太田裕美

太田裕美

4月26日(水)
太田裕美のオリジナル・アルバム23タイトル一挙配信開始!
配信情報はこちらから

  その魅力的な歌声でアイドルを超えJ-POP女性ヴォーカルのパイオニアとなった太田裕美。全世代リスナーのリクエストに応え、4月26日(水)、オリジナル・アルバム23タイトル(ライブ1枚、ミニ・アルバム3枚含む)を一挙音楽配信いたします。

  さらにファンの間で人気の高い4枚のオリジナル・アルバム『心が風邪をひいた日』『12ページの詩集』『こけてぃっしゆ』『ELEGANCE』につきましては、同時に【ハイレゾ配信】(96kHz 24bit)いたします。

  そして70年代から80年代に発表されたシングル全A面曲をまとめた配信のみのオリジナルベスト盤『70s~80sシングルA面コレクション』も【通常配信】と【ハイレゾ配信】で登場。この時代を彩った「雨だれ」「木綿のハンカチーフ」「赤いハイヒール」「九月の雨」「さらばシベリア鉄道」といった大ヒット曲、ヒット・アルバムが配信されるのは今回が初めてです。

  今回のプロジェクトのために、アナログ・マスターからあらたにリマスタリングを施してハイレゾ化した4枚のアルバムとベスト盤では、太田裕美唯一無二のキュートな声の魅力とナチュラルなサウンドをより一層お楽しみいただけると思います。

名盤ドキュメント
太田裕美『心が風邪をひいた日』木綿のハンカチーフ誕生の秘密

太田裕美『心が風邪をひいた日』

  NHK-BSプレミアムの人気シリーズ『名盤ドキュメント』。第6弾のテーマは太田裕美の3rdアルバム「心が風邪をひいた日」。代表曲は、A面1曲目「木綿のハンカチーフ」。70年代歌謡シーンを代表する名曲で、作詞家・松本隆の最初のミリオンヒットでもある。作曲の筒美京平、編曲の萩田光雄を加えた黄金トリオの曲作りとは?そして歌っていた太田の思いとは? 録音原盤(マルチテープ)をひも解き、40年前の制作過程に迫る【放送】BSプレミアム 2017年4月26日(水)午後10:00~午後11:00(60分)【出演】太田裕美,松本隆,萩田光雄,白川隆三,ヒャダイン,真心ブラザ-ズ,齋藤孝,丸山茂雄ほか

番組詳細はこちらから

特別寄稿:2017年の今、再評価の高まる太田裕美を「配信」で聴く。 2017年の今、再評価の高まる太田裕美を「配信」で聴く。

ここ数年、太田裕美に対する再評価がまた進んでいるようだ。

2017年の今、再評価の高まる太田裕美を「配信」で聴く。

  そのきっかけは、2014年に話題を呼んだ『レコード・コレクターズ』9月号の特集「日本の女性アイドル・ソング・ベスト100 <1970-1979>」で「木綿のハンカチーフ」が1位を獲得したこと。あるいは、彼女も出演した2015年の松本隆作詞活動45周年記念コンサート<風街レジェンド2015>を契機に、メディアでの“松本隆ブーム”が再燃したことなどが挙げられるようだが、今回注目したいのは、リアル世代ではない層も広く巻き込んでいる点である。

  その流れを受けて、70年代の名盤2タイトル『こけてぃっしゅ』『ELEGANCE』がオーディオ専門誌『Stereo Sound』主導でSACD化。さらにオーダーメイドファクトリーでは25枚組のCD-BOX『太田裕美 オール・ソングス・コレクション』が再エントリーされるなどパッケージの再発が相次いでいるが、ついにハイレゾを含む「配信」もスタート。作品のほとんどが、より気軽な形で聴けるようになった。

  デビューから43年目を迎えた現在も、“ルックスも歌声も変わらない”という驚きとともに支持される太田裕美。そのイメージも「アイドル的でありながらピアノ弾き語り」「シンガー・ソングライターっぽいのに、代表曲は松本隆+筒美京平コンビの作品」「テレビの歌番組にもよく出るが、活動の中心はアコースティックライブ」……というように、とにかくユニークなままだが、今回の配信を機にあらためて再評価すべきポイントを探ってみよう。

