西寺郷太 It's a Pops

NONA REEVES西寺郷太が洋楽ヒット曲の仕組みや背景を徹底分析する好評連載

第31回 プリンス「ウェルカム・2・アメリカ」

第31回 プリンス「ウェルカム・2・アメリカ」


―― さて。郷太さん。ビリー・ジョエル「ピアノ・マン」以来、約半年ぶりの取材になります。

西寺 かなりお久しぶりです! なんか今日はいつもより安川さんの手元の資料が多い気が(笑)。

―― 今日は郷太さんを目の前にしてテーマがプリンスですから。今回は没後5年を経て解禁発売されたアルバム『ウェルカム・2・アメリカ』を取り上げてみたいと思います。

西寺 この連載でプリンスを取り上げるのは2回目ですね。

―― はい。前回は『クリスタル・ボール』(’18年配信)の表題曲がテーマでした。

西寺 『クリスタル・ボール』は’86年の制作でしたから、今回は時代がぐっと近くなります。『ウェルカム・2・アメリカ』は2010年の3月10日から19日の間に録られたセッションが基本軸になっていると言われていて。オバマ政権が’09年の1月20日に始まっているので1年ちょっと過ぎた後くらい。2009年6月25日に彼と同い年のマイケル・ジャクソンが亡くなっているのでその半年後。2010年のプリンスといえばタイトルもまさに新しいディケイドの「現在」を強調した傑作アルバム『20ten』が発表されていますね。

―― 『ウェルカム・2・アメリカ』セッションが’10年3月。すぐ後の7月10日に『20Ten』をリリースしているから、『20Ten』セッションは前年の’09年から’10年にかけてということになるんでしょうか?

西寺 まさに。『20Ten』の主なレコーディングは本拠地ペイズリー・パークで2009年の8月から2010年2月の期間に行われたと言われていて。プリンスは誰よりも早く「アルバム」というフォーマットをどうやって守るか考え、実践していた人でした。それがレコードなのかCDかカセットかストリーミングかみたいな外部要因による強制的な変化で、自分のアートが乱されることにどの時代も抗っていました。例えば、LPレコードから曲が自由に飛ばせるCDにメイン・フォーマットが激変した1988年の『Lovesexy』のCD版では、約45分で全1曲、最初から最後まで流れで聴かないと後半の曲は聴けない、なんていう判断を下したこともあるほどです。すでに「フィジカルは売れない」状態でリリースされた『20Ten』はその「販売」手法も話題を呼びました。当時、ヨーロッパやアメリカでは、なんと新聞や雑誌の「おまけ」としてリリースされたんです。懐かしいですね……。日本からも買えましたが、ペラペラの紙ジャケットで。ただこのアルバム物凄くカッコよくて今も大好きです。ただ、ここから話すと本題に戻れそうもないので(笑)。


第31回 プリンス「ウェルカム・2・アメリカ」

プリンス
『20Ten』
2010年
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―― それにしても相変わらずの多作。忙しい。

西寺 プリンスの場合、アルバム発売の順番に関係なく思いのままに多数の曲を作る人なので。僕はいつも、プリンスの曲作りって料理みたいなもんだと思ってるんですよ。一流レストランのシェフだってお客さんに出すために作る料理もあれば、家に帰れば自炊もするでしょうし、賄いみたいに自分の仲間たちだけに振る舞う料理もある……。

―― 久しぶりに出ますね。郷太さんの食べ物系の例え話(笑)。

西寺 例え話好きなんです(笑)。もしさっき言ったようにプリンスがファンや信奉者を多数持つシェフだとすると、最も大事なのが、素材の仕込み。お味噌や梅干しも漬けて時間を置かないと発酵しなかったりするじゃないですか。時間を寝かせて味が染みる方がいい具材もあれば、鮮度が大事ですぐさばく必要がある肉や魚もある。楽曲のアイデアやムード自体が素晴らしければ、とりあえず録音して冷凍しておいて解凍タイミングを待つ場合も多かった、と。だから、下ごしらえできるときにある程度はやっといて、様子みて、日が経って、浸かりを確認して、場合によってはまた干したりとか……プリンスはスタジオワーク、ライヴを繰り返しながら、制作中の楽曲をブラッシュアップしながら日々を過ごし、次々と作品をリリースし続けたわけですが……。自分一人でもほぼすべての楽器を自在に操れる人ですから、どのミュージシャンをチョイスするか、新たな楽器を加えるかもしくは削ぐのかみたいな最終判断を後に回していた楽曲は多かったのでしょう。

