アーカイヴ配信スペシャル 伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第117回「BUZZ」特集その2~復活を期待してます編~
ゲスト:BUZZ(小出博志、東郷昌和)
2015/07/31 配信

放送後記 from 能地祐子  先週に引き続き、BUZZの小出博志さんと東郷昌和さんをゲストにお迎えしてのトーク&ライブをお届けします。先週は、あの名曲「ケンとメリー~愛と風のように~」をBUZZ+伊藤銀次のスペシャル・ライブ・バージョンでお聴きいただき大好評でしたが。今週は、ポップス・マニアの皆さんもビックリするに違いない激レア名曲のセッションが実現しました。1975年のヒット・シングル「はつかり5号」のB面に収録されていた「サマー・ビーチ・ガール」(作詞:竜真知子/作曲:高橋幸宏)。レコーディングでは銀次さんがギターを弾かれていたそうですが、この曲を一緒にライブ演奏するのは今回が初だとか。ビーチ・ボーイズ・スタイルのコーラスが小粋なサーフ・ポップ、ご堪能ください。

 今回、この「サマー・ビーチ・ガール」を選んだのは、もちろん猛暑の季節にぴったりな爽やかなナンバーだから……というのもありますが。実はこの曲、BUZZのおふたりと銀次さんとの出会いに深ーく関係しているのです。東郷さんと銀次さんの絶妙コンビ(?)はすでに番組でもすっかりおなじみですが、銀次さんと知り会ったのは意外にも小出さんのほうが先だったんですね。今回は、若き日のお三方の出会いのお話などもたっぷり伺いましたよ。偶然から生まれた出会いが、こうして何十年も続いてゆくって素敵ですね。

 前回の番組でもお知らせしましたが、今年8月22日の長野県・飯田“Space Tama”でのライブを最後にBUZZはデュオとしての活動をしばし休止されます。今回、その理由についても東郷さん、小出さんはとても率直なお気持ちを話してくださいました。残念なことではありますが、おふたりがBUZZという音楽に対して本当に厳しい姿勢と深いこだわりをもって活動されてきて、そういった思いゆえの前向きな決断だということがリスナーのみなさまにも伝わったのではないでしょうか。お話を伺いながら、これまでのBUZZの作品をあらためて聴いてみたいと思いました。幸い、番組でもご紹介しているように過去BUZZ作品と個々のソロ作のリイシューが続いております。ファンの方々はもちろん、この番組でBUZZの魅力を知ったという方もぜひチェックしてみてくださいね。8月の飯田ライブ、そして銀次さんも参加される9月11日の東郷さんソロ・ライブの詳細については、番組ページおよび《BUZZ公認HP~refrain~》をご覧ください。

 番組では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、お聞きになってのご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でもけっこうです。よろしくお願いします。みなさまの声が銀次さん、スタッフ一同の励みになります! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。

 お三方の出会った1975年の音楽シーンのお話、日本語のロック・ファンの方々にはたまらないものがあったと思いますが。なんと、次回も1975年の東京への時間旅行が続きますよ。このたびリリースされるシュガーベイブ『SONGS』の40周年盤リリースを記念して、シュガーベイブのオリジナル・メンバーであり、もちろん長年にわたる銀次さんのギタリスト仲間で盟友である村松邦男さんが遊びに来てくださいます! はい、もちろんギターを持って遊びに来てくださいます! どうぞお楽しみに!


●次回予告
2015年8月7日更新予定
第118回「シュガー・ベイブ」特集その1
~僕の目で見るシュガー・ベイブですけど編~
ゲスト:村松邦男

出演者プロフィール

伊藤銀次
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST~40th Anniversary Edition~』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
RIO
RIO(リオ)
1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
--アーカイブ配信 パーソナリティ紹介--
土橋一夫(どばし かずお)
テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。

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