フォークと歌謡曲、アイドルポップスのはざまで 〜ジャンルを超越した独自のスタンス

太田裕美

  太田裕美がデビューした1974年は、ピアノ弾き語りのシンガー・ソングライター、小坂明子の「あなた」がミリオンセラーを記録し、吉田拓郎作曲による森進一の「襟裳岬」が日本レコード大賞を受賞。そしてあの山口百恵が大ブレイクを果たすなど、フォークや歌謡曲、アイドルポップスといったジャンル—今でいうJ-POPに連なる要素—がバランスよくしのぎを削っていた頃である。そして、それらのちょうど中間に立つように、すべての要素をクロスオーバーさせたスタイルで登場したのが太田裕美だった。

  彼女がその絶妙なスタンスでヒットを連発した裏側には、スタッフ陣の緻密な戦略をはじめ、本人の資質や順応力、そして天才的なヒットメーカー・筒美京平の技量などそれ相応の要因があったが、中でも松本隆の功績は大なるものがあった。

  はっぴいえんどのドラマーを経て作詞家になったばかりの松本にとって、太田裕美は初めて本格的に取り組んだアーティスト。従来の職業作詞家とは出自も毛色も異なる松本の存在こそが、歌謡曲とフォークを高度に調合させ、太田裕美に文学的で詩情豊かなシンガー・ソングライターのイメージを持たせたといっても過言ではない。

  また、松本にとっては太田裕美という最大の表現者が歌うことで詩世界が広がったのも事実で、彼が作詞家としての方向性を見出すのにも大きな役割を果たしたという。松本の作品群は、フォークからニューミュージックへと移ろう音楽シーンの新しい流れに先鞭をつけたが、80年代に入ると太田裕美の役割は松田聖子が受け継ぎ、歌謡曲とニューミュージックの理想的な融合点が示されることになる。

  なお、松本が中心的役割を果たしたアルバムは『まごころ』(’75年)から『海が泣いている』(’78年)までの9作と、’98年に活動を本格的に再開した後のミニアルバム3部作。うちラストの『Candy』(’99年)は、カバー3曲を収録した松本隆トリビュート・アルバムである。

  単発では、大瀧詠一作曲のシングル曲である「さらばシベリア鉄道」(’80年)と「恋のハーフムーン」(’81年/「ともに70s~80sシングルA面コレクション」収録)および「ブルー・ベイビー・ブルー」(’81年、未配信)、太田裕美が曲をつけた「サヨナラの岸辺」(’81年「君と歩いた青春」収録)がある。

クオリティの高いコンセプト・アルバム 〜多彩な作家陣を起用した楽曲制作

太田裕美

  歌番組で見せたアイドル歌手的な雰囲気や、松本+筒美コンビによるヒットシングルの多さから誤解されることも多いが、太田裕美の本領は丁寧なアルバム制作にある。デビュー当時からコンセプト・アルバムに定評があり、セールス的にも秀でていた“アルバム・アーティスト”なのだ。

  作家陣は初期の松本+筒美コンビだけでなく、ユーミン、吉田拓郎、伊勢正三、宇崎竜童、来生たかお、濱田金吾、網倉一也、大瀧詠一、下田逸郎、銀色夏生(山元みき子)ら多彩な顔ぶれ。アクの強いシンガー・ソングライターの作品でさえ、自身の歌として完全に消化しきっているところに太田裕美の凄さがある。

  サウンド面では、ヨーロッパ調でクラシカルなフォーク歌謡から、カントリーのエッセンスを取り入れたポップソング、フュージョンやウェストコーストサウンドを意識したシティポップスなどを展開したが、名アレンジャー・萩田光雄が中心となった緻密で斬新な音作りは決して色褪せることがない。

  それぞれのアルバムのクオリティがいかに高かったのか、それは「木綿のハンカチーフ」をはじめ「九月の雨」「失恋魔術師」「君と歩いた青春」といった一連のヒット曲さえ、当初はアルバムの中の1曲にすぎなかったという事実が物語っている。

  ちなみにレコード会社の担当ディレクターは、後に大滝詠一の『A LONG VACATION』(’81年)や加藤和彦の『あの頃、マリー・ローランサン』(’83年)など、日本の音楽史に残る名盤を世に送り出した白川隆三。その彼にとって、初めて新人から手がけ、強い思い入れとこだわりを持って取り組んだアーティストが太田裕美なのである。白川が関わったアルバムは『I do, You do』(’83年)までだが、この背景だけでも太田裕美のアルバム制作のレベルが分かるだろう。

