・ガーシュウィン』をリリースできたときはとてつもなくうれしかったに違いない。と、そんな感動的なアルバムからこの名曲のカヴァーを。
9. 黄昏のビギン/井上陽水

この人もいい曲いっぱい書くと同時に、むちゃくちゃカヴァー上手。過去たくさんの名カヴァーを残してきたけれど、今回は1959年、水原弘が歌ったこの曲を。のちに、ちあきなおみがカヴァーしたことでもおなじみの永六輔&中村八大作品だ。2015年のカヴァー・アルバム『UNITED COVER 2』より。
10. ステイ/ジャクソン・ブラウン

原曲は1960年、モーリス・ウィリアムス&ザ・ゾディアックスがヒットさせたドゥーワップ・ナンバー。それをジャクソン・ブラウンは1977年のアルバム『孤独のランナー』でカヴァーしてシングル・カット。全米20位に達するリバイバル・ヒットに仕立て上げた。この人が歌うと陽気なアップテンポ・ドゥーワップもなんだかしっとりするから面白い。
11. 夜霧よ今夜もありがとう/吉田拓郎

吉田拓郎が1977年にリリースしたアルバム『ぷらいべえと』は、尊敬するボブ・ディランの『セルフ・ポートレイト』を意識してレコーディングしたという、カヴァー曲とセルフ・カヴァーとが混在する1枚だった。その中から名匠・浜口庫之助が作り石原裕次郎が歌った1967年の大ヒット曲のカヴァーを。
12. ホワイ・トライ・トゥ・チェンジ・ミー・ナウ/ボブ・ディラン

で、ラストは拓郎さんが意識した、そのボブ・ディランのカヴァー・アルバム、2015年の『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』より。フランク・シナトラのレパートリーばかりを取り上げたこのアルバムから、1952年と1959年にシナトラがレコーディングしたサイ・コールマン作の名曲のカヴァーをどうぞ。

解説:萩原健太

永積崇さん(ハナレグミ)をゲストに迎えて(その1)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第194回 萩原健太のotonanoラジオ#76

2021/03/16 公開

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて 『A LONG VACATION 40th Anniversary Edition』特集(その2)

今週のオンエア曲

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて
『A LONG VACATION 40th Anniversary Edition』特集(その2)

1.

大滝詠一

楽しい夜更し

『NIAGARA MOON 40th Anniversary Edition』2015年

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて
『A LONG VACATION 40th Anniversary Edition』特集(その2)

2.

大滝詠一

雨のウェンズデイ

『A LONG VACATION VOX』
『A LONG VACATION 40th Anniversary Edition』
2021年3月21日同時発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#76

『“ロンバケ”をきっかけに復活!松本隆×大瀧詠一作品集』

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各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. さらばシベリア鉄道 / 太田裕美

『ロング・バケイション』というアルバムで、大滝さんは久々に、はっぴいえんど時代に組んでいた最強のソングライティング・パートナー、松本隆とのタッグを復活。作詞・松本隆、作曲・大瀧詠一(大滝さんはアーティスト名としては大“滝”詠一、ソングライター/プロデューサーとしては大“瀧”詠一と名義を使い分けていました)というクレジットがファンを大いに喜ばせてくれたものです。ということで今回のプレイリストは、“ロンバケ”をきっかけに復活した松本=大瀧コンビの作品集。他シンガーに提供した楽曲から代表的なものをセレクトしてみました。まずは“ロンバケ”の収録曲でもあるこの曲から。“ロンバケ”が出る前年、1980年の暮れにシングル発売されたものです。松本さんが作詞を手がけた太田裕美作品「木綿のハンカチーフ」同様、男女の思いが交互に綴られた楽曲ということもあり、大滝さん自身のヴァージョンが出る前に裕美さんがいちはやくカヴァーしたものです。
2. 恋のハーフムーン / 太田裕美

“ロンバケ”と同じ発売日、1981年3月21日にリリースされた太田裕美のニュー・シングルも前作に引き続き松本=大瀧作品でした。今回は裕美さんへの書き下ろし。B面の「ブルー・ベイビー・ブルー」も松本=大瀧作品で、とても素敵な曲だったけれど、これはストリーミングされていないようなので、今回は外しました。残念!
3. 冬の妖精 / 松田聖子

