Fm yokohama FMヨコハマ 84.7MHz 毎週月曜 深夜24:00~ O.A. 大人のための音楽・エンタメを深~く掘り下げるラジオプログラム。 『otonanoラジオ』番組公式Webサイト otonano by Sony Music Direct (Japan) Inc.Fm yokohama FMヨコハマ 84.7MHz 毎週月曜 深夜24:00~ O.A.
大人のための音楽・エンタメを深~く掘り下げるラジオプログラム。
『otonanoラジオ』番組公式Webサイト otonano by Sony Music Direct (Japan) Inc.
Fm yokohama FMヨコハマ 84.7MHz 毎週月曜 深夜24:00~ O.A. 大人のための音楽・エンタメを深~く掘り下げるラジオプログラム。 『otonanoラジオ』番組公式Webサイト otonano by Sony Music Direct (Japan) Inc.Fm yokohama FMヨコハマ 84.7MHz 毎週月曜 深夜24:00~ O.A.
大人のための音楽・エンタメを深~く掘り下げるラジオプログラム。
『otonanoラジオ』番組公式Webサイト otonano by Sony Music Direct (Japan) Inc.

第152回 萩原健太のotonanoラジオ#34

2020/05/26 公開

大江千里さんをゲストに迎えて

今週のオンエア曲

大江千里さんをゲストに迎えて

1.

大江千里

Togetherness

【YouTube配信】 2020年

大江千里さんをゲストに迎えて

2.

大江千里

Poignant Kisses

【7インチ・アナログシングル】 2020年

大江千里さんをゲストに迎えて

3.

大江千里

Re:Vision

『Hmmm』 2019年

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#34

『チャリティ・ソング集』

▶ CLICK TO PLAY Apple Music, Spotify, LINE MUSIC

各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. Stuck with U / アリアナ・グランデ&ジャスティン・ビーバー

新型コロナ禍のさなか、不安な日々を送るしかないぼくたちのためにAP通信がセレクトしてくれた40曲に千里さんのナンバーが名を連ねる快挙。それに大喜びしながら、今週は“誰かを助けるために制作されたチャリティ・ソング”の特集をお届けします。まずは現在大ヒット中のこの曲から。売り上げはすべて新型コロナと闘う救急隊員の子供たちに奨学金や助成金を提供するファースト・レスポンダーズ・チルドレンズ基金に寄付されます。
2. ホワッツ・ゴーイング・オン (feat. Chuck D) / All Star Tribute

過去、何度かチャリティ・シングル化されているマーヴィン・ゲイの名曲。今回は2001年、“アーティスツ・アゲインストAIDSワールドワイド”のための基金、および、911同時多発テロでの犠牲者のために制作されたこのヴァージョンを。ジャーメイン・デュプリとボノのプロデュースのもと、デスチャ、ブリトニー、アギレラらスターが勢揃い。
3. バングラデシュ / ジョージ・ハリスン

いわゆるチャリティ・ソング、ベネフィット・ソングの元祖と呼ばれる1曲。1971年、飢えと疫病に苦しむバングラデシュの難民を救うために立ち上がったジョージがリリースしたシングルだ。この曲をきっかけに、エリック・クラプトンやボブ・ディランら企画に賛同した多くのミュージシャンがノーギャラで参加する大規模なチャリティ・コンサートも行なわれた。
4. この素晴らしき世界 / ケイティ・メルア&エヴァ・キャシディ

エヴァ・キャシディは1996年、33歳の若さで他界した米国のシンガー・ソングライター。彼女は生前、このルイ・アームストロングが1967年に残した名曲を録音していたが、その音源をもとに、2007年、グルジア出身のケイティ・メルアがオーヴァーダビング。英国の国際赤十字社/赤新月社連盟のチャリティ・プロジェクトとして見事、現代へとよみがえらせた。
5. 明日に架ける橋 / アーティスツ・フォー・グレンフェル

ご存じ、サイモン&ガーファンクルが1970年にリリースした名曲を、ロビー・ウィリアムズ、ジェイムス・ブラント、レオナ・ルイスら英国を代表する50組以上のアーティストたちがカヴァー。2017年にロンドン西部ノース・ケンジントン地区の24階建て高層公営住宅“グレンフェル・タワー”で発生した大規模火災の犠牲者を支援するためのチャリティ・シングルとしてリリースされた。
6. サン・シティ / アーティスト・ユナイテッド・アゲインスト・アパルトヘイト

南アフリカ共和国のアパルトヘイト政策を激しく非難するプロテスト・ソング。ブルース・スプリングスティーンの盟友、リトル・スティーヴンの呼びかけに応えてマイルス・デイヴィス、アフリカ・バンバータ、ジョージ・クリントン、ホール&オーツ、ルー・リードら多くのアーティストが結集。彼らの収益はすべて公益信託“The Africa Fund”に寄付された。
7. 愛のハーモニー / ディオンヌ&フレンズ

バート・バカラック&キャロル・ベイヤー・セイガー作の名曲。もともとはロッド・スチュワートのレパートリーとして世に出たが、それをディオンヌ・ワーウィック、グラディス・ナイト、スティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョンという豪華な4人がカヴァーし、米国エイズ研究財団のためのチャリティーシングルとして1985年にリリース。300万ドル以上の収益を上げた。
8. キャンドル・イン・ザ・ウインド1997 / エルトン・ジョン

前曲にも参加していたエルトン・ジョンが1973年、マリリン・モンローに捧げる曲として書き、アルバム『グッドバイ・イエロー・ブリック・ロード』に収めたものが原曲。その歌詞を少し替えて、1997年、悲劇の死をとげたダイアナ元英皇太子妃への追悼シングルとしてリリースされた。ダイアナ元妃の葬儀でも歌われた。売り上げはすべて元妃が生前行なっていた慈善事業に寄付された。
9. ローナン / テイラー・スウィフト

2011年、4歳の誕生日を迎える3日前に神経芽細胞腫の小児がんによって亡くなった少年、ローナンくん。彼の闘病の様子を綴った母親のブログを読んで感動したテイラー・スウィフトが、家族のために書き上げた名曲だ。天国のローナンくんへ宛てた母親の深い思いが綴られている。売り上げは“Stand Up To Cancer 2012”というがん基金に寄付された。
10. ウィー・アー・ザ・ワールド / U.S.A.フォー・アフリカ