  いい楽曲であればこだわりなく歌おうとする志向は近年も変わらず、『始まりは“まごころ”だった。』(2006年)では、YO-KING(真心ブラザーズ)、島袋優(BEGIN)、新藤晴一(ポルノグラフィティ)、永積タカシ(ハナレグミ)、原田郁子(clammbon)、宮川弾ら若手ミュージシャンを起用し、古くからのファンを驚かせた。

  若いリスナーなら、このアルバムから入るのもいいだろう。1曲単位でダウンロードできる配信なら、まずは好きなアーティストの提供作品からという聴き方も可能である。

ボーカリストとしての才能と実力 〜ハイレゾで初体験するリアルな美声

  楽曲のクオリティだけではない。どんなスタイルの曲も自分のものにするという、ボーカリストとして傑出した才能と実力の持ち主だけに、太田裕美の歌にはさまざまな魅力がひしめいている。音楽学校出身者ならではの素養に裏打ちされた表現力、ひたむきな“まごころ”が感じられる歌心、可憐なキャラクターを生かした歌唱法など挙げるときりがないが、最大の魅力はやはり唯一無二の声質だろう。

  甘く透き通るようなファルセットからハスキーな低音まで、多彩な音色を奏でる天性の歌声は筒美京平をも魅了し、地声からファルセットへと移るスイートスポットを意識した曲作りが施されたほどだという。

  ハイレゾ配信では、その美声がより艶やかに、繊細な響きや息づかいまでを伴ってリアルに聴こえてくる。日本の音楽界を支えてきたスタジオミュージシャンたちの楽器の粒立ちや、レコーディング時の空気感の再現性なども含め、長年聴き慣れた楽曲さえ新たな発見があるに違いない。その意味では、オリジナルのアナログ盤や復刻CDなどの既発パッケージを持っている人にこそ強くおすすめしたい。

  なお、太田裕美の制作チームはシングルとアルバムは別物ととらえていたため、「しあわせ未満」「恋人たちの100の偽り」「青空の翳り」「南風」などアルバム未収録のシングル曲も多いうえ、「木綿のハンカチーフ」「失恋魔術師」といったシングルカット曲はアレンジ自体が異なっている。

  今回は配信オリジナルベスト『70s~80sシングルA面コレクション』もハイレゾ化されているので、オリジナルアルバムと併せて楽しむべきだろう。

2017年4月 中崎あゆむ
(文中敬称略)

太田裕美 配信オリジナル・ベスト登場!

70s~80sシングルA面コレクション
70s~80sシングルA面コレクション
2017.4.26配信開始
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mora レコチョク e-onkyo
通常配信
itune mora レコチョク

70s~80sシングルA面コレクション

70s~80sシングルA面コレクション

  今回の配信のために編集されたベスト盤で、1974年から10年間にわたる太田裕美のシングルA面曲を発売順に網羅。トータル性にこだわったアルバムとは一変、シングルでは1曲ごとに作風を変えるというポリシーが貫かれている。大きく4期に分けられるが、まず1期は哀愁漂う「雨だれ」「たんぽぽ」「夕焼け」のピアノ弾き語り三部作。2期はシングル用にポップにアレンジされた「木綿のハンカチーフ」からLA録音の「振り向けばイエスタディ」までで、ブレイク期のヒットパレード。松本+筒美コンビの手を離れた3期はファン人気ナンバー1のバラード「青空の翳り」から、それまでの総決算としてアルバム「12ページの詩集」より歌い直してリカットした「君と歩いた青春」まで。ニューミュージック寄りにシフトした時期で、イメチェンを図った「シングル ガール」、シングル初の自作曲「ガラスの世代」、キリンオレンジのCMソング「南風」などアルバム未収録曲が最も多く、作家陣も多彩。そして休業期間をはさみ、テクノポップに傾倒した第4期。シリーズ展開した「ロンリィ・ピーポーⅡ」から、イントロも必聴の12インチ「雨の音が聞こえる」(今回はSE入りバージョンを収録)までとなっている。当時のシングル盤は、主媒体であったAMラジオを意識したミックスダウンが施されることも多く、ハイレゾでは音質の違いがより実感できるはずだ。(中崎あゆむ)

太田裕美 オリジナル・アルバム23作品一挙配信!