“ロンバケ”が出た年、1981年の秋にリリースされた松田聖子のシングル「風立ちぬ」も松本=大瀧作品で。この曲を含む同名アルバムのアナログ盤A面の5曲すべての作曲/アレンジ/プロデュースも大滝さんが手がけていました。その中からとりあえず2曲ピックアップ。まずは1960年代のガール・アイドル、レズリー・ゴアの感触を見事、1980年代の日本に蘇らせたアルバムのオープニング・チューンです。
4. 一千一秒物語 / 松田聖子

これもアルバム『風立ちぬ』から。やはた1960年代ガール・グループ・サウンドの要素を見事に消化した超名曲! あなたの煙草が目にしみちゃったりする歌詞が、なんとも80年代です。
5. 冬のリヴィエラ / 森進一

1982年11月リリースのシングル曲。武田鉄矢出演のテレビCM、サントリー冬のギフトのイメージソングとして制作され、森進一にとって久々のトップ10ヒットを記録した。様々なカヴァーも生まれたが、個人的には当時ジャイアンツに在籍していた駒田選手が歌ったヴァージョンがいろいろな意味で印象に残っております(笑)。
6. イエロー・サブマリン音頭 / 金沢明子

これはソングライターとしての松本=大瀧作品ではなく、大滝さんのプロデュースの下、おなじみのビートルズ・ナンバーを松本さんの日本語詞でカヴァーしたもの。音頭のグルーヴを取り入れたノヴェルティ・ナンバーですが、松本さんの歌詞にそこはかとなく漂う青春っぽさが印象的で。けっこう泣けてきたりするから不思議です。ちなみに、アレンジも大滝さんではなく、大滝さんが敬愛するクレイジーキャッツ・サウンドの生みの親、萩原哲晶。1982年作品。
7. 四月のラブレター / 松田聖子

聖子ちゃんに提供された松本=大瀧作品は、前出、1981年のアルバム『風立ちぬ』収録の5曲と、翌1982年のアルバム『Candy』に収録された2曲。そんな後者2曲のうちのひとつ。もっともっとたくさんの松本=大瀧=聖子作品が生まれていればよかったのになぁ…。
8. 探偵物語 / 薬師丸ひろ子

大滝さんは1984年にアルバム『イーチ・タイム』をリリースすることになるわけですが、それへの前哨戦という感じのシングルが、1983年リリースの本曲。『イーチ・タイム』とほぼ同じレコーディング・メンバーとともに緻密に編み上げられた音像が素晴らしい。
9. すこしだけ やさしく / 薬師丸ひろ子

前曲「探偵物語」のシングルB面曲。薬師丸さんの歌声からメリー・ホプキンをイメージした大滝さんが書き下ろしたフォーク・ポップ・チューン。
10. Tシャツに口紅 / ラッツ&スター

大滝さんとラッツは、まだ彼らが“シャネルズ”と名乗っていたアマチュア時代からの付き合い。そんな彼らに初めて本格的に提供した楽曲が本曲だった。イントロはシャドウズの「若い恋人たちのテーマ」、サビは米国のR&Bグループ、ドリフターズの「渚のボードウォーク」的なラテン・ポップ路線、それらをこの時期の大滝さんならではのメロウなテイストでまとめあげた傑作です。
11. 星空のサーカス / ラッツ&スター

前曲「Tシャツに口紅」のシングルB面。こちらはポップなアップテンポ・ドゥーワップ・ナンバー。
12. バチェラー・ガール / 稲垣潤一

アルバム『イーチ・タイム』のレコーディング・セッションで録音されながら、当初はアルバムに収められず、1985年7月、先に稲垣潤一に提供された1曲。フォー・シーズンズのニュアンスを活かしたポップ・チューンだった。その稲垣盤の少し後、同年11月に「フィヨルドの少女」とのカップリングで大滝ヴァージョンも世に出た。

解説:萩原健太

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて
『A LONG VACATION 40th Anniversary Edition』特集(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

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第193回 萩原健太のotonanoラジオ#75

2021/03/09 公開

筒美京平 特集

今週のオンエア曲

筒美京平 特集

1.

森高千里

八月の恋(1991)

筒美京平 特集

2.

早見優(1983)

夏色のナンシー(1983)

『筒美京平 TOP10 HITS 1981-1985』2021年4月14日発売

筒美京平 特集

3.

