アメリカ ジャズ界注目のL.A.在住ピアニスト・コンポーザー

HIROE SEKINE 関根 弘江

「ONE WORLD ONE SUN」

日本デビューアルバム 2017年3月29日発売

「ONE WORLD ONE SUN」
品番:MHCL-2683
価格:¥2,000+税
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L.A.在住のジャズピアニスト・作編曲家、関根弘江は、日本でさまざまな音楽活動を経て、1993年にカリフォルニアに移住、USC(南カリフォルニア大学)音楽学部ジャズ科を卒業後、2010年デビューアルバム「A-ME(雨)」をリリース。

関根 弘江

このアルバムはグラミーを二回受賞したイエロージャケッツのキーボーディスト、ラッセル・フェランテのプロデュースで、アメリカのジャズ専門サイト「All About Jazz」で、メインストリーム&モダンジャズ分野において、2010年発売のCDの中からベスト25のひとつに選出された。2012年に発表された「After the Rainfall」は再びフェランテによってプロデュース。このアルバムでは関根弘江の歌唱力も大きく注目された。

関根 弘江

そんな関根弘江の3rd Albumがいよいよ日本メジャーリリース。今作「ONE WORLD ONE SUN」は、日本、沖縄、スペイン、アイルランド、カリブ海、モロッコ、インドネシア、インド、ペルー、ハワイなど、彼女自身が旅して出会った世界の民族音楽の要素と音階、そして民族楽器を取り入れ、それらとジャズを融合させた全自作曲の意欲的なアルバム。既にアメリカで発売されている1st&2nd Album同様ラッセル・フェランテのプロデュースで、今作の収録曲タイトルはそれぞれ太陽や日の光にちなんで命名されている。

伝統音楽と弘江のジャズの感性を巧みにブレンドして非常にユニークで個性的、それでいて世界を旅しているような心地よいアルバムとなっている。アメリカでは既に注目されている彼女の日本デビューアルバムが遂に満を持して発売される。

収録曲

  • 01. Nippon Barre(ニッポン バレ) 日本の音階と楽器を使用した「日本晴れ」は爽快でダイナミックなオープニング。津軽三昧線の上妻宏光、安土桃山時代から続く能管奏者の家系の伝承者 一噌幸宏、日本ジャズ界をリードするサックス奏者のひとり近藤和彦、そして弘江のピアノ、それぞれのエキサイティングなソロを経てクライマックスへと盛り上がりをみせる。
  • 02. Brillo del Sol(ブリリョ デル ソル) フラメンコスタイルの「ブリロ・デル・ソル(太陽の光)」は、スペイン人アントニオ・デ・へレスのパルマ(手拍子)によってサポートされた弘江のピアノとアレックス・アクーニヤのカホンの燃えるようなコール&レスポンスが印象的な一曲。「チック・コリアは、『スペイン』でフラメンコとジャズの融合に成功しましたが、わたしは別のやり方で全く新しいスペインとジャズのコラボレーションを作ることができたと思います。」と弘江は語る。
  • 03. Sunshine(サンシャイン) カリブ海のレゲエリズムに乗った「サンシャイン(日光)」では、スチールドラムの名手アンディ・ナレルが軽快なメロディーとソロを演奏し、プロデューサーのフェランテもメロディカですばらしいソロを披露。「アンディ・ナレルがスチールドラムのパートを録音したとき、偶然にマイクがバックグラウンドで虫の音を拾いました。ラッセルはすぐさま『これ使おう!』といい、できあがった曲はたしかに上品にカリブ海的な雰囲気をだすことができたと思います。」
  • 04. Soorya Kaa Prakaasha(ソーリャ カー プラカーシャ) インドへの弘江の頒歌は、「Soorya Kaa Prakaasha(日の光)」となり、タブラとシタールが時に幻想的な、時にダイナミックな流れを作り出している。「インドは非常に特徴的で強い文化があり、シタールはその音楽的象徴としてよく知られている楽器です。それをジャズとブレンドさせることによって、非常にユニークな楽曲になったと思います。」
  • 05. Tidanu Hikari(ディーダヌ ヒカリ) 美しいワルツ「てぃ-だぬひかり(日のひかり)」は弘江の沖縄への賛歌として、沖縄三線の碧井かおりを迎え、アースキンの軽いタッチのリズムによって流れていく。
  • 06. La Greine(ラ グレーン) アイルランドらしさがあふれる「La Greine(サニーデイ)」。エリック・リグラーによるイリアン・パイプ(バグ・パイプの一種)から始まり、弘江のピアノとヴァイオリニスト、チャーリー・ビシャレットが、アイリッシュダンスからアップテンポスウィングへと巧みに移行する。「アイルランドの音楽は特殊なリズミカルなキャラクターを持っていますが、ジャズに非常によく溶け込むだろうと思いました。それがうまく出せたと思います」と弘江は説明している。
  • 07. Sinar Matahari(シナール マタハリ) 「シナールマタハリ(日光)」は、エキゾチックなバリの伝統的な楽器ゲンダーとレヨングで、UCLAの民族楽器教授ジェフ・デントがフィーチャーされている。弘江は「夫と私はバリ島の打楽器の音が大好きで、バリ島に旅行し実際にその演奏法を学びました。ですからパリ島の曲をこのCDに入れるのは最初から決まったようなものでした。」と語っている。
  • 08. Alshashams(アルシュ シュムス) モロッコ音階のドラマティックでかつ神秘的な曲「Alshshams(日)」は、ディミトリス・マハリスによるモロッコの弦楽器ウードのルバートソロではじまり、マイケル・ヴァレリオのフレットレスベースによってアップテンポへと導かれ、アレックス・アクーニヤの打楽器ダルブッカがさらにこのトラックにエキゾチックな雰囲気をかもしだしている。
  • 09. Pukana La(プラナ カ) 穏やかなバラード「Pukana La(日の出)」はハワイの日の出への弘江の優しい賛歌で、ウクレレにL.A.のジャズギター奏者ラリー・クーンスがリリカルなソロを演奏している。
  • 10. Soleado(ソレアド) そしてこの豊かな世界の音楽紀行は、「ソレアド(晴天)」の明るい調子で、サンポーニャ(パンフルート)奏者の工ドガー・ベラとボンボのアレックス・アクーニャというふたりのペルー人をフィーチャーしたペルーへの頒歌で閉じる。

HIROE SEKINE(関根弘江)

HIROE SEKINE(関根弘江)

群馬県桐生市出身。1993年ジャズを学ぶため渡米。南カリフォルニア大学(USC)音楽学部ジャズ 科を卒業し、現在ロサンゼルス在住。ジャズクラブなどで活躍中。2010年に、イエロージャケッツ のキーボーディスト、ラッセル・フェランテのプロデュースによりデビューアルバム「A-ME(雨)」 をリリース。2作目は2012年、再びフェランテのプロデュースによって「After the Rainfall」を 発表。耳に心地よくセンス良い曲を作ることにこだわり、2015年の全米作曲者コンペティションで は、ジャズ部門においてファイナリストに選ばれた実力派ピアニスト・コンポーザー。


LIVEスケジュール

5月19日@JZ Brat(渋谷)、5月20日@KAMOME(横浜)、5月21日@Village(桐生)他

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