Sony Music Direct Presents otonano

上々颱風~30周年特別企画~

上々颱風~30周年特別企画~セット内容
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  • 商品内容
    • 1.CD8枚+DVD1枚
    • 2.Blu-spec CD2
    • 3.2015年最新リマスタリング
    • 4.“ますむらひろし”氏によるBOXデザイン
    • 5.初DVD化の映像収録
  • 先着購入特典
    • でっかい復刻パンフレット 7冊セット(A4サイズ×7冊)
    • ※ご購入頂いた方に先着でプレゼントいたします。特典がなくなり次第終了となりますので、お早めにお申し込み願います。

ダイジェスト試聴


紅龍によるアルバム解説!

!!随時公開!!

↓イメージをクリックするとディスクごとの紅龍によるアルバム解説がご覧いただけます。↓

  • DISC:1 上々颱風

    • DISC:1
    • 1. 上々颱風のテーマ
    • 2. 流れのままに
    • 3. 海の道
    • 4. 仏の顔も IT'S ALL RIGHT
    • 5. 踊りゃんせ
    • 6. 舟を出そうよ
    • 7. しぶ茶で Cha Cha Cha
    • 8. 春風は 河を渡る
    • 9. ハイ・ハイ・ハイ
    • 10. エンド・テーマ

    上々颱風 (1990/07/21オリジナルリリース)

    さて 二十世紀最後の10年となる1990年。

    記念すべきデビューアルバムであります。

    10曲のすべては それまでライブで演奏されていた楽曲の集大成。

    まだまだ曲はあるゾ!と 自信たっぷり。

    『あきれたボーイズ』『かしまし娘』のテーマソングにインスパイアされた「上々颱風のテーマ」 で バンドの演芸的な展開を決定づけました。

    「海の道」「舟を出そうよ」 等の 柳田国男の南島文化論や ヤポネシア的な発想、 そして「仏の顏も… 」におけるレゲエと音頭のミクスなど、ルーツカルチャーと ワールドミュージックの融合が 90年代ポップスを方向づける 先駆けとなったのかな!?

    そういえば トレンドというコトバが 流行っておりましたナ~!

    タイトルが 無いのは『シカゴ』を意識してか!?

    紅龍

  • DISC:2 上々颱風

    • DISC:2
    • 1. 張子の虎
    • 2. ヨコスカ・バーニング・ナイト
    • 3. 愛より青い海
    • 4. 気分はセントウ!
    • 5. 連れてって ELYSION
    • 6. 花祭りの朝
    • 7. Let it be
    • 8. 駱駝のこぶにまたがって
    • 9. 波と風
    • 10. 菜の花畑でつかまえて

    上々颱風2(1991/3/21オリジナルリリース)

    このアルバムは 上々颱風のイメージを決定づけた・愛より青い海を含む作品です。

    何よりもJAL沖縄キャンペーンの CFの インパクトが 強烈で 以後 沖縄のポップバンドと いう誤解が定着することに…

    CFの撮影は 何故か オーストラリア、グレートバリアリーフ。

    現地は 洪水後とかで 青い海はのぞめず スタッフは 頭を抱えておりました。

    リゾート地のコテージ宿泊、のそのそと巨大なトカケや ポッサムなどが 出没、毎日 のんきに 呑んでおりましたな…

    今だから言える・愛より…の創作秘話!

    じつは この曲は 高知県高知市の市制百年を記念するイベント・ウランド伝説 のために創られた楽曲だったのでありました!

    イベントは文字通り 台風で ぶっ飛んだり 山あり谷ありでしたが 無事成功。

    市民参加のバブリーな企画たったな~と 記憶してます。

    他の曲では…

    南の島に届いた外国のロックがもしも ・LetItBeだったら…。

    村の青年団が それを再現しようどしても なぜか音楽としても ナマりが 出てしまう!

    という発想で ビートルズにも チャレンジ、怒られるかな~?と思いながらも やってしまいました。

    すいません!

    ・張り子の虎 にいたっては 全編 毛沢東語録からの引用だけで できているウルトラC。

    ヨコスカが 燃え上がり ボスポラス海峡目指して 砂漠をラクダに またがり 爆走!

    まさに 怒涛の進撃!?

