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第191回 萩原健太のotonanoラジオ#73

2021/02/23 公開

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その1)

今週のオンエア曲

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その1)

1.

羊文学

あいまいでいいよ

『POWERS』2020年12月9日発売

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その1)

1.

羊文学

mother

『POWERS』2020年12月9日発売

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その1)

1.

羊文学

ghost

『POWERS』2020年12月9日発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#73

『FEELIN’ ALRIGHT!~厳選!! 12傑ロック・トリオ!!!』

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各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. クロスタウン・トラフィック / ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

キュートでみずみずしくて、でも、ラウドでノイジーなロック・トリオ、羊文学。ということで、今回のプレイリストは、古今の名ロック・トリオをランダムにピックアップしてみました。海外にも日本にもまだまだ他にたくさんのごきげんな3人組バンドがいるのだけれど、心を鬼にして厳選した12組。まずはロック・ヒストリーに燦然と輝くこの人たち、ジミ・ヘンドリックス(ギター)、ノエル・レディング(ベース)、ミッチ・ミッチェル(ドラム)という伝説のトリオによる1968年作品から。
2. キャント・スタンド・ルージング・ユー / ポリス

スティング(ベース)、スチュワート・コープランド(ドラム)、アンディ・サマーズ(ギター)という腕きき3人組が1978年に放ったナンバー。3人編成ならではの隙間を活かしたソリッドなアンサンブルにしびれます。
3. バスケット・ケース / グリーン・デイ

ビリー・ジョー・アームストロング(ギター)、マイク・ダーント(ベース)、トレ・クール(ドラム)。近年はかなりオトナになった彼らが、まだ悪ガキ・パワー全開だった1994年、全米モダン・ロック・トラックス・チャートで5週連続1位を記録したごきげんなナンバー。
4. スタート! / ザ・ジャム

ポール・ウェラー(ギター)、ブルース・フォクストン(ベース)、リック・バックラー (ドラム)。英国R&Bの躍動感とパンク/ニュー・ウェイヴ系の疾走感を併せ持った3人組が、ビートルズの「タックスマン」のイメージと『オフ・ザ・ウォール』あたりのマイケル・ジャクソンのイメージを合体させた曲なんだとか。欲張りだね。1980年の作品。
5. ストレンジ・ブルー / クリーム

エリック・クラプトン(ギター)、ジャック・ブルース(ベース)、ジンジャー・ベイカー(ドラム)。“小麦粉+卵+パン粉”並みの、これしかない的コンビネーションを実現したロック史上最強のトリオがクリームだ。本曲は1967年のナンバー。子供のころは“ストレンジ・ブルー”って“変な青色”のことかと思って聞いてたけど、これ、“Strange Brew”で、“奇妙な醸造茶”というか“醸造酒”というか、いけない飲み物のことらしく、まあ、なんかドラッグっぽい、楽しいような、やばいような、そういうもののことですかね。
6. コールド・ビヴァレッジ / G.ラヴ&スペシャル・ソース

G.ラヴ(ギター)、ジミー・プレスコット(ウッドベース)、ジェフリー・クレメンズ(ドラム)。カントリー・ブルース+ヒップホップ的なコンセプトで古今のストリート・ミュージックのエッセンスを超グルーヴィに合体させた頼もしい3人組だ。この曲は1994年のデビュー・アルバムからのシングル・ナンバー。
7. レッグズ / ZZトップ

ビリー・ギボンズ(ギター)、ダスティ・ヒル(ベース)、フランク・ベアード(ドラム)という不変のラインアップによるテキサス・ブギー・ロック・トリオ。フロント二人の長いヒゲもトレードマークだ。ぶっといロック・トリオ・アンサンブルとシークエンサーを合体させた長距離トラック御用達サウンドで1980年代に一世を風靡した。この曲は1984年の特大ヒット。
8. スタート・チョッピン / ダイナソーJr.ホーランド)

ご存じJ.マスシス率いるオルタナ・トリオ。1993年のナンバー。ダイナソーJr.の場合、基本的にはJ.マスシス+2っぽいイメージで、メンバーが微妙に入れ替わったりもするのだが、この時期は、マスシス(ギター)、マイク・ジョンソン(ベース)、マーフ(ドラム)というラインアップだった。いちばんいい形はベースをルー・バーロウが弾いているときなんだけど…。
9. フィーリン・オールライト / グランド・ファンク・レイルロード

コンサートで観客が総立ちになる快感を日本に初めてもたらした伝説のロック・バンド、グランド・ファンク・レイルロード。のちにキーボードを加えて4人編成になるけれど、やはりグランド・ファンクといえば、初期、マーク・ファーナー(ギター)、メル・サッチャー(ベース)、ドン・ブルーワー(ドラム)というトリオ編成期だ。本曲は1971年、トラフィックのヒットをカヴァーしたもの。
10. 2カインザ・ラヴ / ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン

ジョン・スペンサー(ギター)、ジュダ・バウワー(ギター)、ラッセル・シミンズ(ドラム)。ツイン・ギター+ドラムという変則トリオだ。ベースレス編成を補うために低音を思いきりブーストしたギターの凶暴な響きがとてつもなくかっこいい。1996年の大傑作アルバム『ナウ・アイ・ガット・ウォーリー』からのナンバーを。
11. カム・アズ・ユー・アー / ニルヴァーナ

カート・コベイン(ギター)、クリス・ノヴォセリック(ベース)、デイヴ・グロール(ドラム)。1990年代グランジ/オルタナ・ムーヴメントの頂点に君臨するロック・トリオが1991年に放った永遠の傑作アルバム『ネヴァーマインド』からのナンバー。
12. 君に首ったけ / ベック、ボガート&アピス

ジェフ・ベック(ギター)、ティム・ボガート(ベース)、カーマイン・アピス(ドラム)。ロック・ギター界のローン・ウルフがヴァニラ・ファッジ〜カクタスの屈強のリズム・セクションとタッグを組んだ夢のスーパー・トリオだ。1973年に唯一残したスタジオ・アルバムから、3人それぞれのプレイがスリリングに絡まり合うこの曲を。

解説:萩原健太

塩塚モエカさん(羊文学)をゲストに迎えて(その1)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第190回 萩原健太のotonanoラジオ#72

2021/02/16 公開

ボブ・ディラン『1970』特集

今週のオンエア曲

ボブ・ディラン『1970』特集

1.

ボブ・ディラン

新しい夜明け

『1970』2021年2月26日世界同時発売

ボブ・ディラン『1970』特集

2.

ボブ・ディラン

ジプシーに会いに行った(テイク6)

『1970』2021年2月26日世界同時発売

ボブ・ディラン『1970』特集

3.

ボブ・ディラン

サースティー・ブーツ(テイク1)

『1970』2021年2月26日世界同時発売

ボブ・ディラン『1970』特集

4.

ボブ・ディラン

イエスタディ(テイク1)

『1970』2021年2月26日世界同時発売

ボブ・ディラン『1970』特集

5.

ボブ・ディラン

イフ・ノット・フォー・ユー(テイク3)

『1970』2021年2月26日世界同時発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#72

『Bootleg shall be released~ベスト・オブ・ディラン未発表音源~』

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1. 新しい夜明け (ホーン・セクション・オーヴァーダブ) / 『アナザー・セルフ・ポートレイト(ブートレッグ・シリーズ第10集)』より

番組内でも話したことだけれど、ボブ・ディランは過去の未発表音源をリリースすることで、それらがもともと収録される予定だった大元のオリジナル・アルバムの意味合いとか、意義とか、感触とか、そういったものをがらりと変えてしまったりする、なんとも困った人で(笑)。今週のプレイリストは、そんなディランの未発表音源からぼくの好きなものをピックアップして構成。彼がリリースし続けてきた“ブートレッグ・シリーズ”からの選曲です。このシリーズからのベスト選曲による公式ストリーミング・アルバム『ベスト・オブ・ブートレッグ』というのも配信されてますが、それとはなるべくダブらないように選んでみました。というわけで、まずは間もなく出る『1970』にも収録されている「新しい夜明け」の別ヴァージョン。プロデュースを手がけたアル・クーパーがホーン・セクションをダビングしたかっちょいい未発表ヴァージョンです。
2. イフ・ノット・フォー・ユー (オルタネイト・テイク) / 『ブートレッグ・シリーズ第1〜3集』よりク・ロング)