遠藤京子

片方だけのイヤリング(1982)

筒美京平 特集

4.

平山三紀

冗談じゃない朝(1987)*入手困難

筒美京平 特集

5.

麻丘めぐみ

悲しみよこんにちは(1972)

筒美京平 特集

6.

弘田三枝子

渚のうわさ(1967)

『筒美京平 TOP10 HITS 1967-1973』2021年4月14日発売

筒美京平 特集

7.

田原俊彦

夢であいましょう(1988)*入手困難

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#75

『初恋のメロディー ~厳選!ベスト・オブ・筒美京平|otonano ver.』

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各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. 真夏の出来事 / 平山三紀

番組でも触れた通り、筒美京平作品は膨大すぎて、完璧に納得がいく自分なりのベスト選曲とかできるはずもなく。番組で紹介したぼくのお気に入り7曲だけで思いを伝えることなど無理。ということで、未練がましくこちらのプレイリストでもぼくの好きな筒美京平作品をさらに12曲、追加させていただきます。もちろん、これでもまだ全てを伝えきれるわけじゃなく。こりゃもう無限地獄っすね(笑)。とりあえず、番組のほうでは「冗談じゃない朝」をかけさせてもらった平山三紀の1971年のヒットからいきましょう。
2. 絵本の中で / いしだあゆみ

アンディ・ウィリアムスの奥さまとしてもおなじみだったウィスパー・ヴォイスの歌姫、クロディーヌ・ロンジェが1971年、日本向けにレコーディングした筒美作品。今回は翌1972年に、いしだあゆみがカヴァーした音源で。
3. 女になって出直せよ / 野口五郎

筒美さんとは切っても切れない仲という感じの重要アーティストのひとりが野口五郎。筒美さんは五郎さんにトム・ジョーンズっぽい躍動的な楽曲やフォークっぽい叙情的な楽曲など、幅広い個性の曲を提供していますが、今回はブルー・アイド・ソウルっぽいやつを。名曲の誉高き「グッド・ラック」と並ぶ1979年の傑作曲です。
4. 初恋のメロディー / 小林麻美

まじ、かわいかったなー(笑)。元祖ガール・アイドルだったなぁ。1972年作品。
5. 哀愁のページ / 南沙織

デビュー曲「17才」以来、南沙織も筒美京平メロディの歌い手として重要な存在。もちろんたくさんのシングルA面ヒットも多いのだけれど、シングルB面にも隠れた名曲があったりして。そこも聞き逃せない。本曲は1972年に出た4作目のシングル「純潔」のB免許降った。
6. 卒業 / 斉藤由貴

このタイトルの曲は数々あれど、個人的にはこれがベスト。1985年のヒットです。
7. ダンシング・セブンティーン / オックス

1960年台後半のGS(グループ・サウンズ)ブームの中で新進気鋭の若手ソングライターのひとりとして頭角を現わしてきた筒美京平。マイナー調の歌謡ポップ・テイストの作品が多かったけれど、そんな中、本曲はちょっと珍しいメジャー調のバブルガム・チューン。「サザエさん」のエンディング・テーマにも通じる1曲か。1968年作品。
8. 夏のクラクション / 稲垣潤一

筒美さんによるアダルト・コンテンポラリー路線の傑作。1983年作品。
9. ひとりっ子甘えっ子 / 浅田美代子

美代ちゃんと言えば、やっぱりデビュー曲となった筒美作品「赤い風船」かなぁとも思いますが。それに続く、こっちの筒美作品もよかったです。1973年のセカンド・シングル。
10. 粋なうわさ / ヒデとロザンナ

特大ヒットを記録したデビュー・シングル「愛の奇跡」(これは筒美作品ではなかった)に続くシングル。あのド派手でエグい「愛の奇跡」の次にこのおしゃれ路線を持ってくるところがなんともクールでかっこいいなと、1969年の発売当時、惚れたものです。
11. スクール・ガール / C-C-B

船山元基さんをゲストにお迎えしたときのプレイリストでも選曲させてもらった1曲。1985年のヒットです。これもヒデとロザンナの前曲同様、エグめの前ヒット「Romanticが止まらない」の後を受けて、このポップでキュートな路線をぶつけてくるあたりがなんとも筒美さんだなぁ、と。
12. フランス人のように / 筒美京平

最後は筒美さんが自らの名義でリリースしたインストゥルメンタル・アルバム『あの日渚で〜チェンバロ・デラックスVol.3』から。1969年に佐川満男に提供した名曲を、自らチェンバロを奏でつつ演奏しています。

解説:萩原健太

筒美京平 特集

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

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第192回 萩原健太のotonanoラジオ#74

2021/03/02 公開

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その2)

今週のオンエア曲

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その2)

1.