    紅龍

  • DISC:3 上々颱風

    • DISC:3
    • 1. 花のように鳥のように
    • 2. 密林ビート
    • 3. ヨコスカ・マンボ
    • 4. 美は乱調にあり
    • 5. 瞳の中の青い海
    • 6. カラスかねもん勘三郎
    • 7. 虹色の風車
    • 8. レボルシオン音頭
    • 9. ロカビリー道中
    • 10. 秋刀魚の唄
    • 11. ヤッタネ節
    • 12. 月の小舟

    上々颱風3(1992/3/25オリジナルリリース)

    さて JALキャンペーンで 怒涛の進撃となるはずだった・愛より青い海…

    アメリカ・パバブッシュによる 湾岸戦争勃発!CFの量は半減、

    セールスにも大打撃。以降 アメリカの戦争政策

    による世界情勢の不安定化が 911テロショック イラク戦争へと

    ~息子ブッシュのマヌケで うっとうしい時代を 迎える…

    フランス発信の ワールドミュージックブームに巻き込まれた上々颱風、

    海外初公演 なんと パリ、南仏ニームへと…。

    トラックの荷台のステージに乗り ローマ時代の闘牛場へ。

    満杯の観客に 花火を撃ち込まれながらの苦しい演奏…ありゃ いったい何だったのでしょうか?

    バブルの残り火の中 ぬくぬくと まだまだ元気!

    長篇歌謡音頭・美は乱調にあり は、まさに 美のアナーキズム宣言。

    ・瞳の中の青い海 ・月の小舟 など いい曲だよなぁ~ヤッタネ!

    紅龍

  • DISC:4 愛があるから大丈夫

    • DISC:4
    • 1. 銀の琴の糸のように
    • 2. 上海我愛你
    • 3. 愛があるから大丈夫
    • 4. 黄昏酒場でまた会おね
    • 5. アビシニアを遠く離れて
    • 6. ハロ・ハロ・ヨコスカ
    • 7. Sara
    • 8. なんじゃもんじゃの木の下で~秋田西馬音内音頭
    • 9. いつでも誰かが
    • 10. メトロに乗って浅草へ

    愛があるから大丈夫(1993/6/23オリジナルリリース)

    『ビンボーなんて怖くない!』という啖呵をきる この歌、いかにビンボーを恐れていたかが 逆説的に表現されていますね。

    人生 愛があっても~愛だけじゃ…あればこそ…と いろいろ議論できる訳で 鍋釜さげてついてゆくという世界は もはや昭和幻想かな~?

    東京・四畳半・風呂なしトイレ共同八千円!という時代 そう「神田川」ですね…若かった けれど誰にも 美しい とは言わせません!

    初期につくった「上海~」。

    まだ文化大革命の匂いの残る 無垢な中国の少女たちのイメージ…拝金主義と恐怖政治の21世紀中国とは だいぶギャップが…

    日本の米軍基地の地名を織り込んだ「ハロハロ・ヨコスカ」 フィリピーナたちが出稼ぎに来ていた時代ですね…

    70年安保・ベトナム戦争下に思春期 青年期をすごした作者ならではの問題意識かな~ヨコスカと リズムのスカを かけてます!

    紅龍

  • DISC:5八十日間亜州一周

    • DISC:5
    • 1. アジアのこの街で
    • 2. 講釈「歌」
    • 3. 音頭取りオンリー・ユー
    • 4. My Girl
    • 5. 八十日間亜州一周
    • 6. 講釈「香織」
    • 7. ピンクのチャリンコ
    • 8. 夕暮小路
    • 9. 夜の河を渡れ
    • 10. 酔いどれ
    • 11. チャイナタウン・シャッフル
    • 12. 守ってあげる

    八十日間亜州一周(1994/09/21オリジナルリリース)

    仏のSF冒険小説作家 ジュール・ベルヌ。

    子供のごろから大好きだったので いつか 絡んで その世界につながりたい…気球に乗って アジアの大空を 飛び回りたかった!

    遠くアンナプルナ カイラスの輝きに 胸踊らせる歌を作りたかった…!

    無論 八十日間世界一周を踏まえての 作品~誰だ? いまは海底二万マイルだろう…と いうやつは!

    さて 音頭取りと言えば 河内音頭。

    関東に河内音頭を 知らしめる 地味な活動も やりましたな~!

    具体名は出しませんが モデルも 実在。

    もちろん 美化してますよ~こんなに かっこいいはずもなく~もっと 泥臭い…。

    いや じつは この四枚目ぐらいから歌の 在庫切れが せまってまいりまして 作者としては オリジナル曲 いよいよ息切れ状態。

    毎日が 閉め切りというキビシーイ、プレッシャーに 苦しめられ 悩まされましたな~

    講釈師 見てきたような嘘を言い~そう!嘘ばっかり!宝井琴柳師匠 お世話になりました!

