Sony Music Direct Presents otonano

円熟の境地、故郷メンフィスを歌う

DEE DEE BRIDGEWATER ディーディーブリッジウォーター “MEMPHIS…YES, I’M READY”“メンフィス”

小さなラジオから流れるブルース、ソウル、ゴスペル、ロックンロール・・・ 現代女性ジャズ・シンガーの最高峰、ディー・ディー・ブリッジウォーターが、故郷メンフィスを高らかに歌い上げる

DEE DEE BRIDGEWATER “MEMPHIS…YES, I’M READY” ディー・ディー・ブリッジウォーター “メンフィス”
発売日:2017 年10 月25 日発売
品番:SICP-31104
価格:¥2,500+税
Blu-spec CD2 仕様/ディー・ディーによるセルフライナーノーツ(翻訳)/歌詞・対訳付き
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【円熟の境地、ディー・ディーが故郷メンフィスを歌い上げる!】

現代女性ジャズ・シンガーの最高峰、円熟の境地に達したディー・ディー・ブリッジウォーターが、故郷メンフィスを高らかに歌い上げる!本作は故郷メンフィスにゆかりの深い曲、制作陣が揃ったメンフィスへのオマージュ。プロデューサーのローレンス・ブー・ミッチェルは、メンフィスの名門ロイヤル・スタジオのオーナーであり、2009 年に亡くなった名匠ウィリー・ミッチェルの息子でもある。またサウンド・プロデューサーのカーク・ウェイラム(sax)もメンフィス出身。収録曲は“キング・オブ・ロックンロール”:エルヴィス・プレスリー、STAX を代表するシンガー:オーティス・レディングなど、ソウル/ブルース/ゴスペルの名曲が選ばれている。

収録曲

  • 01.Yes, I'm Ready
    イエス・アイム・レディ(バーバラ・メイソン)
    イエス・アイム・レディ(バーバラ・メイソン) ●バーバラは1947年・フィラデルフィア生まれ。17歳のときに自作のこのバラード「イエス・アイム・レディ」が全米チャート5位の大ヒットになり、一躍スターダムを駆け上った。
  • 02.Giving Up
    ギヴィング・アップ(グラディス・ナイト&ザ・ピップス)
    ギヴィング・アップ(グラディス・ナイト&ザ・ピップス) ●ヴァン・マッコイ作、グラディス・ナイトが1964年に歌って、R&Bチャート6位(全米38位)を記録。作者のヴァン・マッコイは70年代後半のディスコ・ブームに乗って、「ハッスル」ブームを巻き起こした。
  • 03.I Can't Get Next to You
    ネクスト・トゥ・ユー(テンプテーションズ)
    ネクスト・トゥ・ユー(テンプテーションズ) ●1969年、テンプテーションズの全米No.1ヒット(R&Bでも1位)。プロデューサーは名匠ウィリー・ミッチェル。後にはアニー・レノックスやTOTO、ウェストライフなどカヴァー多数。
  • 04.Going Down Slow
    ゴーイング・ダウン・スロウ(セント・ルイス・ジミー・オーデン)
    ゴーイング・ダウン・スロウ(セント・ルイス・ジミー・オーデン) ●1903年生まれのセント・ルイス・ジミー・オーデンによる1941年発表のブルース名曲。ハウリン・ウルフやボビー・ブランドなどカヴァー多数。
  • 05.Why (Am I Treated So Bad)
    ホワイ(ステイプル・シンガーズ)
    ホワイ(ステイプル・シンガーズ) ●ステイプル・シンガーズやキャノンボール・アダレイで知られる。名門ゴスペル・グループ、ステイプル・シンガーズのメンバーでもあった“ポップス”・ステイプルズ作。
  • 06.B.A.B.Y.
    B.A.B.Y.(カーラ・トーマス)
    B.A.B.Y.(カーラ・トーマス) ●1966年のカーラ・トーマスが初出で、全米14位/R&B 3位のヒット曲。STAXに数多くのヒットをもたらした名コンビ:アイザック・ヘイズ&デヴィッド・ポーターの共作。
  • 07.The Thrill Is Gone
    スリル・イズ・ゴーン(B.B.キング)
    スリル・イズ・ゴーン(B.B.キング) ●B.B.キングの十八番として名高いブルースの名曲。初出は1969年。アレサ・フランクリン、ウィリー・ネルソン、クリスティーナ・アギレラ・・・ジャンルを問わず、あらゆる歌手に親しまれているスタンダード。
  • 08.The Sweeter He Is
    ザ・スウィーター・ヒー・イズ(ソウル・チルドレン)
    ザ・スウィーター・ヒー・イズ(ソウル・チルドレン) ●メンフィスの名門STAXを代表する男女混合コーラス・グループ。1969年リリースのこの曲はアイザック・ヘイズ&デヴィッド・ポーターのコンビがプロデュース。
  • 09.Can't Stand the Rain
    アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン(アン・ピープルズ)
    アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン(アン・ピープルズ) ●1973年、Hi Recordsからリリースされたアン・ピープルズのヒット曲(全米18位/R&B10位)。ウィリー・ミッチェルのプロデュース。80年代にはティナ・ターナーのカヴァーで知られる。
  • 10.Don't Be Cruel
    冷たくしないで(エルヴィス・プレスリー)
    冷たくしないで(エルヴィス・プレスリー) ●“キング・オブ・ロックンロール”エルヴィス・プレスリー、1956年の大ヒット曲(「ハウンド・ドッグ」との両A面シングル)。80年代にはチープ・トリックがカバーしてリバイバル・ヒットさせた。
  • 11.Hound Dog
    ハウンド・ドッグ(エルヴィス・プレスリー)
    ハウンド・ドッグ(エルヴィス・プレスリー) ●地元のスーパースター、エルヴィス・プレスリーが1956年にリリースして、全米チャート11週連続1位という記録を達成。この年の年間ランキング1位に輝いた。
  • 12.Try a Little Tenderness
    トライ・ア・リトル・テンダネス(オーティス・レディング)
    トライ・ア・リトル・テンダネス(オーティス・レディング) ●オリジナルは30年代の古い曲だが、なんといっても1966年、STAX/VOLTのオーティス・レディングの名唱で知られる。オーティス版はBooker T. & the MG'sがバックを固め、アイザック・ヘイズがプロデュース。
  • 13.(Take My Hand) Precious Lord
    プレシャス・ロード(マヘリア・ジャクソン)
    プレシャス・ロード(マヘリア・ジャクソン) ●マヘリア・ジャクソン、アレサ・フランクリンと歌い継がれ、最近では2015年のグラミー賞授賞式でビヨンセが熱唱して話題になったゴスペルの名曲。
  • ()内は代表的な歌手や演奏者