1985年、アフリカの飢餓と貧困を救うために作られたキャンペーン・ソング。クインシー・ジョーンズのプロデュースのもと、マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー、ダイアナ・ロス、シンディ・ローパー、ヒューイ・ルイス、スティーヴィー・ワンダー、ブルース・スプリングスティーン、レイ・チャールズ、ボブ・ディランらスーパースターが一堂に会したチャリティ・プロジェクトだった。
11. ワン / U2

U2が1991年にアルバム『アクトン・ベイビー』で発表した曲。翌年、シングル・カットされてヒットした。ゲイであることをカミングアウトした息子とその父親の関係性をモチーフにボノが書いた曲。シングルの売り上げはエイズの調査機関に寄付された。ミーシャ・パリス、ジョニー・キャッシュなど多彩なシンガーがカヴァーしており、メアリー・J. ブライジはU2との共演ヴァージョンもレコーディングした。
12. タイムズ・ライク・ジーズ (BBC Radio 1 Stay Home Live Lounge) / ライヴ・ラウンジ・オールスターズ

最後も現在の新型コロナ禍のもとで生まれた曲を。英国BBCの人気企画“ライヴ・ラウンジ”シリーズの一環として、フー・ファイターズの名曲をコールドプレイのクリス・マーティンをはじめ24組のアーティストがカヴァー。フーファイのデイヴ・グロールも協力している。収益金は新型コロナ感染症で甚大な影響を受けた災害時要援護者の支援、およびWHO支援機構に寄付されるそうだ。

解説:萩原健太

大江千里さんをゲストに迎えて

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第151回 萩原健太のotonanoラジオ#33

2020/05/19 公開

寺尾紗穂さんをゲストに迎えて(その2)

今週のオンエア曲

寺尾紗穂さんをゲストに迎えて(その2)

1.

寺尾紗穂

楕円の夢

『楕円の夢』 2015年

寺尾紗穂さんをゲストに迎えて(その2)

2.

寺尾紗穂

あの山で光るものは

『わたしの好きなわらべうた』 2016年

寺尾紗穂さんをゲストに迎えて(その2)

3.

寺尾紗穂

記憶

『北へ向かう』 2020年

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#33

『海外の童謡を下敷きにしたポップ・ソング』

▶ CLICK TO PLAY Apple Music, Spotify, LINE MUSIC

各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. メアリーの子羊 / ポール・マッカートニー&ウイングス

忘れられかけた日本のわらべうたを独自の視点から継承する寺尾紗穂さんの活動に敬意を表して、今週のプレイリストは“ナーサリー・ライム(Nursery Rhymes)”、つまり海外の童謡を下敷きにしたポップ・ソングのセレクション。まずはポール・マッカートニー率いるウイングスが1972年にリリースしたこのシングル曲から。もちろん“Mary Had a Little Lamb”という原題でおなじみ「メリーさんの羊」を元にした牧歌的な佳曲です。
2. スティックス・アンド・ストーンズ / レイ・チャールズ

“スティックス・アンド・ストーンズ”というのは、棒と石だけが人を傷つけるのではない、言葉のいじめもいけません…ということを諭す童謡のタイトルとしてお馴染みのフレーズ。それを流用したポップ・ソングは無数に存在するけれど、今回はレイ・チャールズが1960年にリリースしたこのシングル・チューンを。レイ・チャールズを敬愛するジョー・コッカーによる熱いカヴァー・ヴァージョンも人気が高い。
3. ア・ティスケット・ア・タスケット / エラ・フィッツジェラルド

19世紀後半にアメリカで人気を博すようになった子供の言葉遊びソング。1938年にチック・ウェブ・オーケストラの演奏でヒットしたのをきっかけにジャズ・スタンダードとして定着した。ヴォーカルを担当していたのは、当時、同楽団の専属シンガーだったエラ・フィッツジェラルド。軽快なスウィング感を存分に楽しめる。
4. トゥイードル・ディー&トゥイードル・ダム / ボブ・ディラン

トゥイードル・ディーとトゥイードル・ダムはルイス・キャロルの作品でもおなじみ、イギリスに古くから伝わる童謡の主人公。お互い争いながらも二人寄り添って生きている。そんな設定をそのまま、しかしかなりブラックな切り口で描いたのがボブ・ディランによるこの曲だ。2001年のアルバム『ラヴ・アンド・セフト』のオープニングを飾っていた推進力に満ちたロカビリー・チューン。
5. スターライト・スターブライト / リンダ・スコット

『マツコの知らない世界』のテーマ曲としておなじみの「星に語れば(I've Told Every Little Star)」を大ヒットさせたことでおなじみのガール・シンガー、リンダ・スコットが1961年にリリースしたファースト・アルバムの表題曲。最初に見えた星に祈ると願いがかなう、という、古くから伝わる迷信を託した童謡として19世紀からアメリカで歌われはじめ、それがイギリスへと伝わって世界に広がったらしい。
6. ピギー・イン・ザ・ミドル / ザ・ラトルズ

「こぶたちゃん市場へいった(This Little Piggy)」や「ヘイ・ディドル・ディドル」といった童謡の歌詞を盛り込んだ曲。タイトルの“ピギー・イン・ザ・ミドル”というのは、違う意見を持つ2人の間で板挟みになっている人のことを表わす定型句だ。歌っているのはビートルズのパロディ・バンドとしておなじみのラトルズ。ビートルズの「アイ・アム・ザ・ウォーラス」を見事にパクっている。1978年作品。
7. 恋のショック / ブレンダ・リー

小柄な身体で迫力たっぷりの歌声を聞かせることから“リトル・ミス・ダイナマイト”と呼ばれたブレンダ・リーが1963年に放ったヒット曲。原題は“My Whole World Is Falling Down”。そこからも想像できる通り、日本でもおなじみの童謡「ロンドン橋落ちた(London Bridge Is Falling Down)」のメロディに別の歌詞をつけた、まあ、いわば替え歌ヒットだった。
8. ラヴェンダー・ブルー / サミー・ターナー

17世紀から伝わる童謡「ラベンダーはブルー」の歌詞を流用しながら、サミー・ターナーが1959年に大ヒットさせたR&Bバラード。“ディリー、ディリー”という囃しことばが印象的だ。
9. イーニー・ミーニー・マイニー・モー / ビリー・ホリデイ

最近では三代目 J Soul Brothersのヒット曲のタイトルとして知られるフレーズだが、もともとは英語圏でおなじみだった子供向けの数え歌。日本で言えば“どれにしようかな…”のようなものだ。調子のいい言葉だけに、様々な音楽家が曲に取り入れているが、今回はジャズ・ヴォーカル最大の歌姫、ビリー・ホリデイが1935年にリリースしたこのヴァージョンを。
10. オール・ザ・キングズ・ホーシズ / アレサ・フランクリン