これも今回出る『1970』にも収められた人気曲の別テイク。このテイクは、1970年5月1日にジョージ・ハリスンを迎えてレコーディングされたもので、ジョージが初めてスライド・ギターをプレイした曲などと言われていたけれど、今回の『1970』で聞けるヴァージョンにはスライドがまるで入っていないので、もしかしたらこのテイクのスライド・ギターは後からダビングされたものだったのかも。しかも、ジョージによるものではない可能性も…?
3. 運命のひとひねり(テイク3A) / 『モア・ブラッド、モア・トラックス(ブートレッグ・シリーズ第14集)』より

1975年の傑作アルバム『血の轍(Blood on the Tracks)』の収録曲の別ヴァージョン。公式リリース・ヴァージョンとはアレンジが大きく変更されているが、このアレンジで聞くと、前曲にゲスト参加していたジョージ・ハリスンがビートルズ時代に作った名曲「サムシング」からの影響をたたえた曲だったのかなと思えてきたりして、なんとも興味深い。
4. 窓からはい出せ(テイク17) / 『ザ・カッティング・エッジ1965-1966(ブートレッグ・シリーズ第12集)』より

1965年、なんと別曲「淋しき4番街(Positively 4th Street)」のタイトルの下でシングル・リリースされてしまったレア・ヴァージョン。すぐに回収され、正しいタイトルのもと、ザ・ホークスをバックにレコーディングされた別ヴァージョンがシングルとしてリリースされた。まったくお騒がせな…。
5. 明日は遠く / 『ザ・ウィットマーク・デモ(ブートレッグ・シリーズ第9集)』よりーヴンソン)

ディランが1962年、当時の恋人だったスージー・ロトロのために書いたと言われている初期作品。イアン&シルヴィア、ブラザーズ・フォー、ジュディ・コリンズ、オデッタ、エルヴィス・プレスリーらがカヴァーしたことでも知られている。が、ベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ第2集』(1971年)に、ニューヨークのタウンホールで録音された1963年の未発表ライヴ・ヴァージョンが収められるまで、ディラン自身のヴァージョンは一切レコード化されていなかった。これは音楽出版社に登録するための最初期デモ録音。
6. ボーン・イン・タイム (アンリリースト) / 『テル・テイル・サインズ(ブートレッグ・シリーズ第8集)』より

アルバム『アンダー・ザ・レッド・スカイ』(1990年)の収録曲の初期ヴァージョン。どこか煮え切らない『…レッド・スカイ』ヴァージョンよりも断然素晴らしい仕上がり。歌詞の主語がなんと“I”から“You”に変わっていたり、サビの部分がメロディもろともまるごと差し替えられていたり、大きな変更が加えられている。エリック・クラプトンはこの初期ヴァージョンを下敷きに、アルバム『ピルグリム』(1998年)でカヴァーしている。
7. ライク・ア・ローリング・ストーン (ライヴ) / 『ロイヤル・アルバート・ホール(ブートレッグ・シリーズ第4集)』より

それまでアコースティック・ギターの弾き語りを中心に活動していたディランが自分の音楽にいきなりエレクトリック楽器を持ち込んだことで、保守的なフォーク・ファンたちから“裏切り者”呼ばわりされていた時期、1966年のイギリス・ツアーの模様を収めた未発表ライヴ・アルバムからの音源。ブーイングを浴びせる観客にたじろぐことなく対峙しつつ、当時まだ“ザ・ホークス”と名乗っていたザ・バンドの面々をバックに、とてつもない緊張感でラウドな演奏を展開するディランがむちゃくちゃかっこいい。
8. ピープル・ゲット・レディ / 『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート(ブートレッグ・シリーズ第11集)』よりブライアン・ホーランド)

そんな激烈なコンサート・ツアーの直後、本拠地であるニューヨーク郊外の街、ウッドストックに引きこもり、ザ・バンドとともに民家の地下室で繰り広げた伝説の“ベースメント・テープス・セッション”で録音された1曲。カーティス・メイフィールドが率いるインプレッションズのゴスペル・ライクなヒット曲を独特のアレンジでカヴァーしている。
9. 見張り塔からずっと (テイク3) / 『トラヴェリン・スルー(ブートレッグ・シリーズ第15集)』より

ジミ・ヘンドリックスのカヴァーでもおなじみ、1967年暮れのアルバム『ジョン・ウェズリー・ハーディング』の収録曲。公式リリース・ヴァージョンはテイク3と、後からインサート用に録音されたテイク2(通算ではテイク5)というふたつのテイクを編集でつないだものだったが、そのうちのひとつ、テイク3の全編がこれ。確かにベースがイントロで少し譜割りをミスするなど、気になる点はあるものの、本テイク全編を貫くグルーヴはなかなかのものだ。
10. ホエン・ヒー・リターンズ (テイク2) / 『トラブル・ノー・モア(ブートレッグ・シリーズ第13集)』より

もともとユダヤ教の戒律のもとで育ったディランながら、1979年、ホテルの部屋でイエス・キリストとともに過ごした、という嘘か真かいまだ判然としない衝撃的な体験をきっかけに聖書を学び直し、キリスト教へと改宗。1981年にかけて、ゴスペル3部作と呼ばれるアルバム3枚をリリースした。その第1弾『スロー・トレイン・カミング』(1978年)に収録されていた必殺のスロー・ゴスペルの別テイクだ。
11. アイ・シャル・ビー・リリースト (ライヴ) / 『ローリング・サンダー・レヴュー(ブートレッグ・シリーズ第5集)』よりシンプソン)

前出“ベースメント・テープス・セッション”で生まれ、ザ・バンドのデビュー・アルバム『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』(1968年)に収められて世に出たディラン作品。ディラン自身、さまざまな機会にレコーディングしているが、今回は1975年に行なわれた“ローリング・サンダー・レヴュー”ツアーのライヴ録音で。盟友ジョーン・バエズとの息の合ったデュエットが素晴らしい。
12. 風に吹かれて (ライヴ) / 『ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック(ブートレッグ・ シリーズ第7集)』より

ディランの初期代表曲。曲が作られたばかり、まだアルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』に収められて世に出るひと月、1963年4月にニューヨークのタウン・ホールで録音されたライヴ・ヴァージョン。ひと言ひと言、ひと節ひと節、とても丁寧に歌い綴る若きディランの姿が印象的だ。今のライヴではもう原型をとどめないくらい別の曲になっちゃってて、まあ、それもまたディランっぽいっちゃディランっぽいのだけれど。でも、この初期のころ、生で聞いてみたかったなぁ…(笑)。

解説:萩原健太

ボブ・ディラン『1970』特集

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第189回 萩原健太のotonanoラジオ#71

2021/02/09 公開

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて(その2)

今週のオンエア曲

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて(その2)

1.

ザ・フォーク・クルセダーズ

帰って来たヨッパライ

『紀元弐阡年』1968年

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて(その2)

2.

吉田拓郎

結婚しようよ

『人間なんて。』1971年

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて(その2)

3.

