ジミが火をつけたのは、ギターだけじゃなかった。

JIMI HENDRIXジミ・ヘンドリックス 『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』

『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』(2010年)、『ピープル、ヘル&エンジェルス』(2013年)に続く、
未発表スタジオ音源からなるアルバム(新作)第3弾が登場!!

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2018年3月14日、新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』が日本発売!!

 『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』(2010年/全米アルバム・チャート4位)、『ピープル、ヘル&エンジェルス』(2013年/全米アルバム・チャート2位)に続く、未発表スタジオ録音からなるアルバム3部作の3作目として、『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』と名付けられたジミ・ヘンドリックスの“新作”が、2018年3月14日に発売となる(海外3月9日)。1968年1月~70年2月の間にスタジオ録音された収録曲13曲のうち、未発表曲は10曲。CD、デジタル、180g2枚組のアナログ盤のフォーマットで発売され、1996年以降にリリースされているジミ・ヘンドリックスのオーディオ/ヴィジュアル商品の全てを手掛けているジェイニー・ヘンドリックス、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマーがプロデュースを手がけている。

    アルバム中の楽曲の多くは、ギター、ヴォーカルのジミ・ヘンドリックス、ベースのビリー・コックス、ドラムスのバディ・マイルスによる、のちにバンド・オブ・ジプシーズとして知られるようになるトリオによってレコーディングされたが、ミッチ・ミッチェル(Ds)、ノエル・レディング(B)のザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのオリジナル・メンバーや、67年のモンタレー・ポップ・フェスティヴァルで仲良くなったスティーヴン・スティルス、ジョニー・ウィンター、ジミ・ヘンドリックスが有名になる前に在籍していたカーティス・ナイト&ザ・スクワイアーズ時代からの往年のバンドメイト、ロニー・ヤングブラッド(Vo/Sax)などのゲスト陣も、当時のレコーディングに参加を果たしている。

新作 『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』海外プレス・リリース(翻訳文)

    2017年12月7日、ニューヨーク:2018年3月9日、エクスペリエンス・ヘンドリックスと米ソニー・ミュージックエンタテインメントのカタログ部門レガシー・レコーディングズが『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』を発売する。1968年から1970年にかけてスタジオ録音された収録曲13曲のうち未発表曲は10曲。同作はCD、デジタル、そしてオーディオマニア向け180グラムアナログ盤2枚組の各フォーマットでリリースされる。

『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』180グラムアナログ盤2枚組輸入盤国内仕様アナログLP
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 『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』は、音楽界のレジェンドのアーカイヴに残っていた未発表スタジオ音源より最高かつ最重要なものを発表するアルバム3部作の第3弾。15ヶ国で売上がトップ10入りを果たした(中でもビルボードのトップ200アルバム・チャートでは最高位4位を記録)『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』(2010年)に始まり、ビルボードのトップ100アルバム・チャートで最高位2位を記録した『ピープル、ヘル・アンド・エンジェルス』(2013年)が続いた。誰もが切望するビルボードのナンバー・ワン・シングルの座を 獲得したアルバムのリード・トラック「サムホエア」は、レジェンドとなったギタリストのキャリア史上、全米シングル・チャート最高位の快挙となった。今回の第3弾は、レコーディングの超大作を壮大なスケールで締めくくることが期待される。「エクスペリエンス・ヘンドリックスが1997年にジミ・ヘンドリックスの音楽カタログの復刻を始めてからというもの、私たちのゴールはこれらの重要な録音をできる限り最高のクオリティでジミのファンに届けることでしたが、この度それを達成できることに胸躍らせています。また、この素晴らしい音楽をきちんとした文脈で提示するという意味で、アルバムという形のリリースを意図してきました」ジェイニー・ヘンドリックスとエディ・クレイマーとともにアルバムの共同プロデューサーを務めるジョン・マクダーモットは説明する。