羊文学

変身

『POWERS』2020年12月9日発売

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その2)

2.

羊文学

ロックスター

『POWERS』2020年12月9日発売

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その2)

3.

羊文学

砂漠のきみへ

『POWERS』2020年12月9日発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#74

『十二支! 名前に動物の名前が入っているバンド特集』

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1. 哀愁のマンデイ/ザ・ブームタウン・ラッツ

塩塚モエカさんは“羊文学”というバンド名が今いち気に入っていないとかおっしゃってましたが(笑)。なかなか素敵な名前だと思います。それにインスパイアされて、今回のプレイリストは名前に動物の名前が入っているバンド特集。いつも12曲を選んでいるので、12の動物…ということで、むりやり十二支で選んでみました。まずは子年。ネズミ。英語で言うと“マウス”とか“ラッツ”とか。なので、ボブ・ゲルドフ率いるブームタウン・ラッツが1979年に放ったこのヒット曲から。
2. フォー・ホワット・イッツ・ワース/バッファロー・スプリングフィールド

次は丑年。牛というと、カウとかキャトルとかブルとか…。日本の1960年代のグループサウンズにオックスってバンドもいましたが、今回はちょっとヒネって。水牛=バッファローでいきます。若き日のスティーヴン・スティルス、ニール・ヤング、リッチー・フューレイらが在籍していたバッファロー・スプリングフィールド、1967年の大ヒット曲を。
3. 美しき愛の掟/ザ・タイガース

寅年。タイガー。となると、やっぱり1960年代に子供時代を過ごした日本人のおっちゃんとしては真っ先に沢田研二、岸部一徳、加橋かつみらが結成していたグループサウンズ、ザ・タイガースを思い出してしまうわけであります。ちなみに、タイガースがいるんだから…という理由で、当時、実は“ジャイアンツ”というGSもおりました(笑)。本曲はタイガースが1969年にリリースしたシングル。
4. あるとき/金子マリ&バックス・バニー

卯年。ウサギはラビットとかバニーとか。ラビット系はけっこうたくさんいて、選ぶのがむずかしそうなので、今回はバニーのほうで。タイガースに続いて、こちらも日本人バンド。1970年代、“下北のジャニス・ジョプリン”と呼ばれて世に登場した金子マリが、永井充男、難波弘之、鳴瀬喜博らと結成していたバックス・バニーの代表曲を。1976年のアルバム『MARI & BUX BUNNY』より。
5. レディオアクティヴ/イマジン・ドラゴンズ

辰年。辰は龍。ドラゴンっすね。となると、すぐ思い浮かぶのがこの人たち。ラスベガスを本拠とするオルタナ・バンドだ。出世作ヒットとなった2012年のシングル・ナンバーを。当時、かかりまくっていたなぁ。大太鼓を打ち鳴らす演出が話題でした。もう懐かしい…。
6. ヒア・アイ・ゴー・アゲイン’87/ホワイトスネイク

巳年。ヘビっすね。ならばこの人たち、白蛇。もともと1982年のアルバム『セインツ&シナーズ』に収録されていた曲を1987年にリミックスしてシングル・リリース。なんと全米1位に輝いたというポップ&キャッチーな曲をどうぞ。
7. もう話したくない/クレイジー・ホース

午年。馬。ということで、ニール・ヤングの盟友としておなじみ、クレイジー・ホース、いきます。のちにロッド・スチュワートがカヴァーしたことで一気に知名度を上げることになったこの曲。もともとはクレイジー・ホースが1971年にリリースしたもの。ドラッグ禍でほどなく他界してしまうバンドの中心メンバー、ダニー・ウィッテン作の超名曲だ。
8. Step/羊文学