日本でもよく知られている童謡の主人公にハンプティ・ダンプティがいるけれど。そんなハンプティ・ダンプティを歌った曲の中に登場してくるフレーズ“All the King's horses / And all the King's men”を使ったアレサ・フランクリンの自作曲だ。1972年の超名作アルバム『ヤング・ギフティッド・アンド・ブラック』の収録曲。
11. ジョージー・ポージー / Toto

19世紀に定着したと言われる童謡の歌詞“ジョージー・ポージー、プリンにパイ/女の子たちにキスして、みんな泣かせた…”を借用してスティーヴ・ルカサーが作ったオリジナル・ソング。彼がギタリストをつとめるTOTOのファースト・アルバムの収録曲として1979年に世に出た。
12. アンド・ユア・ドリーム・カムズ・トゥルー / ザ・ビーチ・ボーイズ

これまた日本でもおなじみの童謡「キラキラ星(Twinkle, Twinkle, Little Star)」のメロディをそのまま使って、新たな歌詞を乗せ、他のロック・グループには絶対の真似のできない完璧なオープン・ハーモニーでアカペラ・コーラスを聞かせるビーチ・ボーイズのナンバー。1965年のアルバム『サマー・デイズ(アンド・サマー・ナイツ)』のエンディングを飾っていた名演で今回のプレイリストはおしまい。

解説:萩原健太

寺尾紗穂さんをゲストに迎えて(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第150回 萩原健太のotonanoラジオ#32

2020/05/12 公開

寺尾紗穂さんをゲストに迎えて(その1)

今週のオンエア曲

寺尾紗穂さんをゲストに迎えて(その1)

1.

寺尾紗穂

北へ向かう

『北へ向かう』 2020年

寺尾紗穂さんをゲストに迎えて(その1)

2.

寺尾紗穂

君は私の友達

『北へ向かう』 2020年

寺尾紗穂さんをゲストに迎えて(その1)

3.

寺尾紗穂

やくらい行き

『北へ向かう』 2020年

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#32

『ピアノが似合う女性アーティスト』

▶ CLICK TO PLAY Apple Music, Spotify, LINE MUSIC

各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ / キャロル・キング

寺尾紗穂さんといえば、イノセントで透き通った歌声だけでなく、その歌声にぴったり寄り添ったピアノ演奏も魅力。ということで、今回のプレイリストはピアノが似合う女性アーティスト特集。まずはその代表格、キャロル・キングの1971年の名盤『タペストリー』からこの曲を。ジェイムス・テイラーとジョニ・ミッチェルのコーラスも泣けます。
2. ターン・ミー・オン / ノラ・ジョーンズ

2002年の大ヒット・アルバム『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』より。もともとは名ソングライター、ジョン・D・ラウダーミルクが1961年、マーク・ダイニングに提供した曲。ニーナ・シモンによるカヴァー・ヴァージョンも有名だが、ノラが『カム・アウェイ…』で取り上げてからは彼女の持ち歌のようになってしまった。名唱!
3. アイヴ・チェンジド・マイ・アドレス / ダイアナ・クラール

カナダ出身のダイアナ・クラール。彼女が2004年、ジャズ・ピアニストとしても現在最高峰のひとりである彼女が旦那さまのエルヴィス・コステロの力も借りながら作り上げたオリジナル曲中心のアルバム『ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム』より。ブルージーな間奏のピアノ・ソロも素晴らしい。
4. 大いなる椎の木 / 矢野顕子

1976年にリリースされた衝撃のファースト・アルバム『JAPANESE GIRL』より。このアルバムはアナログLPのA面がリトル・フィートをバックに従えたアメリカン録音サイド、B面が日本人ミュージシャンとともに録音したジャパニーズ・サイド。本曲はB面トップを飾っていた1曲だ。細野晴臣、林立夫らティン・パン・アレーの面々がサポートしている。
5. マイ・オールド・マン / ジョニ・ミッチェル

アメリカを代表する女性シンガー・ソングライター、ジョニ・ミッチェルが1971年にリリースした4作目のアルバム『ブルー』より。彼女は誰にも真似できないユニークかつ多彩なオープン・チューニングによるギター演奏の印象も強いが、ピアノ演奏も見事。そのあたりの魅力が存分に発揮された弾き語り作品だ。
6. ポーカー・フェイス(Piano & Voice Version) / レディー・ガガ

2008年に世界各国でナンバーワン・ヒットを記録した代表曲を、ピアノ一本の弾き語りで聞かせるライヴ・ヴァージョン。2009年リリースのEP『The Cherrytree Sessions』に収められていたものだ。エキセントリックな面が強調されがちなガガだけれど、根底にある音楽性の確かさや演奏力の高さ、曲の良さなどを改めて知ることができる。
7. セイヴ・ザ・カントリー / ローラ・ニーロ

1960年代後半から70年代初頭、フィフス・ディメンションやブラッド・スウェット&ティアーズ、スリー・ドッグ・ナイトら多くのアーティストにヒット曲を提供したことでもおなじみの女性シンガー・ソングライターが1969年にリリースした大傑作『ニューヨーク・テンダベリー』より。ミステリアスでアンニュイな彼女なりのゴスペルという感じ。
8. 週末 / 吉田美奈子

1973年の傑作デビュー・アルバム『扉の冬』の収録曲としてもおなじみの名曲。アルバムのほうでは細野晴臣、鈴木茂らキャラメル・ママがバックアップしていたが、今回は1973年9月21日、東京・文京公会堂で行なわれた伝説のはっぴいえんど解散コンサート『CITY -LAST TIME AROUND-』にゲスト出演した際のピアノ弾き語りライヴ・ヴァージョンで。
9. みんな私のせいよ / ニーナ・シモン

ジャズ、ブルース、フォーク、ゴスペル、R&Bなど様々な音楽性を呑み込みながら独自のユニークな個性を存分に発揮した偉大な黒人女性アーティスト、ニーナ・シモンが1969年に発表したアルバム『ニーナとピアノ』より。文字通り、自身が奏でるピアノと歌声だけで綴った1枚から、このトラディショナル曲を。奥深い表現は誰にも真似できない。
10. グラヴィティ / サラ・バレリス

2007年にシングル「こんなハズじゃなかったラヴ・ソング」を大ヒットさせて一躍知名度を上げたサラ・バレリスだが。本曲はその10年ほど前、大学生時代に作ったという初期オリジナル。メジャー・デビュー・アルバム『リトル・ヴォイス』を締めくくる1曲として世に出た。近年は女優としても活躍する彼女ならではのドラマチックな表現が聞ける。
11. ベイビー・ベイビー・ベイビー / アレサ・フランクリン