    1968年1月から1970年2月の間にレコーディングが行われた音源には、ブルース・ミュージックの境界線を押し広げたいというジミの意欲が全体に渡って表れている。『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』はさらにジミのスタジオ・プロダクションにおける精通ぶりと、それらの設備を新しいサウンド、題材、テクニックの実験の場としての使用の高まりを強調する。アルバム中の楽曲の多くは、ギターとヴォーカルのジミ、ベースのビリー・コックス、ドラムスのバディ・マイルスによる、のちにバンド・オブ・ジプシーズとして知られるようになるトリオによってレコーディングされた。1969年4月22日に彼らが初めて行ったレコーディング・セッションにあたり、ヘンドリックスはデルタ・ブルースという3人共通の音楽的ルーツに目を向けた。マディ・ウォーターの「マニッシュ・ボーイ」をアップテンポに作り替えた未発表音源がアルバムのオープニングを飾り、その後の楽曲の歩調を整える。「ラヴァー・マン」はヘンドリックスの人気オリジナル曲。ギタリストの彼はマスターの完成を実現させようと固く決意していた。オリジナルのエクスペリエンスが過去に試したときはヘンドリックスに完成品を届けることができなかったが、1969年12月のバンド・オブ・ジプシーズによるこの時の労力は、人気の『バットマン』のテーマ曲へのオマージュを織り込んで完成し、その時点で彼にとって最強の力作となった。

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 「ヒア・マイ・トレインAカミン」にはザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのオリジナル・メンバー、ミッチ・ミッチェル(ドラム)とノエル・レディング(ベース)が参加している。このオリジナルのブルース曲は、ヘンドリックスのコンサートにおける定番になっていた。1969年4月にレコーディングされたこの未発表音源は、この曲を印象深いものにする猛烈なパワーとダイナミックなテンションをとらえている。「ステッピング・ストーン」、「ジャングル」、(ヘンドリックスがエレクトリック・ギターとシタールの両方を弾いている)「チェロキー・ミスト」の未発表録音や、「スウィート・エンジェル」の1968年1月の音源もさらなるハイライトとなっている。

 『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』には、そうそうたるゲスト・ミュージシャンも集まっている。スティーヴン・スティルスは1967年6月のモントレー・ポップ・フェスティヴァルでヘンドリックスと仲良くなった。1969年9月、スティルスはニューヨークのレコード・プラントで行われたヘンドリックスのセッションに招待された。スティルスはジョニ・ミッチェルが当時作曲したばかりの「ウッドストック」と名づけられた曲を引っ提げてセッションに乱入。ヘンドリックスとバディ・マイルスが加わったトリオは、このヴァージョンを最初にレコーディングした。クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングがミッチェルの曲を解釈した人気のリリースよりも何ヶ月も前のことである。スティルスはオリジナル曲「20ドル・ファイン」も提供。このオリジナル曲はヘンドリックスが複数のギターを、ミッチェルがドラムスを、スティルスがオルガンとリード・ヴォーカルを、そしてデュアン・ヒッチングス(バディ・マイルス・エクスプレス)がピアノを担当している。

【収録内容】
[CD] 1. Mannish Boy
2. Lover Man
3. Hear My Train a Comin'
4. Stepping Stone
5. $20 Fine
6. Power of Soul
7. Jungle
8. Things I Used to Do
9. Georgia Blues
10. Sweet Angel
11. Woodstock
12. Send My Love to Linda
13. Cherokee Mist
M-1~5,7,10~13 未発表スタジオ音源
M-5,11 スティーヴン・スティルス参加
M-8 ジョニ―・ウィンター参加
M-9 ロニー・ヤングブラッド参加
[LP1] SideA. 1-3.
SideB. 4-7.
[LP2] SideA. 8-10.
SideB. 11-13