―― 足繁く通う常連のお客さんだけ味わえる裏コースがあるとか。

西寺 そうですね。タイミングがズレたりアルバムのコンセプトに合わないだけでお蔵入りしていた曲は常連用の「裏メニュー」みたいなものかも知れません。今回思い返したのが、’99年にリリースされた『ザ・ヴォルト~オールド・フレンズ・フォー・セール』というアルバム。プリンスが1992年のワーナーとの再契約の後にリリースした最後の作品で。タイトルはまさに「The Vault=地下貯蔵庫」。サブ・タイトルが「Old Friends 4 Sale=古い友達が売られる」って意味で、否定的なニュアンスもあるんですが。まさしくそれまでの未発表曲をまとめて放出したアルバムだったんですよ。当然寄せ集めなんで時代も曲のコンセプトもバラバラ。ただ流石プリンス、1曲1曲が本当に素晴らしいクオリティで。僕は個人的に、今回の『ウェルカム・2・アメリカ』には『ザ・ヴォルト』と同じような感じを抱いているんですよね


第31回 プリンス「ウェルカム・2・アメリカ」

プリンス
『ザ・ヴォルト~オールド・フレンズ・フォー・セール』
1999年
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―― 『ウェルカム・2・アメリカ』も仕込みは出来ていた?

西寺 よく相談する自分にとって先生のようなプリンス研究家の長谷川友さんと先日「どうして『ウェルカム・2・アメリカ』セッションはアルバムとして発表しなかったんですかね?」なんて話をしたんですが二人とも「やっぱりまだ彼の中では途中だったんじゃないか」っていう見解で。僕がその時「今回の作品は落ち着いたら『ヒット・アンド・ラン・フェーズ・スリー』もしくは『フォー』として発表されていた楽曲群なんじゃないでしょうか?」と切り出したら、友さんも「僕も今からその話をしようと思ってました」って。


――  『ヒット・アンド・ラン』はたしかプリンスが「晩年」、2016年に亡くなる直前まで出していたアルバム・シリーズで遺作ですよね。

西寺 そうです。『ヒット・アンド・ラン・フェーズ・ワン』(’15年9月)と『ヒット・アンド・ラン・フェーズ・ツー』(’15年12月)が矢継ぎ早にリリースされていて。



第31回 プリンス「ウェルカム・2・アメリカ」

プリンス
『ヒット・アンド・ラン・フェーズ・ワン』
2015年
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―― どんなシリーズだったんですか。

西寺 『ヒット・アンド・ラン』シリーズは、彼にとって画期的な発明だったと思います。アルバムのジャケットもコンセプチュアルになっていて。イギリス在住のアーティスト、マーティン・ホーメントさんが色んな時代のプリンスをデフォルメした素敵なイラストレーションの連作を描かれていて。このホーメントさん、絵をプリンスに預けてはいたけれどジャケットに使われるとは知らなかったようで、2015年のある日、奥さんから「プリンスのアルバムにあなたの絵が使われているわよ!」と起こされて知ったというエピソードの持ち主で。


第31回 プリンス「ウェルカム・2・アメリカ」

プリンス
『ヒット・アンド・ラン・フェーズ・ツー』
2015年
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―― それは驚いたでしょうね(笑)。

西寺 このコンセプトなら「いい曲」であれば、メッセージとかカラー、作った時代などをあまり細かく考えずにどんどん順番に並べて発表出来るわけです。通常ラインの「今、作りたい『アルバム』」と、ジャケットも大量に用意されている『ヒット・アンド・ラン』シリーズを並行して走らせれば、これまで凍結されていた未発表曲も温め直してきちんとファンに届けられる、そんなプランだったのかなぁなんて。友さんと話したのは『ウェルカム・2・アメリカ』が仮に『ヒット・アンド・ラン・フェーズ・スリー』以降に形になるかも知れない作品群だったとすると、決定的に違うのは『ツー』のアレンジに顕著だったホーン隊の不在。もちろんホーンの入らない隙間が多い今作での抑制の効いたアレンジも実際にメチャクチャかっこ良いんですが……。特に最初の4曲「ウェルカム・2・アメリカ」「ランニング・ゲーム(サン・オブ・ア・スレイブ・マスター)」「ボーン・2・ダイ」「サウザント・ライト・イヤーズ・フロム・ヒア」はプリンス亡き後にファンになったという若い世代にもダイレクトに響く傑作群だと思います。