    紅龍

  • DISC:6 ためごま

    • DISC:6
    • 1. 本物しなけりゃ意味がない
    • 2. トッピンカラリン
    • 3. ハレルヤ
    • 4. 鳥の歌
    • 5. マドゥラの海へ
    • 6. 檜原音頭PartⅠ
    • 7. クンタクンタ大明神
    • 8. キツネの嫁入り
    • 9. 極楽ルムバ
    • 10. 聞こえるかい
    • 11. 名もなくまぶしくスチャラカに
    • 12. 檜原音頭Part Ⅱ

    た・め・ご・ま(1996/07/22オリジナルリリース)

    いやあ レコーディングエピソードは ブックレットに詳細に 語られております。

    もちろん 面白おかしく…。

    暗黒? 部分は すべて消えて 良き思い出 楽しい経験として 綴られて 私の個人的な感想とは…んんん?

    結論。

    合宿レコーディングは 二度とごめん!

    理由は やはり 大自然に囲まれようが アイルランド人と異文化交流しようが 音楽だけでなく 生活まで 一緒というのは~ちと 無理が…

    なにしろ 好き勝手な人間ばかりが 寄せ集まっているバンドでは もっとも避けるべきアイデアだったと思いましたな…

    もう二・三日続いていたら 発狂する奴や 殺人事件などが発生 すべてを ぶち壊したことでしょう。

    いや ほんまやで~

    「ひとつの旗をたてたなら 雨が降ろうが破れよが 高く掲げていきたいね ちょいと カッコをつけながら~!」

    てなもんで ケビン・モロニィは 元気かな~?

    例によって いい歌 ダメ曲の差が 激しいアルバムでしょうか…

    紅龍

  • DISC:7 GNAHS GNAHS

    • DISC:7
    • 1. Jungle Hula
    • 2. 新しい日~A New Day~
    • 3. Black Market
    • 4. ソーダ水と焼きそば
    • 5. 菜の花畑でつかまえて(情熱ヴァージョン)
    • 6. 遠いまぼろし
    • 7. Pili Pili
    • 8. ヨコスカ・バーニング・ナイト(アイランド・ヴァージョン)
    • 9. INORI
    • 10. 月の小舟(おやすみヴァージョン)

    GNAHS GNAHS(1997/6/21オリジナルリリース)

    タイトルの示すとうり ひたすら 思いつき、ノーアイディア、混迷期?作品ですな。

    SHANGをひっくり返して GNAHSですよ。

    このテキトーさは ただごとではないです。

    その代わりというか、バブル末期の恩恵か ハワイ録音という贅沢な扱い。

    エンジニアは前回に引き続き アイリッシュ、ケビン・モロニー。

    ワイキキの浜辺 波をかき分け スイスイ泳いでおりましたな。

    天国のように 気持ち やわらぐ めしもおいしい島ですね~ワイハは。

    はまってしまう日本人の気持ちも よーくわかりました。

    天国に暮らす人間が 果たして幸せか?

    という キビシイ疑問を持ってしまうタイプの私には 気持ち良すぎる居心地の悪さ?

    を 終始感じておりました…めんどくさい男ですね~!

    個々の作品については あえて言及しませんが エピックさんが 私たちに与えてくれた
    ハワイ旅行プレゼントかなぁ~と 思いましたねぇ…。


    全然 解説になっとらんな…。

    紅龍

  • DISC:9DVD/ベガラシャガラ~ライブあれこれ~

    • DISC:8
      シングル集+上々颱風8からの収録
    • 1. サーフィンU.S.S.R
    • 2. 町工場の女の子
    • 3. 密林ビート (ライヴ・ヴァージョン)
    • 4. カラスかねもん勘三郎~踊りゃんせ~カラスかねもん勘三郎
    • 5. 流れのままに (ライブ=紅龍ヴァージョン)
    • 6. 黄昏酒場でまた会おね (ニュー・ヴァージョン)
    • 7. 風の種
    • 8. 雨ニモマケズ
    • 9. 風の市場へ
    • 10. Hi-Hi-Ho!
    • 11. 平和が戦車でやって来る
    • 12. 青空
    • DISC:9
      DVD/ベガラシャガラ~ライブあれこれ~
    • 1. 上々颱風のテーマ
    • 2. カラスかねもん勘三郎
    • 3. 舟を出そうよ
    • 4. 花祭りの朝
    • 5. 流れのままに
    • 6. Let it be
    • 7. 密林ビート
    • 8. 仏の顔もIt's All Right
    • 9. 花のように鳥のように
    • 10. ハイ・ハイ・ハイ
    • 11. 愛より青い海

    .

メンバーからのコメント

!!随時公開!!