まごころ
まごころ
オリジナル発売日:1975. 2. 1
通常配信のみ
四季をテーマに、内気な少女の心情を繊細に表現したファーストアルバム。デビュー曲「雨だれ」(オリコン最高14位)を筆頭に、松本+筒美コンビと太田裕美の自作品で構成。ヨーロッパ調のイメージでまとめている。
短編集
短編集
オリジナル発売日:1975. 6.21
通常配信のみ
愛の歓びと哀しみをテーマに、清楚な少女の出会いから別れまでを描いたストーリーアルバム。リアルなボーカルにこだわり、息づかいが聞こえるほどなまめかしい歌声も聴きどころ。第2弾シングル「たんぽぽ」収録。
心が風邪をひいた日
心が風邪をひいた日
オリジナル発売日:1975.12. 5
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通常配信

心が風邪をひいた日

心が風邪をひいた日

  太田裕美はもとより、松本隆のその後も決定づけた記念碑的アルバムで、ミリオンセラーとなった「木綿のハンカチーフ」のフォーキーなオリジナル・バージョンを収録。第3弾シングル「夕焼け」など従来のピアノ弾き語り路線のフォーク歌謡も目立つが、松本が本格的にイニシアチブを取った実験作であり、構成はもちろんシンセサイザーを多用した「銀河急行に乗って」など音楽面でも画期的な試みが満載。荒井由実時代のユーミンが曲を書いた「袋小路」「ひぐらし」は、現在の太田裕美ライヴでも人気の高いナンバーとなっている。ハイレゾでは20才の太田裕美による甘い歌声、俗に言う“ロリ声”的なボーカルも聴きどころの一つだろう。
  ポップなアレンジでシングルカットした「木綿のハンカチーフ」のヒットに伴ってチャートを上昇。自身のアルバムとしては最高セールスを記録した。ちなみにオリコンではLPチャートこそ最高5位にとどまったが、カセットテープ部門では見事1位を獲得している。(中崎あゆむ)

手作りの画集
手作りの画集
オリジナル発売日:1976. 6.21
通常配信のみ
連続大ヒットとなった先行シングル「赤いハイヒール」(オリコン最高2位)を収録。色彩をテーマに1曲1曲を絵画ととらえ、色を示すタイトルや絵画風の情景描写が印象的な楽曲でまとめた。オリコン3位をマーク。
12ページの詩集
12ページの詩集
オリジナル発売日:1976.12. 5
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通常配信

12ページの詩集

12ページの詩集

  デビュー以来続いた松本+筒美コンビは先行シングル「最後の一葉」(オリコン最高5位)のみで、他はフォーク・ニューミュージック界を代表するアーティストからの提供曲でまとめた企画作。
  松任谷姓になる直前のユーミンをはじめ、風の伊勢正三、かぐや姫の山田パンダ、イルカ、アリスの谷村新司、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの宇崎竜童ら、学園祭やジョイントライブなどで共演経験のあるシンガー・ソングライターを中心にした豪華な顔ぶれ。各人の強い個性に負けることなく、力を抜いた余裕の歌唱で歌いきっている点も、太田裕美のボーカリストとしての力量がうかがえる。オリコンでは9位をマーク。
  声質も少女から大人の女性へと変化し、一段とまろやかに響くようになっているが、ハイレゾではより伸びやかに心地よく聴こえる。フォークを意識してアコースティックに構築されたサウンドも楽器の一つ一つが粒立つなど、細かいニュアンスも含め高い再現性が実感できるだろう。(中崎あゆむ)

こけてぃっしゅ
こけてぃっしゅ
オリジナル発売日:1977. 7. 1
ハイレゾレビューを読む
通常配信

こけてぃっしゅ

こけてぃっしゅ

  松本+筒美コンビが初めてアルバム全曲を担当。ウェストコーストサウンドやフュージョンを意識した音作りをベースに、都会的で洗練された世界を展開した。当時としては珍しいボサノバタッチの先行シングル「恋愛遊戯」(オリコン最高13位)、リカットされ大ヒットする「九月の雨」(7位)を収録。傑作の名をほしいままにする名盤であり、80年代に結実するシティポップスの原型とでもいうべきアルバムである。
「太陽写真」などのコーラスには山下達郎をはじめとするシュガー・ベイブ人脈の面々も参加、ポップ色をより強めるのに成功。ハイレゾでは、ボーカルやコーラスの臨場感もさることながら、生楽器中心のバッキングのグルーブもよりリアルに体感できる。
  松本が描くヒロインも大きく変化したが、このアルバムで松本が追求し、太田裕美によって形作られたコケティッシュな女性像こそ、80年代の松田聖子へと受け継がれたものである。オリコン最高3位。(中崎あゆむ)