ジャンルを超え、すべての女性アーティストの頂点に位置するアレサが1967年にリリースした傑作アルバム『貴方だけを愛して』に収録されていた自作曲。幼いころから教会でゴスペルのピアノ弾き語りをしてきた彼女だけに、その演奏力も抜群だ。マッスル・ショールズ・スタジオの腕ききたちと互角に渡り合いながら見事な腕前を披露している。
12. yuraruyuruyura / 寺尾紗穂

そして、最後はゲストにお迎えした寺尾紗穂さんの1曲で。2008年にリリースされた通算3作目のアルバム『風はびゅうびゅう』からの名曲/名演で今週のプレイリストを締めます。

解説:萩原健太

寺尾紗穂さんをゲストに迎えて(その1)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第149回 萩原健太のotonanoラジオ#31

2020/05/05 公開

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その2)

今週のオンエア曲

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その2)

1.

加藤登紀子

アメイジング・グレイス with Yae

『あなたに捧げる歌』 2019年

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その2)

2.

加藤登紀子

未来への詩

2020年5月13日発売シングル

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その2)

3.

加藤登紀子

哀しみのダンス

[シングル]1985年

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その2)

4.

加藤登紀子

百万本のバラ

『あなたに捧げる歌』 2019年

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#31

『加藤登紀子がカヴァーした名曲のオリジナルヴァージョン集』

▶ CLICK TO PLAY Apple Music, Spotify, LINE MUSIC

各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. 哀しみのダンス / レナード・コーエン

番組の中でもお話ししたことだけれど、加藤登紀子という歌い手はぼくたちに世界中のさまざまな曲を教えてくれる紹介者としての役割も果たしてくれた。そんな加藤さんの側面をざっとおさらいするプレイリスト。加藤さんがカヴァーした世界中の名曲のオリジナル・ヴァージョンを集めてみた。まずは番組でもご紹介した「哀しみのダンス」。カナダのシンガー・ソングライター、レナード・コーエンが1984年に発表した必殺の名曲だ。加藤さんは1986年にカヴァーなさっていた。
2. 百万本のバラ / アーラ・プガチョワ

ラトビアの歌謡曲「ダーヴァーヤ・マーリニャ」が原曲。それを1982年、当時のソビエト連邦の歌手、アーラ・プガチョワが歌って世に広まった。加藤登紀子は1986年、自らの訳詞でシングルB面曲として発表。じわじわと口コミで人気が高まり、翌年A面曲として改めてシングル化された。これが2年かけてミリオンセラーを記録。様々な訳詞ヴァージョンが存在するが、中でも加藤さんの訳詞が決定版となった。
3. 灰色の瞳 / ウニャ・ラモス

ケーナとサンポーニャの名匠、ウニャ・ラモス作のフォルクローレ。1974年に加藤登紀子が独自に日本語詞をつけ、長谷川きよしとのデュエットでヒットさせた。これをきっかけに日本でもフォルクローレという音楽の魅力が一般の音楽リスナーにも広がっていった。近年、椎名林檎と草野マサムネのデュエットによるカヴァーも話題に。ここではラモスの演奏ヴァージョンを。
4. ANAK〜息子 / フレディ・アギラ

フレディ・アギラはフィリピンのシンガー・ソングライター。1977年にこの自作曲で人気を博した。翌年、日本にも紹介され、なかにし礼の訳詞による杉田次郎ヴァージョンと、自らが訳詞も手がけた加藤登紀子ヴァージョンがシングルとしてヒットを記録した。今回は作者フレディ・アギラ自身のヴァージョンで。
5. Mama / シポー・マブゼー(feat. ミリアム・マケバ)

1970年代半ば、ビーターズというバンドの一員として活動を開始した南アフリカのシンガー・ソングライター、シポー・マブゼが1989年、“ママ・アフリカ”とも呼ばれる同国のベテラン女性シンガー、ミリアム・マケバをゲスト・ヴォーカルに迎えてリリースした感動的な名曲。加藤さんは2000年、南アフリカでレコーディングしたアルバム『トキコ・スカイ 蒼空』でカヴァーしていた。
6. 忘却(オブリヴィオン) / アストル・ピアソラ

アルゼンチンが生んだ最高のバンドネオン奏者/ソングライター、アストル・ピアソラが1984年、イタリア映画『エンリコ4世』のために書き下ろした楽曲。もともとはインストゥルメンタル曲だったが、そこにフランス語の歌詞をつけてミルバやアメリータ・バルタールが歌ったヴァージョンがおなじみだ。が、ミルバによる決定版がストリーミングされていないようなので、今回はピアソラ自身による演奏ヴァージョンで。
7. 帰り来ぬ青春 / シャルル・アズナブール

カナダ、ロシア、アルゼンチン、フィリピン、南ア…と各国の音楽をここまで並べてきたけれど、ここからは加藤さんにとって重要なルーツであるシャンソンを生んだフランスの楽曲群を。もちろん加藤さんが自らのレパートリーに採り入れている名曲ばかり。まずは「Yesterday When I Was Young」という英語詞でもおなじみ、フランスを代表するシンガー・ソングライター、シャルル・アズナブールが1964年に発表したこの曲から。
8. 暗い日曜日 / ダミア

これはもともとハンガリーの曲。1936年にダミアが歌ったフランス語ヴァージョンが大ヒットしたため、シャンソンとして世界的に知られるようになった。日本でも、加藤さんを筆頭に、淡谷のり子、越路吹雪、美輪明宏、戸川昌子、岸洋子、金子由香利ら、シャンソン系の歌手がこぞって取り上げている。
9. 懐かしき恋人の歌 / ジャック・ブレル

ジャック・ブレルは「行かないで」「フランドル女たち」「忘れじの君」など多くのシャンソン・ヒットを持つベルギー出身のシンガー・ソングライター。この曲は1967年、ブレルが作詞し、彼の曲想をもとに当時彼のピアニストをつとめていたジェラール・ジュアネストが曲を完成させた1曲だ。
10. 聞かせてよ愛の言葉を / リュシェンヌ・ボワイエ

シャンソンと言えばまずこの曲とも言われ、1930年代から日本でも人気の高い名曲。1960年代にジュエット・グレコがカヴァーしたヴァージョンも有名だが、今回は1930年にリリースされてフランスの第1回Grand Prix Du Disqueを受賞したリュシェンヌ・ボワイエによるオリジナル・ヴァージョンで。
11. さくらんぼの実る頃 / イヴ・モンタン