↓↓名前をクリックするとメンバーのコメントがご覧いただけます。↓↓

上々颱風の思い出 その1

僕が1988年に参加してすぐ、長崎の船上ビアーガーデンで演奏する仕事がありました。

数日間1日数回のステージ。まだ未熟な僕は力任せにコンガを叩き、手も腫れましたが曲を覚えられました。

そしてあの時、白崎は初めてステージを降り客席を歩き回り「客いじり」を開花させたのでした。

デビュー前に泊まった宿で印象的なのは名古屋。

畳の部屋に隙間無く敷き詰められた煎餅布団。

メンバーと社長の8名で寝る。女子は押し入れで寝る。ひとり1000円。

そんな我々がデビューして間もなく日比谷野外音楽堂に出た日の事。

あの日は「振り落とし」という幕が設置され、オープニングテーマと共に下にバサッと落ちる趣向。

どのくらいの人が入っているのか実感が無かった僕は、とても平常心で定位置に付き、

紅龍のきっかけフレーズを待ち〜全員で「ドカ〜ン!」幕が落とされ目の前には満員のお客さん。

巻き起こる大歓声『うお〜!』僕は鳥肌が立ち、デビューを実感したのでした。

 

上々颱風の思い出 その2

野外ライブが多かった我々は、コーラスしていて虫が口に入る〜コンガの打面に付いている虫を叩き潰してしまう〜何て事は日常茶飯事でした。

スポットが沢山当たる白崎と西川は、より多くの虫を食べている事でしょう。

あれは大阪能勢の農場でライブをした時の事。

手作りのステージ、庭で焼かれる牛の丸焼き。ワイルドこの上なく。それは良いのですが、、

さてコーラスをしようとマイクを見れば、スタンドにスズメバチがとまっている!

小さい頃一回蜂に刺されている僕はアナフィラキシーショックが怖い。

さてどうする?

一曲は唄わず様子を見ましたが、一向に動く気配はなく、、

仕方がないのでマイクから少し離れつつもコーラスしてみる。ビビりながらの消極的なコーラス。

ずっと困った顔で演奏していたに違いないのです。

数年後屋久島では巨大なゲジゲジ(20センチ)に遭遇、鼻先まで近づいた僕は、忍者か!

くらいの勢いで飛び退いたのでした。日本は広いです。

上々颱風の思い出 その3

僕が在籍していた時代にかなり多く行ったのが九州だと思う。

イベントを企む人が居て、ジャズ好きも多く居て、素晴らしいキャラクターが揃っていたせいでもありましょう。

そんな中、今でも続いている御縁がある。

北九州門司にお住まいの画家トーナス・カボチャラダムス先生。

上々颱風の理解者であり、応援して下さる貴重な御人。

昨年自分のミニライブをカボチャドキア王立美術館でするはずだった。

しかし、十二指腸潰瘍が限界で小倉へ入院。

申し訳ない流れから文通交流が始まった。

後日、東京で行われる展覧会の招待状が送られて来たので観に行くと、一番奥の部屋に飾ってあった絵には笛を吹いている僕が描かれていた。

もちろん他のメンバーも。(衣装から察するに「ためごま」の時代)

さて今月、先生から郵便が届いた。

封筒の中には2015年の作品が掲載された雑誌のコピー。新作の中程に上々颱風の帆が張られた卵の乗り物!

先生の応援は続いているのだ。

画家・トーナス・カボチャラダムスさんの作品
※画家・トーナス・カボチャダラムスさんの作品

レコーディング

レコーディングは、個人的には初ではなかったのだが、ポップなもの、というのは初でした。

その頃はまだオープンリールの大きなテープが回って録音するというもので。

現在はほとんどコンピュータですもんね。

何より衝撃だったのは、ドンカマを使って録音するということ。

それは、あらかじめテンポ設定されたカッカッカッカッ、というクリック音が鳴っていて、それに合わせて演奏するというもの。

それまでパンクロックを聞いたり、ジャズピアノも勉強していた私にとっては、なんでこんな規則正しいワクの中で弾かなければならないんだ!

ジミヘン(ジミ・ヘンドリクス)がクリック聞きながら演奏なんてありえんだろ!

と毒づきたかったのですが、そこまでいうキャリアも勇気もないので、立派なレコーディングスタジオでおとなしく作業をしていました。

クリックを聞きながら演奏すればメチャクチャになったり、よくあるどんどん走ってく(テンポが速くなる)、というのを防げるのです。

でもつい何年か前、細野晴臣さんがあるテレビ番組で

「なんであの頃あんなに走っちゃいけない、って言ってたんだろ。だって、走るのって気持ちいいじゃない。」

と言ってるのを聞いて、まさにそう!やっぱりそう思ってる人いるんじゃないか~!

