世界的ブレイク前夜。日本のファンと分かちあった感動の瞬間。

SCORPIONSスコーピオンズ

蠍団爆発!!スコーピオンズ・ライヴ ―40周年記念盤―TOKYO TAPES -40th ANNIVERSARY EDITION-

蠍団爆発!!スコーピオンズ・ライヴ ―40周年記念盤―
2018年10月31日発売!!
定価:¥6,000(+税) 品番:SIJP 1008~09
(オリジナル発売:1978年)
完全生産限定盤
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ライヴ・アルバムが隆盛を極めた70年代は、日本公演を録音する企画が目白押しの時代でもあった。 かの有名なディープ・パープルを筆頭に、シカゴ、サンタナ、カーペンターズ、チープ・トリック、ボブ・ディラン、ジューダス・プリースト…そんな世界的にも有名な“ライヴ・イン・ジャパン”アルバムの中から、名盤の1つとして語り継がれてきたスコーピオンズの『蠍団爆発!!スコーピオンズ・ライヴ』が、29年ぶりに復活したソニーミュージック自社一貫生産アナログ・レコードの洋楽第4弾(※)として登場!蠍団の初来日公演を捉えた興奮のライヴ・レコーディング in TOKYO! ※ビリー・ジョエル『ニューヨーク52番街』、ボブ・ディラン『追憶のハイウェイ61』、エルヴィス・プレスリー『エルヴィス・プレスリー登場!』に続く第4弾。 ベック・ボガート&アピスの初来日公演を収めた『ライヴ・イン・ジャパン』と共に2作品同時発売。

商品内容

蠍団爆発!!スコーピオンズ・ライヴ ―40周年記念盤― 展開写真
  • ●2018年に復活したソニーミュージック自社一貫生産アナログ・レコード
  • ●オリジナル・アナログ・マスターからの最新カッティング
  • ●オリジナルLPを可能な限り忠実に再現したA式ダブル・ジャケット
  • ●1978年オリジナル発売時の初版帯、インナースリーヴ復刻
  • ●2010年(伊藤政則)、2015年(エドガー・クルーゼナー)ライナーノーツ復刻
  • ●歌詞・対訳付
  • ●オリジナル発売:1978年(~85年までアナログ盤生産)

第一次絶頂期のハイライト。それはウリ・ジョン・ロートのラスト・ツアーでもあった……

ドイツが世界に誇るハードロックの重鎮スコーピオンズが世界の舞台で最初に成功した国がここ日本であり、50年超のキャリアにおける第一次絶頂期を象徴する作品こそが本作。1978年の全公演ソールドアウトとなった初のジャパン・ツアーから4月24、27日の中野サンプラザ公演を収録したバンド初のライヴ・アルバムで、世界的ブレイク前夜の勢いが文字通り爆発、さらにカリスマ的人気を誇るギタリスト、ウリ・ジョン・ロートのスコーピオンズ在籍最後のツアーであり、日本のみならず世界中のファンにとっても思い入れの深い作品となっている。日本のファンが教えた「荒城の月」を披露したことでも有名である。発売40周年となる今年、オリジナル・アナログ・マスターからの最新カッティングによるソニーミュージック自社一貫生産盤で33年振りの日本盤アナログ・リイシューが実現。もちろんジャケットは海外盤よりもファンに好評だった日本オリジナル・デザインの“真っ赤な薔薇に銀箔のサソリ”を復刻している。

収録楽曲

蠍団爆発!!スコーピオンズ・ライヴ ―40周年記念盤― ジャケット写真
  • SIDE 1
  • 1.オール・ナイト・ロング / All Night Long
  • 2.幻の肖像 / Pictured Life
  • 3.バックステージ・クイーン / Backstage Queen
  • 4.暗黒の極限 / Polar Nights
  • 5.イン・トランス / In Trance
  • SIDE 2
  • 1.空を燃やせ / We’ll Burn The Sky
  • 2.サスペンダー・ラヴ / Suspender Love
  • 3.安息を求めて / In Search Of The Peace Of Mind
  • 4.フライ・トゥ・ザ・レインボウ / Fly To The Rainbow
  • SIDE 3
  • 1.暴虐のハード・ロッカー / He’s A Woman – She’s A Man
  • 2.スピーディズ・カミング / Speedy’s Coming
  • 3.トップ・オブ・ザ・ビル / Top Of The Bill
  • 4.ハウンド・ドッグ / Hound Dog
  • 5.のっぽのサリー / Long Tall Sally
  • SIDE 4
  • 1.スティームロック・フィーヴァー / Steamrock Fever
  • 2.ダーク・レディ / Dark Lady
  • 3.荒城の月 / Kojo No Tsuk
  • 4.ロボット・マン / Robot Man