背中あわせのランデブー
背中あわせのランデブー
オリジナル発売日:1978. 2.25
通常配信のみ
シンガー・ソングライターとしての太田裕美をクローズアップし、吉田拓郎と競演した豪華な企画盤。「失恋魔術師」はアレンジを変えてシングルカット。のどを痛めた直後だけにファルセットの不調が惜しい。オリコン3位。
ELEGANCE
ELEGANCE
オリジナル発売日:1978. 8. 1
ハイレゾレビューを読む
通常配信

ELEGANCE

ELEGANCE

  超過密スケジュールの末、’77年の夏にのどを痛めてしまった太田裕美だが、1年かけてようやく復調してきた頃にリリースされたアルバム。全曲を松本+筒美のコンビが担当。当時流行のディスコサウンドを意識した先行シングル「ドール」(オリコン最高21位)をフィーチャーしているが、特筆すべきは青春群像として描かれた多彩な詩世界だろう。若き日の松本自身を思わせる「煉瓦荘」をはじめ、テーマもシチュエーションも多様な歌詞に合わせて、筒美のメロディーもポップスから、ロック、フォーク、初期を思わせるクラシカルな歌謡曲調までと実にバラエティー豊か。楽曲の幅の広さに伴いボーカルにも高度な表現が求められたが、太田裕美は表情豊かにさまざまなシーンを明確に歌い分けている。
  一番人気は、当時から名曲と誉れ高い「ピッツァ・ハウス22時」。後半、歌の世界に入り込み、珍しく感情をあらわにするひとコマは、ハイレゾなら一層感動的である。オリコン最高13位。(中崎あゆむ)