Wink

愛が止まらない ~TURN IT INTO LOVE~

『At Heel Diamonds』1988年

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#71

『Soul Men~60年代に活躍した黒人ソングライター』

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1. ソウル・マン/サム&デイヴ(ソングライター:アイザック・ヘイズ&デヴィッド・ポッター)

ゲストの朝妻一郎さんにインスパイアされたプレイリスト。先週は1950〜60年代に活躍した白人ソングライターたちの名曲を集めましたが、今週は1960年代に活躍した黒人ソングライターたちの名曲をざっくり集めてみました。まずは1960年代を通してメンフィスR&Bサウンドの確立に尽力し、1970年代にはいわゆるディスコ・ブームへの下地を作った有能なプロデューサー/ソングライター/シンガー、アイザック・ヘイズ。彼が作詞家であるデヴィッド・ポーターとコンビを組み、サム&デイヴ、カーラ・トーマスらサザン・ソウル・シンガーたちに200曲以上を提供してきた。今回はそんな中からサム&デイヴが1967年に放ったこの特大ヒットを。
2. 悪魔とモリー/ミッチ・ライダー&ザ・デトロイト・ホイールズ(ソングライター:ウィリアム・スティーヴンソン&フレデリック・ロング)

1966年、白人ソウル・バンド、ミッチ・ライダー&ザ・デトロイト・ホイールズがモータウンR&B「デヴィル・ウィズ・ア・ブルー・ドレス・オン」とロックンロール曲「グッド・ゴリー・ミス・モリー」とを合体させたナンバー。ブルース・スプリングスティーンのカヴァーでもおなじみだろう。その1曲目のほう、「デヴィル・ウィズ・ア・ブルー・ドレス・オン」を作ったのがウィリアム・スティーヴンソン。1960年代、主にモータウン・レコードを本拠に、“ミッキー・スティーヴンソン”“アヴェリー・ヴァンデンバーグ”など、複数の名義を使い分けながらヒット曲を量産していたソングライターだ。この曲ももともとはモータウン所属のショーティ・ロングに提供した曲だった。
3. ザ・ワン・フー・リアリー・ラヴズ・ユー/メアリー・ウェルズ(ソングライター:スモーキー・ロビンソン)

そのモータウン・レコードの副社長さんとしてもおなじみだったリジェンド、スモーキー・ロビンソイも、自らパフォーマーとしてだけでなく、テンプテーションズ「マイ・ガール」、フォー・トップス「スティルウォーター」、ブレンダ・ハロウェイ「ホエン・アイム・ゴーン」など多くのヒット曲を他アーティストにも提供してきた。この曲もそのひとつ。モータウンの歌姫、メアリー・ウェルズが1962年に放ったヒット曲だ。
4. セイヴィン・マイ・ラヴィン・フォー・ユー/ピープルズ・チョイス(ソングライター:トニー・ヘスター&リチャード・ワイリー)

1970年代に入ってからドラマティックスの最初のアルバム2枚の全曲を書き下ろしたことで一躍名を上げることになるトニー・ヘスター。1964年、14歳のときに書いた曲がモータウンのマーヴェレッツのシングルB面に起用されたのをきっかけにプロとして仕事をするようになったらしい。本曲はフィラデルフィアのR&Bヴォーカル・グループ、ピープルズ・チョイスが1967年にリリースしたシングルだ。
5. ニードル・イン・ア・ヘイスタック/ヴェルヴェレッツ(ソングライター:ノーマン・ホイットフィールド&ウィリアム・スティーヴンソン)

前出、ウィリアム・スティーヴンソンやスモーキー・ロビンソン、後で登場するホーランド=ドジャー=ホーランドらと並んでモータウン・レコードのドル箱ソングライター/プロデューサーとして活躍したのがノーマン・ホイットフィールドだ。1960年代後半以降のファンク度を強めた新時代のモータウン・サウンドの担い手としておなじみだが、本曲はそれより前、1964年にガール・グループ、ヴェルヴェレッツに提供したポップR&B。ウィリアム・スティーヴンソンとの共作だ。
6. 心の届かぬラヴレター/エルヴィス・プレスリー(ソングライター:オーティス・ブラックウェル&ウィンフィールド・スコット)

1950年代からペギー・リーの「フィーヴァー」、ジェリー・リー・ルイス「火の玉ロック」、ジミー・ジョーンズ「ハンディマン」など、多くのヒットを書いてきた黒人ソングライターがオーティス・ブラックウェル。白人音楽のライトな感触と黒人音楽のディープさとを絶妙にミックスした作風が高く評価されている。エルヴィス・プレスリーにも「冷たくしないで」「オール・シュック・アップ」などを筆頭にたくさんのヒットを提供。本曲は1962年の大ヒットだ。
7. ホエン・ユーアー・ヤング・アンド・イン・ラヴ/ルビー&ザ・ロマンティックス(ソングライター:ヴァン・マッコイ)

1970年代に自らの名義でリリースしたインスト・ディスコ・ナンバー「ハッスル」で大当たりをとったことでもおなじみ、ヴァン・マッコイ。1950年代にドゥーワップ・グループの一員として音楽業界入りを果たし、やがてレコード会社のA&Rマンとして、あるいはソングライターとして、アレンジャーとして多くのレコード製作を行なってきた。本曲は1964年のナンバー。
8. ジス・オールド・ハート・オヴ・マイン/アイズレー・ブラザーズ(ソングライター:エディ・ホーランド=ラモン・ドジャー=ブライアン・ホーランド)

モータウンのソングライターといえば、誰もが真っ先に思い浮かべる名前が“ホーランド=ドジャー=ホーランド”だろう。黒人音楽の泥臭さを絶妙にシュガーコーティングした作風で無数のヒット曲をモータウン専属アーティストたちに提供してきた。今回はアイズレー・ブラザーズ、1966年のヒット・チューンをセレクト。
9. ママ・ディドゥント・ライ/ジャン・ブラッドリー(ソングライター:カーティス・メイフィールド)

インプレッションズの中心メンバーとして、あるいはソロ・パフォーマーとして、素晴らしい活動を残した偉大な黒人アーティスト、カーティス・メイフィールド。この人も自分の作品だけでなく、ソングライターとして、プロデューサーとして、メジャー・ランス、アレサ・フランクリン、ステイプル・シンガーズなど多くのシンガーに名曲を提供してきた。この曲は1963年のナンバー。
10. トゥゲザー/イントゥルーダーズ(ソングライター:ケニー・ギャンブル&レオン・ハフ)

フィラデルフィア・ソウルを代表する立役者といえば、この人たち。1970年代に名門フィラデルフィア・インターナショナル・レコードを創設したことでもおなじみ、ギャンブル&ハフだ。今回は全盛期である1970年代を迎える以前、1967年に初期フィリー・ソウル・グループ、イントゥルーダーズに提供した必殺の名曲を。
11. ユア・プレシャス・ラヴ/マービン・ゲイ&タミー・テレル(ソングライター:ニコラス・アシュフォード&ヴァレリー・シンプソン)

アシュフォード&シンプソンは1970年代に入ると自らパフォーマーとしても活動を開始するけれど、それ以前はモータウンのスタッフ・ライターとして活動していた。特にマーヴィン・ゲイ&タミー・テレルには「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」「エイント・ナッシング・ライク・ア・リアル・シング」、そして1967年に大ヒットした本曲「ユア・プレシャス・ラヴ」など、名曲を数多く提供した。
12. ララは愛の言葉/デルフォニックス(ソングライター:トム・ベル&ウィリアム・ハート)

最後は前出ギャンブル&ハフともども、フィラデルフィア・ソウル・シーンの重要人物としておなじみ、トム・ベル作品で。この人も全盛期はスタイリスティックス、スピナーズ、オージェイズなどを手がけた1970年代なのだが、そんな全盛期への大きな足がかりとなったのが1968年、デルフォニックスに提供した本曲の大ヒットだ。その後、トッド・ラングレン、マンハッタン・トランスファー、プリンス、さらには山下達郎などもカヴァーした名曲中の名曲だ。

解説:萩原健太

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第188回 萩原健太のotonanoラジオ#70

2021/02/02 公開

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて(その1)

今週のオンエア曲

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて(その1)

1.

Paul Anka

(All Of A Sudden) My Heart Sings(たかなる心の歌)

『My Heart Sings』1959年

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて(その1)

2.

キャロル・キング

ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー

『つづれおり』1971年

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて(その1)

3.