『蠍団爆発!!』はウリ・ロート時代のスコーピオンズの絶頂期を誇示、そして未来をも示唆。

「突然ハリウッドの夢の世界に放り込まれたようなものだったよ」スコーピオンズの初めての日本訪問を振り返り、ルドルフ・シェンカーはそう語る。「東京の空港に着いたら、何百人もの興奮したファンが俺たちを出迎えてくれたんだ。ちょっとビートルマニアみたいな感じだったね。リムジン、ボディガード、何でもあった。生まれて初めてロック・スターのような扱いを受けたんだ」。

「これらすべてが本当に自分たちに起こっているなんてほとんど信じられなかったよ。何年もものすごく努力を重ねてきたのが、ある日突然報われたような気がした」とクラウス・マイネは回想する。

『蠍団爆発!!』はハイ・エナジーなパフォーマンス、優れたミュージシャンシップ、そしてオーディエンスとの密なコミュニケーションやインタラクションといった、スコーピオンズがラインナップの如何に関わらず象徴してきたものすべてを証明している。『蠍団爆発!!』を録音した頃、このバンドは第1次絶頂期に達しており、ウリ・ロートとルドルフ・シェンカーのギターによる名コンビは並外れて最高の状態にあった。

「フライ・トゥ・ザ・レインボウ」と同様、「空を燃やせ」もライヴではまるで新たな側面が加えられたかのように全く異なる音になっている。ゆっくりと組み立てられていき、これまた驚異的なソロに終わるのだ。このバンドは明らかに、オーディエンスに何か特別なものを見せたいと心に決めていたのだ。今となってははるか昔のことのように思えてしまうが、リアルタイムのライヴ・ストリーミングも、YouTubeはおろかインターネットも存在していていなかった当時、バンドの感動的で魅力的なステージ上の存在感を記録するには、ライヴ・アルバムが唯一の方法だったのだ。そしてこの記録の何ということだろう!

『蠍団爆発!!』はウリ・ロート時代のスコーピオンズの絶頂期を見せてくれるだけでなく、あるバンドの過渡期を描写してもいる。はるかにハードでタイトな「暴虐のハード・ロッカー」のような楽曲が、スコーピオンズが史上最もビッグなロック・バンドのひとつへと成長することになる未来を象徴的に示唆しているのだ。

エドガー・クルーゼナー *2015年11月発売の『蠍団爆発!!スコーピオンズ・ライヴ~トーキョー・テープス(デラックス・エディション)』に掲載された原稿の一部を抜粋しています。

「LOUD PARK 16」のアンコールで実現したウリ・ジョン・ロートとの感動的なサプライズ共演!

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ヘッドライナーとして来日した「LOUD PARK 16」のアンコールで実現したウリ・ジョン・ロートとの感動的なサプライズ共演! 日本ではまさに’78年以来初、38年ぶりのウリのスコーピオンズ・ステージという夢のようなリユニオンが実現した。『蠍団爆発!!』に想いを馳せるかのごとく、名曲「空を燃やせ」をプレイ、盛り上がりはピークに達した。本編では日本公演ならではのクラウスのア・カペラによる「荒城の月」でオーディエンスとの大合唱も。

「LOUD PARK 16」のアンコールで実現したウリ・ジョン・ロートとの感動的なサプライズ共演!Photo: Mikio Ariga

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スコーピオンズ

1965年にルドルフ・シェンカー(G)がドイツのハノーファーで結成。1970年にマイケル・シェンカー(G)、クラウス・マイネ(Vo)が加入し、1972年にハンブルグのブレイン・レコードより1stアルバム『恐怖の蠍団(Lonesome Crow)』を発表。マイケル含む3人のメンバーが脱退後、1974年にウリ・ジョン・ロート(G)、フランシス・ブッフホルツ(B)が加入する。新たに契約を結んだRCAより2ndアルバム『電撃の蠍団(Fly To The Rainbow)』でメジャー・デビュー。1978年、世界に先駆けて人気沸騰していた日本で録音した初のライヴ・アルバム『蠍団爆発!!スコーピオンズ・ライヴ(Tokyo Tapes)』が話題となり、その魅力的なパフォーマンスが世界へと伝わっていく。1979年の『ラヴドライヴ』で全米・全英で初のチャート・イン、1982年の『蠍魔宮(Blackout)』で念願の全米トップ10入りを果たす。続く1984年の『禁断の刺青(Love At First Sting)』では全米6位のダブル・プラチナを獲得するなど全米でのブレイクを確実なものとし、ドイツのバンド史上初となる世界のトップ・バンドへと登り詰める。東西ドイツ統一のテーマ的な歌となった1991年の大ヒット曲「ウィンド・オブ・チェンジ」に代表される抒情性豊かな美しいバラードの数々もまた、彼らが国境や世代を超えて幅広い層に支持される大きな要因となった。全作品の累計セールスは1億枚を突破、これは史上最も世界で売れたロック・バンドのTOP30に入る。