しかも細野さんが!と有頂天になったものです。

誤解を招くといけないので、クリックがあって一定のテンポの気持ちよい音楽ももちろんあって、コンピュータミュージックも素敵なものはたくさんあります。

あと、クリックを入れておくのは後からたくさん他の楽器を重ねて録音するのにやりやすいというのもあったんですね。

それはわかるので、後年、クリックの使い方を工夫するやり方を見つけました。

ん~上々颱風の中盤から使わなくなったのもありますね。

でも、クリックが鳴っているところで録音するのに慣れてしまったため、あるとき完全ソロピアノで録音する機会があったとき、

テープが回ってレコーディングディレクターからブース越しに「はい、どうぞ」の合図が出て、

私はたった一人広いスタジオのグランドピアノの前に座り、しんとしたまったくの無音の中で、「わあ~~クリックもなにも鳴ってない!誰か助けてくれえ~~!」。

と、ものすごい恐怖を覚え、クリックをいとおしく感じたことも確かです。

仏の顔の秘話

シャンシャンタイフーン以前のひまわりシスターズの頃、メンバーはバイトをしながらのバンド活動だったので、

日曜の昼に練習をして、夜は居酒屋でミーティング、という名目で酒を飲むことがよくあった。

将来の夢にはほど遠いばか話をしてたんだけど、そんな中でシャンシャンの原理が生まれていったような気がするなあ。

その頃にできた曲が「仏の顔もイッツオーライ」で同時期に「let it be」や「Hi Hi Hi」も新曲で練習していた。

そんなある日のスタジオで「じゃあ次は先週ちょっとやった仏の顔やろうか。」

となった、じつはこの曲、もともとはハネた感じの盆踊り調だった、

出だしは演歌調で後半は投げやりな盆踊り、まあ絶対誰もやらないだろう音楽スタイル。

新入だったおれは、曲と題名が一致せず、先週のリハのことなど忘れて、

何にも考えずハネていないレゲエで叩いていた、メンバーも新曲なんで身体に入ってなかったのか、

もともとこうだったかのように歌い、演奏していた、ところがサビの「ちっちゃいこと、ちっちゃいこと」の所にきて、

急に思い出してハネたリズムの盆踊りドラムに切り替えたのだった。

かなり強引な無理矢理の切り替えで、メンバーもあたふたと思い出し、

ドッヒャー!大どんでん返し!投げやり度満点!そして、大笑いだったなあ。

ところが、このハプニングがあまりにも歌に合っているということで、結局このアレンジでずっとやるようになったんです。

それにしても今でも思い出すとおかしいねえ。

上々颱風のテーマが始まれば

私にとって上々颱風のテーマ(オープニングのアレ)は特別なもの、

上々のもつ要素、意味のすべて、不思議なマジックでありました。し、今でもあります。

あの曲を演奏し始めた途端(紅龍が三味のイントロを弾きリズム隊がドカンと一発かましたその時)から、

私は、表現しようのない高揚感(興奮とは違う)に身を包まれます。

ツアーが長く続き倦み疲れていても、前日の深酒(土地土地の主催の人達や手伝いの若い衆と語らって飲みかわすのも大事な儀式)がたたり、吐きそうでも、この曲を弾きだすと私全体にパワーが注入されるのです。

(その後は崩れて行く事もありやしたが)、なんか凄い曲なんです。

自分にとって 泣いちゃうくらい。

1989~91熱海パフォーマンスフェスティバル

熱海大道芸大会。

がまの油売りとか、家の相を見る家相見とか、薬草の本を売る人とか怪しくも人を引き寄せる口上で商売する、

大道芸の方々に混ざって上々颱風も道端でライブをやりました。

通行人や、浴衣姿の温泉客や、二階の窓から覗く人、みるみるうちにわらわらと人だかりができました。

歌っている私たちにおっちゃんが近づいて来て「だめだよねえちゃん達、これ置かないと。」

なんか怒られるのかと思いきや、段ボールだったか、箱を私たちの前にぽんと置いてくれました。

するとあら不思議。

歌っている私たちめがけて、お金の雨あられ、見ている皆さんが、我も我もとお金を投げてくれ、

歌っている身体に、当たりまくります。

演奏、歌の等価交換ショー‼︎

芸の原点みたいなライブ。

うれしがったなあ。

ライブ終了後一面にばら撒かれた小銭やお札をみんなでかき集め、山賊みたいに山分けしたっけ。

うれしがったな〜。

*’91年5月のリハーサル風景

’91年5月のリハーサル風景’91年5月のリハーサル風景

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