The Paris Sisters

I Love How You Love Me(わすれたいのに)

『The Essential Phil Spector』V.A. 2011年

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#70

『米国音楽出版社発! 50年代後半~60年代前半の売れっ子ソングライター』

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1. ザット・イズ・ロックンロール/ザ・コースターズ(作詞作曲:ジェリー・リーバー&マイク・ストーラー)

今週のプレイリストは、ゲストの朝妻一郎さんからの連想ということで。1950年代末から1960年代前半にかけて米国の音楽出版社に属しながら大活躍した売れっ子ソングライター特集。まあ、様々ご意見はございましょうが、とりあえずぼくが今日の気分でピックアップした12組の楽曲群からそれぞれ1曲ずつをセレクトしてみました。まずは“史上初のブルー・アイド・ソウル・ブラザー”の異名をとる偉大なプロデューサー/ソングライター・チーム、リーバー&ストーラーが1959年、R&Bヴォーカル・グループ、コースターズに提供したこの曲。コースターズのメンバーに作者二人も加わり、ストーラーさんはピアノを弾いて、リーバーさんは途中“That ain’t no freight train…”という一節をファンキーに歌っている。
2. ラスト・ダンスは私に/ザ・ドリフターズ(作詞作曲:ドク・ポウマス&モート・シューマン)

日本のシャンソン歌手、越路吹雪による訳詞カヴァー盤が大ヒットしたためか、フランス生まれのシャンソンと誤解されることも多いけれど、本曲は生粋のアメリカン・ポップス。エルヴィス・プレスリーの「リトル・シスター」、ディオンの「ティーンエイジャー・イン・ラヴ」、ミスティックスの「ハッシャバイ」など多くの名曲を生み出したドク・ポウマス&モート・シューマンの作品だ。1960年の全米ナンバーワン・ヒット。
3. ボーイ・ハント/コニー・フランシス(作詞作曲:ニール・セダカ&ハワード・グリーンフィールド)

1961年に大ヒットした同名映画(ヘンリー・レヴィン監督)の主題歌。作曲を手がけたのは自らシンガーとしても無数のヒットを持つニール・セダカ。ジュリアード音楽院出身という経歴を活かしたハイセンスな曲作りが素晴らしい。コニーは英語詞盤以外に、独語盤、仏語盤、イタリア語盤、オランダ語盤、スペイン語盤、そして日本語盤も自ら吹き込んでおり、その成果か、世界15カ国でナンバーワン・ヒットを記録した。
4. ブレス・ユー/トニー・オーランド(作詞作曲:バリー・マン&シンシア・ワイル)

後にポップ・ヴォーカル・バンド、ドーンを結成してヒットを連発することになるトニー・オーランドが音楽出版社のためのデモ・テープ・シンガーなどをつとめていた活動初期、1961年に放ったヒット。作者は、こちらも後々、ライチャス・ブラザーズ「ふられた気持ち」、ジェイムス・イングラム「ジャスト・ワンス」、リンダ・ロンシュタット&アーロン・ネヴィル「ドント・ノウ・マッチ」など無数のヒット曲を生み出していくことになる夫婦ソングライター・コンビ、バリー・マン&シンシア・ワイルだ。本曲が彼らが共作した初ヒットとなった。
5. ア・リトル・ビット・オヴ・ソープ/ザ・ジャーメルズ(作詞作曲:バート・バーンズ)

マッコイズやヴァン・モリソン、ニール・ダイアモンドらを世に送り出したバング・レコードのトップであり、アイズレー・ブラザーズ「ツイスト・アンド・シャウト」ソロモン・バーク「クライ・トゥ・ミー」、ガーネット・ミムズ「クライ・ベイビー」などの作者としても知られるバート・バーンズの作品。1961年の大ヒット曲だ。この曲の成功をきっかけにバーンズの快進撃が始まった。
6. ノット・マイ・ベイビー/マキシン・ブラウン(作詞作曲:キャロル・キング&ジェリー・ゴフィン)

1964年、ゴスペル/R&B系女性シンガーのマキシン・ブラウンが放ったヒット。以降、マンフレッド・マン、ロッド・スチュワート、メリー・クレイトン、シェールなどが次々とカヴァーし、何度もチャートを賑わしてきた名曲だ。作曲者は後に自らシンガー・ソングライターとして大当たりをとるキャロル・キング。彼女がまだ職業ソングライターとしてヒットを量産していた時期、最初の夫だった作詞家、ジェリー・ゴフィンと共作したものだ。キング&ゴフィンも、リトル・エヴァ「ロコモーション」、シレルズ「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ」、アレサ・フランクリン「ナチュラル・ウーマン」ほか、リストアップしきれないほど多くのヒットを量産した名ソングライター・コンビだった。
7. ルック・オヴ・ラヴ/レスリー・ゴーア(作詞作曲:エリー・グリニッチ&ジェフ・バリー)

グリニッチ&バリーも無数のヒットを書き下ろした夫婦ソングライター・コンビ。特に1963年、フィル・スペクターが設立したフィレス・レコードに提供したクリスタルズ「ダ・ドゥ・ロン・ロン」、ロネッツ「ビー・マイ・ベイビー」といった作品のクオリティは半端じゃない。が、今日はちょっと変化球。マーキュリー・レコードのドル箱アイドル、レスリー・ゴーアのために書いた1964年のヒットを。同時期のキング&ゴフィンやセダカ&グリーンフィールド、マン&ワイルらがロックンロール以前の伝統的な米国ポピュラー音楽からの影響も色濃くたたえていたのに対し、グリニッチ&バリーはティーンエイジ・ロックンロール色全開。このきゃぴきゃぴした持ち味がたまらない。
8. ミスター・ロンリー/ザ・ヴァイデルズ(作詞作曲:ピート・アンダース&ヴィニ・ポンシア)

やはりフィル・スペクターの下でロネッツに「ドゥ・アイ・ラヴ・ユー」「ザ・ベスト・パート・オヴ・ブレイキン・アップ」といった佳曲を提供したり、自ら結成したトライドウィンズで「ニューヨークは淋しい街」をヒットさせたりしたことでおなじみのソングライター・チーム、アンダース&ポンシア。本曲はそんな彼らがやはり自身メンバーだったホワイト・ドゥーワップ・グループ、ヴァイデルズが1960年に放ったヒットだ。彼らにとって、アーティストとしてもソングライターとしても、初の全米ヒット曲。
9. メイク・イット・イージー・オン・ユアセルフ/ジェリー・バトラー(作詞作曲:バート・バカラック&ハル・デヴィッド)

1970年代にかけて最強のヒット・メイカーとして多くのヒットを共作したバカラック&デヴィッドの初期共作曲。1962年、元インプレッションズのリードをつとめていた黒人シンガー、ジェリー・バトラーが全米ヒットさせた本ヴァージョンを皮切りに、65年のウォーカー・ブラザーズ、70年のディオンヌ・ワーウィックなど、何度もヒットチャートを賑わしている。まさに“いい曲”は時代を超えるといういい例だ。
10. ザ・ヤング・ワンズ/クリフ・リチャード&ザ・シャドウズ(作詞作曲:シド・テッパー&ロイ・C・ベネット)

今ではスタンダード・ナンバーとなっている「ブルーレディに紅いバラ」を1940年代に共作したのがベテラン・ソングライター・コンビ、テッパー&ベネットだ。この曲を皮切りに、彼らはトニー・ベネット、ローズマリー・クルーニー、ペギー・リー、フランク・シナトラ、サラ・ヴォーン、ディーン・マーティン、ペリー・コモといったポピュラー系のヴォーカリストたちにはもちろん、エルヴィス・プレスリー、カール・パーキンス、ジョージア・ギブス、エディ・アーノルド、さらには英国のクリフ・リチャードらにも数多くのヒット曲を提供。特にクリフには本曲、1961年の「ザ・ヤング・ワンズ」や「サマー・ホリデイ」など全部で21曲を提供するなど、大いに貢献した。
11. ロスト・イン・ワンダーランド/コニー・スティーヴンス(作詞作曲:デヴィッド・ゲイツ)

1969年にソフト・ロック・バンド、ブレッドを結成して大当たりをとることになるデヴィッド・ゲイツだが。もともとは1950年代からセッション・ミュージシャン/プロデューサー/ソングライターとして活躍してきた。ガール・グループ、マーメイズの「ポプシクルズ&アイシクルズ」やガールフレンズの「マイ・ワン・アンド・オンリー・ジミー・ボーイ」あたりがソングライターとしての代表作だ。1965年、コニー・スティーヴンスに提供したこの曲も、実はシングルのB面曲ではあったが、名曲としてファンの間で人気が高い。
12. 両手に花だが/エルヴィス・プレスリー(作詞作曲:ビル・ジャイアント/バーニー・バウム/フローレンス・ケイ)

エルヴィス・プレスリーの座付きソングライター・チームと言うと、前出の大御所ジェリー・リーバー&マイク・ストーラードク・ポウマス&モート・シューマン、シド・テッパー&ロイ・C・ベネット、シド・ウェイン&ベン・ワイズマン、ジョーイ・バイヤーズなど様々な名前が思い出されるけれど、この人たちジャイアント/バウム/ケイも、リーバー&ストーラー〜ポウマス&シューマンの後釜的存在として1960年代のエルヴィスをがっちり支えたソングライター・トリオだ。本曲は1964年のエルヴィス主演映画『キッスン・カズン』の挿入曲。

解説:萩原健太

朝妻一郎(フジパシフィックミュージック代表取締役会長)さんをゲストに迎えて(その1)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第187回 萩原健太のotonanoラジオ#69

2021/01/26 公開

船山基紀さんをゲストに迎えて(その2)

今週のオンエア曲

船山基紀さんをゲストに迎えて(その2)

1.

