ボブ・ディラン、ノーベル文学賞受賞!

It’s a real one !

遅れて来た君たちに、ロックがロックだった頃の証を聴かせよう。

ボブ・ディラン

『リアル・ロイヤル・アルバート・ホール』

Bob Dylan: The Real Royal Albert Hall 1966 Concert

本当のロイヤル・アルバート・ホール・コンサートがCD2枚組となって遂に正式に発売!

リアル・ロイヤル・アルバート・ホール
発売日:2016年11月23日 品番:SICP5099~5100 2CD・解説・歌詞・対訳付 価格:¥3,000+税
  • <収録曲>
  • DISC1 -Acoustic Set-(solo)
  • 1.シー・ビロングス・トゥ・ミー
  • 2.フォース・タイム・アラウンド
  • 3.ジョアンナのヴィジョン
  • 4.イッツ・オール・オーバー・ナウ
  • 5.廃墟の街
  • 6.女の如く
  • 7.ミスター・タンブリン・マン
  • DISC2 -Electric Set-(with The Hawks)
  • 1.テル・ミー・ママ
  • 2.アイ・ドント・ビリーヴ・ユー
  • 3.連れてってよ
  • 4.親指トムのブルースのように
  • 5.ヒョウ皮のふちなし帽
  • 6.いつもの朝に
  • 7.やせっぽちのバラッド
  • 8.ライク・ア・ローリング・ストーン

ご購入はこちらから
Sony Music Shop

   1966年5月26日(ディランの25歳の誕生日の二日後)、ロイヤル・アルバート・ホールのライヴ・パフォーマンスを『リアル・ロイヤル・アルバート・ホール』というタイトルで発売。話題となった海賊盤のせいで何十年もの間、1966年5月17日、マンチェスターのフリー・トレード・センターのライヴが間違って『ロイヤル・アルバート・ホール』とされてきた。ようやく、本当のロイヤル・アルバート・ホール・コンサートが、初めて発売される。1966年のツアーの録音は3種類の音源から成り立っている。それは、サウンドボード・レコーディング、正式ライヴ・アルバムを制作するためにCBSが録音したモービル・レコーディング、観客が密かに録音したオーディエンス・テープ。本作品の音源は、CBSレコードがライヴ・アルバムを制作するために正式録音していたものになる。エンジニアをつとめたのはグラミー賞受賞者のクリス・ショー。

   ディランのバックをつとめるのはドラムスを除き、後にザ・バンドを結成する面々。ロビー・ロバートソン(ギター)、リック・ダンコ(ベース、バックヴォーカル)、リチャード・マニュエル(ピアノ)、ガース・ハドソン(オルガン)、ミッキー・ジョーンズ(ドラムス)。当初、ドラムスはミッキー・ジョーンズではなく、リヴォン・ヘルムだった。フォークからロックへの移行期に当たるこの時期はエレクトリック・サウンドが気に入らない観客が多く、ブーイングが渦巻く公演に嫌気がさしたリヴォン・ヘルムはツアー途中で離脱する程の有様。観客が求める姿に対して、殻を破って新たな創造の道を突き進むディラン。まるで戦いのようにステージと客席が対峙する事が多かった1966年のツアーを挟みながら、ボブ・ディランは数多くの傑作を残してゆくのである。

   そしてまたこの時にバックバンドを務めたホークスは後にザ・バンドとして、アメリカン・ミュージックの伝統を取りいれた独創性あるロックを展開し、尊厳と人気を集めることになる。