アーカイヴ配信スペシャル 伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第96回「Barry /佐藤善雄」特集その1~国民的ベースボーカリスト登場編~
ゲスト:佐藤善雄
2015/03/06 配信

放送後記 from 能地祐子  昨年末、この番組で大滝詠一さんのベスト盤『Best Always』を特集した時に、大滝さんがカラオケでフランク永井を歌われた……という話題になり、銀次さんが「フランクさんといえばね……」と、山下達郎さんがプロデュースしたフランクさんのシングル「WOMAN」のB面曲である「愛のセレナーデ」にまつわるエピソードを話してくれました。若き日の銀次さんと達郎さんとで、キングトーンズに歌ってもらえたらいいね……というイメージで書いた3曲のうちのひとつが「愛のセレナーデ」。残りの2曲はご存じのように、シュガーベイブでおなじみとなりましたが。この「愛のセレナーデ」はフランク永井さんのシングルでようやく日の目を見たものの、長らく“幻の名曲”として知る人ぞ知る存在だったのです。ところが、21世紀になった今、この曲がひとりの“新人歌手”によって再び脚光を浴びることになったのです……。
 その“新人歌手”とは……今週、来週の2回にわたりゲストにお迎えしたラッツ&スターの国民的ベース・ボーカルであり、常に果敢なフロンティア精神あふれる作品を世に送り出してきたレコード会社の社長さんでもある佐藤善雄さんです。このたび“BARRY SATO”の名で初のソロ・アルバムを発表した佐藤さん、そのアルバムで「愛のセレナーデ」をカヴァーされています。今週はこのソロ・アルバムのお話を中心に、「愛のセレナーデ」との出会いやレコーディング前に銀次さんと交わしたやりとりなど、番組ならではの秘話も満載でお届けします。歌には命があって、作者や歌い手のもとを離れてもずっと旅をして、いつか戻るべきところに戻ってくるのかな……と、ちょっと不思議な気持ちにすらなるエピソードも。お聞きのがしなく。

 《銀次のオススメ》でも、せっかく佐藤さんが来てくださっているのでオールディーズ系カタログをご紹介。『ゴールデン・ジュークボックス~永遠のポピュラー・ヒッツ』は通販限定BOXですが、オールディーズ全集としては珍しく70年代モノも数多く収録されているということで人気上昇中。時代感としては、まさに銀次さんや佐藤さん世代の“青春時代”ですね。佐藤さんも「タイトルに“ゴールデン”ってついているだけで、楽しくなってきますよね」とニコニコしながらインデックスをご覧になっていました。

 番組では引き続き、みなさまからのメッセージをお待ちしております。お聞きになっての感想、こんなゲストを呼んで欲しい、アンコール放送のご希望などなど、このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。また、全国津々浦々と旅して回る銀次さんのライブをご覧になった感想など、目撃情報(笑)もぜひお寄せください。よかったら、もうすぐ100回を迎える番組へのお祝いメッセージなどもお願いします!

出演者プロフィール

伊藤銀次
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST~40th Anniversary Edition~』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
RIO
RIO(リオ)
1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
--アーカイブ配信 パーソナリティ紹介--
土橋一夫(どばし かずお)
テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。

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