サーカス40周年記念アルバム CIRCUS POP STEP 40 Histoire et Futur 日本を代表するコーラス・ポップ・グループ、サーカスが放つアニヴァーサリー・アルバム。2018年4月25日発売。

Mr.サマータイム 2018

メンバー4人による「開封の儀」公開中

新曲「あの風を今でも」MV

デビュー40周年を迎えるサーカスの新作アルバム『POP STEP 40』。

本作品は、幾度かのメンバーチェンジを経ながら、今なお各メディアやステージなどで継続的に活動を続けているサーカスの新作アルバムです。

2013年に叶ありさ、吉村勇一というフレッシュなメンバーを迎え、現在進行形のサーカスの姿がここにあります。作家陣に森 雪之丞、松井五郎、マシコタツロウらを起用し、「現在(今)」のサーカスの魅力と実力を余すことなく捉えました。また、昨年生誕80年・作家活動50年・没後10年を迎え『阿久 悠メモリアル・ソングス』シリーズなどで話題になった阿久 悠の未発表歌詞に曲をつけて新たに収録。ボーナス・トラックとして、歴代のサーカス メンバー7名による「Mr.サマータイム」を、当時のオリジナルトラックを使って新たにレコーディングして収録! 武部聡志プロデュース作品。

初回盤はメンバー自身が選んだベスト盤ディスクを追加。「Mr.サマータイム」のオリジナルVer.からはじまり、近年の自主レーベルからの作品を含む、シティポップ感あふれる選曲、これまでのベスト盤とは一線を画す作品に。

サーカス

『POP STEP 40〜Futur』

ダイジェスト試聴を再生

Disc1『Histoire』(全19曲)

1978年デビューから2016年までの作品の中から、現在(いま)のサーカスが選んだベスト・ディスク。

01: Mr.サマータイム 作詞:Pierre Delanoe 作曲:Michel Fugain
編曲:前田憲男 日本語詞:竜 真知子
(1978.03.25 Debut Single)
02: 愛で殺したい 作詞:Pierre Delanoe 作曲:Michel Fugain
日本語詞:なかにし礼 編曲:前田憲男
(1978.07.25 3rd Single)
03: 愛はイエスタデイ 作詞:竜 真知子 作曲:滝沢洋一 編曲:前田憲男
(1979.10.5『サーカス・ブティック』)
04: アムール 作詞・作曲:吉田美奈子 編曲:前田憲男
(1978.7.5『サーカス1』収録)
05: ケッペキにいさん 作詞・作曲:吉田美奈子 編曲:前田憲男
(1978.7.5『サーカス1』収録)
06: 鏡の街 作詞:山川啓介 作曲:滝沢洋一 編曲:Mike Minieri
(1980.4.21『ワンダフル・ミュージック』収録)
07: ミッドナイト・フリーウェイ 作詞・作曲・編曲:Mike Minieri 日本語詞:岡田冨美子
(1980.4.21『WONDERFUL MUSIC』収録)
08: 白のエチュード 作詞:岡田冨美子 作曲:叶 正子 編曲:前田憲男
(1981.4.28『FOUR SEASONS TO LOVE』収録)
09: COOL LOVE 作詞・作曲:RANKIN CASEY 日本語詞:三浦晃嗣
(1983.12.10『COOL LOVE』収録)
10: La femme fatale 作詞:Jacques D emy 作曲:Michel Legrand
日本語詞:大野邦栄 編曲:井上 艦
(1985.11.25『PICTURE』収録)
11: WOMAN IN LOVE 作詞:荒木とよひさ 作曲:井上大輔 編曲:船山基紀
(1988.4.1 24th Single)
12: Time Goes By 作詞:岡田冨美子 作曲:斉藤 修 編曲:船山基紀
(1988.11.25『ウインターアルバム』収録)
13: Déjà vu(デジャ ヴュ) 作詞:FUMIKO作曲:三木たかし 編曲:鷺巣詩郎
(1988.11.25『Winter Album』収録)
14: ねえ タクシードライバー 作詞:森 雪之丞 作曲:日野皓正
編曲:Onaje Allan Gumbs
(1991.9.25『たったひとつの言葉』収録)
15: 宇宙のかたすみで 作詞:引間貴久江 作曲:叶 高 編曲:Gregg Mangiafico
(1991.9.25『たったひとつの言葉』収録)
16: この地球(ほし)の小さな君へ 作詞:藤田恵美 作曲:服部克久 編曲:鈴木和郎
(2007.10.3『絆~KIZUNA~』収録)
17: はじまりのコラソン 作詞:松井五郎 作曲:吉村勇一、カワイヒデヒロ
(2016.5.25『POP STEP BOSSA』収録)
18: 桜色のみち 作詞:岩里祐穂 作曲:叶ありさ 編曲:島 健
(2017.1.25『POP STEP BALLAD』収録)
19: アメリカン・フィーリング (2013)   作詞:竜真知子 作曲:小田裕一郎 編曲:相川 等
(2013.4.24『We Love Harmony』収録)
サーカス

