ジャズメガネのセンチなジャズの旅

21.「ココズ・ブルース/和田直カルテット&セクステット」1972年録音
21.「ココズ・ブルース/和田直カルテット&セクステット」1972年録音

  これも高校生の時知った。黄色一面のジャケットに驚いたものだった。名前も聞いたことがないギタリストのリーダー・アルバムなのに、モノクロの人物に黄色一色の地というブルーノート的な作りのジャケットにひどく魅せられてしまったのだ。ジャケット裏にはリズム・セクションとして当時渡辺貞夫グループで知っていた本田竹曠らの名前があった。これはきっと良いに違いない! と音は聞かないけれど思った。

  発売された当時は買わなかった。いや、買えなかった。手に入ったのは大学生の時か、会社に入ってから。音は高校生の時のイメージ通り、黒く、太く、スウィングしていた。それ以来の愛聴盤だ。

  ケイコ・リーさんの録音にもゲストで来ていただいた。和田さんのFacebookから彼のプロフィールを紹介します。素敵です!

  「70年間ギターを弾いてきました。僕の真情を一番 理解してくれるのはギターでしょう。この世を旅立つまで そばに居ます!」

text & cut by Kozo Watanabe

和田直さんFacebookはこちらから