OTONANO ~大人の、音ナノ~

「キューバ公演は純粋に素晴らしかったよ。途轍もない時間だった。見渡す限り広大な人の波なんだ。観衆からの熱狂の嵐を感じてもらえるはずだよ。僕にとっては突出した出来事だったんだ」ミック・ジャガー

「太陽があって、月があり、星があって、ザ・ローリング・ストーンズがいたんだ。キューバがついに思い切り楽しむ機会を見るのは特別なもんだったよ。ハバナの夜は忘れることはないだろうね」キース・リチャーズ

結成50年を経てもなお転がり続ける最強のロック・バンド、ザ・ローリング・ストーンズ!

2013年、結成50周年を迎え、2016年12月2日には11年ぶりとなるスタジオ録音のニュー・アルバム『ブルー&ロンサム』をリリースするザ・ローリング・ストーンズ(以下ストーンズと省略)。2016年9月にトロント国際映画祭でプレミア上映され、音楽の歴史を変えた瞬間を捉えた映像として世界的な話題となったドキュメンタリー・フィルム『ストーンズ オレ!オレ!オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』でも、半世紀の歴史を経てなおも転がり続ける現代最強のロック・バンドとしての存在感をまざまざと見せつけてくれた。この作品が2016年11月30日に全国16都道府県19劇場にて一夜限りの劇場上映が行われたのに続き、年明け2017年1月4日(水)にはZepp DiverCity[東京]とZepp Namba[大阪]にて、この作品と、同年の中南米ツアー最終日となったキューバ公演の模様を収めたライヴ映画『ハバナ・ムーン ストーンズ・ライヴ・イン・キューバ2016』の1日限りの新春豪華2本立て上映が決定した。

 

伝説の2013年ハイドパーク・コンサートを撮影したチームによるハイ・クオリティな映像!

ドキュメンタリー・フィルム『ストーンズ オレ!オレ!オレ!ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』は、2013年に英ハイドパークで行われたストーンズ50周年のライヴ映像を撮影したポール・ダグデイル監督率いる製作チームが、2016年2~3月にかけて行われたチリ、アルゼンチン、ブラジル、ペルー、ウルグアイ、メキシコ、コロンビア、キューバを回る中南米ツアーを追いかけており、そのクライマックスとなるハバナでのフリー・コンサートを仕上げていく舞台裏も部分的にフィーチャーしている。

 

オバマ大統領もストーンズの前座!? 120万人(!)の観衆を集めたキューバ公演!

そして、ライヴ映画『ハバナ・ムーン ストーンズ・ライヴ・イン・キューバ2016』は、2016年3月25日、中南米ツアーの最終公演の地首都ハバナにある屋外スポーツ複合施設にて約120万人にもおよぶ大観衆を前に行われたフリー・コンサートの模様を収めた作品。ストーンズにとってこの日が初のキューバ公演となる。さかのぼること3月20日、オバマ大統領が、米大統領としては実に88年ぶりにキューバを訪問した。冷戦時代の対立から一転、2015年月に54年ぶりにアメリカとの国交が回復したことを受け実現したと言っても過言ではないこのストーンズのキューバ公演は、両国の新たな時代の幕開けを印象づけさせ、奇しくもその直前となったオバマ米大統領のキューバ訪問は、「ストーンズの前座」とも言われた。反政権的であったり、異分子的な音楽であるロックやポップ・ミュージックを長年にわたって禁止してきたキューバにとってまさしく歴史的なライヴとなり、世界各国でセンセーショナルなニュースとして取り上げられた。この日のステージは「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」で幕を開け、120万人のオーディエンスを前に名曲18曲(映画はそのうちの13曲を収録)、約2時間におよぶパフォーマンスを披露している。「ホンキー・トンク・ウィメン」「ギミー・シェルター」「ブラウン・シュガー」「サティスファクション」等ストーンズの歴史を彩る数々の名曲たちは、キューバのロックンロール・ファンを大いに沸かせた。この作品も2016年9月23日(金)に全世界1000館以上の劇場にて一夜限りのプレミア上映され、ストーンズの音楽がキューバの歴史を変えた瞬間を捉えた映画として各国で称賛された。

 

ドキュメンタリーとライヴ映像を“ライヴ絶響上映”で疑似体験できるメモリアルでプレミアムなイベント!

ドキュメンタリー・フィルム『ストーンズ オレ!オレ!オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』は、まさしくライヴ映画『ハバナ・ムーン ストーンズ・ライヴ・イン・キューバ2016』へ行きつく全貌が明らかになる姉妹作であり、この2つの映画を連続して観ることでひとつの作品となると言っていいだろう。その連続上映企画が新春1月4日(水)に決定した。これは全世界でも初の試みであり、また、それをZepp DiverCity[東京]とZepp Namba[大阪]にて「ライヴを疑似体験できる」と定評の“ライヴ絶響上映”で上映されるとあって、ストーンズ・ライヴ原体験者はもちろんのこと、未体験の音楽ファンにとってもメモリアルで、かつプレミアムなイベントとなりそうだ。『最新のライヴが、俺たちのベスト・ライヴ!』と人類最強の4人が断言するように、ストーンズのベスト・ライヴをZEPPで疑似体験しよう!

新春豪華二本立て上映イベントのスペシャルゲスト!

新春豪華二本立て上映イベントのゲストとして、日本人唯一のストーンズ・オフィシャル・フォトグラファーである有賀幹夫さんのご登壇が決定。ホスト役に音楽評論家の大鷹俊一さんを迎え、スペシャル・トーク・セッションが行われる(Zepp DiverCity(東京)のみ)。お二人にとってのこのキューバ公演と2作の映像作品に関する見解は勿論のこと、ストーンズの最新ネタから秘蔵ネタまで、2017年新春からロックンロールな話が聴けそうだ(登壇は、1本目と2本目の間を予定しております)。

有賀幹夫(ありが・みきお)

1960年、東京都生まれ。80年代中頃から音楽関係を中心に撮影を始め、アルバム・カバー、ツアー・パンフレットなどに写真を提供。90年から日本人唯一のザ・ローリング・ストーンズのオフィシャル・フォトグラファーとなり、以降95年、98年、2003年、2006年と5度の来日公演も撮影している。これらをまとめた公認ライヴ写真集『ザ・ローリング・ストーンズLIVE ALBUM 1990-2006』(ミュージック・マガジン)を2007年に刊行。現在もザ・ローリング・ストーンズのオフィシャル・フォトグラファーとして26年に渡り活動しているほか、忌野清志郎やザ・イエロー・モンキー等々ミュージシャンを始め様々な被写体の“最高の瞬間”を撮影し続けている。