未年。ひつじです。もちろん、羊文学で。2018年のファースト・アルバム『若者たちへ』から。
9. カドリー・トイ/ザ・モンキーズ

申年。猿。ちょっと発想を飛ばして、ゴリラズとかいこうかとも思いましたが(笑)、やっぱり素直にモンキーズ! 英国のビートルズに対抗して米国がデビューさせたバンドで。カブトムシを意味する“beetle”という単語のスペルを一文字変えて“Beatles”と名乗ったビートルズのやり口をパクって、“monkey”という単語のスペルを一文字変えて“Monkees”と名乗ったのでありました。1967年にハリー・ニルソンが提供した曲を。
10. マイ・バック・ページズ/ザ・バーズ

酉年。鶏というか、鳥というか。てことで、ストレートにバーズ。この人たちもモンキーズ同様、ビートルズを意識して“bird”のスペルを一文字変えて“Byrds”と名乗っておりました。本曲は1967年、ボブ・ディランのナンバーをカヴァーしたヒット・シングル。
11. アウト・イン・ザ・カントリー/スリー・ドッグ・ナイト

戌年。犬。ということで、3人のリード・ヴォーカリストをフロントに据えた7人組バンド、スリー・ドッグ・ナイトを。この人たちはランディ・ニューマン、ホイト・アクストン、ハリー・ニルソン、ローラ・ニーロ、ラス・バラード、レオ・セイヤーなど多彩なソングライターの曲を取り上げて世に広めることでもおなじみだったけれど、1970年にヒットした本曲はポール・ウィリアムスの作品。選曲センスが抜群でした。
12. ディア・ジル/ブロードウィン・ピッグ

で、ラストは亥年。イノシシ。イノシシは英語で“boar”とか言うのだけれど、この言葉をバンド名にしている人たちはさすがに思い浮かばず。なんか豚を表わす“pig”という単語もイノシシの意味もあるらしいので、1960年代末に活動していたこの英国ブルース・バンドの曲を。1969年のファースト・アルバム『アヘッド・リングス・アウト』より。

解説:萩原健太

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

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第191回 萩原健太のotonanoラジオ#73

2021/02/23 公開

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その1)

今週のオンエア曲

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その1)

1.

羊文学

あいまいでいいよ

『POWERS』2020年12月9日発売

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その1)

2.

羊文学

mother

『POWERS』2020年12月9日発売

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その1)

3.

羊文学

ghost

『POWERS』2020年12月9日発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#73

『FEELIN’ ALRIGHT!~厳選!! 12傑ロック・トリオ!!!』

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1. クロスタウン・トラフィック / ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

キュートでみずみずしくて、でも、ラウドでノイジーなロック・トリオ、羊文学。ということで、今回のプレイリストは、古今の名ロック・トリオをランダムにピックアップしてみました。海外にも日本にもまだまだ他にたくさんのごきげんな3人組バンドがいるのだけれど、心を鬼にして厳選した12組。まずはロック・ヒストリーに燦然と輝くこの人たち、ジミ・ヘンドリックス(ギター)、ノエル・レディング(ベース)、ミッチ・ミッチェル(ドラム)という伝説のトリオによる1968年作品から。
2. キャント・スタンド・ルージング・ユー / ポリス

スティング(ベース)、スチュワート・コープランド(ドラム)、アンディ・サマーズ(ギター)という腕きき3人組が1978年に放ったナンバー。3人編成ならではの隙間を活かしたソリッドなアンサンブルにしびれます。
3. バスケット・ケース / グリーン・デイ

ビリー・ジョー・アームストロング(ギター)、マイク・ダーント(ベース)、トレ・クール(ドラム)。近年はかなりオトナになった彼らが、まだ悪ガキ・パワー全開だった1994年、全米モダン・ロック・トラックス・チャートで5週連続1位を記録したごきげんなナンバー。
4. スタート! / ザ・ジャム

ポール・ウェラー(ギター)、ブルース・フォクストン(ベース)、リック・バックラー (ドラム)。英国R&Bの躍動感とパンク/ニュー・ウェイヴ系の疾走感を併せ持った3人組が、ビートルズの「タックスマン」のイメージと『オフ・ザ・ウォール』あたりのマイケル・ジャクソンのイメージを合体させた曲なんだとか。欲張りだね。1980年の作品。
5. ストレンジ・ブルー / クリーム