ディー・ディー Dee Dee

  そう、わたしはテネシー州メンフィスで生まれました。父が以前(1949年~52年)マナサス高校で音楽の教師をしていて、教え子のなかにチャールズ・ロイドやフィニアス・ニューボーン、ハロルド・メイバーン、ブッカー・リトル、ジョージ・コールマン、フランク・ストロジアがいたことは、わたしの誇りです。ですが、父がラジオ局WDIAでディスクジョッキーをしていたことはまったく知りませんでした。ルーファス・トーマスやB.B.キングらと並んで、“マット・ザ・プラッター・キャット”の名で番組を持っていたのです。

  3歳のとき、わたしは家族と共にミシガン州フリント(母の生まれ故郷)に引っ越しました。WDIAを発見したのは、十代の夜遅くのことです。それからというもの、わたしにとってWDIAは秘密の音楽の園になりました。このアルバムに収めたどの曲も、それを歌っていた方々もみんな、そこで発見しました。1947年、すべての番組がアフリカ系アメリカ人向けの、全米で初めてのラジオ局で見つけたのです。

  このアルバムを通して、“もうひとつの”わたしの姿をぜひ、皆さんに知っていただきたいと思っています。この音楽がいまも昔もわたしにくれる喜びをぜひ、皆さんに知っていただきたいのです。“ソウル村”の気骨に溢れる、ファンキーで、ソウルルフなサウンドの数々を。そう、わたしはジャズ・シンガーです。2017年度のNEAジャズ・マスターのひとりです。でも、これはずっと前から、いつかしたいと夢見ていたことなのです。

  2014年、わたしは故郷メンフィスに帰り、ウィリー・ミッチェルが世界的に有名にしたかのロイヤル・スタジオに入りました。コンソール卓についてくれたのは、彼の息子で、現在のオーナー、ローレンス“ブー”ミッチェルです。同じメンフィス出身で、わたしの魂のきょうだいカーク・ウェイラムにはつねに導いてもらいました。わたしの長女でマネージャーのトュラニ・ブリッジウォーター=コワルスキーには、この旅路を最後まで一緒に歩んでもらいました。

  このアルバムから聞こえてくるのは、わたしが自らの過去を振り返り、深く掘り下げた結果です。疑問の答えはすべて見つかりました。わたしの人生はくるりとひとまわりし、きれいな輪になりました。いま、わたしは自分というものをすべて理解しています。いま、わたしの魂はとても安らかです。

〈セルフライナーノーツより抜粋〉ディー・ディー(翻訳:新井崇嗣)

ディー・ディー Dee Dee

ディー・ディー・ブリッジウォーター
(Dee Dee Bridgewater)

1950年、米・テネシー州メンフィス生まれ。

父親がジャズ・トランペッター/音楽教師だったこともあり、幼い頃からジャズを歌い始めた。60年代後半から、ホレス・シルヴァーやサド・ジョーンズ、ソニー・ロリンズ、ディジー・ガレスピーら著名なジャズ・ミュージシャンとの共演を経て、1974年、アルバム『Afro Blue』でソロ・デビュー。立ちあがって踊りながら歌う激しいパフォーマンス・スタイルが話題を呼んだ。同時期に出演したブロードウェイ・ミュージカル『ザ・ウィズ(The WIZ)』が好評を博し、1975年のトニー賞で助演女優賞を受賞するのと同時に、グラミー賞でベスト・ミュージカル・アルバム賞を受賞した。80年代はミュージカル女優として活躍する傍ら、フランスに移住。90年代、ジャズの世界での活動を再開し、1998年にはグラミー賞ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞した。これまでに4度グラミー賞に輝いている。2015年、ソニー・ミュージックのMasterworks / OKehから『Dee Dee's Feathers』をリリース。現代のジャズ・シーンで、もっとも成功しているシンガーのひとりと高く評価されている。