海が泣いている
海が泣いている
オリジナル発売日:1978.12. 5
通常配信のみ
アメリカ・ロスアンゼルス録音盤。リー・リトナーら錚々たるミュージシャンが参加、ロス録音らしい乾いたサウンドで新境地を切り開いた。松本+筒美コンビがフィナーレを迎えたアルバムでもある。オリコン13位。
Feelin' Summer
Feelin' Summer
オリジナル発売日:1979. 6. 1
通常配信のみ
来生えつこ・たかお姉弟や濱田金吾ら新たな作家陣を迎えて制作。シングル曲を一切収録しないリゾートアルバムである。山下達郎と吉田美奈子がコーラスしたという「掌の夏」や、来生姉弟による「星がたり」が出色。
Little Concert
Little Concert
オリジナル発売日:1979.12. 5
通常配信のみ
太田裕美のライフワークであるハートフルなコンサートを、1枚のレコードで表現しようと企画されたデビュー5周年記念盤。イントロや間奏に驚く「雨のつぶやき」、名曲「袋小路」の再録音などサプライズな仕掛けも。
思い出を置く 君を置く
思い出を置く 君を置く
オリジナル発売日:1980. 7. 1
通常配信のみ
「リンゴの唄」や「ちいさい秋みつけた」で知られる昭和の抒情詩人・サトウハチローの詩を、クラシックの観点から歌い上げた企画作。メンデルスゾーンやモーツァルトの名曲に詩をはめこむなど異色のアルバム。
十二月の旅人
十二月の旅人
オリジナル発売日:1980.12.21
通常配信のみ
都会と田舎の対比という初期のテーマを、新しい作家陣で焼き直した人気作。完成度が高く、中期の代表作と呼べる仕上がり。担当ディレクターが同じ縁もあって大瀧詠一作曲の「さらばシベリア鉄道」が追加収録された。
ごきげんいかが
ごきげんいかが
オリジナル発売日:1981. 8. 1
通常配信のみ
シングル曲未収録にもかかわらず、これまでになくバラエティーに富んだアルバム。フォーク、ロック、ポップスから、ジャジーなナンバーやノベルティソングまで、太田裕美の幅の広さと懐の深さを感じさせる1枚。
君と歩いた青春
君と歩いた青春
オリジナル発売日:1981.12.21
通常配信のみ
デビューから7年間の総決算アルバムとして、休業宣言の直後にリリース。タイトル曲以外は、ゆかりの作詞家の書き下ろした歌詞に本人が曲をつけたもの。シンガー・ソングライターとしての才能も示した力作である。
Far East
Far East
オリジナル発売日:1983. 3.21
通常配信のみ
ニューヨークでの充電期間を経た後の復帰作。日野皓正をゲストに迎えた「Midnight」など現地のアーティストに作品提供を受けた5曲と、テクノサウンドをベースにこれからの太田裕美を示した5曲で構成。
I do, You do
I do, You do
オリジナル発売日:1983.10. 1
通常配信のみ
自立して世界へ羽ばたく日本人をテーマに、夫君となる福岡智彦と二人三脚で創り上げたテクノポップの傑作。詩人・銀色夏生として知られる山元みき子や、板倉文、川島UG(バナナ)ら新しい才能とのコラボも開花した。
TAMATEBAKO
TAMATEBAKO
オリジナル発売日:1984. 6. 21
通常配信のみ
テクノおよびニューウェイブをとことん追求した過激作。サンプリングやボコーダーなどのコンピュータサウンドや、突き抜けたボーカルが異彩を放つが、信念に基づいてすべてを突き詰め、完全燃焼した1枚である。
Hiromic World/First Live Album
Hiromic World/First Live Album
オリジナル発売日:1985. 2.25
通常配信のみ
結婚休業にあたり発売された初のライブアルバム。独身最後のコンサートツアーの千秋楽をダイジェストで収録。過去のヒット曲にも斬新なテクノアレンジが施されており、今となっては貴重な記録と言える。
魂のピリオド (ミニ・アルバム)
魂のピリオド (ミニ・アルバム)
オリジナル発売日:1998. 7. 1
通常配信のみ
筒美京平+松本隆と20年ぶりの再会を果たし、太田裕美の本格的な活動再開を飾った記念のミニアルバム。コンビの作品のみならず、NHK『みんなのうた』のために自作した「僕は君の涙」も評価が高い。
神様のいたずら(ミニ・アルバム)
神様のいたずら(ミニ・アルバム)
オリジナル発売日:1999. 4.21
通常配信のみ
初のCDボックスと同時発売されたご本人も認める“インチキ25周年”記念ミニアルバム。太田+筒美、松本+太田というシャッフルも実現したほか、ゴスペラーズとデュエットした外国曲カバー「恋人たちの祈り」も収録。
CANDY (ミニ・アルバム)
CANDY (ミニ・アルバム)
オリジナル発売日:1999.11. 3
通常配信のみ
松本隆の作詞家生活30周年に敬意を表したトリビュート盤。はっぴいえんどの「風をあつめて」「かくれんぼ」と、原田真二の「キャンディ」をカバー。ROLLYと詩を共作した「瞳のウフフ」なども追加収録。
始まりは“まごころ”だった
始まりは“まごころ”だった
オリジナル発売日:2006.11.22
通常配信のみ
実に22年ぶりとなったオリジナル・フルアルバム。のちに柴咲コウもカバーした「きみはぼくのともだち」など、永積タカシ(ハナレグミ)、新藤晴一(ポルノグラフィティ)ら若手アーティストたちが楽曲提供した。

レビュー:中崎あゆむ

太田裕美(おおた・ひろみ)

太田裕美(おおた・ひろみ)

1974年11月、シングル「雨だれ」でデビュー。そのアイドル的なたたずまいとピアノ弾き語りというフォーク/ニューミュージック的なスタイル、そしてキュートで舌足らずな歌声で瞬く間に大人気シンガーに。翌年日本レコード大賞及び日本歌謡大賞等で新人賞を受賞。その年末にはアルバム『心が風邪をひいた日』から「木綿のハンカチーフ」をシングル・カット、「およげ!たいやきくん」「ビューティフル・サンデー」という強敵に阻まれオリコン1位獲得はならなかったが、誰しもが認める永遠の名曲として現在も歌い継がれているのはご存知の通り。「木綿のハンカチーフ」含め筒美京平・松本隆・萩田光雄トリオによるヒット曲を連発、さらには大ベストセラー・アルバム『A LONG VACATION』にセルフカバーが収録されている大瀧詠一提供曲「さらばシベリア鉄道」(’80年)、フォーク・デュオ“風”のオリジナル・アルバム『WINDLESS BLUE』収録曲をカバーした「君と歩いた青春」(’81年)など数々の名曲とめぐり合うが、80年代半ばの結婚を境に活動を控える。90年代後半から活動再開、‘98年筒美京平・松本隆コンビによるミニ・アルバム『魂のピリオド』発表を皮きりに作品の発表、前述の“風”の伊勢正三、元ガロの大野真澄と「なごみーず」というユニットを結成し各地でコンサートをおこなう等現在も精力的な活動を続けている。

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