Disc2『Futur』(全11曲)

40年は通過点。現在~未来へとまだまだ続いていく、最新のサーカス・サウンドを記録した意欲的な新作。
ボーナス・トラックとして歴代メンバー7名で歌う「Mr.サマータイム 2018」を新録!

01: メトロの階段 作詞:阿久 悠 作曲:マシコタツロウ 編曲:武部聡志
02: 涙があなたを覚えてる 作詞・作曲:マシコタツロウ 編曲:武部聡志
03: あの風を今でも 作詞・作曲・編曲:森たまき
04: ONE VOICE (2018) 作詞・作曲:C.G.ANTHONY、G.P.EDWARD 
編曲:武部聡志 日本語詞:叶 央介
05: すれ違いのロンド 作詞:森 雪之丞 作曲:佐山雅弘 編曲:武部聡志
06: STAY GOLD 作詞:吉村勇一 作曲・編曲:カワイヒデヒロ
07: Hello New Me 作詞:叶ありさ・星野裕矢 作曲:南條レオ
08: NEVER FORGET 作詞:松井五郎 作曲:武部聡志 編曲:遠山哲朗
09: 花の言葉 風の言葉 作詞:阿久 悠 作曲:宗本康兵 編曲:武部聡志
10: 家族写真 (2018) 作詞:松井五郎 作曲:森山良子 編曲:武部聡志
BONUS TRACK
11: Mr.サマータイム (2018)   作詞:Pierre Delanoe 作曲:Michel Fugain 
編曲:前田憲男 日本語詞:竜 真知子
サーカス

◇初回盤

『POP STEP 40〜Histoire et Futur』

2018425発売

●品番:MHCL-30508〜30509

●Blu-spec CD2

●定価:3,704円+税

Disc1『Histoire』(全19曲) 1978年デビューから2016年までの作品の中から、現在(いま)のサーカスが選んだベスト・ディスク。
Disc2 『Futur』(全11曲) 40年は通過点。現在〜未来へとまだまだ続いていく、最新のサーカス・サウンドを記録した意欲的な新作。
ボーナス・トラックとして歴代メンバー7名で歌う「Mr.サマータイム 2018」を新録!

◇通常盤

『POP STEP 40〜Futur』

2018425発売

●品番:MHCL-30510

●Blu-spec CD2

●定価:2,315円+税

『Futur』(全11曲)

現在〜未来へとまだまだ続いていく、最新のサーカス・サウンドを記録した意欲的な新作。
ボーナス・トラックとして歴代メンバー7名で歌う「Mr.サマータイム 2018」を新録!

●LIVEレポート 2

サーカス40周年記念コンサート
POP STEP 40 ~あの風を今でも~

2018年10月26日(金) 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール

 いまやアニバーサリー・ライブというのは、コンサートのひとつのフォーマットと言ってもいいくらい、いろんなタイミングで“アニバーサリー・ライブ”が行われるようになっているけれど、言うまでもなくそのベースにあるのは積み重ねられた時間だ。しかも、それは量的なものではなく、あくまでも質的なものだから、3周年ライブと30周年ライブを並べて、その数字を云々することに意味はないけれど、それにしてもやはり積み重ねられた時間の量が質的な説得力を生み出すことは間違いない。