庄野真代

飛んでイスタンブール

『船山基紀サウンド・ストーリー~時代のイントロダクション~』
2020年12月16日発売

船山基紀さんをゲストに迎えて(その2)

2.

稲垣潤一

ドラマティック・レイン

『船山基紀サウンド・ストーリー~時代のイントロダクション~』
2020年12月16日発売

船山基紀さんをゲストに迎えて(その2)

3.

少年隊

仮面舞踏会

『船山基紀サウンド・ストーリー~時代のイントロダクション~』
2020年12月16日発売

船山基紀さんをゲストに迎えて(その2)

4.

中山美穂

「派手!!!」

『船山基紀サウンド・ストーリー~時代のイントロダクション~』
2020年12月16日発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#69

『Last Time I Saw Him~僕の好きな海外アレンジャー12傑』

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各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. わかれ / ダイアナ・ロス(編曲:ジーン・ペイジ)

ゲストの船山基紀さんにちなんで、今週のプレイリストは、ぼくが好きな海外のアレンジャーを12人、取り上げます。まずはジーン・ペイジ。もともと1960年代はポップ寄りのフィールドで多くのアレンジを手がけていたが、やがて、バリー・ホワイトとタッグを組んだり、モータウン・レコードの下でいい仕事を残したり…。1970年代ソウルに欠かせない存在に。ということで、今回は1973年、ダイアナ・ロスがモータウンからリリースしたこのヒット・チューンを。
2. 恋の雨音 / ロネッツ(編曲:ジャック・ニッチ)

そのジーン・ペイジが一躍名を上げたのが、フィル・スペクターがプロデュースしたライチャス・ブラザーズの「ふられた気持ち」のアレンジ。実はこれ、スペクターが常にアレンジを依頼していたレギュラー・アレンジャーが不在だったために転がり込んできたチャンスだったのだけれど。そのとき不在だったのが、この人、ジャック・ニッチ(日本では“ニッチェ”と表記されることが多いけれど、発音は“ニッチ”)だった。このアレンジャーなくして伝説のスペクター・サウンドは生まれ得なかった。ということで、スペクターがプロデュースしテニッチがアレンジを手がけた1964年の大傑作曲をどうぞ。
3. 神に誓って / フランキー・ヴァリ(編曲:チャーリー・カレロ)

フォー・シーズンズを筆頭に、1960年代から70年代の東海岸サウンドのアレンジャーとして大活躍した重要人物がチャーリー・カレロ。フォー・シーズンズの諸作の他、アル・クーパー、ブルース・スプリングスティーン、ラズベリーズ、ローラ・ニーロ、さらには日本の山下達郎まで、多彩なアーティストに素晴らしいアンサンブルを提供している。フォー・シーズンズのリード・シンガー、フランキー・ヴァリが1975年にソロ名義で放ったヒットである本曲でも、これぞ1970年代イースト・コーストという感触の躍動的なアレンジを聞かせている。
4. マッドマン / エルトン・ジョン(編曲:ポール・バックマスター)

ポール・バックマスターは、ハリー・ニルソン、カーリー・サイモン、デヴィッド・ボウイ、レナード・コーエン、ローリング・ストーンズなども手がけてきたロック・シーン最強のストリングス・アレンジャー。自身チェロ奏者だということもあり、中低域を強調したタイトでエモーショナルなストリングス・アンサンブルが特徴だった。そんなバックマスターの仕事の中でたぶんもっとも有名なのが初期エルトン・ジョンとのコラボレーションだろう。今回は1971年のアルバム『マッドマン』から、その表題曲を。
5. オール・ストラング・アウト / ニノ・テンポ&エイプリル・スティーヴンス(編曲:ニック・デカロ)

日本では名アルバム『イタリアン・グラフィティ』の人気が高く、ソロ・アーティストとしての印象も強いニック・デカロ。が、この人の本職はアレンジャーで、1960年代からポップ・シーンで独自の洗練された都会的アレンジを多くのアーティストに提供してきた。今回セレクトしたのは、ニノ・テンポ&エイプリル・スティーヴンス姉弟が1967年にリリースした隠れた名曲。フィル・スペクターというか、ジャック・ニッチ調のふくよかなアンサンブルが楽しめる。
6. 007 死ぬのは奴らだ / ポール・マッカートニー&ウイングス(編曲:ジョージ・マーティン)

ポール・マッカートニー率いるウイングスが1973年に大ヒットさせたこの007映画のテーマ曲、基本的なアレンジはもちろんポールがヘッド・アレンジで行なっているのだが、中間部、いかにもサントラ曲らしい、めまぐるしく楽想が変化していく部分はビートルズ時代からポールにとって最良のアドバイザーだった名匠、ジョージ・マーティンによるスコアだ。さすがの腕を堪能できる。
7. ワンス・イ・ア・ホワイル / ナット・キング・コール(編曲:ビリー・メイ)

ジャズ・フィールドの名アレンジャーも取り上げておこう。この分野にも数え切れないほどの名匠がひしめいているのだけれど、今回はその中からビリー・メイを。独特のスウィンギーなホーン・アレンジをフランク・シナトラやペギー・リー、メル・トーメ、ボビー・ダーリン、ヴィク・ダモン、エラ・フィッッツジェラルドらにアイディア豊かなアレンジを提供してきた。今回はナット・キング・コール、1957年のアルバム『ジャスト・ワン・オヴ・ゾーズ・シングズ』に収められていたこの曲を。
8. もう一度だけ / リンダ・ロンシュタット(編曲:デヴィッド・キャンベル)

シンガー・ソングライター、ベックの父親としてもおなじみ。キャロル・キング、マライア・キャリー、スティーヴィー・ニックス、ロッド・スチュワート、アヴリル・ラヴィーンなどから五輪真弓、松たか子まで。とてつもない幅のアーティスト多数に淡々とさりげないストリングス・アレンジを提供してきた達人だ。自身、ヴィオラ奏者でもあることから、弦楽器の特性をよく理解したアンサンブルを聞かせる。本曲はリンダ・ロンシュタットが1976年にリリースしたアルバム『風にさらわれた恋』の収録曲。特に前半、ストリングスのみでリンダの歌声をサポートする個所でのアレンジは絶品だ。
9. 愛の幻想(ザ・ラヴ・アイ・ロスト) / ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ(編曲:ボビー・マーティン)

ボビー・マーティンは、プロデューサーのケニー・ギャンブル&レオン・ハフらと組んでフィラデルフィア・ソウルの礎を築いた偉人。流麗なストリングスやホーンのフレーズを駆使してイントゥルーダーズ、ビリー・ポール、マンハッタンズらに洗練と躍動が共存する素晴らしいアンサンブルを提供してきた。ここにセレクトしたハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツ、1973年のヒットでもそんな持ち味が堪能できる。
10. あなたの肩に頬うめて / ザ・レターメン(編曲:モート・ガーソン)

ポール・アンカ、往年の自作ヒット曲を、カジュアルなコーラス・ハーモニーを売り物に人気を博した3人組、レターメンが1968年にカヴァーしたヴァージョン。流麗なストリングスを提供しているのは、ジュリアード音楽院で正式な音楽教育を受けた後、セッション・ミュージシャンとして、アレンジャーとして、休みなく働き続けてきた名手、モート・ガーソンだ。グレン・キャンベルの「恋はフェニックス」のストリングス・アレンジなども名演だが、今回はこちらの曲を。
11. ス・ワンダフル / ジョアン・ジルベルト(編曲:クラウス・オガーマン)

ブラジル音楽の重要人物、ジョアン・ジルベルトが1977年、トミー・リピューマのプロデュースのもと、米国で制作したアルバム『イマージュの部屋(アモローゾ)』のオープニングを飾っていたスタンダード・ナンバー。アレンジを手がけたのは、アントニオ・カルロス・ジョビン、フランク・シナトラ、ビリー・ホリデイなどとの仕事でも知られるドイツのアレンジャー/ソングライター、クラウス・オガーマンだ。音像のすみずみにまで目配りしたていねいなアレンジが素晴らしい。
12. ジス・イズ・オール・アイ・アスク / ハリー・ニルソン(編曲:ゴードン・ジェンキンス)

最後を飾るのは、ネルソン・リドルとともにフランク・シナトラの座付きアレンジャーのひとりだったゴードン・ジェンキンス。ジェンキンスは作曲家としてもすぐれた曲を多く残しており、本曲「ジス・イズ・オール・アイ・アスク」も彼のペンによる作品だ。ハリー・ニルソンがフランク・シナトラの美学を踏襲して制作した1973年のアルバム『夜のシュミルソン』の収録曲。ジェンキンスならではのふくよかなストリングスをバックに気持ちよさそうに歌うニルソンが素敵だ。

解説:萩原健太

船山基紀さんをゲストに迎えて(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

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第186回 萩原健太のotonanoラジオ#68

2021/01/19 公開

船山基紀さんをゲストに迎えて(その1)

今週のオンエア曲

船山基紀さんをゲストに迎えて(その1)

1.

