アーカイヴ配信スペシャル 伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第39回「特別番組:永遠のナイアガラ・サウンド」~大瀧詠一さん、ありがとう~ その1
2014/01/24 配信

第39回「特別番組:永遠のナイアガラ・サウンド」放送後記 from 土橋一夫

「POP FILE RETURNS」第39回放送、お楽しみ頂けましたか?

今回は急遽予定を変更しまして、昨年12月30日に急逝された大瀧詠一さん追悼特別番組の前編をお送り致しました。

楽しいことが大好きだった大瀧さんですので、この放送でもできるだけ明るく大瀧さんとの思い出を振り返ってみました。

なお1曲目にお届けした「君は天然色」は、ここでもお伝えしましたとおり今年1月3日に吉祥寺で行われた杉真理さんを中心としたライヴ・イヴェント「吉祥寺の杉まつり」で演奏されましたが、その際にはこのアルバム・ヴァージョンを完コピーしたもの(冒頭の音合わせからカウントまでコピーしました!)でしたので、今回も敢えて『ロング・バケイション』に収録のアルバム・ヴァージョンをお届け致しました。

大瀧さんとの出会った1970年代初頭の思い出に始まり、初めてはっぴいえんどのレコードを耳にした時の日本語のロックの衝撃、1stアルバム『大瀧詠一』を聴いてごまのはえのプロデュースを依頼したこと、そしてごまのはえの前身のグラス・ブレイン時代に黒テント公演の打ち上げで細野晴臣さんに絡んだ話、「春一番」コンサートで1回限りの5人編成のはっぴいえんど(細野さんがギターで、ベースとして野地義行さんが参加)を目撃したこと、有名な「10円シングル事件」のことなどなど、銀次さんならではの本当に貴重なエピソードが続きました。

今回と次回の放送をお聞き頂ければ、特に1970年代のはっぴいえんど~ナイアガラ前期の空気感を掴んで頂けるのではないかと思います。

そしてこれを聴いて興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非大瀧さんのこれまでの作品と共に、そのバックボーンにある洋楽や日本の歌謡曲などにも推測を働かせ、聴いていただけたらと思います。


改めまして、これまでの大瀧詠一さんの活動に感謝を申し上げますと共に、謹んで哀悼の意を表します。


この番組では、リスナーの皆様からのご意見やご要望をお待ちしておりますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。

今回の追悼特別番組を聞いてのご感想、また通常回のトークのテーマも募集しております。

過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(スマートフォンにも対応しております)。

なお次回は追悼特別番組の後編をお送り致します。

出演者プロフィール

伊藤銀次
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST~40th Anniversary Edition~』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
RIO
RIO(リオ)
1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
--アーカイブ配信 パーソナリティ紹介--
土橋一夫(どばし かずお)
テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。

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