 サーカスは今年デビュー40周年。4月に2枚組アルバム『POP STEP 40』をリリースしたところから彼らのアニバーサリー・アクトは始まったわけだが、その展開はこの日、ひとつのクライマックスを迎えたと言っていいだろう。

 各地で40周年記念コンサートを行ってきたこの半年の間は、おそらく彼らがお手本にしていたであろう、ジャズやリズム&ブルースのシーンで活躍した人気コーラス・グループがパフォーマンスを披露していたような、お酒や食事とともに音楽を楽しむファミリアーな空間で歌うことが多かったはずだが、この日はドラム、ベース、ギター、そしてキーボードというカルテット編成のバンドを従えてのホール・コンサート。十分な広さを持つステージが、曲ごとにフォーメーションを変えて歌う彼らのパフォーマンスの個性を際立たせ、あるいはカラフルな照明が楽曲の色鮮やかなバリエーションをいっそう印象づけた。

 もっとも、そうした物理的な要素は、この日のコンサートがずいぶんと魅力的だった理由の何番目かに過ぎない。この日のコンサートが印象的だったのは、40年という時間のなかで積み重ねられたもの、あるいはずっと守られてきたものが音楽の形で真っ直ぐに差し出されたからだ。

 二部形式で構成されたコンサートの第一部は、最新アルバムでは“Futur”、つまり“未来”と題されたディスクに収められた、現在のサーカスを伝える新曲たちが主役だった。そこで彼らは、それぞれの曲の作詞者と作曲者をていねいに紹介し、さらには自らの思いとともに歌われる内容をしっかり説明して歌ってみせた。例えば、山岳クラブの一員として山を歩き回った高校時代、風にそよぐ花のざわめきを耳にして花たちが話しかけているような気がしたことが何度もあったと話した叶正子が「阿久悠さんの自然への思いが詰まった曲だと思います」と語って阿久が詞を手がけた「花の言葉 風の言葉」を歌う、といった具合だ。そんなふうに、一つひとつの曲たち、とりわけそこで歌われる言葉たちを、手渡すようにオーディエンスに伝えることが、現在の彼らの音楽の真ん中にあることなのだと実感して第一部が終わるのだが、しかし第二部でその実感はさらなる奥行きを持つことになった。

 ちょうどプレイヤーのディスクを差し替えるように、休憩を挟んで始まった第二部は最新アルバムのディスク“Histoire”に沿った、彼らの歴史を辿る内容だ。1979年の大ヒット曲「アメリカンフィーリング」から始まって、メドレー形式で披露されていく曲たちは往年のポップスの懐の深さをあらためて感じさせるようなサウンドの広がりで楽しませてくれたが、そうした彩り豊かなサウンドのなかでも当然のように言葉が大切に扱われる。しかも、この日のスペシャル・ゲストとして歴代のメンバー、卯月節子、叶央介、原順子がここに加わっても、その伝え方は変わらず、むしろ人数が増えてハーモニーがふくよかになる分、そこで歌われる言葉の意味性がいっそう豊かになるように感じられたのだった。つまり、メンバーが変わっても、あるいは世代が変わっても、サーカスというグループが差し出す歌の真ん中にあるものは変わらず、しかしそこに年季がしっかり積み重ねられ、新しい世代の感覚がゆったり注がれる。この日の彼らの歌を聴いていると、やはり時間の流れを意識せずにはいられず、だからその歌から得る実感もまた時間的な奥行きを持つことになったというわけだ。

 奥行きや広がりということで言えば、歴代メンバー7人全員が揃っての豊かなハーモニーで聴かせた「Mr.サマータイム2018」はやはりこの日のステージを象徴するパフォーマンスになった。この曲のMVにも収められているように、誰かがまさに“ふと歌い始める”といった感じで♪Mr.サマータイム♪と口ずさむと、そこに誰からともなく声を重ねていき、大きな全体が一度形作られた後で、あらためて楽曲が展開していくその流れは、そのままサーカスというグループの40年間の有り様を伝えているようにも思える。すなわち、メンバーの誰かの思いがさりげない旋律とともに口をついて出ると、そこに他のメンバーが自分の思いを重ねるように声を重ねていき、彼らだけのハーモニーが出来上がる。だからその響きは、洗練という言葉が似つかわしいようなスマートさを感じさせる場合でも、同時に人懐っこい温かさを運んでくることになる。