沢田研二

勝手にしやがれ

『船山基紀サウンド・ストーリー~時代のイントロダクション~』
2020年12月16日発売

船山基紀さんをゲストに迎えて(その1)

2.

中島みゆき

悪女

『船山基紀サウンド・ストーリー~時代のイントロダクション~』
2020年12月16日発売

船山基紀さんをゲストに迎えて(その1)

3.

松本伊代

すてきなジェラシー

『船山基紀サウンド・ストーリー~時代のイントロダクション~』
2020年12月16日発売

船山基紀さんをゲストに迎えて(その1)

4.

C-C-B

Romanticが止まらない

『船山基紀サウンド・ストーリー~時代のイントロダクション~』
2020年12月16日発売

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#68

『もうひとつの“船山基紀サウンド・ストーリー”』

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1. 信じかたを教えて / 松本伊代

今週のゲスト、船山基紀さんがアレンジを手がけた曲というのはそれこそ無数にあって。今回取り上げたボックスセット『船山基紀 サウンド・ストーリー〜時代のイントロダクション』のCD4枚だけじゃとてもカバーしきれない。ということで、まあ、焼け石に水ではありますが(笑)、そこに含まれていない船山アレンジ作品の中からぼくが好きな12曲をプレイリストにしてみました。ということで、まずは番組でもぼくが大好きだと言ってオンエアさせてもらった「すてきなジェラシー」を歌っていた松本伊代から。あの曲に至る直前、林哲司作曲のシングル三部作のオープニングを飾った1986年作品です。作詞は川村真澄、アレンジはもちろん船山基紀。
2. 避暑地のサガン / 国実百合

国実百合、1988年のアルバム『サマー・イン・ブルー』より。これも林哲司の作曲。作詞は麻生麗二、編曲は船山基紀。モータウンR&Bの味をエイティーズ・デジタル・ポップでリメイクしたみたいなサウンドがかっちょよいです。
3. スローモーション / 中森明菜

われらが明菜ちゃんが1982年に放ったデビュー・シングル。来生えつこ・来生たかお姉弟がそれぞれ作詞・作曲を手がけ、船山さんがアレンジ。キュートな切なさ、爆発。
4. スクール・ガール / C-C-B

ブレイク作「Romanticが止まらない」に続くシングル。1985年の作品。「Romanticが止まらない」同様、作詞・松本隆、作曲・筒美京平、編曲・船山基紀& C-C-B。爽快なコーラスワークを活かしたオールドスクールなポップ・テイストとエイティーズっぽい音像が共存する名曲です。
5. 雨の月曜日 / アグネス・チャン

1977年、カナダに留学中だったアグネスがリリースしたシングル「花のささやき」のB面に収められていたナンバー。ウィルマ・ゴイクのヒットをカヴァーしたA面より断然素敵でした。作詞・松本隆、作曲・加藤和彦、編曲・船山基紀。
6. 哀愁情句 / 早見優

1984年、ちょびっとオトナなアダルト・コンテンポラリー歌謡ポップ路線へと足を踏み出した早見優のシングル。作詞・銀色夏生、作曲・筒美京平、編曲・船山基紀。
7. 明日になれば / 石野真子

石野真子が長渕剛と婚約して芸能界を一時引退した翌年、1982年に“引退一周年記念シングル”としてリリースされたポップ・チューン。なんだ、その周年(笑)。作詞・伊藤アキラ、作曲・穂口雄右、編曲・船山基紀。シーナ・イーストンっぽくて好きでした。
8. 思い出のビーチクラブ / 稲垣潤一

1987年のシングル。清涼飲料水のCMイメージソングになっていたような覚えが…。作詞・売野雅勇、作曲・林哲司、編曲・船山基紀という当時の黄金チームの鉄壁の仕事です。
9. プールサイドが切れるまで / 河合奈保子

1986年のシングル「刹那の夏」のB面曲。妖しくエキゾチックなA面もよかったけれど、個人的にはほのかにアダルト・コンテンポラリーで、ちょいムード歌謡寄りのウェットさをたたえたこっちのほうが好きでした。A面同様、作詞・売野雅勇、作曲・筒美京平、編曲・船山基紀。
10. Perfect Game / 金井夕子

テレビのオーディション番組『スター誕生!』出身の金井夕子が1978年にリリースしたデビュー・シングル「Pastel Love」の、これまたB面に入っていた曲。ぼく、B面マニアなもんで、すんません(笑)。A面同様、作詞作曲・尾崎亜美、編曲・船山基紀。楽曲も好きだったけど、それ以上にイントロとか間奏が好きでした。
11. ブルー / 渡辺真知子

船山基紀ワークスとしてけっして忘れてはならないのが渡辺真知子の一連の作品。多彩な音楽性を貪欲に取り込んだ曲作りをする真知子さんの作風には、船山さんの柔軟なセンスがぴったりなのかも。ということで、彼女の自作による3作目のシングルを。
12. 満潮 / 桑名正博

ラストもシングルB面曲。桑名正博が1978年にリリースしたソロ・シングル第2弾「薔薇と海賊」のB面に収められていたナンバーです。作詞・松本隆、作曲・筒美京平、で、編曲は鈴木茂と船山基紀の連名。豪華な布陣です。しかし、日々、膨大な楽曲のアレンジを次々にこなしていらっしゃった超ご多忙な船山さん。ご本人はこのうち、何曲くらい記憶なさっていることやら…(笑)。

解説:萩原健太

船山基紀さんをゲストに迎えて(その1)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

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第185回 萩原健太のotonanoラジオ#67

2021/01/12 公開

佐野元春さんをゲストに迎えて(その2)

今週のオンエア曲

佐野元春さんをゲストに迎えて(その2)

1.

佐野元春

ダウンタウンボーイ(original version)

『SOMEDAY Collector’s Edition』 2002年

佐野元春さんをゲストに迎えて(その2)

2.

佐野元春

ロックンロール・ハート

『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION』
2020年3月13日発売予定
Disc11「THE BARN」(写真)より

佐野元春さんをゲストに迎えて(その2)

3.