1872年のパリ・コミューンの蜂起を歌ったシャンソン。1992年の宮崎駿監督によるアニメ映画『紅の豚』で、加藤登紀子が声を担当したマダム・ジーナが歌う曲としてもおなじみだろう。コラ・ヴォケール、ジュリエット・グレコなどシャンソンの代表的な歌手たちが歌い継ぐ名曲だが、今回はイタリア出身の名シャンソン歌手、イヴ・モンタンの歌唱ヴァージョンで。
12. バラ色の人生 / エディット・ピアフ

1946年、ルイ・グリェーミが作曲し、フランスでもっとも愛されている伝説の国民的歌手エディット・ピアフが作詞と歌唱を手がけた名曲中の名曲。実際はピアフが作曲し、グリェーミの名を借りて登録したという説も。その2年前、1944年にステージで共演したことをきっかけに始まった年下のスター歌手、前曲を歌ったイヴ・モンタンとの恋愛から生まれた1曲だった。

解説:萩原健太

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第148回 萩原健太のotonanoラジオ#30

2020/04/28 公開

佐野元春さんをゲストに迎えて(スペシャルゲスト)

今週のオンエア曲

佐野元春さんをゲストに迎えて(スペシャルゲスト)

1.

ザ・ビーチ・ボーイズ

イン・マイ・ルーム

『サーファー・ガール』1963年


佐野元春さんをゲストに迎えて(スペシャルゲスト)

2.

佐野元春&ザ・コヨーテバンド

この道(Social Distancing Version)

[YouTube配信]2020年


佐野元春さんをゲストに迎えて(スペシャルゲスト)

3.

佐野元春

光(final version)

『THE SUN STUDIO EDITION』2005年


佐野元春さんをゲストに迎えて(スペシャルゲスト)

4.

ボブ・ディラン

最も卑劣な殺人(Murder Most Foul)

[配信シングル]2020年

萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#30

『 虹 』

▶ CLICK TO PLAY Apple Music, Spotify, LINE MUSIC

各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. 虹の彼方に / ハリー・ニルソン

今週の番組でも佐野元春さんとお話ししたように、未知のウイルスとの闘いが続く中、誰もが不安な日々を過ごしています。でも、音楽ファンとして、こんな窮地だからこそ、あえて歌の力を、音楽の力を信じたい。そんな気持ちをこめて選んだプレイリストです。テーマは“虹”。まずは“ここではないどこか虹の彼方に夢がかなう場所がある、いつかきっとそこにたどり着けるはず”と歌うこの名曲から。米国の名作曲家ハロルド・アーレンが1939年のミュージカル映画『オズの魔法使い』のために書き下ろした主題歌。今回はハリー・ニルソンが1973年にカヴァーしたヴァージョンで。
2. レインボウ・コネクション / カーミット

『セサミ・ストリート』などのクリエイターとしておなじみ、鬼才ジム・ヘンソンが作り上げた人形たちが大活躍する1979年の映画『マペット・ムーヴィー』の主題歌としてカエルのカーミット(声はヘンソン自身)が歌ったヒット。“虹は実体のない幻だと教わったけれど、ぼくたちはいつかその虹とのつながりを見つけるんだ…”というドリーミーな名曲だ。
3. レインボー / ケイシー・マスグレイヴス

日本時間の4月19日、WHOとGlobal Citizenが主催してインターネット上で行なわれたチャリティ・コンサート・イベント「One World: Together At Home」でも歌われた素敵なバラード。2018年のアルバム『ゴールデン・アワー』の収録曲だ。“嵐の中、あなたは傘を強く握りしめているけれど、気づいてほしいの、あなたの上には虹がかかっているのよ…”という歌詞に心が震える。
4. シーズ・ア・レインボー / ザ・ローリング・ストーンズ

1967年のアルバム『サタニック・マジェスティーズ』に収められていたキュートなナンバー。サイケデリック・カルチャー全盛の時代、鮮やかな衣装を身にまとって周囲を虹のようにカラフルに色づかせていくヒップな女の子のことを描きあげた名曲だ。時折顔を見せるクラシカルなアプローチが新鮮だった。
5. ポケットが虹でいっぱい / エルヴィス・プレスリー

1960年のエルヴィス主演映画『G.I.ブルース』の挿入歌。エルヴィスがヒロインのリリー役をつとめたジュリエット・ブラウンズと二人でケーブルカーに乗る有名なシーンで歌われていた名曲だ。“君と出会えてポケットは虹でいっぱい、袖には星がいっぱい、心には愛がいっぱい…”という、なんともはや多幸感に満ちた佳曲です。再結成YMOのカヴァーでもおなじみだろう。
6. レインボー / ケシャ

2017年の同名アルバムより。“今までは暗闇の中で過ごしてきたけれど、今は色のある世界にいる。私は虹を見つけたの…”という内容で。実生活での様々なハラスメント被害やそれをめぐる訴訟を闘い続ける中、自分を信じながら書き上げられた作品だった。
7. PERFECT RAINBOW / Cornelius

1993年リリースのセカンド・シングル。とびきりキャッチーだけれど、思いきりクール。躍動的なようだけれど、どこか冷めている。なんとも不思議な空気感のもと、“ゴー・オーヴァー・ザ・レインボウ”というサビの歌詞がやけにポジティヴに輝く。『ウゴウゴルーガ』のテーマ曲としてもおなじみ。
8. レインボウ / シーア

シーアが人気アニメシリーズ『マイリトルポニー』の劇場版『My Little Pony: The Movie』のサウンドトラック・アルバムに提供した曲。“傷口が開いたら泣いてしまうよね。泣いて、なぜなのか理由を問いただすよね。でも、私には見える。あなたが流す涙の中、虹が…”という内容。
9. サンシャインとレインボウ / レスリー・ゴーア

1960年代ガール・ポップ・サウンドの最高峰、レズリー・ゴーアが放ったヒット・シングル。“サンシャインと、ロリポップ・キャンディと、レインボウ。あなたと一緒にいると、そんな素敵なものすべてを感じるの。あなたがそばにいてくれるだけで雨雲も消えるわ…”という、もう、なんとも幸せなティーンエイジ・ポップ・チューンです。
10. レインボー / マーマレード

イギリスのハーモニー・ポップ・バンド、マーマレードが1970年に放った全英ヒット。ポップなフォーク・ロック・ナンバーだが、歌詞は“レインボー、ぼくを見て。君といてとても楽しかったよ。今日この日をよりよいものにするためにぼくは変わる。君が届けてくれるすべての色を歌に乗せている気分だ。新しい日が生まれるまでぼくを愛して…”という、サイケでドラッギーなものだった。時代だなぁ…。
11. レインボウ・アイズ / Kle