 40年という時間をくぐり抜けてこられた理由にあらためて納得すると、その気持ちはどうしても未来に向かう。40年のキャリアを生み出した、その音楽の魅力を再確認し、だからこそ続いていくキャリアへの期待も広がった、アニバーサリー・ライブと呼ぶのにふさわしいコンサートだった。

写真/光永孝也 レポート・文/兼田達矢

2018年10月26日(金)@ 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール SET LIST

  • オーヴァーチュア あの風を今でも
  • 1 メトロの階段
  • 2 涙があなたを覚えてる
  •  <MC>
  • 3 すれ違いのロンド
  • 4 花の言葉 風の言葉
  •  <MC>
  • 5 STAY GOLD
  • 6 Hello New Me
  • 7 Never forget
  •  <休憩>
  • 8 ♪サーカス・メドレー 8曲
    • ① アメリカンフィーリング
    • ② ホームタウン急行
    • ③ 風のメルヘン
    • ④ アムール
    • ⑤ ケッペキ兄さん with 叶央助、卯月節子
    • ⑥ 夏のページ with 叶央介、原順子
    • ⑦ 愛で殺したい with 叶央介、原順子、卯月節子(7人)
    • ⑧ いのちの鎖 (7人)
  •  <MC>
  • 9 Mr.サマータイム (7人)
  • 10 ONE VOICE (7人)
  •  <MC>
  • 11 あの風を今でも
  •  <MC>
  • アンコール  家族写真

サーカス40周年スペシャル

〜Christmas Harmony!〜

出演 : サーカス

会場 : キリスト品川教会 グローリア・チャペル

日時 : 20181220(木)

時間 : 開場/18:00 開演/18:30

料金 : 6,500円(税込)全席指定 ※未就学児童入場不可

チケット一般先行予約 :
【受付URL】
http://www.cnplayguide.com/cv_circus1220/

【受付期間】
9/21(金) 午前10:00 〜 9/30(日) 午前10:00

チケット一般発売 : 2018105(金)

◆チケットぴあ
◆ローソンチケット
◆イープラス
◆CNプレイガイド
◆キャピタルヴィレッジ 03-3478-9999 http://capital-village.co.jp

お問い合わせ : キャピタルヴィレッジ 03-3478-9999(平日11時〜18時)


主催 : サウンド・サーカス
企画制作 : ムージャック/キャピタルヴィレッジ
協力 : ソニーミュージック・ダイレクト

●LIVEレポート 1

サーカス 40周年ツアー
~POP STEP 40~
Histoire et Futur
“Band Live Set”

2018年6月7日(木) COTTON CLUB(TOKYO)

POPな足取りでさらに自由なステップを重ねていく
サーカスの未来が開かれていく予感に満ちたステージ

 サーカスのデビュー40周年を飾るツアーは、アニバーサリー・アルバム『POP STEP 40』リリース直後の4月28日に神奈川県平塚での2デイズ公演から始まり、千葉、名古屋、大阪、山梨とまわって、この日の東京が7公演目。ツアーが始まってからどんどん追加公演がアナウンスされ、秋まで続くことを思えばまだまだ序盤と言っていいこの日の公演だが、そのステージの意味と魅力をしっかり伝える印象的な時間になった。

 例えば1曲目に披露された「アメリカン・フィーリング」は1979年のヒット曲だが、その当時の“アメリカン・フィーリング”と言えば、おそらくは雑誌「POPEYE」が伝えていたような、イメージの中の西海岸の風景と乾いた空気感が主流だったはずだ。でも、この日の4人が感じさせるフィーリングはそれとは違う。言ってみれば、2018年的に消化されたアメリカ感。そんなところにも40年の時の流れをさりげなく感じさせたりするわけだが、彼らはさらに、そしてずいぶんとスマートに、その時の流れを味わわせてくれる。セクシーな「愛で殺したい」から始めて、ファンキーな「ケッペキ兄さん」やロッキンな「クール・ラブ」など7曲をメドレーで披露してみせた。それは、この後の叶ありさのMCから言葉を借りれば“アーバン”という視点で、サーカスというグループの40年の音楽的な軌跡を編集したダイジェスト映像のようでもあった。そして、イカしたダイジェストがいつでもその全体をもっと詳しく見たいと思わせるように、このメドレーもまたこれまでに彼らが取り組んできた音楽の多彩な成果をあらためて実感させると同時に、それはやはり“歴史”と呼ぶに相応しいものだと思わせた。