佐野元春

夜のスウィンガー

『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION』
2020年3月13日発売予定
Disc15「LIVE ‘VISITORS’ 1985」(写真)より

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#67

『IT'S ALRIGHT~ベスト・オブ・佐野元春|EPIC YEARS』

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各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. Please Don't Tell Me A Lie

今回のプレイリストは直球で、ぼくが選ぶベスト・オブ・佐野元春。いつもここのプレイリストでは12曲を選んでいるのだけれど、佐野さんが自らのレーベル“Daisy Music”を立ち上げるまで、EPICレコード在籍期にリリースしたオリジナル・スタジオ・アルバムがちょうど12作なので、それぞれから1曲ずつ、今の気分で好きな曲を並べてみました。せっかくなので、先週番組で特集した3枚組ベスト『MOTOHARU SANO GREATEST SONGS COLLECTION 1980-2004』には選ばれなかった曲をあえてセレクト。萩原健太版の勝手な“裏ベスト”ってことでお楽しみください。まずは1980年のデビュー・アルバム『BACK TO THE STREET』より、このいかしたロック・チューンを。
2. IT'S ALRIGHT

1981年のセカンド・アルバム『HEARTBEAT』からはこの曲。ぼくは断然“佐野元春は7インチ・シングルで聞く”派だったので、この曲も「ガラスのジェネレーション」のシングルのB面曲としてよく聞いてました。
3. アイム・イン・ブルー

『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』も入れようかどうしようか悩んだけれど、曲数に限りがあるので結局それは外して。1982年、“ナイトラ2”の直後に出たアルバム『SOMEDAY』からは、かつて沢田研二に提供した名曲のセルフ・カヴァーを。
4. WILD ON THE STREET

1984年の『VISITORS』より。スリッカフォニックスを彷彿させるワイルドなホーン・セクションをフィーチャーしたナンバーです。
5. 虹を追いかけて

先週、佐野さんは“虹”は自分にとって象徴的なテーマだと話してくれましたが。「虹をつかむ人」や「レインボー・イン・マイ・ソウル」ともども、この曲も佐野さんの“虹もの”としては忘れられない1曲。1986年のアルバム『CAFÉ BOHEMIA』より。
6. 愛のシステム (The Heartland demo version)

で、1988年の『HEARTLAND』はライヴなので外して。1989年の『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』から選ぼうと思ったら、このアルバム、なぜかちゃんとストリーミングされていなくて。普通の収録曲が選べなかったので、後に出た“編集版”というやつから、ザ・ハートランドとともに録音したこの曲のデモ・ヴァージョンを。
7. 恋する男

1990年の『TIME OUT!』より。B♭→B♭maj7→B♭6 というなめらかなコード進行と、スカを洗練させたようなクールなグルーヴがさりげなく絡み合う中、“オレ達はまるで砂粒さ”とかキメる佐野さんがかっこいい。
8. 君のせいじゃない

佐野元春は時折、思い出したようにジョン・レノン色のようなものを炸裂させることがあるのだけれど。本曲なんかもそんな感じ。“アウッ!”というシャウトがごきげん。1992年のアルバム『SWEET 16』より。
9. 君を連れてゆく

ちょい長めの曲ですが。ザ・ハートランドとタッグを組んだ最後のスタジオ録音アルバムとなった1993年の『THE CIRCLE』からはこの曲を。“二人の力をあわせて、これからは新しいルールを作るのさ”というある種の決意が力強く聞く者の胸を刺す。
10. 恋人達の曳航

佐野元春の中に渦巻く多彩な音楽性を一気にぶちまけたような1996年のアルバム『FRUITS』より。1曲の中で二つの楽想/拍子がイマジネイティヴに交錯する佳曲です。
11. ドクター

新たに結成したバック・バンド、ザ・ホーボー・キング・バンドを率いて米国ウッドストックで録音された1997年のアルバム『THE BARN』より。様々なペイン。数えきれない痛み。それらを癒せるドクターを、いつの時代も誰もが求めている。
12. 石と卵

今週のプレイリスト、ラストは1999年のアルバム『STONES AND EGGS』より、佐野元春のファルセットが妖しく舞うこのバラードで。

解説:萩原健太

佐野元春さんをゲストに迎えて(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

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第184回 萩原健太のotonanoラジオ#66

2021/01/05 公開

佐野元春さんをゲストに迎えて(その1)

今週のオンエア曲

佐野元春さんをゲストに迎えて(その1)

1.

佐野元春 & ザ・コヨーテバンド

合言葉 - Save It for a Sunny Day

佐野元春さんをゲストに迎えて(その1)

2.

佐野元春

ハッピーマン(’99 mix & radio edit version)

『MOTOHARU SANO GREATEST SONGS COLLECTION 1980-2004』

佐野元春さんをゲストに迎えて(その1)

3.

佐野元春&ザ・コヨーテバンド

「虹をつかむ人」(2020 mix & radio edit)

『THE ESSENTIAL TRACKS MOTOHARU SANO & THE COYOTE BAND 2005 - 2020』

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#66

『The Ties That Band~バック・バンドを持つソロ・アーティスト』

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1. SHADOWS OF THE STREET (Live 1985.5.28) / 佐野元春&ザ・ハートランド

佐野元春と言えば、ソロ名義で活動するアーティストながら、時代とともにザ・ハートランド、ザ・ホーボー・キング・バンド、ザ・コヨーテバンド…と、全幅の信頼を寄せるバック・バンドとともに活動をしてきたことでもおなじみだ。というわけで、今週のプレイリストは、切っても切れない仲と言うべきバック・バンドを持つソロ・アーティストの特集。まずは佐野元春&ザ・ハートランド。佐野さんの活動初期を象徴するこのコンビネーションで1985年にライヴ・レコーディングされた1曲です。
2. ドント・クライ・ノー・ティアーズ / ニール・ヤング&クレイジー・ホース

ニール・ヤングもストレイ・ゲイターズ、ショッキング・ピンクス、ブルーノーツ、プロミス・オブ・ザ・リアルなど、時代ごとに様々なバック・バンドを従えて活動しているけれど、やはりいちばん有名なのはソロ・デビュー直後から活動をともにしてきたクレイジー・ホース。今回は1975年リリースのアルバム『ズマ』からのナンバーを。
3. インスタント・カーマ / ジョン・レノン&プラスティック・オノ・バンド

ビートルズ解散前後の時期、ジョン・レノンがソロ活動をする際に率いていたのがプラスティック・オノ・バンドだ。というより、ソロでレコーディングする際に参加したミュージシャンのことをそう呼んでいたというのが実情。なので、メンバーは思いきり流動的で、ジョンとオノ・ヨーコ夫妻のほか、あまり変わらず参加していたのはベースのクラウス・フォアマンくらい。あとはビートルズ仲間のリンゴ・スターが参加していたり、エリック・クラプトンが参加していたり…。1970年にヒットしたこのシングルの録音に参加したのはジョン、ヨーコ、クラウス・フォアマンのほか、ジョージ・ハリスン(ギター)、アラン・ホワイト(ドラム)、ビリー・プレストン(オルガン)らだった。
4. アイ・キャント・スタンド・アップ・フォー・フォーリング・ダウン / エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズ

エルヴィス・コステロも時期によってインポウスターズやコンフェデレイツとともにレコーディングしたり、ザ・ルーツと組んでみたり、弦楽四重奏団のブロドスキー・カルテットと共演したり…。多彩なコラボレーションを楽しんでいるが、最強のコンビネーションを発揮するのはやはり初期から活動をともにしてきたアトラクションズ。今回は初来日の直後、1980年にリリースされたアルバム『ゲット・ハッピー』からサム&デイヴのナンバーをカヴァーしたこの曲を。
5. クロスタウン・トラフィック / ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

この人たちの場合はバック・バンドと言っていいのかどうか…。ロック・ギターの可能性を最大限にまで拡げた偉人、ジミ・ヘンドリックス率いるロック・トリオだけれど。実際のアーティスト名はザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスながら、なにせ名前が長いもんだから(笑)。誰もが“ジミ・ヘン”と個人名を、しかも略した形で言ってしまうというパターン。1968年のアルバム『エレクトリック・レディランド』より。
6. ラズベリー・ベレー / プリンス&ザ・レヴォリューション

プリンスの場合、ニュー・パワー・ジェネレーションを率いた後年の活動もとてつもなくかっこいいのだけれど、彼のバック・バンドとしてパッと思い浮かぶのはやはり初期のツアー・バンドを母体に誕生したレヴォリューションだろう。途中加入したウェンディとリサのように、性別も人種も超えたバンド構成もいかにもプリンスらしかった。今回は1985年リリースのアルバム『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』より、ポップでサイケなヒット・チューンをピックアップ。
7. オー・ボーイ! / バディ・ホリー&ザ・クリケッツ

ロックンロールの重要なオリジネイターのひとり、バディ・ホリーは、契約の関係もあってソロ名義とバンド名義を使い分けながらレコード・リリースを続けていたものの、そのどちらも、今では“バディ・ホリー”という個人名義で語られていることが多い。とはいえ、ギター×2、ベース、ドラムというバンド編成を確立したり、タム・ロールを効果的に使った躍動的な音作りを聞かせたり、彼がロックンロールという音楽スタイルを完成させるうえで果たした役割は、彼のバンド、クリケッツなしには考えられない。ということで、バンド名義でリリースされたこの1957年の大ヒットをどうぞ。
8. コールド・スウェット(パート1) / ジェイムス・ブラウン&ザ・フェイマス・フレイムズ