ビーチ・ボーイズの中心メンバー、ブライアン・ウィルソンが1989〜90年の『Sweet Insanity』セッションで書き下ろしたナンバー。しばらくお蔵入りしていたが、2004年になってアルバム『Gettin' In Over My Head』に収録された。なのに、そのアルバムがなんとストリーミングに入っていない! ということで、今回は2000年にリリースされたブライアン/ビーチ・ボーイズへのトリビュート・アルバム『Caroline Now!』からこのカヴァー・ヴァージョンを。
12. 虹をつかむ人 / 佐野元春&ザ・コヨーテバンド

“虹”をテーマにしたプレイリスト、ラストは番組に急遽電話出演してくださった佐野元春さんのこの名曲で締め。2013年のアルバム『Zooey』の収録曲だ。この曲に勇気づけられながらみんなでがんばりましょう。虹をつかむまで、あともう少し…。

解説:萩原健太

佐野元春さんをゲストに迎えて(スペシャルゲスト)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第147回 萩原健太のotonanoラジオ#29

2020/04/21 公開

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その1)

今週のオンエア曲

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その1)

1.

加藤登紀子

未来への詩

2020年5月13日発売シングル

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その1)

2.

加藤登紀子

Révolution

『ゴールデン☆ベスト TOKIKO'S HISTORY』 2018年

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その1)

3.

加藤登紀子

この手に抱きしめたい

[YouTube配信] 2020年

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その1)

4.

加藤登紀子

愛の賛歌

『あなたに捧げる歌』 2019年

 萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#29

『お休み』

加藤登紀子さんをゲストに迎えて(その1)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第146回 萩原健太のotonanoラジオ#28

2020/04/14 公開

石井竜也さんをゲストに迎えて(その2)

今週のオンエア曲

石井竜也さんをゲストに迎えて(その2)

1.

石井竜也

ONE NIGHT BRIDE

『TOUCHABLE』2020年

石井竜也さんをゲストに迎えて(その2)

2.

米米CLUB

ひとすじになれない

シングル 1991年

石井竜也さんをゲストに迎えて(その2)

3.

石井竜也

さよならをもう一度

『TOUCHABLE』2020年

 萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#28

『萩原健太プロデュースの米米CLUBベスト12 !?!?』

▶ CLICK TO PLAY Apple Music, Spotify, LINE MUSIC

各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. BEE BE BEAT / 米米CLUB

というわけで、先週に引き続きゲストに迎えた石井竜也関連のプレイリスト。ぼくは彼を含む米米CLUBのアルバムを3枚プロデュース、というか、一緒にわいわいと作ったことがあるのだけれど。今週はそんな3枚からそれぞれ4曲ずつ、カールスモーキー石井の多彩な魅力を味わえる、彼のリード・ヴォーカル曲をセレクトしてみました。おなじみのシングル曲はあえて外した選曲です。まずは1988年の『GO FUNK』から、フィッシュボーンとかスペシャルズとかに触発されたお賑やかなスカ・ナンバーを。懐かしい。
2. SEXY POWER / 米米CLUB

これもいかにも1980年代っぽい1曲。当時、普通だったら打ち込みでやりそうな音を米米らしく全部まるごと人力でやってみよう、というコンセプトでレコーディングした1曲だったような…。記憶がもう曖昧です(笑)。
3. いつのまにか / 米米CLUB

米米CLUBはそれまでレコーディングであまりコーラス入れに時間を割いていなかったみたいで。でも、個人的に大のコーラス・マニアであるぼくがプロデュースさせてもらうということで、『GO FUNK』にはけっこうコーラスをふんだんに盛り込ませてもらいました。てことで、てっぺーが慣れない多重コーラスに初挑戦したこの曲を。初々しい。
4. MY SWEET SWEET SHOW TIME / 米米CLUB

その流れで、ホーン・セクションも含めてメンバー全員でコーラスしようということになってレコーディングしたのがこの曲。レコーディングにすげえ時間がかかったことを覚えてます(笑)。厳密にはカールスモーキー石井とジェームス小野田のツイン・リード・ヴォーカル曲ですが、まあ、絶品のファルセットも含め、てっぺーのいいところが思いきり発揮されている曲なので、ご堪能ください。
5. 俺をもとめてる〜Everyone Is Searching For Me / 米米CLUB

ここから4曲は、1989年のアルバム『5 1/2』より。このタイトル! こんなこと平気で言えるのはカルスモくらいのものかな、と(笑)。
6. Beautiful / 米米CLUB

前作で炸裂させてもらったぼくのコーラス愛をまたまた盛り込ませてもらったスウィート・ソウル調の1曲。といっても、ここではてっぺーのリード・ヴォーカルに対して、ジェームス小野田の多重コーラスを組み合わせてみました。やっぱりこの二人の個性あふれる歌声どうしのマッチングは絶妙だなと思います。
7. Melon Tea / 米米CLUB

『5 1/2』というアルバムは海外トラックダウンをしているのだけれど。普通だったら誰もやりそうにないところに行きたいなということで、ハワイのマウイ島へ(笑)。で、この曲のミックスしながらマウイのスタジオのアシスタントが“エルヴィス・プレスリーが日本で生きていたとは知らなかった…”と冗談飛ばしていたことを思い出します。
8. ア・ゲ・ハ / 米米CLUB

アコースティック・ギター2本とパーカッションのアンサンブルでカールスモーキー石井の歌声をサポートするというアプローチも、米米としては当時それなりの冒険でした。
9. オイオイオイ マドロスさん / 米米CLUB

で、ここからが1991年のアルバム『米米CLUB』から。歌謡曲の心を知り抜くカールスモーキー石井ならではの天才ぶりが存分に発揮された超名曲ではないか、と。ちなみに、ウクレレはぼくが弾いております(笑)。すんません。
10. 東京 Bay Side Club / 米米CLUB

往年の日活アクション映画のテイストすら感じさせる躍動的な1曲。普通にやれば普通にかっこいい曲なんだろうけど。そこはさすがのカルスモ先生。絶対、普通には終わらないんだよなぁ…(笑)。
11. パリジェンヌ ホレジェンヌ / 米米CLUB

かつて米米が女子大の文化祭ばかり回るというコンサート・ツアーをやったときに初披露された曲で。初めて聞いたとき、もう、これは天才! と大いに盛り上がったことを覚えてます。これとか、同じく『米米CLUB』に収録されている「二人のアンブレラ」とか、こんな曲を柔軟に、見事に、歌ってのけることができるのはやはりこの人しかいません。
12. ポイのポイのポイ / 米米CLUB

で、ラストもてっぺーでなければ絶対に表現できないこの極悪非道な1曲で。むちゃくちゃグルーヴしてます。脱帽です。

解説:萩原健太

石井竜也さんをゲストに迎えて(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第145回 萩原健太のotonanoラジオ#27

2020/04/07 公開

石井竜也さんをゲストに迎えて(その1)

今週のオンエア曲

石井竜也さんをゲストに迎えて(その1)

1.