エリック・クラプトン(ギター)、ジャック・ブルース(ベース)、ジンジャー・ベイカー(ドラム)。“小麦粉+卵+パン粉”並みの、これしかない的コンビネーションを実現したロック史上最強のトリオがクリームだ。本曲は1967年のナンバー。子供のころは“ストレンジ・ブルー”って“変な青色”のことかと思って聞いてたけど、これ、“Strange Brew”で、“奇妙な醸造茶”というか“醸造酒”というか、いけない飲み物のことらしく、まあ、なんかドラッグっぽい、楽しいような、やばいような、そういうもののことですかね。
6. コールド・ビヴァレッジ / G.ラヴ&スペシャル・ソース

G.ラヴ(ギター)、ジミー・プレスコット(ウッドベース)、ジェフリー・クレメンズ(ドラム)。カントリー・ブルース+ヒップホップ的なコンセプトで古今のストリート・ミュージックのエッセンスを超グルーヴィに合体させた頼もしい3人組だ。この曲は1994年のデビュー・アルバムからのシングル・ナンバー。
7. レッグズ / ZZトップ

ビリー・ギボンズ(ギター)、ダスティ・ヒル(ベース)、フランク・ベアード(ドラム)という不変のラインアップによるテキサス・ブギー・ロック・トリオ。フロント二人の長いヒゲもトレードマークだ。ぶっといロック・トリオ・アンサンブルとシークエンサーを合体させた長距離トラック御用達サウンドで1980年代に一世を風靡した。この曲は1984年の特大ヒット。
8. スタート・チョッピン / ダイナソーJr.ホーランド)

ご存じJ.マスシス率いるオルタナ・トリオ。1993年のナンバー。ダイナソーJr.の場合、基本的にはJ.マスシス+2っぽいイメージで、メンバーが微妙に入れ替わったりもするのだが、この時期は、マスシス(ギター)、マイク・ジョンソン(ベース)、マーフ(ドラム)というラインアップだった。いちばんいい形はベースをルー・バーロウが弾いているときなんだけど…。
9. フィーリン・オールライト / グランド・ファンク・レイルロード

コンサートで観客が総立ちになる快感を日本に初めてもたらした伝説のロック・バンド、グランド・ファンク・レイルロード。のちにキーボードを加えて4人編成になるけれど、やはりグランド・ファンクといえば、初期、マーク・ファーナー(ギター)、メル・サッチャー(ベース)、ドン・ブルーワー(ドラム)というトリオ編成期だ。本曲は1971年、トラフィックのヒットをカヴァーしたもの。
10. 2カインザ・ラヴ / ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン

ジョン・スペンサー(ギター)、ジュダ・バウワー(ギター)、ラッセル・シミンズ(ドラム)。ツイン・ギター+ドラムという変則トリオだ。ベースレス編成を補うために低音を思いきりブーストしたギターの凶暴な響きがとてつもなくかっこいい。1996年の大傑作アルバム『ナウ・アイ・ガット・ウォーリー』からのナンバーを。
11. カム・アズ・ユー・アー / ニルヴァーナ

カート・コベイン(ギター)、クリス・ノヴォセリック(ベース)、デイヴ・グロール(ドラム)。1990年代グランジ/オルタナ・ムーヴメントの頂点に君臨するロック・トリオが1991年に放った永遠の傑作アルバム『ネヴァーマインド』からのナンバー。
12. 君に首ったけ / ベック、ボガート&アピス

ジェフ・ベック(ギター)、ティム・ボガート(ベース)、カーマイン・アピス(ドラム)。ロック・ギター界のローン・ウルフがヴァニラ・ファッジ〜カクタスの屈強のリズム・セクションとタッグを組んだ夢のスーパー・トリオだ。1973年に唯一残したスタジオ・アルバムから、3人それぞれのプレイがスリリングに絡まり合うこの曲を。

解説:萩原健太

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その1)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

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第190回 萩原健太のotonanoラジオ#72

2021/02/16 公開

ボブ・ディラン『1970』特集

今週のオンエア曲

ボブ・ディラン『1970』特集

1.

ボブ・ディラン

新しい夜明け

『1970』2021年2月26日世界同時発売

ボブ・ディラン『1970』特集

2.