PRINCE 「Born 2 Die」(Official Video)

―― アルバム・タイトルが『ウェルカム・2・アメリカ』ですね。

西寺 ちょっと混乱してしまうポイントは、今回のたまたまキャッチーであり、深いメッセージを含んだように思える『ウェルカム・2・アメリカ』というタイトル。2018年に大きな話題を呼んだチャイルディッシュ・ガンビーノの「This Is America」を思い出してみたり。コロナ禍や、Black Lives Matter 運動の中で10年以上前のプリンスが今の母国アメリカの彷徨える状況を予見し、シリアスな視点から情報過多な社会に警鐘を鳴らす!みたいな感じで捉えてしまうというか。ただそれはあくまでも、今、10年後の僕らによる勝手な視点であるということは忘れてはいけないなと思ってます。彼のメッセージ、本意は彼以外の誰にも分からないので。





PRINCE 「Welcome 2 America」(Official Video)


―― 出さなかったってことは、やはり本人が納得できなかったんですかね。

西寺 当時CDを出さなかった理由。これまた友さんとふたりで話したのは、単純にちょっとタイミングがずれたんだろうって。やっぱりオバマ政権が動き出して、頑張れっていう気持ちもあったでしょうし、黒人のリーダーがアメリカをまた変えてくれるはずだっていう期待や希望もあった時代。その流れの中で、自分なりのパーソナルなファンクネス、喜びを求めて作ったのが『20Ten』だとしたら、その次にどういう方向に行こうかなって企画したのが「Welcome 2 America ツアー」なのかなと。

―― ライヴといえばBlu-rayに収められたWelcome 2 AmericaツアーのLAフォーラム15公演から4月28日公演の映像。カヴァーが多いセットリストが面白いのですが。ジャネット・ジャクソンの初期代名詞「What Have You Done For Me Lately」も取り上げているし。

西寺 ミネアポリスの仲間、ジャム&ルイスが作った曲ですね。ザ・タイムに提供した「バード」の「セルフカヴァー」も最高過ぎて。この Blu-ray がともかく素晴らしいです。





PRINCE 「The Bird(Live At The Los Angeles Forum, April 28, 2011)」(Official Video)

―― 『ウェルカム・2・アメリカ』のなかには、やはりミネアポリス出身のロック・バンド、ソウル・アサイラムの「スタンド・アップ・ビー・ストロング」のカヴァーが収録されています。

西寺 アメリカン・ロック好きの安川さんらしいポイント(笑)。

―― ニュー・パワー・ジェネレーションのドラマーだったマイケル・ブランドがソウル・アサイラムに参加したことによって、プリンスはこの曲の存在を知ったんだろうと思ってたんですけど、いま郷太さんの話を聞いていたら、それ以前にこの時期にプリンスがマインドとしてミネアポリス傾向になっていたんじゃないかなと……。

西寺 ミネアポリスって白人ハードロック・バンド的な要素とプリンスやその仲間達によるファンクネスが半分ずつ混ざっているというか。独特のビートの太さ、強さが共存した街ですよね。ニューヨークやLAほど大都市ではない分、限られたライヴハウスなどで人種とジャンルがぶつかりあった結果でしょう。

―― 表題曲「ウェルカム・2・アメリカ」はアメリカへの危機感が充満した辛辣なメッセージ・ソングと受け止められます。

西寺 伝えられているのは哲学者コーネル・ウェストさんがある媒体のインタビューで「僕はブラザーであるプリンスは好きだけど、彼はカーティス・メイフィールドじゃないよね」と答えた、のがきっかけだと。つまり「カーティスは社会的な問題について書くけど、プリンスはそういう奴じゃない」って。プリンスがそれなら俺だってやってやるぞって言って作ったのが『ウェルカム・2・アメリカ』の2ndシングルとして発表された「ボーン・2・ダイ」だと言われているんですが。プリンスにとって、その「誰かから喧嘩を売られ、火をつけられたから対抗して作った」というモチベーション自体がある意味、発言者の思う壺だなと思ったんじゃないか、と。これは僕の個人的推測ですが。本当に自分が心から伝えたかったことか確かめる、だから寝かす。発表の方法とタイミングを図っていたのはそのせいなのかもという気もして。主にヒップホップサイドからの批判や揶揄に対抗して作った『ブラック・アルバム』も発売中止にしましたし。