石井竜也

SILENCE

『TOUCHABLE』2020年

石井竜也さんをゲストに迎えて(その1)

2.

米米CLUB

僕らのスーパーヒーロー

『GO FUNK』1988年

石井竜也さんをゲストに迎えて(その1)

3.

石井竜也

secret eyes

『TOUCHABLE』2020年

 萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#27

『スパイ・探偵・刑事ものミュージック』

▶ CLICK TO PLAY Apple Music, Spotify, LINE MUSIC

各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. ジェームズ・ボンドのテーマ / ジョン・バリー・オーケストラ

ゲストに迎えた“てっぺー”こと石井竜也の最新アルバム『TOUCHABLE』のアルバム前半が、いわゆる“スパイもの”に触発された世界観に貫かれているということで。今回のプレイリストのテーマは“スパイもの/探偵もの/刑事もの”です。まずはおなじみ、映画『007』シリーズのテーマ曲から。1962年にヒット。印象的なギターのフレーズを作ったのはモンティ・ノーマン。
2. ナポレオン・ソロのテーマ / ザ・ベンチャーズ

アメリカでは1964年から1968年まで、日本でも1965年から1970年まで、放送されていたスパイ・アクション・テレビ・ドラマの主題歌。ジェリー・ゴールドスミス作。ベンチャーズは1966年、テレビ・ドラマの主題歌ばかり集めたアルバム『バットマン』の収録曲のひとつとして発表。バックにコーラスを配してコンパクトな演奏を聞かせている。
3. 秘密諜報員 / ジョニー・リヴァース

イギリスのテレビ・ドラマ『デンジャー・マン』(アメリカでのタイトルは『シークレット・エージェント』)の主題歌。ヒット・メイカー、P・F・スローン&スティーヴ・バリのペンによるナンバーだ。日本では前曲のベンチャーズによる演奏ヴァージョンがおなじみだが、アメリカではこちらのヴォーカル・ヴァージョンが1966年に大ヒットした。
4. ピンク・パンサーのテーマ / ヘンリー・マンシーニ楽団

デヴィッド・ニーヴン演ずる怪盗ファントムとピーター・セラーズ演ずるパリ警察のクルーゾー警部との闘いをコメディタッチで描いた1963年の映画『ピンクの豹』を第1作とする一連の映画シリーズのために、ヘンリー・マンシーニが書き下ろした主題歌。マンシーニ自身のオーケストラの演奏で1964年に全米31位まで上昇した。
5. ピーター・ガン / デュアン・エディ

これもヘンリー・マンシーニ作。アメリカでは1958年から1961年まで、日本でも1961年に放映された私立探偵もののテレビ・ドラマ『ピーター・ガン』のテーマ曲だ。最初にヒットしたのはレイ・アンソニー楽団盤。続いて1960年、エレキ・ギターの太い低音弦の響きをフィーチャーしたロックンロール・アレンジでこのデュアン・エディ・ヴァージョンがヒットを記録した。80年代にアート・オヴ・ノイズもカヴァーしている。
6. 真夜中のバラード / レイ・チャールズ

シドニー・ポワチエ演じる黒人刑事とロッド・スタイガー演じる白人署長が人種差別渦巻くアメリカ南部で緊張感に満ちた殺人事件捜査に挑む1967年のクライム・サスペンス映画『夜の大捜査線』の主題歌。映画の音楽監督をつとめたクインシー・ジョーンズが作り、レイ・チャールズが歌ってヒットした。
7. スパイ大作戦のテーマ / ラロ・シフリン

ここからは、この種の映画音楽/ドラマ主題歌を手がけさせたら右に出る者なし、アルゼンチン出身の作曲家/編曲家/ピアニストであるラロ・シフリンの作品をいくつか。まずは1966年から1973年まで放映された人気テレビ・ドラマ『スパイ大作戦』のテーマ曲から。のちにトム・クルーズ主演でリメイクされた映画シリーズでもこの曲のアレンジ・ヴァージョンが使われていた。
8. ブリット / ラロ・シフリン

スティーヴ・マックイーン扮するサンフランシスコ市警察のブリット警部補の奮闘を描いた1968年の映画『ブリット』のテーマ曲。これもラロ・シフリンの代表作のひとつだ。この映画にはサンフランシスコの坂を活用したスリリングなカー・アクションなどもふんだんに盛り込まれており、日本でも『太陽にほえろ!』などに大きな影響を与えた。
9. ザ・キャット / ジミー・スミス

ラロ・シフリンの作品をもうひとつ。ルネ・クレマン監督、アラン・ドロンとジェーン・フォンダ主演による1964年のフランスの犯罪映画『危険がいっぱい』の挿入歌だ。ファンキーなプレイでおなじみ、ジャズ・オルガン奏者のジミー・スミスが映画音楽などを集めて制作した1964年のアルバムのタイトル・チューンでもある。当時、全米13位まで上昇するなど、ジャズとしては異例の大ヒット盤となった。
10. 諜報員00ソウル / エドウィン・スター

原題の読み方は“エージェント・ダブル・オー・ソウル”。1965年に007映画などのヒットに便乗して作られたお気楽なポップ・ソウル曲だ。全米21位まで上昇した。のちに「黒い戦争」のような強烈なメッセージ・ソングで全米ナンバーワンに輝くことになるエドウィン・スターも、初期はこんな曲を歌っていたのでした。嫌いじゃない(笑)。
11. エスピオナージ / グリーン・デイ

1997年、マイク・マイヤーズ主演で制作されたスパイもののパロディ映画『オースティン・パワーズ』のためにグリーン・デイがレコーディングしたインスト・ロックンロール。こちらも前出、ザ・ベンチャーズやデュアン・エディのような往年のギター・インストもののパロディのような仕上がりだ。かっこいい。
12. SILENCE / 石井 竜也

で、ラストはてっぺーのこの曲を。番組でも曲の後半部分をお届けしましたが、前半のほうでも、えんえんと3分くらいスパイ映画っぽい演奏を展開しているので、その辺をこちらのプレイリストでお楽しみいただければ、と。

解説:萩原健太

石井竜也さんをゲストに迎えて(その1)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!