ボブ・ディラン

ジプシーに会いに行った(テイク6)

『1970』2021年2月26日世界同時発売

ボブ・ディラン『1970』特集

3.

ボブ・ディラン

サースティー・ブーツ(テイク1)

『1970』2021年2月26日世界同時発売

ボブ・ディラン『1970』特集

4.

ボブ・ディラン

イエスタディ(テイク1)

『1970』2021年2月26日世界同時発売

ボブ・ディラン『1970』特集

5.

ボブ・ディラン

イフ・ノット・フォー・ユー(テイク3)

『1970』2021年2月26日世界同時発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#72

『Bootleg shall be released~ベスト・オブ・ディラン未発表音源~』

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1. 新しい夜明け (ホーン・セクション・オーヴァーダブ) / 『アナザー・セルフ・ポートレイト(ブートレッグ・シリーズ第10集)』より

番組内でも話したことだけれど、ボブ・ディランは過去の未発表音源をリリースすることで、それらがもともと収録される予定だった大元のオリジナル・アルバムの意味合いとか、意義とか、感触とか、そういったものをがらりと変えてしまったりする、なんとも困った人で(笑)。今週のプレイリストは、そんなディランの未発表音源からぼくの好きなものをピックアップして構成。彼がリリースし続けてきた“ブートレッグ・シリーズ”からの選曲です。このシリーズからのベスト選曲による公式ストリーミング・アルバム『ベスト・オブ・ブートレッグ』というのも配信されてますが、それとはなるべくダブらないように選んでみました。というわけで、まずは間もなく出る『1970』にも収録されている「新しい夜明け」の別ヴァージョン。プロデュースを手がけたアル・クーパーがホーン・セクションをダビングしたかっちょいい未発表ヴァージョンです。
2. イフ・ノット・フォー・ユー (オルタネイト・テイク) / 『ブートレッグ・シリーズ第1〜3集』よりク・ロング)

これも今回出る『1970』にも収められた人気曲の別テイク。このテイクは、1970年5月1日にジョージ・ハリスンを迎えてレコーディングされたもので、ジョージが初めてスライド・ギターをプレイした曲などと言われていたけれど、今回の『1970』で聞けるヴァージョンにはスライドがまるで入っていないので、もしかしたらこのテイクのスライド・ギターは後からダビングされたものだったのかも。しかも、ジョージによるものではない可能性も…?
3. 運命のひとひねり(テイク3A) / 『モア・ブラッド、モア・トラックス(ブートレッグ・シリーズ第14集)』より

1975年の傑作アルバム『血の轍(Blood on the Tracks)』の収録曲の別ヴァージョン。公式リリース・ヴァージョンとはアレンジが大きく変更されているが、このアレンジで聞くと、前曲にゲスト参加していたジョージ・ハリスンがビートルズ時代に作った名曲「サムシング」からの影響をたたえた曲だったのかなと思えてきたりして、なんとも興味深い。
4. 窓からはい出せ(テイク17) / 『ザ・カッティング・エッジ1965-1966(ブートレッグ・シリーズ第12集)』より

1965年、なんと別曲「淋しき4番街(Positively 4th Street)」のタイトルの下でシングル・リリースされてしまったレア・ヴァージョン。すぐに回収され、正しいタイトルのもと、ザ・ホークスをバックにレコーディングされた別ヴァージョンがシングルとしてリリースされた。まったくお騒がせな…。
5. 明日は遠く / 『ザ・ウィットマーク・デモ(ブートレッグ・シリーズ第9集)』よりーヴンソン)

ディランが1962年、当時の恋人だったスージー・ロトロのために書いたと言われている初期作品。イアン&シルヴィア、ブラザーズ・フォー、ジュディ・コリンズ、オデッタ、エルヴィス・プレスリーらがカヴァーしたことでも知られている。が、ベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ第2集』(1971年)に、ニューヨークのタウンホールで録音された1963年の未発表ライヴ・ヴァージョンが収められるまで、ディラン自身のヴァージョンは一切レコード化されていなかった。これは音楽出版社に登録するための最初期デモ録音。
6. ボーン・イン・タイム (アンリリースト) / 『テル・テイル・サインズ(ブートレッグ・シリーズ第8集)』より