 アニバーサリー・アルバムのサブタイトルに倣って言えば、ここまでが“Histoire”で、MCを挟んだこの後が“Futur”となったわけだが、そうするとその間のMCは言わば“et”ということになる。そこで、彼らが少し長く時間をとってあらためての自己紹介をしてみせたのも印象的で、というのも歴史と未来をつなぐのは言うまでもなくその時間を生きる人たちなのだし、逆に言えばどんな人たちであるかということを伝えることが来るべき“Futur”のイメージを広げることになるからだ。現体制になって5年になるけれど、この40周年という節目のタイミングで出会い直したファンも少なくないはずだから、そこで現メンバーの“人”をしっかりと伝えることは欠かせないし、考えてみればそのことを大事にしてきたからこその40年というキャリアなのかもしれない。

 そして、後半の“Futur”パート。それは、ひと言で言えば、未来に向けたサーカスの現在を楽しむ時間だ。楽曲も、現在のメンバーを踏まえて仕上げられたナンバーばかりだから、それぞれの歌声やハーモニー・ワークがいっそう際立って感じられる。オリジナル・メンバーの二人が演劇的な演出で思い合いながらも結ばれない男女を描き出した「すれ違いのロンド」、若い二人がセンターのポジションに立ち吉村勇一が印象的なハイトーンを聴かせた「あの風を今でも」、そして♪心からOne Song, One Voice♪と歌うメッセージが力強く響く「One Voice」と続けて、会場の空気の密度が高まってきたように感じられたところで、『POP STEP 40』のプロデュースを担当した武部聡志がこの日だけのスペシャル・ゲストとして登場。彼のピアノのみというシンプルな演奏で、「家族写真」をじっくりと聴かせた。シンプルな伴奏は、当然のことながら4人のハーモニーをいっそう印象づけることになったが、それはそのままサーカスの現在の姿をオーディエンスの心の中に鮮やかに焼き付けたことだろう。一枚の写真が時を経ても家族の心の帰り着く場所になると歌ったそのパフォーマンスは、間違いなくこの日のひとつのクライマックスになったと同時に、オーディエンスの音楽的な記憶を集めたアルバムに忘れられない一枚の“写真”として加わることになったはずだ。

 そして、叶正子が♪明日へ向かうほど 近くになる昨日がある♪と歌うとき、サーカスが積み重ねてきた40年分の“昨日”もまた新たな輝きを帯びる。再びバンドのメンバーを迎えて、明日へ向かう溌剌としたエネルギーを感じさせるダンサブルなナンバー「Never Forget」でステージを締めくくった。

 アンコールはもちろん大ヒット曲の最新バージョン「Mr.サマータイム(2018)」。最後に、叶ありさが「40周年はサーカスのリスタートの年。新しい歩みを見守ってください」と語った通り、これまでの成果を現代的に消化し、ポップな足取りでさらに自由なステップを重ねていくグループの未来が開かれていく予感に満ちたステージだった。

写真/光永孝也 レポート/文・兼田達矢

2018年6月7日(木)@ COTTON CLUB(TOKYO)[2nd]SET LIST

  • 1.アメリカン・フィーリング
  • 2.<♪サーカス・メドレー>
    • ① 愛で殺したい
    • ② アムール
    • ③ Time goes by
    • ④ ケッペキ兄さん
    • ⑤ ねぇ タクシードライバー
    • ⑥ クール・ラブ
    • ⑦ 宇宙のかたすみで
  • 3.メトロの階段
  • 4.すれ違いのロンド
  • 5.あの風を今でも
  • 6.ワン・ボイス
  • 7.家族写真(with武部聡志)
  • 8.Never Forget(with武部聡志)
  • encore
  • Mr.サマータイム(2018)