―― ‘87年に発表するはずだった通称ブラック・アルバム。プリンス本人がプレスを中断し発売延期、’94年に再プレスして発表した曰く付きの作品ですね。

西寺 それも全ては憶測ですが。ただ、すぐに発表しなかったこと自体には意味もあると思ってます。ともかく今作は『パレード』(’86年)『Lovesexy』(’88年)『Come』(’94年)など、完全なコンセプト・アルバム作品ではない。だけどサウンドそのものはプリンス。





PRINCE 「Welcome 2 America」(Official Video)


 先ほども話しましたが前半4曲の70年代ソウル・フィーリングっていうのは、たぶん今、若い人が聴いても、あ、カッコいいなって素直に思える世界だと思う。5曲目の「ホット・サマー」も、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの「HOT SUMMER IN THE SUMMERTIME」にインスパイアされつつ、プリンスが時折作るエイトビートの軽快なギター・ロックでキャッチーでいいですよね。9曲目の「ホウェン・シー・カムズ」も『ミュージコロジー』以降のプリンスらしいオーガニックでオーソドックスなソウル・バラードで、素直に曲作りとレコーディングを楽しんでいるムードが伝わってくる。レストランの話に戻ると変に客に合わせて味付けを濃くしたり、バズらせるための突飛なメニューでもないけど、普通に美味しいと言うか。癖が強過ぎないという意味ではプリンス入門にぴったりのアルバムになってると思います。まずはBlu-rayライヴを観てほしいです! 別格なのは一目瞭然なので。【終わり】


聞き手/安川達也(otonano編集部)



第31回 プリンス「ウェルカム・2・アメリカ」

PRINCE
「Welcome 2 America」


Release:30 July ,2021
Labe:NPG

Composed by Prince
Arranged by Prince
Lyrics by Prince

Produced by Prince
Co-produced by Mr. Hayes
Recorded by Jason Agel
Mixed by Jason Agel
Mastered by Bernie Grundman
Vocals:Prince ,Liv Warfield ,Shelby J ,Elisa Fiorillo
Guitar:Prince
Keyboards:Prince ,Morris Hayes
Bass:Tal Wilkenfeld
Drums:Chris Coleman
Percussion:Morris Hayes


2016年4月21日に57歳の若さで急逝したプリンス。没後5年を経て、2010年にレコーディングしてお蔵入りしたセッションがついに解禁。2021年7月30日に全世界同時発売されたプリンスの最新アルバム『ウェルカム・2・アメリカ』の表題曲。企業支配、偽情報の氾濫、人種差別などの社会問題に対する彼のメッセージがナレーション的に展開されている。主旋律の部分はLiv Warfield ,Shelby J ,Elisa Fiorilloの女性コーラスが担当している。アルバム(写真)は『ウェルカム・2・アメリカ』は8月14日付全米チャートで最高4位を記録した。





第31回 プリンス「ウェルカム・2・アメリカ」

プリンス『ウェルカム・2・アメリカ』
スペシャルサイト


プロフィール

西寺郷太
西寺郷太 (公式サイト http://www.nonareeves.com/Prof/GOTA.html)
1973年東京生まれ京都育ち。早稲田大学在学時に結成しバンド、NONA REEVESのシンガーとして、’97年デビュー。音楽プロデユーサー、作詞・作曲家として少年隊、SMAP、V6、KAT-TUN、岡村靖幸、中島美嘉、The Gospellersなど多くの作品に携わる。ソロ・アーティスト、堂島孝平・藤井隆と のユニット「Smalll Boys」としての活動の他、マイケル・ジャクソンを始めとする80年代音楽の伝承者として執筆した書籍の数々はべストセラーに。代表作に小説『噂のメロディ・メイカー』(’14年/扶桑社)、『プリンス論』(’16年/新潮新書)など。

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