アルバム『アンダー・ザ・レッド・スカイ』(1990年)の収録曲の初期ヴァージョン。どこか煮え切らない『…レッド・スカイ』ヴァージョンよりも断然素晴らしい仕上がり。歌詞の主語がなんと“I”から“You”に変わっていたり、サビの部分がメロディもろともまるごと差し替えられていたり、大きな変更が加えられている。エリック・クラプトンはこの初期ヴァージョンを下敷きに、アルバム『ピルグリム』(1998年)でカヴァーしている。
7. ライク・ア・ローリング・ストーン (ライヴ) / 『ロイヤル・アルバート・ホール(ブートレッグ・シリーズ第4集)』より

それまでアコースティック・ギターの弾き語りを中心に活動していたディランが自分の音楽にいきなりエレクトリック楽器を持ち込んだことで、保守的なフォーク・ファンたちから“裏切り者”呼ばわりされていた時期、1966年のイギリス・ツアーの模様を収めた未発表ライヴ・アルバムからの音源。ブーイングを浴びせる観客にたじろぐことなく対峙しつつ、当時まだ“ザ・ホークス”と名乗っていたザ・バンドの面々をバックに、とてつもない緊張感でラウドな演奏を展開するディランがむちゃくちゃかっこいい。
8. ピープル・ゲット・レディ / 『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート(ブートレッグ・シリーズ第11集)』よりブライアン・ホーランド)

そんな激烈なコンサート・ツアーの直後、本拠地であるニューヨーク郊外の街、ウッドストックに引きこもり、ザ・バンドとともに民家の地下室で繰り広げた伝説の“ベースメント・テープス・セッション”で録音された1曲。カーティス・メイフィールドが率いるインプレッションズのゴスペル・ライクなヒット曲を独特のアレンジでカヴァーしている。
9. 見張り塔からずっと (テイク3) / 『トラヴェリン・スルー(ブートレッグ・シリーズ第15集)』より

ジミ・ヘンドリックスのカヴァーでもおなじみ、1967年暮れのアルバム『ジョン・ウェズリー・ハーディング』の収録曲。公式リリース・ヴァージョンはテイク3と、後からインサート用に録音されたテイク2(通算ではテイク5)というふたつのテイクを編集でつないだものだったが、そのうちのひとつ、テイク3の全編がこれ。確かにベースがイントロで少し譜割りをミスするなど、気になる点はあるものの、本テイク全編を貫くグルーヴはなかなかのものだ。
10. ホエン・ヒー・リターンズ (テイク2) / 『トラブル・ノー・モア(ブートレッグ・シリーズ第13集)』より

もともとユダヤ教の戒律のもとで育ったディランながら、1979年、ホテルの部屋でイエス・キリストとともに過ごした、という嘘か真かいまだ判然としない衝撃的な体験をきっかけに聖書を学び直し、キリスト教へと改宗。1981年にかけて、ゴスペル3部作と呼ばれるアルバム3枚をリリースした。その第1弾『スロー・トレイン・カミング』(1978年)に収録されていた必殺のスロー・ゴスペルの別テイクだ。
11. アイ・シャル・ビー・リリースト (ライヴ) / 『ローリング・サンダー・レヴュー(ブートレッグ・シリーズ第5集)』よりシンプソン)

前出“ベースメント・テープス・セッション”で生まれ、ザ・バンドのデビュー・アルバム『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』(1968年)に収められて世に出たディラン作品。ディラン自身、さまざまな機会にレコーディングしているが、今回は1975年に行なわれた“ローリング・サンダー・レヴュー”ツアーのライヴ録音で。盟友ジョーン・バエズとの息の合ったデュエットが素晴らしい。
12. 風に吹かれて (ライヴ) / 『ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック(ブートレッグ・ シリーズ第7集)』より

ディランの初期代表曲。曲が作られたばかり、まだアルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』に収められて世に出るひと月、1963年4月にニューヨークのタウン・ホールで録音されたライヴ・ヴァージョン。ひと言ひと言、ひと節ひと節、とても丁寧に歌い綴る若きディランの姿が印象的だ。今のライヴではもう原型をとどめないくらい別の曲になっちゃってて、まあ、それもまたディランっぽいっちゃディランっぽいのだけれど。でも、この初期のころ、生で聞いてみたかったなぁ…(笑)。

解説:萩原健太

ボブ・ディラン『1970』特集

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

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