ファンクのゴッドファーザー、JBの偉業も、基本的にはソロ名義で語り継がれているけれど。ボビー・バードを核とする屈強のバック・バンド、フェイマス・フレイムズの存在がなければ、あのソリッドで切れ味鋭いファンク・サウンドは生まれ得なかったはず。というわけで、1967年、彼らをバックに従えた強力なヒット・チューンを。
9. ゲット・アップ、スタンド・アップ / ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ

この人たち、最初はバンド名のみの“ザ・ウェイラーズ”としてレコード・リリースしていたのだけれど、やがて中心メンバーであるボブ・マーリーの存在感が増してきて、“ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ”となり、最終的にはマーリーのソロ名義のみですべてが語られるようになってしまった感じ。今回ピックアップした1973年の強烈なメッセージ・ソングも、当初はまだジャケットに“ボブ・マーリー”の名前はなく、バンド名義のみでリリースされていたものだった。
10. ドント・カム・アラウンド・ヒア・ノー・モア / トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ

トム・ペティもソロ名義、バンド名義、両方で傑作アルバムをたくさんリリースされているけれど、一般的にはどっちも同じというか(笑)。全部、トム・ペティのアルバムみたいな感じでざっくり乱暴に扱われている感じ。本当はバンド名義のときとソロ名義のときとの微妙な違いを聞き分けられるようになるとさらに深く楽しめるんだけど…。今回はもちろんバンド名義で1985年に放った大ヒット曲をピックアップ。
11. マイ・シティ・オヴ・ルーインズ / ブルース・スプリングスティーン&ジ・E・ストリート・バンド

“盟友”という表現がいちばんしっくりくるのがブルース・スプリングスティーンとEストリート・バンドだろう。1970年代半ばに、ロイ・ビタン(ピアノ)、ダニー・フェデリシ(オルガン)、スティーヴ・ヴァン・ザント(ギター)、クラレンス・クレモンズ(サックス)、ギャリー・タレント(ベース)、マックス・ワインバーグ(ドラム)という最強のラインアップが確定して以来、切っても切れない仲。一時、袂を分かっていたこともあったけれど、1995年に再結集してからは現在まで再び揺るぎない結束力を発揮している。本曲は2002年のアルバム『ザ・ライジング』の収録曲。
12. フォーエヴァー・ヤング / ボブ・ディラン&ザ・バンド

そして、しんがりはボブ・ディランとザ・バンド。まだザ・バンドが“ホークス”と名乗っていた1960年代半ば、エレクトリック・サウンドを快く思わない保守的なフォーク・ファンの罵声に負けずワールド・ツアーを続けながら育んだ絆は屈強なものだった。そんな彼らが1974年、改めてタッグを組んでリリースしたアルバム『プラネット・ウェイヴズ』より、感動的なこのバラードをどうぞ。

解説:萩原健太

佐野元春さんをゲストに迎えて(その1)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第183回 萩原健太のotonanoラジオ#65

2020/12/29 公開

藤原さくらさんをゲストに迎えて(その2)

今週のオンエア曲

藤原さくらさんをゲストに迎えて(その2)

1.

藤原さくら

Ami

『SUPERMARKET』2020年10月21日発売

藤原さくらさんをゲストに迎えて(その2)

2.

藤原さくら

Right and light

『SUPERMARKET』2020年10月21日発売

藤原さくらさんをゲストに迎えて(その2)

3.

藤原さくら

生活

『SUPERMARKET』2020年10月21日発売

藤原さくら オフィシャルサイト
www.fujiwarasakura.com

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#65

『全編英語詞で歌われている邦楽オリジナル・ソング集』

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各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. I wanna go out / 藤原さくら

藤原さくらさんの魅力のひとつが、英語詞の楽曲。ということで、今週のプレイリストは、全編英語詞で歌われている邦楽のオリジナル・ソング特集です。まずはさくらさんの2016年のアルバム『good morning』に収録されていたこの曲から。
2. Reflection / ONE OK ROCK

海外での活動も多いONE OK ROCKが2008年にリリースしたアルバム『感情エフェクト』より。前作『BEAM OF LIGHT』に収められた初の全編英語詞曲「100%」に続く2曲目の英語詞ナンバーだった。
3. NO WAY / THE BAWDIES

英語詞にこだわって、ごきげんなR&Bをぶちかましている日本のバンドといえば、この人たち、THE BAWDIES。2014年リリースの5作目のアルバム『ボーイズ』より。テレビの深夜ドラマの主題歌にも起用されたグルーヴィなダンスR&Bです。
4. SHININ' YOU,SHININ' DAY / Char

Charさんと言うと、超強力なギタリストとしてのイメージが強いかもしれないけれど、デビューしたころからソングライターとしても、シンガーとしても、ずばぬけた才能を発揮していた。本曲は彼が21歳のときにリリースされたファースト・ソロ・アルバム『Char』のオープニング・チューン。英語で軽々と歌っちゃってて、かっこよかったなぁ…。
5. Coffeemilk Crazy / FLIPPER'S GUITAR

1989年にリリースされたフリッパーズ・ギターのファースト・アルバム『three cheers for our side〜海へ行くつもりじゃなかった』より。このアルバムも全曲英語詞。でも、わざとだと思うけれど、発音とかがものすごくたどたどしくて、そこがやけにキュートだったものです。
6. Tangier / Apryl Fool

はっぴいえんどを結成する前の細野晴臣と松本隆が、小坂忠、柳田ヒロらとともに結成していた伝説のバンド、エイプリル・フールが唯一残したアルバム『The Apryl Fool』より。彼らは海外での活動も意識しながら英語詞を基本にオリジナル曲を演奏していた。この曲「タンジール」のメロディはやがて、小坂忠の名盤『ほうろう』に収録された「流星都市」へと発展していく。
7. WELCOME BACK TO MY HEART / 薬師丸ひろ子

以前も何かのプレイリストで選曲したことがあるかもしれないけれど。薬師丸ひろ子の1985年のアルバム『夢十話』の収録曲を。井上大輔のオールディーズ風味満点のメロディに英語詞を付けたのは竹内まりや。
8. Shine On Me / OCEANLANE

OCEANLANEが2009年にリリースしたアルバム『Crossroad』より。UKロックのニュアンスをふんだんにたたえた作風がむちゃくちゃかっこいい。
9. SHE'LL BE TELLIN' / KUWATA BAND

独特の発音による日本語詞でシーンに衝撃を与えた桑田佳祐率いるKUWATA BANDが1986年にリリースしたアルバム『NIPPON NO ROCK BAND』のオープニング・チューン。このアルバムで桑田佳祐は全曲を英語で歌い、サザンオールスターズとは違うんだぞという気概を見せていた。
10. PASSING PICTURES / タケカワユキヒデ

ゴダイゴ結成以前の1975年、タケカワユキヒデがリリースした『走り去るロマン』というソロ・アルバムは、まじ衝撃的だった。全編、奈良橋陽子による英語詞で歌われていて、それがタケカワさんのポップなメロディと合体して、当時本当に新鮮な驚きを届けてくれたものだ。けど、そのアルバムが配信で見つからなかったので、今回はそのデモ・レコーディング・テイクを。
11. Funky Tea Race / Darjeeling (feat. 中村まり)

キーボードのDr.kyOnとギターの佐橋佳幸によるユニット“ダージリン”が2018年にリリースしたミニ・アルバム『8芯二葉〜梅鶯Blend』より。ゲスト・ヴォーカル&作詞に中村まりを迎え、スウィンギーに聞かせる。まりちゃん、最高!
12. Natalie / 竹内まりや

ラストは先ほど薬師丸ひろ子の作詞家として登場したまりやさん。自らのアルバムでも時折、全編英語詞の作品を披露しているけれど。これは1981年のアルバム『PORTRAIT』に収録されていたカントリー・ロック・チューン。米国南部のスモール・タウンからスターになることを目指してロサンゼルスへとやってきた女の子を巡る物語だ。

解説:萩原健太

藤原さくらさんをゲストに迎えて(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

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