第144回 萩原健太のotonanoラジオ#26

2020/03/31 公開

澤部渡(スカート)さんをゲストに迎えて(その2)

今週のオンエア曲

澤部渡(スカート)さんをゲストに迎えて(その2)

1.

スカート

CALL

『CALL』2016年

澤部渡(スカート)さんをゲストに迎えて(その2)

2.

スカート

静かな夜がいい

『20/20』2017年

澤部渡(スカート)さんをゲストに迎えて(その2)

3.

スカート

遠い空

『トワイライト」2019年

 萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#26

『コミック系イラスト・アルバム・ジャケットの名曲』

▶ CLICK TO PLAY Apple Music, Spotify, LINE MUSIC

各社ストリーミング事情によってリスト内容や表記が異なる可能性があります。予めご了承ください。

1. スパニッシュ・ムーン / リトル・フィート

番組内でも話題になった通り、スカートはいつもアルバム・ジャケットがイラストというか、漫画というか…。というわけで、今回は古今東西、コミックス系のイラストをアルバム・ジャケットにあしらった名盤を集めてプレイリストを作ってみました。まずはリトル・フィートのジャケを描き続けたことでおなじみ、ネオン・パークの作品。リトル・フィートの1974年作品『アメイジング!(Feats Don't Fail Me Now)』から、ヴァン・ダイク・パークスのプロデュース、タワー・オブ・パワー・ホーン・セクションがゲスト参加したこの曲を——。
2. シャンディ / キッス

のちに“エコ・シュールリアリスト”として名を馳せることになるヴィクター・スタビンが若き日、1980年に描いたアメコミ風のジャケットでおなじみ、キッスの『仮面の正体(Unmasked)』より。ポール・スタンレーがプロデューサー/ソングライターのヴィニ・ポンシアと共作したポップなナンバーだ。
3. ヒマの過ごし方 / スチャダラパー

しりあがり寿がジャケットのイラストを担当したスチャダラパー、1993年の名盤『WILD FANCY ALLIANCE』の収録曲。“ヒマを見つけてヒマを知れ/ヒマを生きぬく強さを持て/一生棒にふるぐらいのヒマとゆとりを持って進もう…”。いや、もう、おっしゃる通り! 脱力系Jヒップホップの名作です。
4. バーサ・バット・ブギー / ザ・ジミー・キャスター・バンチ

1972年に「原始穴居人(Troglodyte)」なるファンキーなノヴェルティR&Bで大当たりをとった直後、続く二番煎じシングル「類人猿(Luther the Anthropoid)」が大コケ。典型的な一発ヒット屋として歴史に埋もれるかと思われたものの、1975年になってめげずに三番煎じシングル、お尻が自慢の原始穴居人、バーサさんを主人公にした本曲で改めてチャートに復帰したジミー・キャスター・バンチ。ジャケットも捨て身っぽいです。
5. クール・シング / ソニック・ユース

英国の連続猟奇殺人事件の犯人であるイアン・ブレイディの共犯者の妹、モリーン・ヒンドレーとその夫デヴィッド・スミスの写真を下敷きに、レイモンド・ペティボーンが描いたクールなイラスト・ジャケットでおなじみ、ソニック・ユース、1990年のアルバム『GOO』より。パブリック・エナミーのチャックDもゲスト参加。
6. オンリー・ア・ノーザン・ソング / ビートルズ

1968年に公開されたビートルズのアニメ映画『イエロー・サブマリン』のサウンドトラック・アルバムのジャケットは、もちろん映画のイメージをそのまま流用したイラストだった。その中から、ジョージ・ハリスンが彼ならではのオリエンタル風味をまぶしたサイケデリック感覚を全開にしたこの曲を。
7. コンビネーション・オブ・ザ・ツー / ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニー

ジャニス・ジョプリンが在籍していたロック・バンド、ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニーが1968年にリリースしたセカンド・アルバムのオープニング・チューン。ジャケットは1960年代アンダーグラウンド・コミック運動の旗手としてもおなじみ、古典ブルース関連の再発アルバムのジャケットも多数手がけるロバート・クラムだ。
8. 朝 / はっぴいえんど

はっぴいえんどが1970年にリリースしたファースト・アルバム『はっぴいえんど』。ジャケットは矢吹申彦のディレクションの下、林静一のイラストと野上眞宏の写真をコラージュしたものだった。ここに大きく書かれた文字から、本作は通称“ゆでめん”と呼ばれている。そんなアルバムから細野晴臣のアコースティック・ギターが印象的な大滝詠一作品を。
9. イッツ・オール・ライト / ウィントン・ケリー・トリオ

ジャズものからも1枚。マイルス・デイヴィスとの活動でも知られるピアニスト、ウィントン・ケリーが1964年にリリースしたリーダー・アルバムのタイトル・チューンだ。カーティス・メイフィールド作、インプレッションズのヒット曲をジャズ・インスト化したファンキーな作品だ。ポップなアルバム・ジャケットも印象的。
10. 挑戦 / ゴリラズ

ブラーのデーモン・アルバーンが『タンク・ガール』などの作者としておなじみ、コミック・アーティストのジェイミー・ヒューレットとタッグを組んだヴァーチャルな覆面バンド“ゴリラズ”。2005年にリリースされたセカンド・アルバム『デーモン・デイズ』より。ジャケットはもちろんヒューレットによるもの。
11. チャーリー・ブラウンという名の少年 / ロッド・マッケン

日本では『スヌーピーとチャーリー』というタイトルで公開された1969年のアニメ映画『A Boy Named Charlie Brown』のために、詩人としてもおなじみ、ロッド・マッケンがが書いた曲を集めたアルバム。これまた当然のごとく、スヌーピーの作者、チャールズ・M・シュルツのコミックがジャケットに使われています。“小さな子供にしかできない魔法なのかもしれない/でも、チャーリーが微笑むのを見ていると/ちょっとだけ立ち止まって/自分が自分らしくいられてよかったと思えるはずさ”という歌詞が泣けます。
12. ハローと言いたい / スカート

そして、最後はゲストにお迎えしたスカートのアルバム『トワイライト』からのこの曲を。

解説:萩原健太

澤部渡(スカート)さんをゲストに迎えて(その2)

●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。 早川書房に入社後、 フリーに。 TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。 テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。 また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。 主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、 憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、 自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。

Kenta's...Nothing But Pop!