    本作に登場するもうひとつのユニークなバンドは、ジミ・ヘンドリックスとジョニー・ウィンターがギターを担当し、ビリー・コックスと、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのドラマー、ダラス・テイラーがバックを務める。彼らが演奏するギター・スリムの「シングス・アイ・ユースト・トゥ・ドゥー」の一部は、1990年に全国ネットで放送されたラジオ番組とそれに伴うボックス・セットが初出だったが、今回はエディ・クレイマーが『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』用に新たにミックスしたものがフルで収録される。「ジョージア・ブルース」ではジミが有名になる前に在籍していたカーティス・ナイト&ザ・スクワイアーズ時代からの往年のバンドメイト、ロニー・ヤングブラッド(ヴォーカル/サックス)と再会。2008年に『マーティン・スコセッシ・プレゼンツ・ザ・ブルース』の一部として短期間発売されたものの10年近くも絶盤になっていたこの特別な録音が、世界中のヘンドリックス・ファンのために、あらゆるオーディオ・フォーマットによって再び入手可能になっている。

 『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』はジェイニー・ヘンドリックス、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマーによってプロデュースされた。クレイマーはジミ・ヘンドリックスの生前、彼のすべてのアルバムのレコーディング・エンジニアを務めた。ヘンドリックスのレガシーの完全性と連続性を保つために、1996年以降リリースされたジミ・ヘンドリックスのオーディオおよびヴィジュアルのリリースはすべてこの同じチームによってプロデュースされている。

    エクスペリエンス・ヘンドリックスLLCの社長兼CEOジェイニー・ヘンドリックスはこうコメントした。「ジミのレガシーを守り、また世界中に広がるジミ・ファンのファミリーに質の高いリリースを届け続けるという責任は高まっています。私たちの現在進行形のコミットメント、それこそが『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』に反映されているものなのです。より深い意味で言えば、それは約束を守り続けること。ジミと私は一度お互い約束したことがありました。兄は私の面倒を見てくれると言い、私は兄の面倒を見るからねと言ったのです。兄の音楽と、私たちが兄の作品を守ることにより、兄と私はお互いに敬意を表し合うのです。私たちは今ジミのクリエイティヴな作品を管理するようになり30年目に突入しました。兄が私たちに残してくれたものの完全性を保ち続けようという私たちの決意は、時間とともに強くなる一方です」。

    それは、エディ・クレイマーがこのプロジェクトに携り身を打ち込む目的でもある。彼はこう語っている。「ジミの本当の家はスタジオでした。そここそが音楽と魔法の生まれた場所なのです。彼はレコーディングのすべてが大好きでした。当時も今も、そのプロセスの一部を担うことが私にとって他とは違う喜びと名誉となっています」。

ジミ・ヘンドリックスJIMI HENDRIX

ジミ・ヘンドリックス

1942年11月27日にアメリカ・シアトルで生まれた、不世出のギタリスト、ジミ・ヘンドリックス。1966年にロンドンへ渡り、ノエル・レディング(b)、ミッチ・ミッチェル(ds)とともにザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスを結成。第一弾シングル「ヘイ・ジョー」は全英6位を記録するという華々しいデビューを飾り、1967年作アルバム『アー・ユー・エクスペリエンスト?』は最高2位を記録、英国中が注目するロックスターとなったジミは、アメリカに凱旋帰国しモンタレー・ポップ・フェスティヴァルに出演を果たす。その後もエクスペリエンスとして『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』、『エレクトリック・レディランド』(全米1位)の計3作を発表し、1969年ウッドストック・フェスティバルではトリを務め伝説的なライヴを残した。1970年にはワイト島フェスティヴァルに参加。そのワイト島に出演してからおよそ3週後の9月18日、ロンドンのホテルで昏睡状態に陥り急死。享年27才。その短いキャリアながら、ギターという楽器の可能性を拡大しながら創造した作品の数々は、ロックとは何かを提示し、世代を越えて数多くのアーティストに影響を与え続けている。2003年のローリング・ストーン誌では<歴史上最も偉大なギタリスト>の第1位に選ばれるなど、最高のロックギタリストとして評価されている。

Jimi Hendrix: Both Sides of the Sky official site

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